あいあいのひとりごと

ローマ在住あいあいの暇つぶし日記。

マットレス預金

2011-11-18 22:45:49 | ローマの平日
ここのところテレビをつけると必ずイタリアの経済危機について話しています。日本のニュースでも、イタリアはどうなってしまうんだろうという深刻さを伝えているようで、日本からも「イタリア大変そう」的なメールなどをいただきます。そういう日本も、実際どこまでイタリアよりマシと言えるのか・・・のようですが、表面はイタリアの問題はかなり深刻に見えますね。経済のしくみにはどうも疎くって、話題にするリスクは避けたいと思いますが、この間友人から、ギリシャでは銀行を信用しないタンス預金を始める人が増え始め、セキュリティのしっかりしたドアが物凄い勢いで売れているという話を聞きました。

ところで、この日本でいうタンス預金ですが、どうもイタリアでも話題にあがってきているようです。確かに銀行の預金への心配というのはまず頭に思い浮かぶことでしょうね。そこでテレビのニュースを見ていて気づいたのは、イタリアではマットレスの下に入れるという表現をするようです。その上に寝るので一番安心ということですね。後で他のイタリア人にも確認済みですが、なんかイタリア人らしいかなて思ったり。床(敷石)の下の人もいるようですが。

話は変わり今度の新しいイタリアの首相はマリオ・モンティ氏ですね。Mario Montiと書きますが、誰かがMari o Montiと書いているのを見てから、どこでその名前を聞いても、Mari o Montiに聞こえて仕方がありません。イタリア料理にSupagehtti ai Mare e Montiというのがあって、Mareは海のもの、Montiは山のもの、間にあるeは英語でいうところのand です。つまり海のもの(エビとかイカとかシーフードですね)と山のもの(キノコなど)のミックスパスタです。oは英語でいうところのorなので、Mari o Montiはまるで海鮮か山菜を選んでくださいパスタのようで、誰が書いたのか知りませんがおもしろいなあとそれから頭にインプットされてしまいました。

いずれにしても、Monti首相には頑張っていただきたいものです。いくら優秀な方でも、課された課題はかなり難しいでしょう。それでも皆がマットレス預金を始めたら、泥棒も増えそうで考えただけでも恐ろしいです。




全然関係のない写真ですが、素敵な本屋さんを見つけたので撮影しました。ドアに書かれているAntica Libreria、英語ではアンティーク・ブックショップです。正にそんな感じの本屋さんですね。(確かナヴォナ広場の近くでした。)

秋色のボルゲーゼ公園

2011-11-18 00:26:07 | ローマ de ウォーキング 
ローマはにはウォーキングにはもってこいの大きな公園がいくつかありますが、ボルゲーゼ公園も家から近ければしょっちゅう歩きたい素敵な公園です。どうも自宅からここまで行くとなると、ちょっとした外出になってしまうので、車で送ってもらえる機会があれば行くという頻度でしか行くことがないのが現状です。

さて、今回はボルゲーゼ公園の中にあるCasa di Cinema、つまり映画館というか、映画イベントが催されるところで何か映画フェスティバルなるものが催されているということで行くことになりました。(無料!)ウォーキングがメインの目的で、ついでに映画も見ようという話で出かけたのですが、到着するとすぐに上映の映画があり、それを見てしまうと暗いなかのウォーキングになってしまうし、何が目的で来たかというと歩くことじゃないかと思いおこし、結局映画は諦め、広いボルゲーゼ公園の散歩になりました。

ボルゲーゼ公園の中には、このCasa di Cinemaだけでなく、有名はボルゲーゼ美術館やその他にも小さな美術館がいくつかあり、動物園もあり、素敵なバールもあり・・・と人出は結構多い公園です。貸し自転車もあり、普通の自転車、2人乗り、4人乗りと、種類もいろいろあって、ぼやぼやしていると轢かれそうな交通量だったりします。

いつもはボルゲーゼ美術館やこのCasa di Cinemaのある辺りにいることが多いのですが、今日はボルゲーゼ公園の中の池まで行きつきました。



あ~、ちょっと秋らしい風景。
日本の秋は、木々の紅葉から感じられていましたが、ローマではあまり紅葉を意識することがありません。日本に比べると少ないこともあるでしょうし、それに紅葉を見に行こうなんてそういう意識とか習慣がないのでしょうね。
夏が終わると秋をあまり感じずに冬が来るなあと毎年思っていましたが、ちょっと秋を感じられて嬉しくなり写真を撮りました。




池には鴨がたくさん。

ストレスの多い町ですが、都会の中の自然に癒されています。

ちょっと歩きますが、地下鉄A線のSpagnaかFlaminioから行かれます。