あいあいのひとりごと

ローマ在住あいあいの暇つぶし日記。

イタリア軍の日

2008-11-10 10:10:37 | ローマの休日
今日は夜ポポロ広場でアンドレア・ボチェッリのフリーコンサートがあると聞いていたので前から行く予定にしていました。それと何の関係があるのか、ダニィに4時半からやはりポポロ広場で航空ショーのようなものもあるらしいから見に行けばと言われていました。航空ショーと言っても、ダニィの言い方では三色の飛行雲でイタリア国旗を作る程度のもののように思えたので、前にもそんなのは見たし、コンサートだけでいいかなとパス。

現地に行ってみてわかったのですが、本日はイタリア軍の日で、そのイベントが一日行われていたようなのです。そのイベントの最後を飾るものとしてのコンサートだったわけです。わかっていれば早くから来て、他の催しも見たのに・・・。国旗を手にした人々が大勢いて、ダニィは「右翼系のお祭りのようなものだよ」と言っていました。

広場は人でいっぱいでしたが、真ん中のオベリスクが少々邪魔ではあるものの、遠くからでもステージは結構よく見えました。
カメラが良くないので、こんな風にしか撮れませんでしたが・・・(本当は腕のせい???)






アンドレア・ボチェッリの他に二人の女性歌手、軍の楽隊、プラハからのオーケストラ、そしてバレリーナたちによるステージでした。
日本でいわゆるカンツォーネと呼ばれているナポリ民謡が主で、知っている歌が多かったのも良かったです。
前日にアメリカ人の友人に「アンドレア・ボチェッリのフリーコンサートがある」と話したら、「え~私はボストンで彼のコンサートに100ドル以上払ったわよ!」と驚いていました。
確かにただで聞くのは申し訳ないほどの素晴らしいお声。

夜のポポロ広場。




私はオベリスクの下あたりにいました。なかなか立派なオベリスクでしょ。


久々にイタリアながらの素敵な夕べを味わいましたが、野外コンサートには寒い季節になりました。
そうそうアンドレア・ボチェッリを生で拝見するのは実はこれが二回目です。(自慢?)
ヴァチカンのサンピエトロ寺院では日曜の夕方のミサが聖歌隊付きで、外国からの聖歌隊などがやってきて歌うので、ちょっとしたコンサートのようです。そんなわけで以前は時々歌を聞きに行っていました。ある時、歌ではなく、そのミサを受けにボチェッリさんが来ていました。

Sorry, Mr.Obama

2008-11-10 09:12:31 | ローマの平日
次の米国大統領に対して「日焼けしていてかっこいい」・・・なんとも呆れた一言。ベルルスコーニ首相に失言が多いことは有名らしいですが、そんな首相の国に住んでいる者としては、こちらまで恥ずかしくなりますね。おまけにその失言に対して攻撃されると、自分は賛辞のつもりで言っただけ、そんなユーモアのセンスがわからない者こそがバカだと言い返したとか。ああ間抜け。こんな発言がユーモアのセンスとは、首相はご自身の品を下げただけ。一国の首相の公の言葉は、自分の言葉だけで留まらないことの認識もないのかしら。
これから7年もこの方がイタリアの首相かと思うと、近々イタリアは先進国首脳会議にも登場しなくなるのではないでしょうか・・・。先が不安です。

ところで、この一件にベルルスコーニ首相へ非難する人々の写真が新聞に出ていました。


掲げている英語の文がおもしろかったです。
"Why USA has Obama and we have Berlusconi??"
"In Italy we have a dangerous virus...Berlusconi!!! Sorry, Mr. President"
"Silvio is not my president."
etc.,etc.

ところでオバマ氏はさっそく他の国々の首脳方に電話連絡をいれているのですが、最初に連絡した国々の中にイタリアはありませんでした。日本の麻生首相は確か5番目以内に入っていたんじゃないですか。ベルルさんはこういうことにはかなり悔しい思いをする方のようで、それを知っている国民も「ああ、今頃悔しがっているよ」と笑いものにしているのも、なんだか変な感じです。

首相にしろ、危機感のない国民にしろ、将来の不安なお国であります・・・。