あいあいのひとりごと

ローマ在住あいあいの暇つぶし日記。

誕生日 続編

2008-09-23 02:54:06 | ローマの休日
翌日に日本行きが待っていましたが、誕生日ということで以前より気になっていたラッチオ州とトスカーナ州のちょうど境目あたりにあるIl Giardino dei Tarocchiに連れて行ってもらいました。Tarocchiというのはタロットカードのことで、つまりタロット公園という意味になります。

腹が減ってはなんとやら、近くのCapalbioという小さな町(というか村)でダニィがネットで見つけたお店でまずは昼食。

Capalbioは城壁に囲まれた丘の上の町です。


"Osteria Bruschetteria Al Pozzo"というお店。(住所Via Vittorio Emanuele, 17 小さい町なので全てのレストランがここに集まっている状況。迷いようがありません。)


さて何を食べよう・・・


この地域は猪の肉が名物なのだそう。手打ちパスタ情報もあったので、猪の入ったソースのパスタにしようかと思いましたが、いつもパスタではつまらないので、セコンドピアットから猪の料理を選びました。ありがちなトマトソースのお料理でしたが、トマトソースも作られ方によってお味はかなり違いますよね。美味しかったです。


肉を食さないダニィはなんだかありがちなパスタ料理を選んでいたようですが、私の記憶にはもはやなし。ただダニィの満足顔は記憶に残っています。

そしてつけあわせは、ナス、キノコ、チーズを揚げたようなお料理。写真がボケてしまいましたが。


デザートも色々ありましたが、どうやらこのお店はホームメードのクロスタータがおすすめらしい。何かと食べる機会の多いクロスタータは私にはあまり興味がなかったのですが、ダニィはクロスタータが大好き。2種類の味を試させてあげようと今回は私が妥協。私はチェリーとナッツ、ダニィはイチジクのクロスタータを注文。

さて、目的のタロット公園です。


タロットカードをテーマにした造形物が迎えてくれます。ちょっとガウディを思い出させられるような作品です。


フランス人のNiki de Saint Phalleという彫刻家が、自然の中に自分の作品を残そうと作った野外美術館なのです。オルビエートに住んでいましたが、あまりに観光地化しすぎたため、まだまだ田舎のこの地を気に入り移ってきたということです。確かにアクセスも悪いし、入場料集めが目的ではないのでしょう、1年に4月から10月までしか開いていません。そしてその期間も14時半から19時半しか開いていません。詳しくはこちら



こんなお家はいかが?これは居間ですが、キッチンも寝室もバスルームもこんな風にキラキラです。


ほんの一部をご紹介してみました。子供も大人も楽しめる夢公園です。

なぜかドイツ人が大勢いました。ドイツからの車にはDの文字がカープレートについているのでわかります。ドイツ人は車でイタリアまでやってくるのですね。