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チャムとウイジとナナとモモ

アメリカ生まれのチャムとウイジの近況を、
日本のおじいちゃんに報告してます。
通りすがりの方も、どうぞごゆっくり~。

バルセロナ18帰国

2024-05-23 | 育児

おはようございます。

泣いても笑っても最終日!

この日は午後のんびり空港に行くだけなので、余裕ぶっこいています。

朝食バイキングのトースト。

 

 

おいしそうなバイキングの食べ物全然食べれてないから、ちろっと生ハムをつまむ。

往生際。

 

ずっと中国の旧正月だったので、ホテルは中国人観光客の団体さんが居りましたのですが。

この日は旧正月も最終くらいだったので、みんな帰ってしまって静かでした。

中国人のおっさんが家族を探して夜中に廊下で騒ぎ始めた時には怒りに燃えましたが、それもこれも過ぎたこと。

いや、やっぱり駄目だよ。

お前の家のリビングじゃねえんだぞ。

 

 

荷造りも最終チェック。

預け荷物が23キログラムまでなのですが、なんと個室に体重計がないんですよ。

えー。

でもフロントのポーターさんの所には体重計があります。

なので一度スーツケースに詰めてフロントまで行って測ってもらって、26キログラムだったので部屋に戻り。

部屋でこのくらいで3キログラムかなー?という分を折り畳みの赤いボストンバッグに詰めて、こちらを測りに再びフロントへ。

ピッタリ3キログラムだったので、ポーターさんとハイタッチしました。

 

チェックアウトする時に、お風呂の清掃が行き届いていないことの謝罪として、一日目の夕飯を値引きしてくれました。

よしよし。

その後オンラインでホテルのレビューを書くようにメールが来たので、良いように書いてあげようかなーと思ったら数ページにも及ぶものだったので、返信しませんでした。

さすがにそれはない。

 

11時ごろタクシーを呼んでもらって空港へ。

 

 

バルセロナの飛行場、結構売店が充実しています。

本屋さんでスペイン語のコミックスを買い足し。

もう日本語で暗記しているから、辞書を引かなくても読める。

 

 

お土産屋さんも沢山あります。

このドレス、前に来た時にウイジにお土産で買ったやつじゃん。

ずっと製造しているのね。

 

お土産屋の姉さんはなんだか機嫌が悪く、袋を付けてくれ部分の英語が通じなかったことにすっかりへそを曲げ、商品をバーンと投げるなどちょっといただけない態度でした。

しっかりしてくれ。

 

 

ここで問題が。

すでに予定通り三日ディレイしているLevelの帰国便ですが、更にこの日もどうやら機体が都合つかず。

待てど暮らせどアナウンスがありません。

もう出国ゲートは出てしまったので、楽しい買い物エリアもなく。

ぼやーっと飛行機を待っています。

足置きに空気を入れてぼやー。。。

 

私があまりにだらだらしているのを心配に思った別便のアメリカの老婦人たちに「あなた大丈夫?何便に乗るの?チケットを見せて?ご飯食べた?」と世話を焼かれたりしました。

たぶん子供が一人だと思われている。

 

結局予定時刻から4時間くらい待たされて、なんとイベリア航空の飛行機に相乗りと言う形で案内されました。

なんということでしょう。

でもLevelのチケットを半ランク上のプレミアでとっていたので、イベリアではビジネスクラスにあげてもらえました。

やったね(?)

 

ここから更にバスに詰め込まれて、空港の端っこに連れていかれ、タラップの階段を荷物もって登るように言われるのですが、、、

アリゾナから来た親子の子供がスーツケースを上げられずに難儀していたので、持ってあげるなどの徳を積みました。

子連れで旅行、大変だよね。。。

しかも私は最終目的地がLAXだけど、そっから乗換でアリゾナに行かなきゃいけない上に、たぶんもう乗換便間に合わないんだよね、この人達。

えらいこっちゃ。

 

 

そんなわけでビジネスクラスになった機内食。

なんじゃこりゃ。

 

 

なんなん。。。

 

ところで行きの便では乗客の連れ込んだ猫が逃げ出してちょっとした騒ぎになっていたのですが、帰りの便には小型犬が乗っていました。

10時間以上のフライトで、トイレどうしてんのかね。

ゆるゆるすぎないか。

 

 

一般の乗客から別のエントランスで乗り込んで来た、金髪の女性ボーカルが引き連れるバンドがわっさーとビジネスクラスに入ってきました。

すぐにカーテンが引かれて中が見えないようにされましたが、誰だったんだろうねえ。

離陸直前にさーっと居なくなって、また別の出口から出て行ったようです。

 

ちなみに3時間以上遅延すると600ユーロの補償金が支払われる仕組みになっており、乗客一同期待したのですが、そこは気合で4時間遅れて出発したのに到着は2時間55分遅れでした。

そんなことある?

 

 

LAXには熊夫さんが迎えに来てくれましたが、なんということでしょう。

旧正月の終わりに帰ってきた華僑の皆さんがてんやわんやのすし詰め状態のLAX。

21世紀なのにみんな何を持って帰って来たの?という、例のボロボロのでっかい段ボールを何個も何個も運ぶじじばば。

しかも本人たちはやる気に満ちているけど、じじばばなので、重い荷物をコントロールできずにあちこちで崩れさせています。

修羅。

本当に、何もって帰って来たの?まさかまだ炊飯器?

絶対荷物が乗らないのに、迎えの車に無理やり詰めようとして延々とピックアップレーンを占拠し、明らかに違法な乗り方で車に入って、しかもレーンにそのままカートを放置し、次の車が入れないという…

 

大混乱のLAXからやっと抜け出して帰ってきました。

やれやれだよ。

 

 

 

お土産を出しています。

重かったチョコレート。

重さの調節のためにも沢山買ったティーバッグ。

でもどれも美味しかったので良し。

 

 

スーパーで色々と買った色々。

アーティチョークの漬物以外は美味しかったです。

 

 

お帰りーと寄ってくる在りし日のブーマーさん。

近すぎて写真に納まらない。

 

 

ガウディのデザインしたブロックと同じデザインのチョコレート。

キレイ。

 

 

こちらはバルセロナフラワー柄。

 

 

サグラダファミリアのエスプレッソカップ。

エスプレッソは飲まないので、ウイスキーでも飲もうかと。

 

 

不機嫌な土産物屋で買った革の小銭入れ。

バルセロナフラワーの柄が良いな、と思って。

 

 

サグラダファミリアの柱と同じデザインの白い塩胡椒入れ。

木の方はだいぶガタが来ているので、引退してもらいましょう。

 

 

モンセラートの売店で買った干しイチジクの塊。

全然甘くなくて良い。

 

 

ジローナの大聖堂の売店で買ったイヤリング。

中世って感じ。

 

 

これはタラの肝。

あん肝みたいで美味しい。

でも一缶食べると脂で気持ち悪くなるので、1/3くらいが良いですね。

なんと同じメーカーでアメリカのアマゾンでも購入できました。

少しだけ味が違うので、何かが違うのかもしれませんが、それが何だかはわからない。

 

 

はるちゃんの持たせてくれた中国茶。

丁寧につけてくれた説明書きに、5グラムで煎れろと書いてあったので、素直に計っています。

ちゃんと入れるとお茶は更に美味しい。

 

そんなこんなのスペイン旅行でした。

体力の衰えを感じる。

でも楽しかったぜ。


バルセロナ17フィゲラス

2024-05-21 | 育児

やって来ましたダリの故郷ことフィゲラスです。

ダリしかありません。

観光客的にはダリしかないので、フィゲラス行こうかどうしようか悩んでいたのですが、行った人皆が「行って良かった」と言うので、えいやと。

 

サルバドールダリが自分でデザインして自分で作ったダリ劇場美術館があります。

見るからにダリ。

 

ダリもピカソもミロも、私の好きなイサムノグチとほぼ同時代に活躍した芸術家。

この頃自分で自分の芸術の総決算として美術館を作るのがナウでヤングだったんですかね。

 

 

壁の黄色いドットは立体的。

ちょっと座禅を組んだ仏像っぽいと話題です。

そう言われるとふくよかでかわいい。

布袋様かな。

 

 

バス乗り場から降りてテクテクと美術館まで来ました。

ガイドさんからちゃんと集合時間に戻ってくるように釘を刺されます。

はーい。

 

外壁に立つ彫像の皆は、頭にフランスパンを乗せています。

楽しそう。

 

 

こちらは隣の教会。

ダリのパパがダリに洗礼を受けさせたところ。

時間があったら行ってみてね、とのこと。

 

 

美術館に入りました。

ツアーのガイドさんが一生懸命説明してくれているのですが、英語とスペイン語両方言うので結構な時間がかかります。

じりじり。

しかも今日のガイドさんはあんまり英語得意じゃなくて、何言ってんのかわからないところがちらほら。

ガイドさんから解散が出るまで、結構苦痛でした。

 

ダリの奥さんがモデルの彫刻がお出迎えの中庭。

 

 

下の車に乗っかり、上の船とチェーンでつながっています。

シュール。

 

 

上の船は逆さま。

高熱が出た時の悪夢かな。

 

 

石の配置も植物の生やしっぷりも、ダリが考えてます。

空間設計。

 

 

やっとガイドさんが建物に入れてくれました。

広間から沢山の作品が見れます。

こっからもガイドさんが詳しく説明してくれるので、えらいこと時間がかかります。

そんなに言わなきゃいけないことあった?

 

 

まあ一個一個の作品について語ったら一日では足りないんでしょうけど。

リンカーン大統領っぽい遠景からの、奥さんの裸体を忍ばせているダリ。

奥さんのこと大好きすぎるだろ。

 

 

ダリの絵画はいろんなところで見れるし図版にもなっているけれど、やはり立体作品は生で見るのが醍醐味でしょう。

 

 

超でかい。

 

 

超でかい絵にも奥さんの生首ぷかぷか浮いてる。

 

 

室内にある短い階段を上ると。。。

 

 

じゃーん。人の顔。

これ美術の教科書に載ってました。

 

 

二階くらいまで上がって、中庭の船を目の高さで見る事ができます。

余すことなく見まくりだ。

更にこの上の階もあり、半地下の空間もあります。

オフシーズンだけど結構な人が居て、これ夏休みとかだとゆっくり見れなくないだろうか。

どうだろう。

 

 

出口付近にはダリジュエリー展をやっている独立した建物があり、そこの展示数もかなり多いです。

フィゲラスまでバルセロナ北駅からは二時間半くらいだけど、このためだけに来ても全く文句なしです。

 

 

ちょっと時間が余ったので、外に出てドーナツを買い食いしたりしてました。

ぱらぱら雨が降りましたがすぐやみました。

日頃の行いが良いから。

 

 

まだ余裕があるので、となりの教会へ。

観光客はここまで来ないようです。

あまり大規模ではない普通の教会。

 

 

ローカルの人の絵が飾ってあって、これはこれで静かな空間が良いです。

もうダリのうるさ過ぎるの洗礼を浴びたので、ちょっと脳を休ませたい。

 

 

さ、またバスの時間に遅れたら、ガイドさんに縊り殺されるかもしれないのでちょっと早めにバス乗り場へ。

とことこ。

 

 

ちょっと登ったところにあるバス乗り場。

民家の庭がのぞけるのでじろじろ覗いています。

良い天気になった。

 

 

工事しているところ。

じろじろ。

 

 

バス来ないなー。。。

 

 

人んちの壁の上に黒猫がいるのを発見したりしてます。

アーモンドの花が美しい。

 

この後バスに乗って北駅に戻りましたが、ついでにバルセロナ市内をちょっとガイドさんが案内してくれました。

オリンピック港の方を回ったのですが、「ここら辺は土地が高い」とか「ここからサグラダファミリアが見えるから写真を撮れ」とか。

さすがに一日歩き回って疲れました。

しかしこの次の日は帰るだけなので頑張ります。

 

 

ホテルに帰る前にスーパーで買ったりんごをモリモリ。

夕飯はもう無理でした。

胃が死にました。

あとアーモンドミルクも買ったのですが、不味すぎて飲めませんでした。

びっくりした。

 

 

ダリ美術館で買った靴下。

子供用だけど私足が21センチしかないのでぴったり。

 

 

ジローナの大聖堂の売店で買った天地創造タペストリー柄のスカーフ。

あらお土産にいいわねーと買ったものの、首に巻いてみると神に作られたばかりのアダムのチン〇が出てしまって、ちょっとダメな感じに。

じゃあ巻く位置を変えようとぐるぐるしたら、今度は楽園を追放されるアダムのチン〇が出てしまってダメでした。

頻出全裸アダム。

首には巻けないという事か。


バルセロナ16ジローナ2

2024-05-20 | 育児

ジローナの旧市街に戻ってきました。

この辺はカテドラルからちょっと坂を下ったところ。

立派な建物が一杯。

 

 

この辺に1000年前のお風呂がある、というガイドさんからの未確認情報を得ていたので、どこかなーとうろうろ。

結構簡単に見つかったので、ガイドさんも適当な情報しかくれなかったみたいです。

チケット売り場の爺さんが現金が良いというので、なけなしのユーロで入場。

 

 

こちらが約千年前に作られたお風呂。

アラブ洋式だそうです。

 

 

なるほど。

 

 

仕組みの説明も。

 

 

半地下なのでダンジョンみたいな趣もあります。

 

 

廃墟が好きな人も頼んでいただける崩れぶり。

 

 

さて、大聖堂に向かって行くか!

と思いきや。

 

 

大聖堂は見えてるのになかなか近づけない!

気づいたら変な所を登っているぞ。

 

 

あそこに行きたいのに…

うろうろ。

 

 

裏まで来た。

表にはどうやって出るのか??

良い気候で、汗をかきながら大聖堂の周りの丘をぐるぐるしてしまいました。

ほら、地図は立体ではないから。。。

 

 

やっと入り口!

大きすぎて写真に納まりきれないエントランス。

午後になって混んで来たのか、結構な列です。

並んでチケットを買います。

 

列の前に並んでいる二人が、オンラインマッチングで今日初めて会う二人で、ジローナの地元民とイギリスからやってきた人。

地元の人の方が「私がチケット代払うわ」と言い、相手が「悪いわよ!そんなことしないで」と言い、「でもあなたイギリスから来てくれたじゃない」みたいな感じでずっとイチャイチャしていました。

上手くいくといいね。

 

 

チケットは大聖堂のメインパートだけのものと、展示室も付いているのがありました。

一時間くらいしか見る時間がないというと、展示室の分はいらないんじゃない?と売り場の姉さんに言われましたが、いや、ダッシュで見る!売ってくれ!と頼みました。

大聖堂も教会も、もうたくさん見ているからね。

ダッシュで見ても良い。

天井。

 

 

何度も増改築されている大聖堂なので、歴史を模型で振り返れます。

だから丘中入り組んだ構造になっているのね。

 

こちらは出来立てほやほやの頃。

 

 

段々わけわからなくなってきてます。

なにその塔。

 

 

さっきまであった物が無いじゃん。

そして塀(?)の形まで変わってない?

 

 

なるほどさっきのでかいエントランスはこんな感じなのね。

階段も完成して、今こんな風です。

周り中他の立派な建物が隣接しているので、大聖堂単独だとどういう建物なのかがわかって良い模型です。

 

 

大聖堂内をぐるぐる回りつつ。

音声ガイドを聞いたり聞かなかったり。

全部聞いていたらとても時間が足りないので。

 

パイプオルガンがど真ん中にある不思議な配置。

 

 

この時ずっとおなか壊しているので、こんな気持ちでした。

実際旅行が終わって2㎏痩せてました。

150センチの人の2㎏ですからね。相当なもんです。

もう全部出た。内臓も出た。

 

 

中庭。

意外にもシンプルな。

もっとガーデニングに勤しんでも良いのに。

 

 

さて、くだんの増築パートに入っていきます。

あまり時間がないのでサクサクと。

展示室はどこじゃー!

さくさく。

 

 

あった!展示室。

そしてこちらがジローナの秘蔵、天地創造のタペストリーです。

写真では分かりづらいですが、かなり大きい。

民家の壁には収まらなそうなサイズ。

975年製ですってよ、奥様。

平安時代かな。

 

 

天地創造の柄なので、旧約聖書の物語がカレンダーっぽく描かれており、ついでに12か月の四季折々のことなんかが表現されています。

 

 

ええもん見たなーと外に出てきました。

これがエントランス前の立派な階段。

さて、バスの待っている集合場所に帰らなければなりませんが、もうすっかり自分がどこにいるのかよくわかりません。

いや、大聖堂の前にいるんだけどさ。

 

 

なんとかルートを戻って急ぎ集合場所に向かいます。

途中で同じツアーのカップルに出会えたので、「さあ一緒に帰りましょう!」となったのだけれど、この二人もなかなかの方向音痴で、結局ドンケツでバスにたどり着き、ガイドさんにチクリと怒られました。

すいません。

次はパンくずを落としながら歩きます。。。

 

バスに乗って、次の目的地フィゲラスに向かいます。

 


バルセロナ15ジローナ1

2024-05-19 | 育児

そんなわけで朝から頑張って再び北駅へ行きます。

この日は地下鉄の正しい駅Estacio d'Arc Triomfで降りましたが、北駅はどこじゃーと歩いていると、「北駅」ってめっちゃ書いてあるエントランスに「ここから入れるんかー」と歩いて行ったら全然違くて、北駅体育館的な物でした。

入っていくとどんどんマッチョが増えて行き、やがて通路がマッチョだらけになったので、「すいません、ここは駅ではないですよね。。。」とマッチョに聞くと「ここは体育館だよ!僕らはこれから試合さ!」とわざわざ外まで連れて行ってくれて、駅を指さし確認してくれました。

ありがとうマッチョ。

これから何らかの試合だったろうに。

 

こんなこともあろうかとこの日も早めに出てきていたし、駅のトイレに寄る余裕もありましたが、付属のトイレットペーパーが切れるというアクシデントに見舞われて、補充を待っていたので結構ギリギリでした。

怖いな一人旅。

 

 

長距離バスでブーンとジローナに来ました。

観光が終わったら目印がない所に集合だったので、歩きながら集合場所に戻れるように何度もなんでもない曲がり角の写真を撮っています。

自分を信じないグレーテル。

 

 

川を渡って。

あの赤い橋の次の橋だな。。。と写真を撮っています。

どっち向きに次の橋なのか、東西南北を把握していない私には死角だらけ。

 

 

ガイドさんに案内されるままにジローナの旧市街に突入していきます。

途中で見た美味しそうなパティスリー。

美味しそう!と思っても立ち止まれないのがツアーの残念なところではあります。

 

 

旧市街の歴史ある商店街を歩いています。

ここはアーケードになっています。

 

 

アーケードの天井に、何故かパリの地図。

かつてここのお店が下着屋さんだったので、おしゃれランジェリーの象徴としてパリの絵を描かせたのだとか。

パンツと言えばパリ。パリの人はどんな気持ち。

 

 

バスの中とは違う、ジローナのガイドさんが案内してくれています。

こちら、HBO制作の人気ドラマ、ゲームオブスローンズの撮影に使われた通りだそうです。

ジローナはシーズン5の撮影を誘致し、成功して観光客が約8倍に増えたそうです。

ただし大聖堂の前でヌードの撮影をしたために、バチカンからは怒られたとか。

またこの辺は大学生が多数下宿しており、「撮影中見た物をネタバレでインターネットに流出させた場合、多額の罰金を支払う」という契約を取り付けたんですって。

ガイドさんに寄ると、田舎の学生さんはハリウッドの弁護士にビビってちゃんと約束を守ったそうです。

 

 

工事中の道。

しっちゃかめっちゃか。

 

 

ここから先、ちょっとお店が出っ張ってますが、細くなっている方の道はローマ時代に作られたものだそうです。

こちら側はスペインになってから作られた道。

 

 

全ての道はローマに通ず。

ジローナはロードバイクの聖地でもあるそうで、この糞狭い道を結構な頻度で自転車が通過していきます。

レンタルバイク屋さんもちらほら。

 

 

路地。

日が当たらないだけで気が滅入るわ。

 

 

結構なアップダウン。

突然開けた階段があったり。

あ、あのシルエットはもしや?

 

 

やはり彫刻家ジョセップ・マリア・スビラックスさんの作品じゃん。

見たらわかるというのは強いですね。

 

 

もっと行くと大聖堂に出れそうですが、今はガイドさんと歩いているので横道にそれることはできません。

朝なので人がまだあまりいません。

 

 

大聖堂が見えているのにそちらには行けない。

 

 

ここは作られたり整備された時代がちょっとずつ違う道。

石の大きさと積み方が違っていて、より画一的な感じの積み方が14世紀。

石っぽいのはローマ時代。

 

 

時代がモザイクのように入り乱れています。

 

 

大聖堂の裏を歩いています。

この辺の建物は全部が歴史的建造物。

ゲームオブスローンズも撮り放題ですね。

今も普通に人が生活しているので、住民の車が石畳の上をキュルキュルと走っています。

私は怖くてこんなところ運転できないわ。

うっかりぶつけたら大変だわ。

 

 

さて旧市街から出て、またいったん橋を渡ります。

川沿いのアパートかわいいですね。

 

 

またワンピースのゾロのシャツ着てる人が居る。

ゾロ人気なのか。

 

ここで一度ツアーは解散。

自由時間です。

お昼ご飯食べに行っても良いし、旧市街を散策しても良いし。

 

 

私は思ったより食にこだわりがないようで、ホテルの朝食バイキングで持ち帰ったパンをもそもそ食べてお腹をいたわりながら、旧市街に戻ります。

川の中に魚がいます。

意外にきれいなのか?

 


バルセロナ14スペイン広場

2024-05-14 | 育児

夕方くらいにバスツアーから戻って、地下鉄でスペイン広場に戻ります。

 

地下鉄の改札はだいたい無人なのですが、その割には自動改札の扉が凶悪で、何度か挟まれました。

そして小児は無料なのですが保護者と共に呼吸を合わせてえいや!と入場しなければならず、なかなかの緊張感です。

この時もフランス人観光客の子供が、無慈悲な改札のドアにより親と分断されておりましたので、私が一緒に入場してあげました。

一日一善できて良かった。

しかも仇敵のフランス人。

敵に塩を送る。

 

さて、スペイン広場にはArenas de Barcelonaというショッピングモールがありまして、別に観光客向けにはできていないのですが、そういう所にこそ面白さが宿ると思っているのです。

普通の本屋さんの漫画売り場。

日本の漫画とアメコミと。

スペインのコミックスみたいのはちょっとわからなかったです。

あったのかな?

立ち読みキッズもちらほら。

 

 

さて、夕飯を食べなければなりませんが、他の人といたら申し訳なくて食べられなさそうなものにしました。

それは絶対に美味しくないことが保証されている、フードコートの日本食です。

怒涛のサーモン推しメニュー。

 

 

単品で頼んでみました。

何故わさびがやや蛍光しているの。

想像通りの味です。

 

 

お味噌汁。

器がかわいいわね。

先ほどの握りずしのシャリがカッチカチだったので、こちらの味噌汁に溶かして食べました。

丁度胃炎だし。

 

 

あとは暖かい物も食べておきたかったのでシュウマイ。

こちらも想像通りの味です。

 

一応ショッピングモールを上から下まで見て回って、歩いてホテルまで帰りました。

途中で「ZARAはどこにありますか」とイギリス人に聞かれて、シンゴジラで石原さとみが「ZARAはどこ!?」と言うセリフを思い出して、ふふっとなりました。

ちなみにZARAはどこだかわかりません。

 

 

こちら本屋さんでの戦利品。

子供らへのお土産と、私がスペイン語を勉強するために。

 

ホテルでのんびりしようと思ったら、なんとバスタブの清掃ができていません。

昨日使ったのですが、髪の毛が貼り付いて残っています。

くそ!

主婦はなあ!日頃自分で掃除しているから、旅行先で掃除したくないんだよ!!

と少々腹が立ったのでフロントに電話して、清掃をお願いしました。

 

 

スペイン語で自己紹介をするアシリパさんと杉元。

 

 

あとスペインのブランドDesigualがモールに入っていたので、セールのワンピースを買いました。

ツーピースに見えるけど、中がつながっています。

面倒なので試着しなかったのですが、中のウエストがめちゃめちゃ絞ってあって、着てしまえば気にならないけど、下から頭を入れて肩を通過させるのが結構ギリギリな感じでした。

なるほど、セールになるわ。

 

 

夕飯が少なかったので小腹がすいて、アメリカから持って来た日本のお菓子をポソポソ食べていました。

ぽそぽそ。

 

 

一夜明け。

またホテルの朝食に行ったのですが、全然おなかの具合がよくならないので、ミルクを温めてもらってホットミルクを飲んでます。

もはや完全に病人。

バイキングからパンを二個持ってきましたが、全然食べられる気がしないので、そういう事もあろうかと持ってきていたジプロックに入れてカバンに入れます。

 

この日は昨日と同じバス会社に申し込んで、ジローナとフィゲラスの一日観光に行くのです。

れっつらごー!


バルセロナ13モンセラート

2024-05-11 | 育児

おはようございます。

ついに一人旅になってしまったので、何をしようかなーと数日前から考えていました。

行き当たりばったり何もしないのもありだな、とかなめてかかって何も準備していなかったのですが、地球の歩き方を眺めながら、いややっぱりもうバルセロナ市内はだいぶ見て回ったし、郊外に小旅行をするのも良いのでは?

などと揺れる乙女心。

でも一人で長距離バスなり電車に乗ったら、絶対居眠りする。

そして乗り過ごすかスリに遭うか、まあ碌なことにならないだろうな。

と、自分を信用しないことで導き出された結論が、「現地のバスツアーにお任せする」でした。

カタルニアバスツーリスティック

https://www.catalunyabusturistic.com/en

という、コロナ禍以降にできたという比較的新しいツアー会社ですが、オンラインで全部予約できるので三日前くらいにお宿からポチポチ申し込んでおりました。

 

問題はおなかをこわし続けていること。

トイレ大丈夫かな。

ふふ。。。

 

ホテルの朝ごはんも一人でもそもそ食べています。

ヨーグルトを飲んだらおなかが痛くなったので、トイレに行って帰ってきたらお皿下げられていました。

まだ食べてたのに。。。

めそめそ。

一人旅。

 

 

さて、モンセラート半日ツアーを申し込んでいたこの日。

北駅バス乗り場に集合、とのことだったので、地下鉄に乗って北駅Estació del Nordへ!と思ったら路線図に北駅がない。

丁度朝のラッシュ時間ではあるけれど、電車から忙しく出てくる人に「北駅ってどうやって行く?」と声をかけたら、「今この電車に乗って!Estacio d'Arc Triomfで降りなさい!」と早口で教えてくれました。

なんと。北駅ではない。

行ってみてわかりましたが、北駅は長距離バスのハブ駅だったのです。

しかも降りろと言われた駅はしっかりと乗り過ごし、次のMarina駅まで行ってしまいましたが、そんなに距離がなかったので歩いて戻りました。

こんなこともあろうかと早めに出発しておいてよかった。

常に自分を疑え。

 

バスに乗ってしまえば、あとは高速道路を目的地まで突っ走ってくれます。

よしよし。

 

 

朝早く出てきたので、途中はほとんど寝てました。

体力もないので。

遠くに見えて来た、モンセラート。

モンは山という意味、セラート山です。

 

 

立派な橋もありました。

 

 

麓に到着。

ここからロープウエイで山頂まで行きます。

 

 

どんどん上に登って行って、下に街が見えます。

 

 

到着ー。

観光客多いですね。

モンセラートは山の上の修道院と教会(あと宿泊施設と食堂)があるだけなので、そんなに広くないのです。

そこに観光客がわんさかやってくるわけですね。

ぎゅうう。

 

 

修道院には音楽を学ぶ聖歌隊の子供たちが入っておりますんですって。

遊び盛りの子供がこんな土産物屋しかない山の上の寮に放り込まれたら、やんなっちゃう、と思うんですけど。

どうなんでしょう。

 

 

駅はこんな感じで。

歩いても登れるようなのですが、歩きたくはないわな。

 

 

こちらが修道院。

どーん。

どうやって建材を運んだのかな。

 

 

観光客向けのホテルは改装中。

ここから更に標高の高い所に行けたり、ハイキングできたりするそうなので、時間に余裕のある人は泊っても良いかもしれませんね。

でも見た感じ、観光はこの修道院の部分だけでも十分満足できます。

 

 

あ、例の私が苦手な彫刻家ジョセップ・マリア・スビラックスさんの作品がここにも。

 

 

医療ヘリコプターが飛んできて、しばらくうろうろしてました。

急病人かしら?

 

 

修道院前の広場。

ここでツアーの人に「じゃあ自由時間なので、適当に見学して、午後集合」と言われます。

バスで渡されたイヤホンガイドを付けていますが、いったん切ります。

 

 

とりあえずモンセラート美術館にれっつらごー。

 

 

かつての壁がそのまま丸ごと展示されてたり。

 

 

そなたはエルグレコではござらぬか。

 

 

またピカソ。

 

 

昔のモンセラートの観光地図。

江戸時代の富士山詣での絵図みたいですね。

人類は山の地図を描くとだいたいこうなる。

 

 

ジョセップ・マリア・スビラックスさんどこにでもある。

これは修道院内に収められている黒いマリア像へのオマージュ。

 

 

たぶん特別展示ですかね。

イコン一杯集めました。

本当にいっぱいあったし、キンキラでした。

 

 

また首をつねっている。

 

 

かわいいカバちゃん。

 

 

奥の男の子がマテ貝食べとる。

 

美術館は広く、作品は多く、充実していました。

 

 

広場への集合時間が近くなったので、美術館を出ました。

 

 

そして礼拝堂に入れとガイドさんに促されます。

ツアー以外の観光客も沢山いますので、なかなか集合できないのですが。

私が輝くような蛍光の黄色いレインコートを着て歩いているので、ツアーの人たちは私めがけて集まるようになってきました。

ガイドさんはなんだか地味な黒っぽい上下なので、プロ意識に欠けるのでは?と思ってました。

なんかこう、変な帽子かぶるとかしなさいよ。

 

 

ここで、天使の歌声と言う触れ込みの少年聖歌隊の歌を待っております。

ご覧ください。

一面のアジア人観光客。

 

 

聖歌隊の頭上奥に、黒いマリア像が見えます。

 

聖歌隊の歌は良かったです。

ここの修道院に入る子は音楽学校のエリートで、奨学金をもらっており、入学するのは名誉な事なんですって。

それにしてもねえ。

青春をここで。。。うーむ。。。

 

 

聖歌隊が終わったら、黒いマリア像を見る列に並べと促されます。

ここでもガイドさんはちゃんとした指示を出さず(おそらく音声ガイドのイヤホンごしに何か言ったと思われるも、礼拝堂内は無線が動かないようになっているので機能せず)不安げなツアー客が黄色い私についてくる感じでした。

ぞろぞろ。。。

 

 

めちゃくちゃ長蛇の列です。

でも並んでいる間にも、豪華な教会美術が延々と見れるので退屈はしません。

聖人たちのモザイク画が、階段と通路にびっしり。

ガラスモザイクと金でキラキラしています。

 

 

天井もキラキラ。

月と太陽。

 

 

ホールの天井も気合入ってますね。

 

 

そしてついに黒いマリア像です。

すごいところに置いてあるな。

右のガラスに収められているのですが、この角度からだと見えませんね。

 

 

私の番。

マリア様が右手に持っているボール?だけがガラスケースから出てます。

この玉に手を置きながらお願い事をすると、かなうんですって。

病気の友達の快癒をお祈りしておきました。

あとついでに私のおなかもちょっと治して。。。

 

 

マリア様へのお祈りが終わったので、バスの集合時間までまたプラプラ観光。

モンセラートの地形がどうやってできたのか。

ブラタモリみたいな説明を読みました。

 

 

そして外にはローカルの農家さんたちの売店が出てました。

冷やした柔らかいチーズに、はちみつをたっぷりと垂らしたおやつを購入。

 

 

これ超美味しかったの!

でもここでしか食べられないんだろうなあ。

うまうま。

他にも干したイチジクの塊とか、白カビのチーズとかを買いました。

屋内のお土産屋さんはこの日は改装中で半分くらいしか開いていませんでした。

そしてそちらの方はThe観光地の土産、という感じであまり面白くなかったです。

やっつけ仕事のキーホルダーとか。。。

 

 

バスに乗って帰ります。

帰路は山の反対側から回っていくので、モンセラートの形も行きと少し違います。

 

 

帰りはバルセロナに近づくほど渋滞。

のろのろ。

 

 

無事北駅に到着ー。

割とスムースな半日観光ツアーでした。

ちょっと自信をつけた。


バルセロナ12大聖堂

2024-05-10 | 育児

ヨーロッパのある程度の規模の街には必ずある大聖堂。

カテドラルです。

バルセロナほどの大きさで歴史ある街の大聖堂ともなれば相当立派。

旧市街ゴシック地区にあり、観光客に大人気。

 

カテドラルに至るまでの周囲のお店も小さなアクセサリー屋さんとかセレクトショップとかが魅力的なので、時間が取れればじっくり見たいところです。

とことこ。

 

 

カテドラル正面。

チケット売り場は左側の別の建物にあります。

観光客沢山。

 

 

チケット売り場で塔に上るチケットは居るか?と聞かれましたが、一緒の友が高所恐怖症気味なので遠慮しました。

無理は良くない。

いのちをだいじに。

 

代わりと言うか、伝家の美術品展示のチケットを付けまして、宗教絵画をたくさん見ました。

はるちゃんの子が首をつねってくるくせがあるので、首をつねるキリストを見つけるたびに撮影していました。

首をつねらないでYO。

 

 

満を持してカテドラルに入りました。

平日のなんでもない日の午後だから、思ったよりすいています。

かっこいい天井。

教会の天井に注目するようになったのは、たぶんリトアニア旅行でヴェルニスのベルナンディン教会で見事な天井を見てからだと思うのですが。

このくらい大きな教会になると、天井が遠い。

 

 

地下の納骨堂への階段。

このくらいも上り下りするのがおっくうになっているお年頃。

ここはまあ。。。何があるというわけでもないので。。。

 

 

この圧倒的高さ。

スペイン無敵艦隊、とかの単語が浮かびます。

えげつないお金持ち。

 

 

中二心をくすぐる天使のライティング。

大天使ミカエルだって。

 

 

中庭に出ます。

廊下かっこいい。

悪の枢機卿とかが悪だくみをしながら歩いてほしい(中二病

 

 

柵の中にいる飼われている鳥達。

君たちは大都会の中にいるんだよ。

知らんだろうが。

 

 

外に出ると正面にピカソの壁画。

ちょっとかわいいポップなピカソ。

 

 

カテドラルの前ではアンティーク市場が出ています。

毎週木曜日開催とのことです。

それほど大きな規模ではないので、スッと見て回れます。

 

 

おなじみのアンティーク。

今回も不発でした。

掘り出し物はありませんでした。

一つかわいいかんざしがあったのですが、べっ甲だからアメリカに持って帰れないだわーと諦めました。

さすがにここのお店の人たちは観光客向けに出ているので、変な態度を取られることはなかったです。

 

ここでまた、旅友がタイムリミットっとなって空港に走り去りました。

さらば。

 

 

一人になって、おなかも壊していることだしぷらぷら歩いて帰ろうかなーと思いながら、途中サンタマリアダルマル教会に寄って行きました。

みんなカテドラルの方に行くので、こちらはガラすきでした。

 

 

ベリー誰もいない。

信仰はないけど敬虔な気持ちになりますね。

 

 

素朴な中庭。

お手洗いもきれいに清掃してあって、古いけど良い感じ。

 

 

また塔に登るか聞かれましたが、もう体力が限界だったのでやめました。

 

 

中の民俗学展示も色々ありました。

昔のバルセロナの風景。

ちらほらとある建物。

小学生の時に横浜の歴史を勉強しましたが、ペリー来航前の横浜とどっこいどっこいですね。

 

 

地下鉄に乗ってエスパニョール駅まで行き、そこのデパートでうろちょろ買い物して(本とか漫画とか購入)

スーパーで水と果物をゲットし、ホテルまで歩いて帰りました。

ホテル周辺のレストランを調べましたが、あまりピンと来なかったのでホテルのレストランで一人前のパエリアを注文。

胃腸が弱りすぎているのでお粥の気持ちで頼んだのですが。

超しょっぱかったです。

塩入れひっくり返したの??くらい。

はるちゃんによるとどうもデフォルトだとパエリアは結構塩辛いので、念のため注文の時に塩加減を減らしてくれと言った方が良いそうです。

そうかああああ。

 

一人きりの夜なので、風呂釜にお湯をはってのんびりとしました。

明日から一人旅大冒険なので。


バルセロナ11カサビセンス

2024-05-09 | 育児

のろのろと更新していますが、この日は旅人たちがそれぞれ帰国する日です。

私だけが格安飛行機会社LEVELのあれこれでもう3泊の延長となりましたが、それも事前にわかっていたことなので、インターコンチネンタルバスセロナに抜かりなく予約を入れておりました。

本当はもっと適当なホテルに予約を入れていたのですが、熊夫さんが一人旅は危ないからちゃんとしたところに泊まりなさいとまっとうなことを言い変更しました。

 

朝あわただしく荷造りし、みんなスーツケースを持って出発。

チョコレートは重い。

それをインターコンチのフロントで預けて、バラバラに観光に出発します。

前日にフロントに電話して、宿泊しない友達の分も荷物預かってもらっていい?と確認してました。

さすがになんも言わんで持ってったらびっくりされてしまうかもしれないからな。

 

さて、このスクショは何かというと、Google先生に目的地までの経路を出してもらっているのです。

そしてなぜスクショしているかと言うと、私がグーグルマップと永遠に理解しあえないので、ちょっと目を離すとすぐに画面を切り替えられてしまうからなのです。

はーイライラする(学ぼうとしていない私に否があるのは承知なのだけどさ。。。

 

 

一人で地下鉄に乗り、一人でカサビセンスに行こうとしています。

これは通りがかったなんでもない家。

オシャレ建築があちこちにある。

 

 

グーグルマップをぐるぐる回しながら、やって来ましたカサビセンス。

カサビセンスは2017年から公開しているガウディの最初期の作品です。

お金持ちの人が若くて血気盛んなガウディに依頼して作ってもらった豪邸です。

もうバルセロナも3回目だからあんま観るもんないなーとか思ってましたが、色々増えていますね。

前日別行動していた旅友が行って、良かったよーと言ってたので、よっと来ました。

 

オフシーズン平日の午前中なので、特にネット予約とかしなくてもすんなりチケットを入り口で買って入れましたが、ハイシーズンはネットで時間指定チケットを買った方が安心と思います。

音声ガイドはオンラインで聞けますので、イヤホンを忘れずに。

 

 

タイルの柄とかかわいい。

今は住宅街の他の家がぎゅうぎゅうの中にあるので、引きの画像が撮れません。

 

 

庭側。

ここも狭い。

狭いけどきれいに整えられています。

 

 

暗くて見えにくいですが、ちょろちょろ水の出ている噴水が御簾と御簾の間にあり、水音がさわやかです。

蜘蛛の巣に雨が落ちる意匠。

どのディテールもガウディのデザイン。

 

 

庭にはガウディ縁の植物が選ばれて植えられています。

 

 

門にはおなじみの棕櫚。

同じ建材の連続体を多用することで、建築費用を節約しているそうです(音声ガイド

 

 

右側のランダムなオレンジのタイルがガウディの当初のデザイン。

真ん中から左が後に建て増しされた部分で、タイルのオレンジがリズムただしく連続になっていると思います。

同じデザインのタイルを貼ることもできたでしょうけど、わざとこっからは違うのよ、とわかりやすくなっているそうです。

ふーん。

 

 

いざ中へ。

床から壁から天井まで、もうびっしりなんかのデザインが。

みっちりぎっしり。

 

 

とても素敵ですが、住んだら頭がおかしくなりそうです。

ここ玄関。

 

 

ダイニングの壁。

絵は住んでた人の趣味ですね。

これも修復されてきれいになっています。

 

 

天井が。

わあああああああ!ってなる。

出窓のほんの隙にも余白はない。

 

 

こちらはジェントルメンのタバコ部屋。

ダイニングの隣にある隙間スペース。

美しい。

美の暴力。

 

 

特に何の話題もない人と気まずいたばこタイムになったとしても、ここの窓ガラスがさあ。。。と話を振ることができますね。

 

 

二階です。

二階のべッドルームはみっちみちで、三部屋が三角の廊下でわかれています。

狭小住宅みたい。

狭くないのに。

 

 

バスルーム。

一見さわやかだけど天井が気が抜けない。

 

 

おトイレ。

トイレが独立タイプだと安心する。

 

 

こちら、夫婦のメインベッドルームなのですが、部屋のど真ん中に壁はないけどパキッと境界線があります。

こっち側が妻、こっち側が夫、と明確に色付けされており壁画も違うし天井も違う意匠になっています。

でも壁がないの。

なんでそんな風にわけたのかな。

小学生とかが隣の席の子に「ここが境界線!こっから先に来ないで!」とか言って机に定規を置くような物でしょうか。

夫婦仲が良いのか悪いのかよくわからんな。

 

 

眺めてたらあの世に行きそうな天井。

 

 

こちらは先ほどの紳士タバコルームの真上。

淑女のティールームだそうです。

飛び出たバルコニーなのですが、外からは中の様子がわからないように木が組んであります。

 

 

三階。

元々はメイドさんたちの部屋だそうですが、今は展示室になっています。

プロジェクターで説明ビデオが流れていたりします。

これは有名人の自宅の模型が並べられているところ。

常設展なのかどうかわかりませんが、興味深い。

 

 

ワーグナーんち。

ワーグナーっぽさがあふれすぎている。

 

 

こちらはカサビセンスができた当時から今までの変遷模型。

昔はかなり大きな区画の土地を使っていたのがわかります。

謎の離宮や、何から何を守っているのかわからない門がありますね。

ぐるりと例の棕櫚の鉄柵で囲われていたそうです。

 

 

今はだいたいこんな感じに残ってます。

途中廃墟っぽくなっていたこともあり、色々と不自然になっている部分もありますが(階段とかは修復の時にオリジナルをあきらめてモダンにしてある)直して公開までしてくれて感謝です。

ええもん見た。

 

 

こちら屋上。

完全に周りの建物に埋まってますが、屋根のデザインもかわいいです。

血気盛んな若ガウディがあれもこれもと詰め込んだ全力を感じます。

ガウディはいつも全力だな。

 

帰りには地下のお土産売り場で色々眺め、せっかくなのでポストカードを買うなどしました。

 

 

さて、お昼は再び旅人が結成して最後の昼飯と言うことにしているので、待ち合わせ場所に向かって勢いよく踏みだし、そして迷子です。

早くグーグルマップと和解せよ。

知らん教会で一休みしています。

立派だな、知らん教会。

 

 

途中本屋を見つけて寄り道。

家計簿とな。

 

 

中はスペイン語。

バルセロナは小さな本屋が結構残ってて安心します。

うちの近所はチェーン以外の本屋全滅しましたからね。

 

 

マジメにオープン前に到着し、席を確保できました。

Taktika Berri

C/ de València, 169, L'Eixample, 08011 Barcelona, Spain

という、地元の人が来て楽しむピンチョスのお店。

はるちゃんよくこんなローカルのお店見つけて来たな。

美味しいピンチョスをバーカウンターから勇気をもってもらってきて、食べ終わったら刺さってた串の数で清算するというシステム。

「勇気をもって」というのは、出来上がったピンチョスが続々と運ばれてきて、「欲しい人~」と言う感じで早い者勝ちなので、当然常連さんは欲しい物がわかってて先に取るし、おそらくバーテンさんもどの人がどの辺を取るかわかってる感じの皿回し。

我々は突然湧いて出てきた外国人観光客なので、一番に来たのに壁に向かう席に通されたのでなかなか欲しい物が取れない。

しかし美味しいよ。

私はおなかを壊しているのであまりモリモリ食べられませんし、またしても粛々とコーラを飲んでいます。

無念が過ぎる。

 

食べ終わったらはるちゃんは家族を連れて空港に颯爽と走り去りました。

またねー。


バルセロナ10蚤の市

2024-05-04 | 育児

おはようございます。

この日は全員バラバラの出発となりました。

私は永遠におなかを壊しており、夜中も頻繁に起きてはトイレにこもっている状態なので、もう今日は休んでいようかな、ふ…と半ぐれになっていましたが、10時ごろまで宿でゴロゴロしていたらおなかの中も空っぽになったので、うーんじゃあ漏らすものもないしエンカンツ蚤の市に行くか。。。と重い腰を上げたのでした。

私以外のメンツは骨董とかアンティークに全然興味がないそうなので、行くなら一人の時がいいかな、というわけで。

 

もしかしたら現金しか使えないかもしれないから、サンツ駅で両替してから行くことにしました。

結論から言って、サンツ駅の両替所は駅構内にあるのにとんだぼったくり両替所でした。

というか、結局レシートももらえず、私は外国人なのにパスポートの提示も求められなかったので、おそらく受付に居たお姉さんのポッポに入ったということでしょうね。

あとでGoogleのレビューを見たら、別の特徴を持つ店員から多くの旅行者が同じ目に遭ってました。

と言うことは全員がグルで常習的にポッポに入れているわけですね。

インターネット全盛のこの時代によくやるわね。

 

相場よりだいぶ少ないものの、一応現金も手に入ったし地下鉄でグロリアス駅へ。

2005年にできたトーレグロリエスタワーが駅でお出迎えです。

へんてこりんなビル。

ガイドに載っていなかったので特に寄らなかったのですが、中に展望台とエキシビションみたいなのがあるみたいですね、今調べたら。

行けばよかったかなーと一瞬思いましたが、そうでもないかな。

時間が無限にあるなら行っても良かったかも。

 

 

駅からすぐのところでやっている蚤の市ですが、この日は駅前の道をめちゃくちゃに工事していて、たどり着くのに迂回せねばならずにちょっと手間取りました。

でもGoogle先生のお力により、なんとか到着。

 

 

わー広い。

でもこれだけの店舗がありながら(二階にもびっしり)私の求めるアンティーク的な店舗は2,3あるくらいで、しかもさすがヨーロッパ人、アジアンを無視する無視する。

アメリカでこのレベルであからさまに差別したら通報されるけど、ここらではそういう法整備はないのかもしれません。

値段を聞いても答えてくれない、目を合わせてくれない、などなど何度かありました。

皆さま辛抱強いことで。

 

 

実はスペインに着いてから、このプラグの変換機に悩まされていたのですが、この日に至るまでに電気屋さんで2個くらい形の違う変換機を買ったりしてました。

蚤の市にはめちゃくちゃ売っているという知見を得ました。

ここのお店の人は迷える観光客にも親切でした。

親切な人はいる。

 

しかし全体的に不発の蚤の市でした。

やっぱりあれね。

オレンジカウンティがアンティークのメッカと言われているのには理由があるのね。

メッカを超えることはなかった。

 

 

さて、お昼に再び旅人たちは集合することになっており、地下鉄に乗ってバルセロネータ駅まで行き、一人はるちゃんに言われたレストランに向かってトコトコ歩いていきます。

Can Majo

C/ d'Emília Llorca Martín, 23, Ciutat Vella, 08003 Barcelona, Spain

私が一番最初に目的地に到着したので(というか時間ピッタリについてしまうマジメさ)、席を確保して待っておりました。

途中で本当にお前の連れは来るのか?と何度か確認されましたが、来るんじゃん?とスプライトを飲みながら待っておりますと、続々とみんな達が到着。

パエリアとか時間のかかりそうな物から頼んでいきます。

 

写真のは蟹の何か。

スペインのご飯はアメリカ飯に比べると一皿が小さいな!

わけたらほとんど一口で終わりだ!

 

 

亀の手。

かなり立派な。

見た目あれですが、貝の味わいです。

 

 

パエリアー。

ウエイターさんが混ぜて配ってくれるのですが、ぐしゃぐしゃする前に写真を撮れ!と指示されたので、撮りました。

うまうま。

 

 

他にも沢山注文して食べました。

あー体調が万全ならなあ。

つーか寄りにも寄って胃腸が悪いとか。

旅の楽しみが半減してしまうだろうが。

本当にこの旅の間中、帰国したら絶対消化器科の検診に行かなければ!と思っていたのですが、帰ってきたらスンと治ったので未だ行けずじまいです。

しかし行かなければね。

 

 

レストランの目の前はビーチ。

ここでも初老の旅人たちは「ビーチは良いか。。。」みたいなテンションでしたが、はるちゃんの子もいるし、私は絶対海は見たほうが良いと主張したので、わさわさと海に向かって歩き出しました。

 

 

ビーチだよ。

二月ですが、さすがスペイン。

そんなに寒いということもなく。

海に足を浸けている人も居たくらいです。

我々はおとなしくビーチコーミングをしたり、海でヨガをしているお姉さんを眺めたりしていました。

 

 

そして夜。

色々あってまたもばらばらとレストランに集合となりました。

地下鉄でグラシア通りの方へ出て、カサミラを眺めながらてくてく。

 

 

Cerveceria Catalana

C/ de Mallorca, 236, L'Eixample, 08008 Barcelona, Spain

にまいりました。

このお店は複数人でないと入れないとかなんとかがかんとかで色々条件があり、結構すんなり入れたのはラッキーなんじゃないかと思います。

外には結構な人が並んでおりました。

 

友達が遅れてやって来ましたが、なんと彼女の靴底がべろりんぬと剥がれてしまい、それを履いたままとりあえず宿までは帰らなければならないという事態なので、ウエイターさんにガムテープをお借りして、足をぐるぐる巻きにしたりしていました。

持ってて良かったアルコールワイプ。

靴底を持った手をふきふきするのにも必要ですね。

 

コロッケもぐもぐ。

 

 

アーティチョークがチップスみたいになって出て来たぞ。

 

 

マテ貝。

超美味しい。

 

 

私の写真の撮り方がいまいちなのであれなのですが、どのお皿も美味しかったです。

そして私はここでもスプライトを飲んでます。

くっ


バルセロナ9ベルモット

2024-05-03 | 育児

実はレウスはベルモットの産地でございます。

ベルモットとはハーブとかで味付けしてある白ワインである、と今調べました。

今まで何も考えないで飲んでいました。

いかんいかん。

 

先ほどのカサナバスのツアーで一緒だったおばちゃんたちが入って行ったので、同じように入ってみました。

ベルモット酒場MIROです。

ウエイターさんがワンピースのゾロのTシャツを着ていました。

 

おばちゃんたちがはるちゃんに話しかけているのを私はぼんやりしていて気が付きませんでしたが、「あなたたち」を目下の人に使うVosotrosと言っていた、と後程聞いて、ああ、南米では使われない例の二人称。。。と思いました。

たぶん「君たちは」くらいの言い回しなんでしょうかね。

我々は老婦人たちに対しては明らかに年下だから。

北米に帰って、これから私がどんどん年取ったらますます聞かなくなるだろうから、ちゃんと生きた使用例として耳かっぽじって聞いておけば良かったです。

 

 

ベルモットが売りのバーなので、さすがにメニューが充実しています。

白ワインに味付けしたもの、とウィキには書いてありますが、赤もロゼもありました。

 

 

とりあえず白から。

この時も私は腹を壊し続けていますので、どうしようかなーと思ったのですがどうもこうもねえ。

二度とないかもしれない経験に健康被害を全ベットだ。

今日が世界の終わりの日だと思って生きよう。

ぐびぐび。

おかわりはロゼにしました。

 

ベルモットをベルモット「だけ」で飲むのは新鮮でした。

だいたいマティーニとかに変身して出てきますから。

悪くないです。

強いけど。

 

 

バーなのでご飯もあります。

お三時くらいのタイミングなので、がっつり食べると夕飯に支障が出るのかしら?どうなのかしら?

全力を出して良いのかわからない私。

これが年を取るということ。

 

 

こちらはちょっと缶詰から出てきたっぽいサーディン。

缶詰もまたレベルが高いので、美味しいです。

食べ終わったら、レウスの駅に向かってテクテク歩いていきます。

 

 

独特のカタカナに見えるフォントで書かれたSushi Yummy。

けっこうちょくちょくお寿司屋さんは見かけました。

気になる。

 

 

駅の近くの、おそらく銀行の建物。

何もないとか言ってましたが、普通の家もなかなかに立派な建物があります。

歴史ある街なんだなーと思いながら、てくてく。

 

 

電車に乗って帰ります。

スペインの電車はたとえ間違って乗っても指定の切符を持っていなかったら問答無用で罰金をとられます(うっかり乗り過ごしても)

車掌さんが時々切符の確認に来るので、悪いことしてなくてもちょっと緊張します。

お腹の調子が悪いので初めて列車のトイレを利用しましたが、二度と使用したくないレベルでしたね。

中国よりちょっとましくらい。

 

 

さあバルセロナに帰ってきました!

こないだミロ美術館の帰りに行こうとしていたけど満席だった

Bodega Amposta

Carrer d'Amposta, 1, Sants-Montjuïc, 08004 Barcelona, Spain

に滑り込みました。

男性陣は疲れていたので女性陣だけです。

私はベルモットで更に胃が死んだのでコーラです。

 

 

生ハム。

 

 

お魚。

辛そうな野菜は辛くないかもしれないけど、胃が恐れていたので食べませんでした。

どきどき。

 

 

アーティチョーク。

アメリカで焼いて出されるやつよりも小ぶり。

 

 

豆煮。

 

 

タコ。

タコはスペイン語でポルポ。

 

私以外の面々はワインを飲んでいましたが、したたか酔っぱらって帰りに寄った小さなスーパーで次々掃除用のバケツにけっつまづいてました。

しらふが酔っぱらいを眺めるのは楽しい。。。と普段は酔っぱらってる側なので新鮮な気持ちでした。

 

 

夜道ブーマーさん的な者にあいさつされました。

暗くて高速で尻尾を振っているからぶれてます。

君、首輪を着けてもらいなさいね。

バルセロナの人けっこう大型犬を連れてますね。

庭とかなさそうなのに。

中庭があるのかな?

あと犬の糞はちょくちょく落ちてますので気を付けましょう。