チャムとウイジとナナとモモ

アメリカ生まれのチャムとウイジの近況を、
日本のおじいちゃんに報告してます。
通りすがりの方も、どうぞごゆっくり~。

バルセロナ13モンセラート

2024-05-11 | 育児

おはようございます。

ついに一人旅になってしまったので、何をしようかなーと数日前から考えていました。

行き当たりばったり何もしないのもありだな、とかなめてかかって何も準備していなかったのですが、地球の歩き方を眺めながら、いややっぱりもうバルセロナ市内はだいぶ見て回ったし、郊外に小旅行をするのも良いのでは?

などと揺れる乙女心。

でも一人で長距離バスなり電車に乗ったら、絶対居眠りする。

そして乗り過ごすかスリに遭うか、まあ碌なことにならないだろうな。

と、自分を信用しないことで導き出された結論が、「現地のバスツアーにお任せする」でした。

カタルニアバスツーリスティック

https://www.catalunyabusturistic.com/en

という、コロナ禍以降にできたという比較的新しいツアー会社ですが、オンラインで全部予約できるので三日前くらいにお宿からポチポチ申し込んでおりました。

 

問題はおなかをこわし続けていること。

トイレ大丈夫かな。

ふふ。。。

 

ホテルの朝ごはんも一人でもそもそ食べています。

ヨーグルトを飲んだらおなかが痛くなったので、トイレに行って帰ってきたらお皿下げられていました。

まだ食べてたのに。。。

めそめそ。

一人旅。

 

 

さて、モンセラート半日ツアーを申し込んでいたこの日。

北駅バス乗り場に集合、とのことだったので、地下鉄に乗って北駅Estació del Nordへ!と思ったら路線図に北駅がない。

丁度朝のラッシュ時間ではあるけれど、電車から忙しく出てくる人に「北駅ってどうやって行く?」と声をかけたら、「今この電車に乗って!Estacio d'Arc Triomfで降りなさい!」と早口で教えてくれました。

なんと。北駅ではない。

行ってみてわかりましたが、北駅は長距離バスのハブ駅だったのです。

しかも降りろと言われた駅はしっかりと乗り過ごし、次のMarina駅まで行ってしまいましたが、そんなに距離がなかったので歩いて戻りました。

こんなこともあろうかと早めに出発しておいてよかった。

常に自分を疑え。

 

バスに乗ってしまえば、あとは高速道路を目的地まで突っ走ってくれます。

よしよし。

 

 

朝早く出てきたので、途中はほとんど寝てました。

体力もないので。

遠くに見えて来た、モンセラート。

モンは山という意味、セラート山です。

 

 

立派な橋もありました。

 

 

麓に到着。

ここからロープウエイで山頂まで行きます。

 

 

どんどん上に登って行って、下に街が見えます。

 

 

到着ー。

観光客多いですね。

モンセラートは山の上の修道院と教会(あと宿泊施設と食堂)があるだけなので、そんなに広くないのです。

そこに観光客がわんさかやってくるわけですね。

ぎゅうう。

 

 

修道院には音楽を学ぶ聖歌隊の子供たちが入っておりますんですって。

遊び盛りの子供がこんな土産物屋しかない山の上の寮に放り込まれたら、やんなっちゃう、と思うんですけど。

どうなんでしょう。

 

 

駅はこんな感じで。

歩いても登れるようなのですが、歩きたくはないわな。

 

 

こちらが修道院。

どーん。

どうやって建材を運んだのかな。

 

 

観光客向けのホテルは改装中。

ここから更に標高の高い所に行けたり、ハイキングできたりするそうなので、時間に余裕のある人は泊っても良いかもしれませんね。

でも見た感じ、観光はこの修道院の部分だけでも十分満足できます。

 

 

あ、例の私が苦手な彫刻家ジョセップ・マリア・スビラックスさんの作品がここにも。

 

 

医療ヘリコプターが飛んできて、しばらくうろうろしてました。

急病人かしら?

 

 

修道院前の広場。

ここでツアーの人に「じゃあ自由時間なので、適当に見学して、午後集合」と言われます。

バスで渡されたイヤホンガイドを付けていますが、いったん切ります。

 

 

とりあえずモンセラート美術館にれっつらごー。

 

 

かつての壁がそのまま丸ごと展示されてたり。

 

 

そなたはエルグレコではござらぬか。

 

 

またピカソ。

 

 

昔のモンセラートの観光地図。

江戸時代の富士山詣での絵図みたいですね。

人類は山の地図を描くとだいたいこうなる。

 

 

ジョセップ・マリア・スビラックスさんどこにでもある。

これは修道院内に収められている黒いマリア像へのオマージュ。

 

 

たぶん特別展示ですかね。

イコン一杯集めました。

本当にいっぱいあったし、キンキラでした。

 

 

また首をつねっている。

 

 

かわいいカバちゃん。

 

 

奥の男の子がマテ貝食べとる。

 

美術館は広く、作品は多く、充実していました。

 

 

広場への集合時間が近くなったので、美術館を出ました。

 

 

そして礼拝堂に入れとガイドさんに促されます。

ツアー以外の観光客も沢山いますので、なかなか集合できないのですが。

私が輝くような蛍光の黄色いレインコートを着て歩いているので、ツアーの人たちは私めがけて集まるようになってきました。

ガイドさんはなんだか地味な黒っぽい上下なので、プロ意識に欠けるのでは?と思ってました。

なんかこう、変な帽子かぶるとかしなさいよ。

 

 

ここで、天使の歌声と言う触れ込みの少年聖歌隊の歌を待っております。

ご覧ください。

一面のアジア人観光客。

 

 

聖歌隊の頭上奥に、黒いマリア像が見えます。

 

聖歌隊の歌は良かったです。

ここの修道院に入る子は音楽学校のエリートで、奨学金をもらっており、入学するのは名誉な事なんですって。

それにしてもねえ。

青春をここで。。。うーむ。。。

 

 

聖歌隊が終わったら、黒いマリア像を見る列に並べと促されます。

ここでもガイドさんはちゃんとした指示を出さず(おそらく音声ガイドのイヤホンごしに何か言ったと思われるも、礼拝堂内は無線が動かないようになっているので機能せず)不安げなツアー客が黄色い私についてくる感じでした。

ぞろぞろ。。。

 

 

めちゃくちゃ長蛇の列です。

でも並んでいる間にも、豪華な教会美術が延々と見れるので退屈はしません。

聖人たちのモザイク画が、階段と通路にびっしり。

ガラスモザイクと金でキラキラしています。

 

 

天井もキラキラ。

月と太陽。

 

 

ホールの天井も気合入ってますね。

 

 

そしてついに黒いマリア像です。

すごいところに置いてあるな。

右のガラスに収められているのですが、この角度からだと見えませんね。

 

 

私の番。

マリア様が右手に持っているボール?だけがガラスケースから出てます。

この玉に手を置きながらお願い事をすると、かなうんですって。

病気の友達の快癒をお祈りしておきました。

あとついでに私のおなかもちょっと治して。。。

 

 

マリア様へのお祈りが終わったので、バスの集合時間までまたプラプラ観光。

モンセラートの地形がどうやってできたのか。

ブラタモリみたいな説明を読みました。

 

 

そして外にはローカルの農家さんたちの売店が出てました。

冷やした柔らかいチーズに、はちみつをたっぷりと垂らしたおやつを購入。

 

 

これ超美味しかったの!

でもここでしか食べられないんだろうなあ。

うまうま。

他にも干したイチジクの塊とか、白カビのチーズとかを買いました。

屋内のお土産屋さんはこの日は改装中で半分くらいしか開いていませんでした。

そしてそちらの方はThe観光地の土産、という感じであまり面白くなかったです。

やっつけ仕事のキーホルダーとか。。。

 

 

バスに乗って帰ります。

帰路は山の反対側から回っていくので、モンセラートの形も行きと少し違います。

 

 

帰りはバルセロナに近づくほど渋滞。

のろのろ。

 

 

無事北駅に到着ー。

割とスムースな半日観光ツアーでした。

ちょっと自信をつけた。

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2 Comments

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モンモンモン (勇者)
2024-05-14 12:50:48
モンセラートといえば
「モンセラートの朱い本」と呼ばれる
歌の写本が
中世キリスト教音楽界隈では有名なんだけど、
それもあって少年たちが歌に勤しんでいるのかしらん?

この前仕事関連で調べものしてて、
ボール持った黒いマリア様のこともほうほうって見てたのだけど、
タイムリーでびっくり。
もももももももん (ままん)
2024-05-14 13:53:04
さすが中世キリスト教に造詣が深いわね!

羊皮紙の楽譜が沢山あって、かなり膨大な音楽の記録が図書館に残されていると言っていたよ。
ここの修道院は昔から音楽で有名なんだってさ。
というか、この感じだと歌を歌う以外何もすることがなさそうであるよ。
おそらくは聖歌隊の伝統があって、写本はその結果集まって来たんじゃないかな。

ボールマリア様、どうやらオリジナルの12世紀の物ではないらしいのだけれど、お願い事聞いてくれると言いなあ。

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