たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

1998年月組『黒い瞳』

2020年10月30日 23時17分12秒 | 宝塚

『黒い瞳』

宙組博多座『黒い瞳』『VIVA! FESTA!』ライブビューイング

宙組博多座『黒い瞳』『VIVA! FESTA!』ライブビューイング(2)

宙組博多座『黒い瞳』『VIVA!FESTA!』_ライブビューイング(3)

マーシャ「たとえ二人が嵐に引き裂かれるとしても 同じ思いを抱いているなら何もおそれない~♪」

ニコライ「マーシャ、なぜ黙ってきえた?」

マーシャ「あなたに会えば別れることなんでできないもの」

ニコライ「君がいなくなってぼくが幸せになれると思うのか」

マーシャ「でもあなたは貴族でわたしは(コサック)・・・」

ニコライ「それはもう言うな。そのためにどれだけの血が流されたか。僕たちはその人たちのためにも強く生きていかなければはいけない」

トリオ「ベロゴーロスクはまた雪になった」

トリオ「様々な人の心を包んで季節はゆるやかにめぐってゆく」

 

「風光る草原

 作詞:柴田侑宏・謝珠栄 作曲:高橋城

 遠く 長い旅路の果て

 心 固く結ばれた

 君の 優しい手を取り

 帰ろう 二人の

 風光る草原へ

 

 今 暁の丘に

 君を 抱いて臨めば

 風 明日の香り運び

 熱く 微笑む黒い瞳」

 

 明日にオンデマンド配信の視聴期限がせまってきた1998年月組『黒い瞳』のラストシーン、マーシャの手をとってニコライが歌うテーマソング「風光る草原」、踊る二人を舞い散る雪が包み込みながら幕はおりていきます。美しい言葉と音楽が沁みいります。創り手の熱い思いが宝塚の世界観に昇華された珠玉の作品。映像は宝塚大劇場、わたしが観劇したのは1999年お正月の東京公演でした。

 風花舞ちゃんの退団公演、ダンスのかざはなちゃんのために振り付けられたダンスシーンが素晴らしいです。かざはなちゃん、実は1994年のロンドン公演で足を怪我したまま満身創痍でトップ娘役を続けていたことを知った時は驚きました。久世星佳さんのトップお披露目の舞台『CAN CAN』でみせたスーパーカンカンも素晴らしかったので信じられませんでした。自分の代わりはいくらでもいると休まなかった、休めなかった、それほど厳しい世界の中で創り上げられる研ぎ澄まされた舞台。『黒い瞳』といえばマーシャの可愛いピンク色のドレス。こうして映像でみると、千紘れいかさんの女帝エカテリーナ、ものすごく綺麗だし、かざはなちゃんよりも学年下で貫禄十分、帝政ロシアを守るためにプガチョフの首に賞金をかけるシーンとニコライの命を救うため自分に会いにきたマーシャとの対面シーン、秀逸です。

 今に脈々と流れている芝居の月組の伝統、明後日はたまきち率いる今の月組の宝塚大劇場千穐楽ライブビューイングが待っています。明日中にチケット引き換えねば。昨年12月に東京宝塚劇場で観劇した『I AM FROM AUSTRIA』の観劇録をもう少しちゃんと書きたいと思いながら書けないまま迎えることになりそうですがいずれまた。女装した?たまきちがすごく可愛いみたいなので楽しみ、現実を忘れてひたりたい。

 ブログの仕様が数日前にかわっていて、はりつけ方がわからないのですがこれを読んで、だから宝塚の舞台はこんなにも美しく、人の心をとらえてはなさないのだと思いました。

しろきみちゃん(城妃美玲ちゃん)のインタビュー記事

「退団まもない宝塚OGが見つけたいまがいちばん幸せと言える価値観」

https://friday.kodansha.co.jp/article/142618

 

 

 

 


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