たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

ミュージカル『るろうに剣心-京都編』(2)

2022年05月31日 16時25分18秒 | ミュージカル・舞台・映画
ミュージカル『るろうに剣心-京都編』
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/64cebc0292e252a310af2b39b4479273

2022年5月30日(月)、
12時30分~、IHIステージアラウンド東京

 志々雄一派のアフタートークショーは、志々雄真実のアジトのセット前で行われました。劇中で最後、体内から発火した志々雄と共に燃えましたが、綺麗につくりなおされていました。みなさま、役柄の扮装のままで登場、楽しいひとときでした。久しぶりに笑いました。雪組公演以来かな。笑うと脳みそが解放されます。記憶のあるうちに断片的な備忘録。言葉はすべてニュアンスです。

司会は猪塚健太さん、ツィッターのプロフィール写真をみると、佐渡島方治の扮装からはわからないイケメンさんでびっくり。声色も含めてそれだけ役になりきっているということか、すごいです。志々雄真実の包帯を巻いた扮装のまま登場した黒羽麻璃央さん、公演が始まってから、気温30度?今日が最高に暑いと。素に戻るためにみなさま、ひと呼吸おいてからのトーク開始。

客席が360度回転するステージアラウンド東京、舞台裏で迷子になりやすいと話。
黒羽麻璃央さん、船に乗るぐらいで他はずっとここ(アジト)にいるので迷子になったことはない、由美さんと方治が連れていってくれるので安心。
加藤清史郎君、180度間違えてスタンバイしていたことがあった、足元を準備するのにけっこう時間がかかる、誰も来ないから余裕があると思ってゆっくり準備していたら間違えていた、舞台上よりも早く裏を走った。清史郎君がこないので、由美さんと方治で、清史郎君が演じる瀬田宗次郎の台詞を練習していた。

最近した悪いこと(法を犯したとかという意味ではなく、真夜中にカップラーメン食べちゃいましたというようなこと)という話。
奥野壮さん、兄と二人で住んでいる、洗濯物がすごくたまってきたので洗濯しようとした時たくさんあった兄の洗濯物を全部よけて洗濯した。
黒羽麻璃央さん、これを言ってしまうと芸能界にいられなくなるかもしれないのでSNSに書かないで、ここだけの話にしておいてくださいという前置きがありましたが公式さんもつぶやいているのでOKということで。楽屋でアイシャドウをかこうとしたとき綿棒がなかった、同じ楽屋の松下優也さんの化粧前をふとみると綿棒がある、戻ってくる気配がないので松下優也さんの綿棒を2本もらってしまった。
黒羽麻璃央さんが持ち込んだ刀で「ワルワル」と持ち上がりました。これで拍手がおきるのもどうかと思いますがと司会の猪塚健太さん。
加藤清史郎君、志々雄様には報告したけれど、明治政府になってから廃刀令が出ているのに一度だけ帯刀して京都の街に出てしまった、すぐそばに警官がいたと。清史郎君の真面目な人柄、誠実に役柄として生きていることが伝わってくるエピソード。ほんとに頭のいい好青年。志々雄様には捕まらないように気をつけろよと言われたそうな。

『るろうに剣心』の中で他にやってみたい役。
奥野壮さん、瀬田宗次郎役でオーディションを受けたので瀬田宗次郎。そこから本条鎌足もすごいよねと黒羽麻璃央さん。客席からはみえていないけれど、序盤由美にふうんとされる時の、志々雄真実からみえる鎌足の顔がすごく可愛いという話が出たのはここだったかな。
加藤清史郎君、怜美うららさん演じる駒形由美。志々雄様のために死にたいと。由美さんの、なにげに体制に無理があるポージングがすごいよねという話。そこは宝塚で鍛え上げられた娘役の寄り添う力よと心の中で少し謎の誇らしい気持ちになりました。

これからやりたいこと、野望、この舞台中でも他でも・・・。
奥野壮さん、ちょっと照れくさそうに?最初の恋する人になりたいと。トークの間ずっと足揃えていてかわいかったです。水をなんども飲んていたのは緊張していたのかな。恋している人いると思いますよと黒羽麻璃央さんのフォロー。
黒羽麻璃央さん、キッチンカーをやりたい。コロナ禍となってから増えている。公演を散歩していてキッチンカーをみると買って食べると美味しい。少し調べてみた限りでは資格をとるのがそんなに難しくなさそう。いつかやりたい。その時にはここにいる人は20パーセントオフにする。
加藤清史郎君、何十年後かになると思うけれど家に地下室がほしい、ロンドンに留学していた時寮の地下室でビリヤードとかみんなでワイワイやっていたのがすごく楽しかった、このセットのような石段のある地下室にあこがれている。

他に加藤清史郎君が、劇中で出会った頃の志々雄真実の声色を再現するシーンがものすごくうまいよねという話が出ていました。黒羽麻璃央さん、ネットで検索しているそうですごく評判がいいよね。これからプロフィール欄の特技に、黒羽麻璃央カッコ志々雄真実の真似、って入れたらと。


ゼロ歳から仕事している清史郎君、芸歴は長いから、と黒羽麻璃央さんに言われていたのはなにの話の時だったかな。残念ながらちょっと思い出せません。仕事に真摯に取り組む姿に心打たれました。最後にコロナ禍となってからいっそう舞台、芸術の大切さを感じるという内容の話を最後にしてくれました。リピーターチケットが出ているという話もきいています。豊洲は遠いですが、ちょっとした旅行のつもりできてほしいと。時間と気持ちが許す方はまた是非劇場にきてほしい、次回のアフタートークショーは6月3日ですということで、時間がきましたという合図もあったのでトークは終了しました。次回も司会は猪塚健太さん、メンバーは、小池徹平くん、松下優也さん、加藤和樹さん。盛り上がるでしょうね。お財布と身体のコンディションが許すなら飛んでいきたい気持ちでいっぱいです。

 清史郎君が演じる瀬田宗次郎が、志々雄真実の声色を再現するシーン、スピード感あふれる展開の中で、ふっと時が止まったような時間で涙が出ました。みなし子となった自分を拾ってくれた志々雄様の声を宗次郎が回想、録音?と一瞬思いましたが、いや違う、エコーかけながら清史郎君が、声色を見事に再現しているのでした。喜怒哀楽の楽以外の感情を捨てた宗次郎、その後里親の家族をみんな殺したという時の表情と声にぞくっとしました。ちょっとサイコパスな表情がたまりませんでした。清史郎君の役を生きる姿があらためて大好きになりました。『ニュージーズ』の時もタップダンスもお見事でしたが、身体能力の高さにも驚き。宗次郎が剣心に斬られて、倒れていくときの体のそり具合もすごいと思いました。

 物語は緋村剣心と神谷薫が月を見上げるシーンで終幕。剣心の日本はまだ望む月になっていないという台詞がリアルに沁みました。日本は今もまだ望む月の姿になることができていません。
黒船来航が1853年、大政奉還が1867年、幕末は大地震が続発し、度重なる疫病の流行に見舞われました。歴史が繰り返すといいますが、今の日本はまた実質鎖国状態、欧米からの開国の圧力が高まらないとゼロコロナ目指して開国できないのかもしれません。多くの血が流された幕末から明治維新への動乱期、わたしたちはもう一度歴史から学び直す必要があるのではないかと、ふと考えてしまいました。



 冷房がガンガン効いていたので厚手のタイツを下に履いて、春物のセーターにカーディガン、さらに腰に巻いて歩ける上着で出かけたのは正解でした。長丁場、事前にネットでみたとおり客席と客席との間はものすごく狭かったですが座席はゆったり座り心地よくて、なんといってもほぼ目の前でキャストの表情も、殺陣の音も動く空気も伝わってくる席、多目的トイレが何室かあってので幕間に遠慮なく使わせていただいたおかげで、並ぶのにしんどい思いすることもなく、二幕前余裕をもって戻ることができました。時間がせまってくると一部通路を閉鎖しますというアナウンスがあったのは回転するのに備えるためですね。舞台機構を駆使した作品、ほんの一瞬でも間違いがおこれば怪我につながります。キャストもスタッフも誰一人欠けることなく、千穐楽まで公演できることを祈っています。これだけの舞台をつくるためにどれほどの準備をしてきていることかと思います。効果音と動きがぴったり合った殺陣、相当な稽古を積んできているでしょう。こんな時、これも可能であれば一人でも多くの方にみてほしい作品。現実にはもう言葉がありません。生きているのがいやになってしまいそうです。わたしの終わりもみえてきました。こんな時間、人生には必要。いつまで、どこまで可能かわかりませんが可能な範囲で楽しめるうちに楽しんでおきます。



弥彦役、『ニュージーズ』では清史郎君の弟をやっていた子役ちゃんでした。



ゆりかもめ、市場前(シジョウマエ)駅、





ゆりかもめ、有明駅、
往路はりんかい線、国際展示場駅の改札を出ると左手すぐに表示がみえましたが階段をのぼっていいのかわからずセブンイレブンで確認しました。
宙組が公演する東京ガーデンシアターへは2Bを出たら歩道を歩いて、左に下りればたどり着けるようです。
足で確認するところまでは、残念ながら体がもちませんでした。












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