たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

星組『めぐり会いは再び』『Gran Cantante(グラン カンタンテ)!!』- 東京宝塚劇場7月7日(3)

2022年09月18日 01時16分22秒 | 宝塚
星組『めぐり会いは再び』『Gran Cantante(グラン カンタンテ)!!』- 東京宝塚劇場7月7日
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/b8f0667e99b7dee5c2814819ff1244fa

星組『めぐり会いは再び』『Gran Cantante(グラン カンタンテ)!!』- 東京宝塚劇場7月7日(2)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/a0ab2e8cd4651d9992d38091d2695f37



 東京宝塚劇場公演はとまることなく完走し、わたしは予定どおり6月24日と7月7日の2回、無事に観劇することができました。奇跡に感謝しながら、印象的だった場面をもう少しだけ思い出し。


『Gran Cantante(グラン カンタンテ)!!』 
 
 ひっとん(舞空瞳ちゃん)とあかさん(綺城ひか理さん)の肩リフト、大きな拍手がおきていました。カフェブレイクでのあかさんの話、ひっとんは乗るときに「おとうさん!」と掛け声をかけて肩にのる、のったら自分で重心をさがしている。ひっとんすごいとほめまくるあかさん。花組から異動して、星組の屋台骨をどっしりと支える頼もしい存在になりました。女性同士でリフトやっている宝塚、体への負担が決して軽くとはないと思います。素敵なものをみせて夢の時間を届けてくれることに感謝しかありません。

 オンデマンド配信されていたナウオンステージでのひっとん、エピローグでこっちゃん(礼真琴さん)が板付きで登場する場面がものすごくかっこいいとほめまくるとあれはわたしがかっこいいんじゃなくて衣装がかっこいいんですと謙遜するこっちゃん。いやいやどちらもかっこいい。命がけでやっていますとこっちゃん、色気をだせるようにがんばっているとひっとん。大劇場四作目、だんだんと落ち着いてきていい夫婦感がでてきました。

 3月のバレンシア、サン・ホセの祭り、綺城ひか理さんと天華えまさんが花輪を持った娘役さんたちに囲まれて踊る場面も素敵でした。春の兆しがあふれる明るい場面。あかさんと、何気に推しになっている愛称ぴーすけ天華さんとの場面は、前作の上級生の退団でまた時代が動いたのだと思いました。

 中詰め、6月のサン・ファンの火祭りが極美慎くんからスタートした場面も時代の流れを感じました。歌ったのは『追憶のバルセロナ』より「青春を駆ける」。この時点で宝塚バウ・ホールの初主演も発表されていました。美しい立ち姿に、前作で退団した愛ちゃん(愛月ひかるさん)の男役魂が受け継がれていっているのだと。

 終盤、こっちゃん、ひっとん、せおっち(瀬央ゆりあさん)の三人で銀橋を渡りながら歌う場面も、なんだか胸があつくなりました。とっても楽しそうな三人。大きな振り付けはなかったと思います。もしかしたら最初で最後の並びだったのかもしれないと思ったりしながら、キャトルレーヴでこの場面の舞台写真、購入しました。ひっとんのダルマ、腰の位置が高くて美脚でスタイルよし。かわいいのかたまり。

 退団したみっきー(天寿光希さん)が歌っていたのは、『去りゆきし君がために』より「別れのフラメンコ」。エトワールもつとめあげ、やりきっての退団。紅ゆずるさんのディナーショーへの出演が決まったとのお知らせ。日テレに出演したみっきー、退団して間もない男役さんの中性的な魅力にあふれていて、とてもきれいでした。音波みのりさん、華雪りらちゃんも退団後の元気な姿をみせてくれていて安堵。

 専科の美穂圭子さんがますます魅力的な美声をなんども響かせていたのも印象的でした。初演『エリザベート』のマダム・ヴォルフ、娘役としては低音でした。雪組時代、ここまで専科生として活躍されることになるとは正直思いませんでした。歌われた曲、どこかでなんどか聴いたことあるような気がするのにわからないのがいちばんもどかしい。こちらのサイトを参照させていただくと、「バレンシアの想い出」「アルハンブラの思い出」「La Malagueña」。

「宝塚歌劇原曲 2022年」
http://passionswallow.web.fc2.com/zukagenkyoku2022.htm#grancantante

 いずれの場面も宝塚アレンジが巧みで、毎回のことですが編曲されている音楽担当の先生方の腕前に唸ります。全編、キラキラキラ、キラキラキラ、終演直後は胸がいっぱいすぎて言葉を失っていました。「Gran Gran Cantante~♪ Gran Gran Cantante~♪」、しばらくテーマソングを歌うこっちゃんの歌声が繰り返し脳内再生されていました。生の舞台はいいですね。楽しいひとときは、なによりの心の栄養。








「星組 全国ツアー公演『モンテ・クリスト伯』『Gran Cantante(グラン カンタンテ)!!』は、公演関係者から新型コロナウイルスの陽性が確認されたことを受け、9月13日(火)~9月18日(日)の公演を中止しておりますが、このほど、準備がととのいましたことから、9月19日(月・祝)より公演を再開いたします。

【対象公演】
星組 全国ツアー公演
ミュージカル・プレイ『モンテ・クリスト伯』
レビュー・エスパーニャ『Gran Cantante(グラン カンタンテ)!!』
●相模女子大学グリーンホール(お問い合わせ:宝塚歌劇インフォメーションセンター[東京宝塚劇場]0570-00-5100)
9月19日(月・祝)13時公演より、公演を再開いたします。
※9月18日(日)までは、公演を中止させていただきます。


※上記公演再開にともない、9月17日(土)に予定しておりましたライブ中継・ライブ配信についても、9月21日(水)13時公演に実施いたします。」

https://kageki.hankyu.co.jp/news/20220912_2.html


「◯(星組)大輝 真琴
9月19日(月・祝)13:00公演より全日程休演

◯(星組)綺城 ひか理
9月19日(月・祝)13:00公演より全日程休演

◯(星組)天華 えま
9月19日(月・祝)13:00公演より全日程休演

◯(星組)二條 華
9月19日(月・祝)13:00公演より全日程休演

◯(星組)紅咲 梨乃
9月19日(月・祝)13:00公演より全日程休演

◯(星組)乙華 菜乃
9月19日(月・祝)13:00公演より全日程休演

◯(星組)飛翠 真凜
9月19日(月・祝)13:00公演より全日程休演」

https://kageki.hankyu.co.jp/news/20220831_001.html

 星組全国ツアー公演再開と有沙瞳ちゃんの復帰、休演者7名のお知らせ。陽性判定による待機期間ということなのでしょう。無症状か軽症であればいいのですがものすごく心配です。少ない人数での役替わり、回せるのか、回すしかない。なんとか上演しようとしている劇団。日程変更の上、会場を減らしてライブビューイングも実施。日本だけコロナ騒動の終わりが全く見えない中で劇団としての最大限。数日で台詞と歌とダンスを覚え直して、本拠地でもなく、おそらく東京でもないところでお稽古しているのでしょう。こっちゃん、ひっとん、せおっち、みなさま無事でありますように、台風の影響が最小限ですみますように、大千穐楽まで無事に公演ができますようにと祈っています。・・・。




この記事についてブログを書く
« 1994年8月、父と母に宛てたは... | トップ | 『アンタッチャブル・ビュー... »

宝塚」カテゴリの最新記事