たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

1994年8月、父と母に宛てたはがき

2022年09月17日 17時14分51秒 | 祈り
「暑中御見舞い申し上げます

 ニュースによれば〇〇もかなりあついようですが、いかがお過ごしですか。
 こちらも毎日あついです。
 食欲がそれほどおちることもなく、なんとかやっています。
 早く涼しくなるといいのですが・・・

                           8月7日たんぽぽ」

 わたしが送った絵葉書、母の遺品の中に残っていました。1994年8月7日、この一か月余りの後、妹は家で自ら命を絶って死んでしまいました。父親が高齢で死んだのも9月、東日本大震災の前の年でした。母が死んだのは東日本大震災の翌年の2月。

 父も母も太平洋戦争を生き抜いた世代、子どものころ、断片的には聞かされましたが遠い昔の話のことのようでした。コロナ騒動の終わりがみえない日本の姿に、太平洋戦争で負けた国なのだと実感しています。戦後GHQが日本人男性を会社人間に仕立てあげていったのは日本の力を弱めるためだという話をきいたことがありますが、あながち嘘でもないのかなあと思います。

 入ってくるニュースに背筋が凍りつく日々。今どういう世界に生きているのか、毎日夢をみているのか、今まで自分はなにをしてきたのか、なにをどこまで信じればいいのか、さっぱりわかりません。隔世遺伝による生まれる前からの股関節脱臼で手術しないと痛くて歩けなくなるって整形外科医に言われてなす術なし、父よ、母よ、わたしゃどうすればいい・・・???
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