たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

月組『応天の門』『DeepSea』-東京宝塚劇場千穐楽ライブ配信

2023年05月07日 21時12分19秒 | 宝塚
二年ぶりの月組
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/93345d5240ada38d01469f559ce6009d

 2023年4月4日(火)の観劇録を書けないまま、4月30日(日)東京宝塚劇場千穐楽をライブ配信で見届けました。サイフの限りもみえてきましたが、劇場での観劇時『応天の門』ではちょっと遅れてしまいオペラグラスを出し損ねたのと、細かいところを認識しきれなかったので確認しておきたいと思いました。



『応天の門』、

 オペラグラスなしで観劇した時、輪郭と声でどなたかを認識しましたが、若き清和帝を演じているのはどなたかわかりませんでした。終演後プログラムを確認してからんちゃんとわかり、納得しかありませんでした。ほんとうにうまい。カーテンコールで話が出ていましたが、このからんちゃんの芸は確実に次世代へと受け継がれているのだと思いました。

 月明かりの中で始まり、月明かりの中で終わる月城かなとさん主演の月組の芝居。鎌足によって始まった藤原氏が隆盛を誇る少し前の物語。道真と藤原氏との本当の戦いはこれから。終わりはあらたな始まりといったエピローグ。最後、基経を中心とした藤原氏一族が一瞬舞台に登場するところ、劇場では銀橋のれいこさんを追っていたので気づいていなかったかもしれません。本当に一瞬という演出。月がとっても綺麗に輝いていました。唐の文化と日本の文化の過渡期とプログラムにある原作者のことば。いちばんこわいのは人の心。応天の門を開いて足を踏み入れるとそこは欲望うずまく世界。鬼は人の心に巣食う権力欲。観劇時よりまた状況が変わった中で一段と響くテーマでした。基経がなんの痕跡も残さず人を殺すことができる唐から取り寄せた薬がコロワクと重なってしまうのはヅカファンの中でおそらくわたしだけですがリアムでぞっとします。今の日本を考える時過去を振り返らないわけにはいかないずこの頃から鎌倉時代へと移り変わっていった中での日本人の思想の変遷について考えてしまいます。最近長い間積読本だった『日本人の霊性』をようやく読破しました。それはまた別に。

 いろいろとありますがまずはちなつさん無敵過ぎると思いました。かつていっちゃん(一路真輝さん)が二番手時代がいろんな役をやれて一番面白いと話していたことがありますが、培ってきた実力を存分に発揮しながら変幻自在。芝居ではものすごく色っぽい壮年期の男性、ショーではかっこよく色気ムンムンの男役、娘役リフトしていたかと思うとトップスター相手に妖艶なドレス姿とダンスを披露、筋肉ついた背中が綺麗だし、スリットから長い長い脚は美しいし、ストライクゾーンの広さに唸りました。二番手大羽根、今回の舞台でようやく出会えました。

『応天の門』公式さんがツィートでちらみせしてくれている原作の在原業平はかなりごっつい感じで色っぽいというよりも政治にたけた男という感じがしますが、ちなつさんが演じるとこうなるのかという美しさと色気。衣装そのものも着こなしもとっても綺麗。終盤、若き日の業平が藤原高子に届けた歌を詠む場面、「暮れ六つ時から夜明けまで~」、美しい日本語、美しい歌声、ナウオンステージで毎回袖で歌っているので毎回違うはずとナウオンステージでのちなつさんの話。詞が映像で映し出される演出、とても素敵な場面。業平の太刀は鎌倉時代の武将のように大量殺戮を目的としたものではないので品がある、ちなつさんの持ち方、身のこなし方がさすがとツィートされている方がいてなるほどと思いました。高子との悲恋、星組『花の業平』は観ていないのでちょっとググってみてしまいました。ノルさんとタータン。道真はまだ少年で、トップスターとトップ娘役のLOVEはないので業平と高子がその役割を担った感じでしょうか。高子の天紫珠李ちゃんもとっても綺麗。原作では話が進んでいくと高子のキャラクター、賛否両論あるようですがこの舞台での高子は共感を呼ぶ存在、政治の道具にされて本当の恋が叶わなかった女性の悲しさを見事に体現、銀橋で一瞬業平とすれ違い目があった瞬間はどきっとしました。

 回想シーンで幼年期を演じる下級生、娘役のうまさが光っていました。道真の幼少期手古の白河りりちゃんの少年ぶり、ある意味物語のキーパーソンである道真の長兄吉祥丸の瑠皇りあくん、儚さがにじみでる顔立ちがものすごく美しく、芝居がうまい。父の命により藤原氏の邸で働かされ、基経の兄二人のいたずらにより、手荒な犬に噛まれて狂犬病で亡くなったというのは史実なのか原作者の創作なのかものすごく気になります。凡才であったという道真の台詞と共になんとも切なすぎます。藤原基経が少年吉祥丸との出会いを回想する場面、李白の詞を詠じる吉祥丸に興味をおぼえ、続きを詠んでくれと約束するも基経の兄二人のいたずらにより命を落とした吉祥丸と会うことは二度とありませんでした。おだちん演じる基経の無言の表情、カメラが何度かアップで捉えていましたが、この出会いから基経が権力者になりたいと思うまでいかなる心の変遷をたどったのでしょうか。おだちん、生まれながらの役者顔だとわたしは思っていますが、ものすごい力をつけてきました。長谷雄の役かなと思ったら、そんなわけないとナウオンステージでれいこさんとちなつさんが全否定。ショーの「秘密の花園」の場面のソロ歌唱もすごくて圧倒的な存在感と貫禄。

 雪組から月組へと異動した彩みちるちゃんもようやく、ややお久しぶり。原作に寄せているのかな。そばかすだらけの白梅を生き生きと楽しそうに演じていました。可愛いですね。彩海せらくんの紀長谷雄をれいこさんの道真と3人いつも一緒。元雪組チームでとっても楽しいとナウオンステージでれいこさん。

 道真と業平、年の差20歳のバディ。この頃の道真はまだ少年。プロローグ、二人が出会う場面、屋根から本当に飛び降りたのはびっくりしました。海乃美月ちゃんの昭姫(しょうき)がお姉さまキャラ、道真を「坊ちゃん」と何度か呼んでいましたがこんなトップコンビもいいですね。美月ちゃん、原作にかなり寄せた扮装で横顔が特に綺麗。抜群の安定感でガッツリと舞台を支えていたのはさすがの経験値と思いました。


825年 在原業平生まれる

845年 菅原道真生まれる

858年 藤原良房摂政となる(摂政政治のはじまり)

894年 遣唐使廃止

1000年 藤原道長の一門繁栄


藤原良房はこんな歌をのこしているそうです。

「年経れば齢(よはひ)は老いぬ。しかはあれど、花をしみれば もの思ひもなし(古今集)」




 カーテンコール、退団者7名の挨拶のあと、光月組長とからんちゃんの肩を抱いて、みんな遠い遠いもう少しと声をかけるれいこさん、なみだ、なみだ。退団者もみんな涙を流していて、あったかくいい千穐楽でした。光月組長、初観劇作品が久世星佳さんの退団公演『バロンの末裔』なんですね、衝撃すぎてごめんなさいショーの記憶はないというメッセージ。21年間やりきりました、楽しかったあと納得の退団、お花渡しは先に退団した夏月都さん。からんちゃん、これまでやってきた役の台詞に絡めてのメッセージ。『桜嵐記』の甚兵衛が鮮烈でしたが最後は13歳の役での卒業。入団18年目、楽しかったとやりきった感。ギリさん、たまきちの退団前のバウホールコンサートの時このメンバーに選ばれたのはすごいことなんですよと言っていたのが印象的でした。どんな小さな役でも精一杯命を吹き込んで役を生きようとしてきたという話、涙を流しながらも納得の卒業かな。芝居で舞姫として華麗なダンスを披露していた結愛かれんちゃんも退団。男役さんたちが楽屋でおれたちのかれんって言っていたのが言えなくなっちゃうとれいこさん。







 社会全体がものすごく暗い中にあって宝塚は夢と希望を届けてくれる唯一無二の世界。退団者が永遠に続いていってほしいということをそれぞれ挨拶のなかで言っていましたが、日本は滅びゆくとも宝塚は続いてほしい、こんな世界は他にありません。唯一無二の世界よ永遠なれと思います。みなさまお体大丈夫ですよね、コロ〇〇うってませんよね、過剰なコロナ対策によって少子化が加速、当然未来のタカラジェンヌとなる女子たちも減る一方なわけで、OGさんのスクールは花盛りですが宝塚音楽学校の受験者が今後増えることはむずかしいでしょう。夢をみながら食っていけるだけの経済的余力がある層はさらに絞られてきていると思います。目先をおそれて過剰なコロナ対策を続けてきたことは、宝塚も少子化の加速に加担し、間接的に自ら首を絞めたことになります。限られた女子たちがここに入りたいと思える場所であり続けなければ宝塚は続きません。現実的に考えればかなり心配です。

しれっと逃げることなんか許されない

2023年05月07日 14時11分59秒 | 気になるニュースあれこれ
新型コロナはこれからどうなっていくのか?私たちは新型コロナとどのように付き合っていけば良いのか?
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20230507-00348127


https://twitter.com/kutsunasatoshi/status/1654981222093967360

「この3年間、毎週Yahooの記事を更新してきましたが、本日で定期更新は終了致します。お読みいただいた皆さま、ありがとうございました。
これからは流行状況などを見て必要に応じて投稿します。

明日からは普通の中年のおっさんとして、中性脂肪のこととか、頭頂部が薄くなってきてることとか、痛風のこととかをつぶやいいていきます。」


 コロナ騒動の第一人者、御用学者の筆頭、忽那氏。5月8日から5類となるのに伴い、国との契約期間満了で?しれっと逃げようとしていますが、許されるはずありません。経済活動をとめた損失を考えれば、中止になった舞台やコンサートのチケット払い戻しだけでも何兆円にもなるでしょう、社会全体でどれほどのマイナスになるのか、負の遺産は100兆円ではすみません。子どもの自殺は増えて、生まれるはずの子どもは減り、日本社会に取り返しのつかないダメージを与えました。御用学者たちがこの3年間どれほど社会を混乱させ、日本をさらに衰退させたのか、徹底的に検証して追及されるべき。これからが本番です。

 2021年の12月末に高齢者施設でワクチンを打ちまくった時の写真を嬉々としあげていましたが、打たれた高齢者の方々、いまどうなっているのでしょうかね。

https://twitter.com/silver_plasmon1/status/1655051113270476800

「忽那氏にはコロナ騒ぎという「100兆円の公金を無駄に溶かした破廉恥行為に深く加担した後始末」という大仕事がある(忽那氏の残りの人生全てを捧げても足りないだろう)。その行為のの結果、多くの健康被害を国民は被ったことは未曽有の超過死亡増加から明らかだ。逃げることは決して許されない。

超過死亡実質ゼロだった集団に副作用が未知の新奇機序の製剤を大規模接種した罪は非常に重いだろう。医原病を引き起こすことは明らかだからだ。過度な医療制度の歪みを生じさせた罪も重い。これらは未曽有の超過死亡増加として表れている。医療制度に対する国民の信頼を失墜させた責任は限りなく重い。

新型コロナ騒ぎという空前の公的破廉恥行為で現在の政府にはもうお金が無い。この結果、防衛費や少子化等を言い訳にして大増税が始まろうとしている。不幸にも視野狭窄な国民は騙されつつあるが、この大増税はコロナ騒ぎの後始末を国民に押し付ける犯罪的行為だ。許してはいけない。」