「4都府県に発出されている「緊急事態宣言」の、5月12日以降期間延長について、「緊急事態舞台芸術ネットワーク」( 英語名:Japan Performing Arts Solidarity Network)から、声明を公開いたしました。」
http://jpasn.net/cn1/20210506.html
劇団四季、東宝、松竹、宝塚歌劇、ホリプロ、梅田芸術劇場などが参加している緊急事態舞台芸術ネットワークより、本日(5月6日)付で声明文が出されました。劇場で感染はおきていません。イベントの感染リスクは低いというエビデンスを政府はもっているそうです。どうしてこういうことは大きくニュースにならないのでしょう、どうして閉めなければならないのでしょう。
「去る 4 ⽉ 25 ⽇に発出された今回の緊急事態宣⾔では、対象地域である東京・⼤阪・京都・
兵庫の4都府県で開催されるイベントについて、「無観客での開催とすること」と定められ
ました。しかしながら、ライブイベントは本来、お客様と実際に空間を共有することで、初
めて成⽴するものです。したがって、この決定は、実質的には「舞台興⾏の中⽌要請」であ
ったと考えております。
そして、先の決定が、事前の予告なく、お客様にご案内する期間の猶予も与えられない状
況で⾏われたことに対して、ここでお詫びいたします。国と⾃治体との間の連携も不⼗分で、
結果、各主催者は不本意ながら、⽬前に迫った公演を急遽、中⽌判断せざるを得ませんでし
た。上演を⼼待ちにしてくださっていたお客様お⼀⼈お⼀⼈のお顔を想像しますと、⾝を切
られる思いがいたします。なお先頃、当ネットワークは、「論座 - 朝⽇新聞社の⾔論サイト」
のインタビューに応じ、この時に⽣じた舞台芸術界の混乱と当惑をつまびらかにしており
ます(「緊急事態宣⾔、演劇界は東京都の「怠慢」に振り回された」
https://webronza.asahi.com/culture/articles/2021042800009.html)。
ぜひご⼀読いただきたく存じます。
初回の緊急事態宣⾔が解除された昨年 5 ⽉より、1 年が経過いたしますが、少なくとも当
ネットワークの参加団体が催⾏する公演では、劇場内客席でのクラスター感染は起きてお
りません。公演開催にあたっては、政府関係当局の対処⽅針に則り、ガイドラインを策定し、
徹底的に感染症対策を⾏ってまいりました。⼊場時の検温および⼿指消毒、マスク着⽤の徹
底、上演前後の発声もなく、お客様同⼠の距離も保ち、余裕を持った⼊場と規制退場、会場
までの直⾏直帰を呼びかけるなど、感染拡⼤予防に全⼒で取り組んできております。
このようにお客様のご協⼒の下、対策を徹底することで、感染者報告ゼロのエビデンスを
積み重ね、劇場は、決して感染リスクの⾼い場所ではないことを実績によって⽰してまいり
ました。なお、イベントの感染リスクは低いというエビデンスについては、⻄村康稔内閣府特命担当⼤⾂が、本年年頭の定例会⾒にて、スーパーコンピューター「富岳」での科学的検証を引かれ、お⽰しされている通りであり、政府も認めるところであると理解しております。
⼀⽅、昨年以降、公演中⽌や延期が相次いだこと、収容⼈数の制限が続いたことで、舞台
芸術含むライブエンタテイメント産業は⼤きな打撃を受けております。確かに、政府や⾃治
体による⽀援策が講じられているという現状はあるものの、それら施策による補助⾦は、実
質的に、この先に新たな公演を⽴ち上げるだけの体⼒を備えた団体に対して、それも経費⽀
出の⼀部を⽀えられる額に過ぎません。前年⽐8割減とも⾔われる業界損失は関係者や家族
に重くのしかかっています。
アーティストや実演家だけでなく、スタッフや⽂化施設関係者等、公演に従事するものた
ちの⽣活は、時々刻々と、危機的状況に追い込まれています。⼀⼈ひとりは、⽂化創造を⽀
え続けるという誇りを胸に、真摯に取り組んでおりますが、残念ながら、限界は近づいてい
るように感じております。
如何なる時も、舞台芸術は社会と共にありたいと思います。これまで当ネットワークは
様々な機会を通じ、感染拡⼤防⽌に努めることを第⼀義としつつ公演を開催していくこと
をお伝えしてまいりました。舞台を愛する皆様に今を⽣きる喜びを提供しながら、舞台芸術
に従事しているものたちの⽣活を守るという社会的役割を果たしたいと考えております。
現在の状況はこうした役割を持続的に果たすことのできる限界点ではありますが、引き
続き、この⼀年の⾏政、⾳楽ほか関連業界、公演関係者、そして多くのお客様との積み重ね
をもとに、現場の努⼒の実態とエビデンスに基づいた対策⽅針を政府に強く求め、安全に公
演を開催してまいる所存です。
重ねてみなさまのご協⼒に御礼を申し上げますとともに、上記について、どうぞ皆様のご
理解を賜りますよう、お願い申し上げます。
末筆ながら、⽇夜、新型コロナウイルスと向き合う医療従事者の皆様、そして感染終息に
向けてご尽⼒されておられる皆様お⼀⼈おひとりに⼼から御礼申し上げます。」
在宅勤務できる仕事なんてほんの一部、社会はそんなに簡単なものではない。朝の通勤時間帯の電車を間引きさせるとか、やっていることがほんとにおかしいとしか思えません。みんな生活があります。上垣先生がブログに書かれているように、客席50%でも上演させてほしいです。
昨日マチネのエリザガラコン千穐楽、ライブ配信とライブビューイングで36,000人が観劇したそうです。ソワレは宙組のライブ配信で、マチソワされた方もたくさんいらしたようです。OGの方々もライブ配信を楽しんだとSNSであげていて、なんとあたたかい世界かと胸がいっぱいになります。昨年中止期間の億単位のチケット払い戻しを考えると劇団は血を流すような思いで画面越しにいいものを届けようとがんばっていると思います。この声よ、届け!!
「演劇界の現状を報告、「緊急事態舞台芸術ネットワーク」が発足」
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/66ff898958598847950fcb98577d0860
緊急事態舞台芸術ネットワークより
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/4194976ed4f6f8bef1aa0c0cd5dbb2d3
緊急事態宣言、演劇界は東京都の「怠慢」に振り回された
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/2d9fd09af8e5f68ddd946bca579d55ea
http://jpasn.net/cn1/20210506.html
劇団四季、東宝、松竹、宝塚歌劇、ホリプロ、梅田芸術劇場などが参加している緊急事態舞台芸術ネットワークより、本日(5月6日)付で声明文が出されました。劇場で感染はおきていません。イベントの感染リスクは低いというエビデンスを政府はもっているそうです。どうしてこういうことは大きくニュースにならないのでしょう、どうして閉めなければならないのでしょう。
「去る 4 ⽉ 25 ⽇に発出された今回の緊急事態宣⾔では、対象地域である東京・⼤阪・京都・
兵庫の4都府県で開催されるイベントについて、「無観客での開催とすること」と定められ
ました。しかしながら、ライブイベントは本来、お客様と実際に空間を共有することで、初
めて成⽴するものです。したがって、この決定は、実質的には「舞台興⾏の中⽌要請」であ
ったと考えております。
そして、先の決定が、事前の予告なく、お客様にご案内する期間の猶予も与えられない状
況で⾏われたことに対して、ここでお詫びいたします。国と⾃治体との間の連携も不⼗分で、
結果、各主催者は不本意ながら、⽬前に迫った公演を急遽、中⽌判断せざるを得ませんでし
た。上演を⼼待ちにしてくださっていたお客様お⼀⼈お⼀⼈のお顔を想像しますと、⾝を切
られる思いがいたします。なお先頃、当ネットワークは、「論座 - 朝⽇新聞社の⾔論サイト」
のインタビューに応じ、この時に⽣じた舞台芸術界の混乱と当惑をつまびらかにしており
ます(「緊急事態宣⾔、演劇界は東京都の「怠慢」に振り回された」
https://webronza.asahi.com/culture/articles/2021042800009.html)。
ぜひご⼀読いただきたく存じます。
初回の緊急事態宣⾔が解除された昨年 5 ⽉より、1 年が経過いたしますが、少なくとも当
ネットワークの参加団体が催⾏する公演では、劇場内客席でのクラスター感染は起きてお
りません。公演開催にあたっては、政府関係当局の対処⽅針に則り、ガイドラインを策定し、
徹底的に感染症対策を⾏ってまいりました。⼊場時の検温および⼿指消毒、マスク着⽤の徹
底、上演前後の発声もなく、お客様同⼠の距離も保ち、余裕を持った⼊場と規制退場、会場
までの直⾏直帰を呼びかけるなど、感染拡⼤予防に全⼒で取り組んできております。
このようにお客様のご協⼒の下、対策を徹底することで、感染者報告ゼロのエビデンスを
積み重ね、劇場は、決して感染リスクの⾼い場所ではないことを実績によって⽰してまいり
ました。なお、イベントの感染リスクは低いというエビデンスについては、⻄村康稔内閣府特命担当⼤⾂が、本年年頭の定例会⾒にて、スーパーコンピューター「富岳」での科学的検証を引かれ、お⽰しされている通りであり、政府も認めるところであると理解しております。
⼀⽅、昨年以降、公演中⽌や延期が相次いだこと、収容⼈数の制限が続いたことで、舞台
芸術含むライブエンタテイメント産業は⼤きな打撃を受けております。確かに、政府や⾃治
体による⽀援策が講じられているという現状はあるものの、それら施策による補助⾦は、実
質的に、この先に新たな公演を⽴ち上げるだけの体⼒を備えた団体に対して、それも経費⽀
出の⼀部を⽀えられる額に過ぎません。前年⽐8割減とも⾔われる業界損失は関係者や家族
に重くのしかかっています。
アーティストや実演家だけでなく、スタッフや⽂化施設関係者等、公演に従事するものた
ちの⽣活は、時々刻々と、危機的状況に追い込まれています。⼀⼈ひとりは、⽂化創造を⽀
え続けるという誇りを胸に、真摯に取り組んでおりますが、残念ながら、限界は近づいてい
るように感じております。
如何なる時も、舞台芸術は社会と共にありたいと思います。これまで当ネットワークは
様々な機会を通じ、感染拡⼤防⽌に努めることを第⼀義としつつ公演を開催していくこと
をお伝えしてまいりました。舞台を愛する皆様に今を⽣きる喜びを提供しながら、舞台芸術
に従事しているものたちの⽣活を守るという社会的役割を果たしたいと考えております。
現在の状況はこうした役割を持続的に果たすことのできる限界点ではありますが、引き
続き、この⼀年の⾏政、⾳楽ほか関連業界、公演関係者、そして多くのお客様との積み重ね
をもとに、現場の努⼒の実態とエビデンスに基づいた対策⽅針を政府に強く求め、安全に公
演を開催してまいる所存です。
重ねてみなさまのご協⼒に御礼を申し上げますとともに、上記について、どうぞ皆様のご
理解を賜りますよう、お願い申し上げます。
末筆ながら、⽇夜、新型コロナウイルスと向き合う医療従事者の皆様、そして感染終息に
向けてご尽⼒されておられる皆様お⼀⼈おひとりに⼼から御礼申し上げます。」
在宅勤務できる仕事なんてほんの一部、社会はそんなに簡単なものではない。朝の通勤時間帯の電車を間引きさせるとか、やっていることがほんとにおかしいとしか思えません。みんな生活があります。上垣先生がブログに書かれているように、客席50%でも上演させてほしいです。
昨日マチネのエリザガラコン千穐楽、ライブ配信とライブビューイングで36,000人が観劇したそうです。ソワレは宙組のライブ配信で、マチソワされた方もたくさんいらしたようです。OGの方々もライブ配信を楽しんだとSNSであげていて、なんとあたたかい世界かと胸がいっぱいになります。昨年中止期間の億単位のチケット払い戻しを考えると劇団は血を流すような思いで画面越しにいいものを届けようとがんばっていると思います。この声よ、届け!!
「演劇界の現状を報告、「緊急事態舞台芸術ネットワーク」が発足」
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/66ff898958598847950fcb98577d0860
緊急事態舞台芸術ネットワークより
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/4194976ed4f6f8bef1aa0c0cd5dbb2d3
緊急事態宣言、演劇界は東京都の「怠慢」に振り回された
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/2d9fd09af8e5f68ddd946bca579d55ea