たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

明日から映画館も博物館も再開

2021年05月31日 23時28分44秒 | 日記
 緊急事態宣言の延長に伴い、休業要請の対象となっていた映画館や博物館が明日から再開。

 東京国立博物館の「国宝鳥獣戯画のすべて」、ものすごく人気があるんですね。昨日発売された6月1日から10日までの日時指定チケットはサイトにアクセス集中、即日完売となったようです。開館時間と会期を延長して月曜日も開館。チケットをとれた方々は楽しんでほしいです。写真は昨年12月の上野公園内、ライトアップされた東京国立博物館。わたしにとっては2014年に「キトラ古墳壁画展」をみた思い出の場所。

 日比谷ミッドタウン内のTOHOシネマズ日比谷も営業再開。星組のライブビューイングの時、中止の文字はつらかった。先日久しぶりに映画館で映画をみて楽しかったし、こんなに空いているのは本当にもったいないと思いました。わたしが心配することでもないですが、「るろうに剣心最終章」、一人でも多くの方にみてほしいです。アクションの谷垣健治監督のツィッターを拝見していると、アクションシーンも東京の街並みが炎上するシーンも全部手作り、コンピューターに委ねているのは編集だけなんですね。すごいとしかいいようがありません。全く妥協のない実写版、見応えあります。
https://twitter.com/KenjiTanigaki

 これらを中止させることにどれほどの意味があったのでしょうね、本当に。飲食店で働いている若い方々は緊急事態宣言に振り回されている様子、30代、40代と思われる方々の、日々の勤めはつらいばかりという様子はカフェなどにひとりすわっていると聞こえてきます。こんなに大変な思いをして働いてなんなのかと。こうして再開されることで楽しいことに出会い、明日への生きる活力となっていくことを願うばかりです。子どもと若者にはとりわけ厳しい社会、こうして映画館、美術館、博物館も再開されることで心が助けられ命が救われるということはあると思います。チケットを予約してワクワクと待つ時間はなにものにも替えがたい。楽しみがあるって大切なことです。









 ちひろ美術館も再開しているし、可能であれば、わたしは東急文化村の「古代エジプト展」に行きたいなあと思っています。

「ライデン国立古代博物館所蔵古代エジプト展」
https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/21_leidenegypt/






 文化村は「ボッティチェリとルネサンス展」をみた思い出の場所。



 人生に心のオアシスは必要、こんな時だからこそ必要。希望なんてないんですが、たどりつく先はみえているんですが、「ノゾミ」を信じてなんとかと自分に言い聞かせます。とってもきびしいですが戻れる可能性があるなら戻りたいと、その方がいいにちがいないとかすかな「ノゾミ」を自分の中でつないでいます。そう思うよりほかにありません、信じるしかありません。




2009年『新春滝沢革命』帝国劇場(3)

2021年05月31日 07時02分41秒 | ミュージカル・舞台・映画
2009年『新春滝沢革命』帝国劇場(2)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/1fe91d35d9805e677d00e8cf92c07436


(公演プログラムより)

「森を駆け抜ける風、寒くはないか。

 あななと皆の仕事ぶりに心が燃えておりますから



 森を出る・・・。

 初めて海を見た。

 やっと海の一族となったか。



 天の罰が下るぞ。

 銛(もり)だ、もっと銛を打ち込め。

 やめろ、これ以上、血をながすんじゃない。」


「新春滝沢革命への意気込み-滝沢秀明-

 今回の舞台の構想を考えはじめた頃、水をモチーフにしたショーを観る機会がありました。変幻自在な水の特性を生かし、ダイナミックな展開で魅せる素晴らしいショーでした。以前から水というものには不思議な魅力を感じていたのですが、このショーにインスパイアされ、今回の舞台は「水」をフィーチャーした構成にしようということになったわけです。さっそくテクニカルスタッフの方々をまじえて準備に取りかかりました。幸い技術面をサポートしてくださる方々んも作品のコンセプトを的確に理解していただたき、斬新で面白い見せ方を実現することが可能になりました。オープニングから意表をつくような派手な演出をお見せするつもりですので、皆様には理屈抜きで楽しんでいただけるのではないでしょうか。もちろん、フライングやダイブなどのパフォーマンスもさらにパワーアップしています。公演を重ねるにつれてハードルがどんどん高くなり、肉体的にはかなりきついのですが、やるからにはチャレンジ精神を忘れず、新しいことに挑戦していくつもりです。それが皆様の期待に応える僕らの務めだと思います。その心意気を感じていただければと思います。

 ストーリー展開は、「浦島太郎」や「かぐや姫」の話をふまえています。いずれも昔話でおなじみのファンタジーですが、子ども向けのおとぎ話にとどまるものではなく、人と人との結びつきや様々な心情が込められた味わい深い物語なんです。僕も今回の公演のために改めて読み直し、ストーリーの裏に秘められた内容を知って驚きました。皆様も同じような思いを抱かれるのではないでしょうか。こうした話を通して、「常識や流れのままにいきるのではなく、自分たちが積極的にはたらきかけていくことで、いろいろな変化を生むことができるんだ」というメッセージを伝えていくことができればと思っています。

 そして今回の公演では、大先輩の錦織さんに出演していただくことになりました。以前から、僕は錦織さんの芝居に魅力を感じ、いつの日かぜひ舞台でご一緒したいと思っていましたので、出演していただけることになったと伺い本当に感激しました。一緒に稽古をしていると、やはり偉大さを感じます。たとえば、「おまえの考えはどうなんだ?」と、僕の意見をきちんと聞いた上で、後ろからしっかりサポートする姿勢で接してくださるんです。とてもありがたく、頭の下がる思いがします。でも、そんな錦織さんの心遣いに妙な遠慮をしてはかえって失礼だと思うので、真正面から胸を借りるつもりで思いきってぶつかっていきたいと考えています。それにスタッフの方から聞いたんですが、錦織さんは「滝沢をこの舞台でもうひとまわり大きくしてやりたい」とおっしゃっているそうなんです。その言葉は身にしみてうれしく、光栄に思っていますし、本番でどのように向き合えるか、今から本当に楽しみにしています。

 一月一日の開幕というのは、興行界の常識を打ち破る”革命”です。「新しい年の素晴らしいスタートになったな」と皆様に喜んでいただけるよう、出演者一同、全力でこの新春公演に臨むつもりでおります。ちなみに、約一か月の公演期間中、劇場の中は新しいお正月の空気を絶やさずにいます。朗らかな気分になりたいときは、毎日でもけっこうですから、ぜひ帝国劇場に足をお運びください。」