たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

宙組『アクアヴィーテ-生命の水』_第5章「スモーキー・ナイト」

2020年05月26日 01時01分51秒 | 宝塚



(『歌劇2019年11月号宙組座談会より)

「藤井(大介):第5章「スモーキー・ナイト-煙った夜-」。音楽は手島恭子先生、振付は中塚皓平先生です。午前1時半、場所はスコットランドのアイラ島。世界のウィスキーの「聖地」と呼ばれるほど有名で。錬金術師が南の島の雰囲気で気怠げに歌うと、ドーンとダティオのゆりか(真風涼帆さん)が登場。るいるい(瑠依)や鷹翔さん、南の島の男たち14名とリズムだけで激しく踊ってもらおうと。やがて夜の浜辺に女の子たちも集まってきて、ダティオは、まどか扮する屋台の看板娘サインボーダと恋に発展してゆき、最後は陽気なラテンの曲で盛り上がろうと思っています。

真風(涼帆);中塚先生の振付を受けるのは初めてで。舞台は拝見したことがあるんですけれど。なので、今からすごく楽しみですね。歌稽古はこれからですが、言葉のやりとりが早くスピード感のある音楽なので、明るく楽しいシーンになるのではないかなと。

星風(まどか);曲を聴いてみるとすごく可愛らしくて。ゆりかさんと歌わせていただくところでは、プロローグとはまた違った色をお届けしていきたいです。」

花組のトップ娘役をつとめた蘭乃はなちゃん、今も間近で拝見するとあり得ないぐらい細いですが(細い脚はきれいに筋肉がついてしまっています)、先日のインスタライブで宝塚時代はさらにやせていたという話。宝塚時代は舞台の上でずっと持久走をしているようなものだったと。

この場面、まさに持久走をしているような感じでした。星風まどかちゃんも近くでみたらとてつもなく細いんでしょうね。心配になるぐらいですが、まどかちゃん率いる娘役さんたちと真風さん率いる男役さんたちが対面で踊る場面に、彼女がトップ娘役として確実に力をつけてきたことを感じました。まどかちゃんの満面のキラッキラッの笑顔に、たゆまぬ努力を続けてきたであろう力に裏打ちされた自信とトップ娘役としての貫禄がありました。まどかちゃん、いい意味であったまってきて真風さんとのコンビ感も安定してきました。まどかちゃん演じる酒場の看板娘のパパとママが寿つかささんと美風舞良さん、宙組創設時のメンバーのお二人が浮き輪をついたお衣装だったのも印象的な場面でした。オンデマンド配信で視聴した「ぽっぷあっぷたいむ」という番組で、浮き輪をつけて踊るのは初めて、むずかしくてすごく大変だったということを話されていました。振り回されそうになってしまうだったかな。銀橋もわたって、お衣装の色目がパステル調で華やかだったし、わちゃわちゃと賑やかで楽しい場面でした。まどかちゃんの衣装、可愛い。

藤井先生の、ウィスキーというワードから生命の躍動感あふれる世界へと創造の翼を広げた感性に感服、そして宙組のかっこいいところを満面なく魅せたいという愛を感じるショー。



2019年11月30日の宝塚大劇場







バスツアーでは入ることのなかったロッテリア宝塚花の道店にはじめて入りました。
レシートをみると営業時間7;30~21;00 新人公演日は22時まで営業とあります。楽屋への出前承りますとか書かれた紙が貼ってあったりして、ここはロッテリアも歌劇と共にあるのだと不思議な感じがしました。ポスターもいくつか。明日海りおさんのサインいり横浜アリーナ公演のポスターにがあったかな。



「もっと男役道」のキキちゃんのバックハグ実演、『ハンナのお花屋さん』のアベルとハンナは愛し合っているので優しく、『天は赤い河のほとり』のラムセス将軍はチャラくて遊び慣れているのでユーリへのバックハグは勢いよく。どちらも下級生男役3名がキュンキュンなっていました。