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色々ご飯と子育て日記。

夫婦+息子2人の食生活と子育ての記録です。

お知らせ。

2011-02-25 | 後輩妊娠記録。
随分更新があいてしまいました。
覗いてくださっていた方々、すいません、そしてありがとうございます。
今回は体調不良もそうですが、それよりも精神的なショックが大きく何もする気になれませんでした。
このままブログを辞めてしまおうか…とも思ったのですが…
せっかくここまで続けてきて、発信する場を持っているのだから今回の出来事をつづっておこうと思います。
料理ブログとは少し離れるところもありますが、今後、誰かの参考になることがあればいいかなと。

この度、2人目の子供を授かることができました。
現在妊娠4ヶ月です。
体調不良の原因はつわりと寝不足です。
妊娠発覚してから息子の夜泣きが始まり、驚くほど甘えん坊になり…
つわりの体調不良と重なり、手に負えないほど大変な状況でした。
加えて、妊娠発覚後すぐから「切迫流産」と診断されて自宅安静を言われ。
切迫流産が落ち着いたころ、今度は赤ちゃんの成長が遅いということでやはり安静を言われ。
つわり・安静・息子の赤ちゃん返り…
そこに加えて旦那の仕事が多忙になり、数日帰宅しない時も…
そんな時期もやっと過ぎ、前回お世話になった産院から大学病院に転院しました。
理由は家からも旦那の職場からも近いことと、知り合いの先生がいること、施設が充実していることです。
前回、胎盤早期剥離で寸前のところで助かった既往を持つ私。
(胎盤早期剥離…赤ちゃんが出てしまってから剥がれるはずの胎盤が、赤ちゃんがお腹にいるうちに剥がれてしまうこと。酸素や栄養を赤ちゃんに送る役割をしているので血流が豊富で、先に剥がれると赤ちゃんに酸素・栄養がいかなくなるために赤ちゃんが危険な状態になるのはもちろん、剥がれた部分から出血するため母体も大量出血で危険な状態になることもあるというもの。原因は高齢出産・妊娠高血圧症・感染症・外からの強い衝撃など。原因不明のものも多い)
前回胎盤早期剥離の妊婦の場合、次の妊娠で再度早期剥離になる可能性は10~15倍だそうで。
それなら念には念を…と今回は大きい病院にお世話になることにしました。
最初の診察で先生から告げられた事実…それはあまりにショッキングなことでした。
「胎盤が子宮口にかかっています」
いわゆる前置胎盤というものです。
(前置胎盤…赤ちゃんの出口となる子宮口をふさぐように胎盤が形成されている状態。
全前置胎盤の場合は自然分娩は不可。子宮口に近い位置にある場合でも帝王切開を勧められる場合が多い。)
ただ、今後子宮が大きくなるとともに胎盤も上がっていくことも多いそうですが…
「可能性は低いと思っていてください。もし上がったとしても子宮口の近くに胎盤があることにかわりはありません」
それに加えて…
「前回、切迫早産で入院されていたので今回もそうなる可能性が高いです。前回帝王切開で前置胎盤で早産になるのはリスクが高いです。しかも胎盤早期剥離だったので今回もそうなる可能性が高いです。前置胎盤で早期剥離になるとかなり危険です。早くから管理入院になる覚悟をしておいてください」
と…
私の頭に浮かんだのは「前置胎盤早期剥離」という言葉。
学生時代、産科の先生が言っていなんですよね…
「前置胎盤早期剥離はとても危険な症例。母子ともに助からないことも少なくはない」
産科は苦手で、他のことはほとんど頭に残っていないのにこの言葉だけはやたら頭に残っていたんです。
自分の運命を予期するかのように…
前回は常位胎盤早期剥離で、それもとても危険だと言われました。
ただ、それはすべてが終わり母子ともに無事であることが分かったあとで伝えられた事実だったんですよね。
「出血も多かったし、危なかったんだよ」
と。
前回の出血量は羊水込みで1600mlでした。
実は最近まで出血量を知りませんでした。
あまりに怖い出産だったので、見ないようにしていたのだと思います。
今回、新しい病院でいろいろなことを伝えなければならないだろうと思い、初めてまじまじと見ました。
羊水の量は通常400ml程度。
羊水過多や過小などを言われたことがなかったので、恐らくそれくらいだったかと思われます。
つまり、出血量は1200ml。
かなりの出血です。
(体重の13分の1が血液量で、その3分の1が失われると危険な状態になると言われています。1200mlは私の体重で考えるとぎりぎり3分の1以下でした。)
Hb7.0を切っていました。
本来なら輸血するくらいひどい貧血です。
胎盤は60%剥がれた状態だったそうです。
その状態で母児ともに健康で、赤ちゃんに何も障害がなかったのは奇跡に近いことだそうです。
今回の先生に言われ、改めてあの時が危険で運が良かったことを感じています。
前回と同じくらい、もしくはそれ以上に大変になるかもしれない…
もしかしたら…最悪亡くなってしまうこともあるかもしれない…
前回と同じように運が私の味方をしてくれるだろうか…
目の前が真っ暗になりました。
先生は「何事もなく無事に手術の日までもつこともある」と言いつつも「でも、そうでない可能性もあるということは忘れないでくださいね」と…
普通、この時期は4週間おきの検診なのですが、2週間後に来るように言われました。
予約がいっぱいだったのですが「何とか空けるのできてください」と言われ、自分が思っている以上に良くない状況にあることを感じました。
旦那も知り合いの先生を通して話を聞いたようでした。
普段「大丈夫やって!」と言うタイプなのに…
「大変みたいやな…」と。
その日の夜は涙が止まりませんでした。
息子のこと、旦那のこと、そしてお腹の子供のこと…
死ぬと決まっているわけじゃないから悩んでも仕方ない…でも涙が止まりませんでした。

前回の出産のことを記事に書いたときに「自然分娩のほうが大変だ」と指摘を受けました。
もちろん、帝王切開も自然分娩もお産は大変だと思います。
でも、その後のリスクは帝王切開のほうが高いです。
子宮破裂の合併症は有名ですが。
実は前置胎盤も前回帝王切開者に多いそうです。
癒着胎盤も前回帝王切開者に多いそうです。
それでも帝王切開のほうがいいお産と言えますか?
息子を産んでからもうすぐ3年。
自然分娩で産んだ方なら傷も癒え、子宮破裂や前置胎盤のことを心配することはないのでないでしょうか。
私は未だ傷口は痛いです。
帝王切開の手術日までに陣痛が起こると子宮破裂するリスクも高いと言われました。
身体的な問題で高くなっているそうです。
今になってもやはり自然分娩できなかったことが悔やまれます。
どうしようもなかったのですが…
もっと早く病院に行っていたら…臨月に入ってすぐに陣痛をつけてでも産んでいたら…等々。
何事もなく出産ができることは本当に幸せなのだなとつくづく思いました。
こんな経過しか辿れない私からしたら奇跡にさえ思えます。

先生からお話を聞き、すぐに両方の実家に長期入院になる可能性があることを伝え息子のことを頼みました。
今後、どのような経過を辿るか…少し怖いですが…
まずは胎盤が驚くほど移動することを願いたいと思います。

秋には良い報告ができますように!

*結構落ち込んでいるので誹謗中傷コメントはなしでお願いします。
心の中で「おー不幸なやつはいるわー!」と笑ってやってください。