朝ドラ「まれ」が好調です。現在の朝ドラブームを牽引した「あまちゃん」と非常に類似性が多いです。
先ずは、舞台背景。ふたつのドラマは現代のホームドラマ。そして、能登輪島と北三陸の漁師町。前半は、故郷を舞台にドラマが展開されますが、後半では、主人公のまれは、パティシエをまざし、横浜へ上京。あまちゃんのアキは、アイドルをめざし東京へ。
次に主人公に影響を与える祖母の存在。希(まれ)は、祖母代わりの田中裕子演じる文と今週から登場した実の祖母のパティシエ、草笛光子演じる幸江に。アキは、海女の祖母、夏に影響を受けています。
次に、主人公を取り巻く登場人物のキャラクター。老若男女を問わず、存在感の強い強烈な人々が賑わしく登場し、15分の時間帯の中で飽きの来ない演出があり、スピード感があります。
そしてヒロインと対照的な準ヒロイン的存在の親友がいること。アキには橋本愛が演じたユイが、そして希には門脇麦演じる寺岡みのりがいます。また、希には山崎賢人。アキには福士蒼汰と彼氏に近い存在のイケメンがいることも似ています。
今回の人気は、さらに再燃しているBSでのあまちゃん再放送も要因。この二つのドラマの類似性を生かして再放送の「あまちゃん」と現在の「まれ」が連続して放映されることで人気ドラマの類似性を倍増している点もNHKのアイデアの勝利といえます。
今後の「まれ」に、僕も目が離せません。