映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は、AI、人口知能をテーマにしたSFスリラー「エクス・マキナ」です。
昨年御のアカデミ―賞で視覚効果部門でオスカーを受賞した話題作ですが、上映館が限られていて観る機会を逃してました。最近、日本でもAI(人工知能)が注目され、アマゾンプライムビデオで今回は観賞しました。
検索エンジンのIT企業に勤務するプログラマー、ケイレブが、抽選で社長ネイサンの自宅を訪問する権利を得て招かれるが、社長が作った人工知能ロボット、エヴァのチューニングテストの行うことを任されることに。
先ずは今回の作品、監督も含め、キャスティングがすごいです。監督はダニーボイルとコラボで知られるアレックスガーランドで本作が初監督作品。人口知能ロボットを演じるのは、リリーのすべてで助演女優賞のオスカーを受賞したアリシア・ヴィキャンデル。社長ネイサンを演じるのは、インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌での主役を務めたオスカー・アイザック。ケイレプは、レヴェナント: 蘇えりし者やブルクッリンにも出演したドーナル・グリーソンと昨年話題となった顔が揃っています。
エヴァとケイレプ、ネイサン、メイドのキョウコだけで展開されるロボット対人間の心理戦へと進むミステリアスな展開が見ものです。AIの専門的な世界を平易な言葉を用いながらエヴァな緻密な計画とラストの衝撃には過去のSF作品を超えるリアリティーを感じました。近未来に確実に現れるAIロボット、僕は、この作品を観て、期待と警鐘が入り乱れ恐怖さえも感じました。