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映画 朝が来る

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養子縁組をテーマにした河瀨直美監督、永作博美&井浦新共演の映画「朝が来る」を鑑賞

日本での女性監督ナンバー1の存在と言える河瀨直美と直木賞、本屋大賞受賞の辻村深月の原作による今回の映画、子供に恵まれず特別養子縁組により男の子を迎え入れた夫婦に井浦新と永作博美が、その子供を育てられず手放した14歳の少女を蒔田歩夢が、養子縁組サポートする団体の代表に浅田美代子と中堅、新人、ベテランの実力派俳優が多数出演し、カンヌではカンヌレーベルに選出され、先日アカデミー賞が長編外国映画の日本代表に選出された話題作です。

映画は、栗原清和と聡子が朝斗との出会いから生活、そして産みの親の片倉ひかりの朝斗誕生までの生活を過去と現在を取り混ぜながら進んでいきます。朝斗との親子関係を着実に築きあげていく清和と聡子、朝斗の手放したことで、幼き母に降りかかる様々な試練、理不尽な社会に絶望と怒りを感じながら物語は育ての親と産みの親の再会によりクライマックスへと進んでいきます。

河瀨直美監督のノンフィクションと錯覚するほどリアリティーの追及が、主役も脇役もそのリアリティーを魂で表現しているようで、それぞれの役割が強く印象付けられ、すごいドラマを観させてもらったと感じる作品でした。

主題歌のアサトヒカリの言葉とメロディーに浸りながら、朝斗がつないだ清和と聡子、ひかりに注ぐ一筋の希望の光を見つけてみてください。

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