七夕の願い事

昔、本当の願い事は恥ずかしくて飾ることができませんでした。世界平和など抽象的なものや、スポーツの大会で優勝するなどありがちな願いを書いて、絶対他人には見えないほど小さく本当の願いを書いたりしていました。

そして十数年後、インターネットで公開できるほどになったのですから不思議なものです。成長したのか、自信がついたのか、純粋さを失ったのか。今年の願い事は３つです。

１．みんなの正当な努力が報われますように。

２．みんなが大きな不幸より、小さな幸せに拘れますように。

そして個人的なものをひとつ。

３．「この人といれれば以後の七夕の願い事を放棄してもいい」と思わせてくれるような人と一緒になれますように。

願い事は、「信じれば叶う」とどの国の童話にもありますが、本当だと思います。要は、信じる度合いです。私は疑わずに信じ、それが叶うという前提で人生設計までしてしまいます。万一叶わなかったら、どんなに最初から心の準備をしていても、どんな言い訳を思いついても結果は同じです。だから、最初から考えても仕方がないのです。従って、最初から考えないのです。

私にとっての願い事とは１００％叶う「未来の風景画」です。「今日の発明は明日の常識」という言葉がありますが、今日の願い事もまた、明日の自然なる風景となっていることでしょう。

（注：ビジネスを含め、すべてに関してこう考えるのは危険ですね。保険に加入するべきときもありますし、英語ではTrust in God but lock your car（訳すると「神を信じながらも、車の鍵は掛けなさい」）といいます。）

あなたの願い事も是非お聞かせください。語れば語るほど、自分の中でのイメージも膨れ上がり、現実に近くなっていくものだと思います。