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形容詞的用法にも分詞構文にも解釈できる現在分詞【第945回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

tucoという名の犬が羊たちを上手に率いています。
「形容詞的用法にも分詞構文にも解釈できる現在分詞」について、「theworldofdog」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

 形容詞的用法にも分詞構文にも解釈できる現在分詞
 
▷今日の例文

 英文▷ tuco is a happy boy leading his girls through the pasture.

 訳例▷ tucoは、牧草地を通って自分のガールフレンドたちを先導する幸せな少年です。


▷実際のニュース映像はtheworldofdog

▷解説

 英文を解釈する際に、文法的には複数の解釈ができる場合があります。
 「今日の例文」の「leading」もそうです。
 「leading」を「現在分詞の形容詞的用法」だと考えると、「leading his girls through the pasture」の部分がその直前の「a happy boy」を修飾していると解釈することができます。

 一方、「leading his girls through the pasture」の部分を「分詞構文」と解釈することも可能です。
 分詞構文は普通は「カンマ(,)」を伴うのですが、カンマがない場合も珍しくありません。
 特に会話などのくだけた表現やニュース記事のタイトルなどに多いようです。

 このように「今日の例文」は、複数の解釈の仕方がありますが、意味としては同じのでどちらで捉えても良いかと思います。

※「現在分詞の形容詞的用法」について
 
 現在分詞(動詞ing)には、名詞を修飾(説明)する使い方があります。「現在分詞の形容詞的用法」と呼ばれます。
 意味は、「〜している〜」「〜していた〜」となります。
 現在分詞がそれ一語で名詞を修飾する場合は、普通は名詞の前に置き、現在分詞が他の語を伴う場合は、名詞の後ろに置きます。

※「分詞構文」について 
 分詞構文には、
 
 ・結果や続き(〜、そして〜)
 ・時(〜する時)
 ・同時進行(〜しながら)
 ・理由(〜なので)
 ・条件(〜ならば)
 ・譲歩(〜だけれども)

 の6つの意味があります。

 ある分詞構文がどの意味になっているのかは文全体を読んで判断するしかありません。
 また明確に上の6つのうちのどれかを判別できない場合もよくあります。
 そうした場合は文脈に応じて日本語の訳を考えていくことになります。
 
▷その他の単語

 happy boy: 幸福な少年
 lead: 〈集団など〉を先導[誘導]する、〜の先頭を歩く、〜の最初にある
 pasture: 牧草(地)、牧場、穀物飼料

▷今日の例文は「theworldofdog」から
tuco is a happy boy leading his girls through the pasture

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