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「英文法さかさ勉強法」アドバンテージ・メディア英語教室のブログ

英語ニュース記事で英文法のポイント等を解説。旧「50歳からの英語練習帳」。講師61歳。40歳から英語やり直し。

形式主語の「It」【第950回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2022-05-22 04:36:47 | It構文
こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

ネコのErnestは、市長のように他の動物たちに愛情を注いでいます。
「形式主語の「It」」について、「The Dodo」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

 形式主語の「It」
 
▷今日の例文

 英文▷ It's just really amazing that he does it to all the animals. Pigs, sheep, donkeys.... (It) doesn't matter. He does it to everybody.
  ※今日はわかりやすく補足しました。

 訳例▷ 彼が、全ての動物にそれ(愛情を注ぐこと)をするのは、まったくもって本当に素晴らしいことです。ブタだろうが、ヒツジだろうが、ロバだろうが、関係ありません。みんなにそうするのです。

▷実際のニュース映像はThe Dodo

▷解説

 主語が長い場合などに、形式主語の「It」を最初に出して、あとでその中身を示す表現方法があります。
 
 例1▶ It is important to eat a lot of fresh vegetables.
                (たくさんの新鮮な野菜を食べるのは大事です)

 例2▶ It is clear that he will pass the exam.
                (その試験に彼が合格するのは間違いありません)

 などのように、「It 〜 to不定詞」「It 〜 that節」という形がよく見受けられます。

 この他にも形式主語「It」は、「what節」や「動名詞句」を指すことができます。

 例3▶ It is unclear what exactly caused the incident.
                (いったい何がこの事件を引き起こしたのかは、はっきりしていません。)
 
 例4▶ It is no use crying over spilt milk.
               (こぼれたミルクに関して悲しむことはなんの役にも立たない。=覆水盆に返らず。)
 
 「今日の例文」の最初の「It」は、あとに出てくる「that」以下の部分を指しています。上の例2の使い方です。
 
▷その他の単語

 It's just really amazing: 本当に素晴らしい!
 pig: ブタ
 sheep: ヒツジ
 donkey: ロバ
 It doesn't matter: 関係ありません。どうでもいいよ。気にしないでください。構いません。

▷今日の例文は「The Dodo」から
Cat Is Ridiculously Affectionate To Every Animal He Meets



「It's」の省略と強調構文【第776回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2021-11-29 04:17:32 | It構文
こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

元カリフォルニア州知事のアーノルド・シュワルツェネッガーがペットのミニチュアホース「ウィスキー」とロバの「ルル」と一緒にご飯を食べています。
https://www.youtube.com/watch?v=C2pVtOp50YE&t=70s

「「It's」の省略と強調構文」について、「A page to make you smile」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

 「It's」の省略と強調構文

▷今日の例文

 例▷ Not just dogs that scrounge for your food.

 訳例▷ 食べ物をねだっているのは犬なんかじゃありません。


▷実際のニュース映像は❤️ A page to make you smile ❤️

▷解説

 「It〜that〜」の形の構文には2種類あります。
  
 ①形式主語構文
  It is true that he passed the exam.(彼が試験に通ったのは本当だ。)
  
  この場合「It」は「that」以下を指しています。
  「It」は訳しません。
  主語が長くなる場合などに、この形式主語構文がよく使われます。
  形式主語を使わずに書き直すと、「That he passed the exam is true.」となります。
  この文の主語は「That he passed the exam」で、「彼が合格したこと」という「that」節です。
  こう書きたくないから、形式主語「It」を使って、「It is true that he passed the exam.」としています。
 
  なお、形式主語構文の場合、「that」ではなく「to不定詞」が来る場合があります。

 ②強調構文
  It is this gun that was used in the crime.(事件で使われたのはこの拳銃だ。)

  「It is A that〜」で、「〜なのはAだ」というように、「A」を強調したい時に使う構文です。 

 ①の形式主語構文と見た目が似ていますが、形式構文の場合、「that」以下が完全な文であるのに対して、強調構文の場合は完全な文になっていません。
 関係代名詞のような使われ方になっています。

 「今日の例文」は「②強調構文」なのですが、主語と動詞の「It's」が省略された形です。
 強調構文に限らず、文頭の「It's」は省略されることがよくあります。
 省略を元に戻すと、「It's not just dogs that scrounge for your food.」という強調構文になります。
   
▷その他の単語

 scrounge for: 〜をせびる、〜をねだる
 food: 食べ物

▷今日の例文は「A page to make you smile」から
A page to make you smile




形式主語の「It」【第740回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2021-10-24 04:11:15 | It構文
こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

再生可能エネルギーへの意識向上を目指し、風力発電の羽の上を自転車で走っている人がいます。
「形式主語の「It」」について、「The Sun」をもとに解説します。

▷今日のテーマ
 
 形式主語の「It」

▷今日の例文

 例▷ It's pretty cool to be up here.

    It's definitely a good feeling knowing that renewable energy is really taking off.


 訳例▷ ここにいるのはとてもクールです。
 
     再生可能エネルギーが本当に急に伸びていることを知るのは間違いなくいい気分です。

「It 〜 to不定詞」

形式主語「It」が「動名詞句」を指す

▷実際のニュース英語はThe Sun

▷解説

  主語が長い場合などに、形式主語の「It」を最初に出して、あとでその中身を示す表現方法があります。
 
 例1▶ It is important to eat a lot of fresh vegetables.(たくさんの新鮮な野菜を食べるのは大事です)

 例2▶ It is clear that he will pass the exam.(その試験に彼が合格するのは間違いありません)

 などのように、「It 〜 to不定詞」「It 〜 that節」という形がよく見受けられます。

 この他にも形式主語「It」は、「what節」や「動名詞句」を指すことができます。

 例3▶ It is unclear what exactly caused the incident.(いったい何がこの事件を引き起こしたのかは、はっきりしていません。)
 
 例4▶ It is no use crying over spilt milk.(こぼれたミルクに関して悲しむことはなんの役にも立たない。=覆水盆に返らず。)
 
 「今日の例文」の1つ目は「to不定詞」(to be up here)を使ったもの。2つ目は「動名詞句」(knowing that renewable energy is really taking off)を使ったものです。ちなみに2つ目の例文の中の「that」は「know」の目的語を表す「that節」の「that」です。これは形式主語の中身を表す「that」ではありません。

▷その他の単語

 definitely: 確かに、間違いなく、きっと、疑いなく
 renewable energy:再生可能エネルギー
 take off: 突然人気が出る、あっという間に広まる、にわかに活況を呈する、急に伸びる

▷今日の例文は「The Sun」から
Pro-cyclist attempts stunt on blade of wind turbine



形式主語の「It」【第608回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2021-06-14 05:13:24 | It構文
こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

サイとヤギの仲の良いカップルです。
「形式主語の「It」」について、「The Dodo」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

 形式主語の「It」

▷今日の例文

 例▷ It was clear she really needed a friend.

 訳例▷ 彼女が本当に友だちを必要としているのは明らかでした。



▷解説

 文の主語が長い場合などに、最初に「形式主語のIt」を出して、後の方で本当の主語を示す場合があります。
 このような「it」のことを「形式主語」と呼びます。

 「今日の例文」の場合は、「it」は、「she really needed a friend(彼女が本当に友だちを必要していること)」を指しています。
 なおここでは「that節」の「that」が省略されており、省略を元に戻すと、
 It was clear that she really needed a friend.
となります。

 このように、本当の主語はthat節や不定詞、あるいは動名詞などで文の後半に示されます。
 なお、本当の主語のことは文法用語では、「真主語」と呼んだりします。
  
▷その他の単語

 clear: 明らかな
 really: 本当に
 need: 必要とする
 friend: 友だち

▷今日の例文は「The Dodo」から
タイトル:Lonely Baby Rhino Starts Wrestling With A Goat




形式主語の「It」【第573回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2021-05-10 05:17:25 | It構文
こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

オーストラリアの珍しい動物、赤ちゃんハリモグラの映像が公開されています。
「形式主語の「It」」について、「Reuters」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

  形式主語の「It」

▷今日の例文

 例▷ It is rare to see newborn echidna puggles as they spend the first few months of their lives in a deep burrow made by their mothers.

 訳例▷ 生まれたての赤ちゃんハリモグラを見られるのは珍しいです。なぜなら彼らは最初の数カ月の生活を母親が作った深い穴の中で送るからです。



▷解説

 文の主語が長い場合などに、最初に「形式主語のIt」を出して、後の方で本当の主語を示す場合があります。
 このような「it」のことを「形式主語」と呼びます。

 「今日の例文」の場合は、「it」は、「to see newborn echidna puggles(生まれたての赤ちゃんハリモグラを見ること)」を指しています。
 このように、本当の主語は不定詞やthat節、あるいは動名詞などで文の後半に示されます。
 なお、本当の主語のことは文法用語では、「真主語」と呼んだりします。
     
▷その他の単語

 rare: 珍しい、稀な
 newborn: 新しく生まれた
 echidna: ハリモグラ ※ニューギニア、オーストラリアに生息する卵生の哺乳動物
 puggle: 赤ちゃんハリモグラ
 burrow: 穴、隠れ場

▷今日の例文は「Reuters」から
タイトル:Australian zoo welcomes rare echidna puggle - Lifestyle