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【雑感】中国の消費者物価、4月は8.5%上昇・食料品など高止まり 【和文/日経】

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080512AT2M1200H12052008.html

 【北京=高橋哲史】中国国家統計局が12日発表した4月の消費者物価指数(CPI)は前年同月に比べ8.5%の上昇となった。伸び率は3月を0.2ポイント上回り、依然として高水準で推移している。食品価格が高止まりしているうえ、サービスなど食品以外の品目でも価格上昇が目立ち始めた。中国政府は今後も金融引き締めを続ける方針だ。

 4月のCPI上昇率は11年9カ月ぶりの高水準だった今年2月の8.7%に比べ縮小した。ただ、2月は中南部を襲った大雪被害によってCPIが押し上げられた面が大きい。大雪被害の影響が薄らいだ4月に入ってもCPIが高水準のまま推移したことで、今年の政府目標である「4.8%以内」の実現はほぼ不可能になったとの見方が大勢だ。

 4月のCPIを品目別にみると、食品が22.1%上昇で引き続き全体をけん引した。中でも、中国人が最も多く口にする豚肉が68.3%上昇。一方、生鮮野菜は13.6%上昇で3月の22.7%に比べやや落ち着きを取り戻している。


 一月で食料品が22%増、豚肉に及んでは約7割り増し、決して暫定税率が停止されていたわけではない。
 天安門事件をピークとする、80年代後半の中国における社会不安は、表向き民主化による意識改革が理由にされているが、それが市民に広く指示されたのは、改革解放による物価高が背景にあったと考えている。
 経済が成長しているうちはいいのだが、成長がわずかでも鈍化すると、社会不安という形で噴出してくる。であればこそ、中共もソフトランディングを狙っているのだが、聖火リレーに浮かれる人民は聞きやしないのだった。
 オリンピックが終わった後が見ものではある。


 一方の問題、地震については、詳細が入らないのでさわり程度に。

・中国・四川省でM7・8 児童ら5人死亡、学校倒壊
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/05/2008051201000590.htm

 四川省としか書いていないマスコミが多いが、上記河北新報によれば、この前弾圧があったアバ・チベット族、チャン族自治州が震源であり。中央政府の対応いかんでは、少数民族の不満がくすぶる恐れが高い。
 温家宝が今日の内に現地に飛び、胡錦涛がためらわず軍を出したのも、救助にせよ治安維持にせよ意味がある。
 画像は、外壁にヒビが入った成都のビル。

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