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【雑感】「おから工事」と批判、国家政権転覆罪に 四川の元教員【和文/朝日】

http://www.asahi.com/international/update/0618/TKY200806180337.html

 【香港=奥寺淳】四川大地震で倒壊した学校の建築手法を「おから工事」と批判した元大学教員(56)が国家政権転覆扇動の容疑で公安当局に逮捕されていたことが18日わかった。香港の人権団体「中国人権民主運動情報センター」が伝えた。今回の地震をめぐる言論が同罪に問われたことが明らかになったのは初めて。

 逮捕されたのは四川省の西南科技大学の元教員・曽宏玲さん。曽さんは海外のウェブサイトに政府批判の文章を3度掲載し、「香港人が建てた校舎は問題なかったのに、なぜ政府が建てた校舎は全壊したのか」と問題提起。豆腐のように簡単に崩れるおから工事が「私たちの子供の未来を奪った」「政府の教育予算が少なかった」と指摘した。

 同センターによると、曽さんは9日夜に公安に連行され、家族が刑事勾留(こうりゅう)の通知書を受け取った。学校の倒壊問題を巡っては、当局は政府批判の封じ込めを強めている。


 悪名高い『国家政権転覆扇動罪』、建築物に対する問題提起でも適用されるところが恐ろしい。
 当然外国人であっても容赦されないので、中国に批判的な言動をしている人は注意が必要である。
 さしずめ筆者など、個人情報がばれたら、次回中国に入国次第逮捕されるだろう。
 それ以前に入国拒否されるだろうが。

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コメント
 
 
 
■「おから工事」批判で、国家政権転覆罪?-確定した中国分裂の筋書き? (yutakarlson)
2008-06-21 11:24:46
こんにちは。中国では、地震に関して無論例外もありますが、ある程度自由な報道がなされてきしまたし、インターネットも同様な傾向にありました。こうした一連の出来事は、中国共産党政権の情報開示の姿勢が変化しつつあるのではという期待を抱かせました。しかし、最近ではゆれ戻し現象とも言うべき状況が起こっています。というよりは、中国ではリスク管理体制ができていないため、今回の地震のようなときでさえ、一枚岩で動いていないため、地震直後には報道の統制・管制ができなかっただけかもしれません。ようやっと、小康状態を迎えた今は、本来の姿に戻りつつあるのだと思います。
このままだと、私がかねてから主張しているように、中国は今後10年間で分裂することになると思います。北京オリンピックは、かつてのベルリン・オリンピックやモスクワ・オリンピックのように、一つの国家体制が終焉する前の、壮大なレクイエムになるのでないかと思います。ここにコメントしていると長くなってしまいますので、詳細は是非私のブログをご覧ください。
 
 
 
お世話になっております (筆者)
2008-07-01 21:56:51
主に「世界第三位」の人民解放軍の即応力の点から、今回の地震についてはチェックしてきました。
yamada様のおっしゃるとおり、「実は軍もバラバラに動いていたらしい」といわれております。

温家宝が陣頭指揮をとらなければ、後手後手だったでしょうね。
 
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