妄想による愉快な国際時事ネタ解釈
四生の盲者日記
【雑感】中国の人権専門家、アムネスティ報告に強く反論【和文/人民日報】
http://j.people.com.cn/2008/04/09/jp20080409_86528.html
中国の人権専門家が8日、北京で座談会を開き、中国の人権問題を標的にしたアムネスティ・インターナショナルの最近の報告に強く反論した。専門家らは「拉薩(ラサ)で暴行・破壊・略奪・放火事件が発生した後で、オリンピックの開催前夜でもあるこの時期に、アムネスティ・インターナショナルが中国について是非を顛倒した報告を発表したのは、ダライ(ダライ・ラマ14世)集団および国外の『チベット独立』分裂勢力と呼応し合い、北京五輪の順調な開催を破壊し、中国の平和発展を妨げようとするためだ」との認識で一致した。
中国人権協会主催の「アムネスティ・インターナショナル報告反駁座談会」で、陳士球・副会長は「アムネスティ・インターナショナルがオリンピック前夜を選び報告を発表したのは、人権擁護のスローガンを借りて中国のイメージを汚すことにより、中国の平和と安定・民族の団結・社会進歩の破壊という目的を達成するためだ」と指摘した。
熊蕾・常務理事は「アムネスティ・インターナショナルに基本的人権の知識を普及させる必要がある。同報告は中国が西蔵(チベット)の『抗議者』を鎮圧したとしているが、実際にはこれら『抗議者』は『人権の闘士』などでは全くなく、暴行・破壊・略奪・焼き殺しをはたらいた刑事犯罪分子であり、人権を脅かす者なのだ。同様に、民族分裂活動をはたらくのも刑事犯罪分子であり、人権問題と結びつけることはできない」と指摘。「人権擁護を自任するどの政府も、刑事犯罪分子に法的制裁を加える権利を持つ」「これこそ真の人権擁護なのだ」と強調した。
中国人権研究会の劉海年・顧問(中国社会科学院法学所研究員)は「アムネスティ・インターナショナルは人権擁護の旗印を掲げる一方、ダライ集団や国外の『チベット独立』分裂分子が策動する暴力行為には口をつぐむ。こうしたダブル・スタンダードはすべての善良な人々の反感を呼ぶだろう。同報告が中国の人権問題を北京五輪と結びつけたことは、平和・友好のオリンピック精神に沿わないばかりか、13億中国人民の感情を傷つけた」と指摘した。
要約:
アムネスティ・インターナショナルは、基本的人権を知らない、ダライ分裂主義者集団の走狗。
いや、座談会の名前からして「アムネスティ・インターナショナル報告反駁座談会」というのだから、反駁がテーマだとは思うのだが。
それにしても、ガキの口喧嘩というか、負け犬の遠吠えに過ぎない、俺的ルールだけの発言を、世界に公開できる恥知らずっぷりはある意味大したもの。
人権専門家以前に、社会人として、「陰謀論」を堂々と公言し、あまつさえ新聞記事にされたなど、筆者は想像しただけで自殺したくなる。さすがは中華世界というべきか。
たとえ100年経っても、彼等は基本的人権を理解できないと確信した。
このあたりの国民性について、いささかステロタイプのきらいがあるが、産経のこの記事がわかりやすい。
・チベット問題 中国の古来からの排他的な中華思想が背景
http://sankei.jp.msn.com/world/china/080408/chn0804082206004-n1.htm
参考:中華人民の基本的人権
・自由権
├人身の自由: ○
├┬精神の自由
│├内面的: △
│└外面的: ×
└経済の自由: ×
・平等権: ○
・社会権: △
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