妄想による愉快な国際時事ネタ解釈
四生の盲者日記
五カ国軍事演習 -アジア版NATOへの道-(中文、北京日報)
http://news.xinhuanet.com/world/2007-09/04/content_6659115.htm
http://news.xinhuanet.com/mil/2007-09/04/content_6659168.htm
上記2URLの内容は同じ。
本日から始まる、米印日オーストラリア、シンガポールによる多国間海上共同訓練『マラバール07-2』をとりあげ。
「アメリカ、インド、日本、オーストラリアが集まってアジア版NATOを作ろうとしているアル」
「なぜなら安倍は著書の中で、この面子の集団安保を書いているアル」
「それにアメリカはインドにF35を売ろうとしているアル、これはNATO諸国並みの待遇アル」
という、逆説的ではあるがある意味常識的な内容。
この前は「日印米同盟なんか絶対無理アル」と豪語していたのから思えば、涙目に見えなくもない。「安倍」の前に「右翼」をつけたいのにつけられないジレンマも微笑ましい。
素人目に見ても、冷戦期におけるソ連の立ち位置を求めるかのようなこれまでの中国の動きを考えたら、日米の反応は既定路線としか思えないので。「まあ、その通りだからちゃんと国防してね」としか言えない、別に「心配し過ぎだよ」でも構わないが、字面は逆でも意味は変わらない。
それにしても右も左も、日本のマスコミが今日から始まる軍事演習をまったく報道しないのはどういうことか。
特に朝日新聞、折角31日の社説で「日本は安倍首相の価値観外交といい、近く行われる米印豪などとの軍事演習への参加といい、中国牽制(けんせい)を意図したかのような動きが目立つ。だが、本筋の外交はあくまで中国との相互信頼づくりであることを忘れてはならない。」とまで複線を張ったのだから、「軍トップが訪日し信頼関係が醸造されようというこの次期、時代遅れの冷戦思想、東アジア秩序対する挑戦、農相が辞任したばかりなのになにを考えているのか」など、筆者の想像をはるかに超えた社説をぶち上げて欲しい。
でなけれ朝日の面白さは半減する。
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