妄想による愉快な国際時事ネタ解釈
四生の盲者日記
【雑感】中国は米国型の軍備は不要【中文/環球時報】
http://news.xinhuanet.com/mil/2008-07/01/content_8468488.htm
新華大の教授が発表した文章として、新華ネットが転載。
文脈全体としては、全世界に展開可能なアメリカに対抗するのではなく、分相応の軍備を目指すべきというもの。
なぜこのような「軍縮論」を展開するのか、まともな経済感覚の持ち主なら「アメリカに対抗ようものなら軍事費で国が傾く」と考えるところだが、文章を斜め読みしてもよく分からない。
この文章で筆者が引っかかったのは、「中国が整えるべき軍事力は、日本をインドを上回るものが適当」と、具体的な国名を挙げている点にある。
もちろん「中国の軍事力は、これらの国家を圧迫することを目的とするものではない」と断りは入れてあるものの、実際問題IRBMを向けておいて名指しされたら「圧迫」以外のなにものでもない。
一方では、さざなみをべた褒めしておいてこれなので、うっかり目が離せない。
歴史的に支那は、国内経済がちょっと上向くと、すぐに対外的に領土を増やそうとするクセがある。
これまた歴史的に、整えられた軍は、容易に軍閥と化す上、軍事費用が国家経済に与える負担は半端なものではないので。個人的には、是非このままアメリカの向こうを張って軍拡に走ってもらいたい。
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