goo blog サービス終了のお知らせ 

路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【安倍首相】:昭恵夫人 「桜-」騒動渦中にFB更新…案の定、荒れる

2019-11-27 23:29:30 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【安倍首相】:昭恵夫人 「桜-」騒動渦中にFB更新…案の定、荒れる

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【安倍首相】:昭恵夫人 「桜-」騒動渦中にFB更新…案の定、荒れる 

 安倍晋三首相主催で公費で実施された「桜を見る会」を巡る問題が拡大化する中、自身の招待推薦枠もあったと明らかになった安倍昭恵・首相夫人が18日ぶりにフェイスブックに新規投稿を行った。

安倍昭恵氏
                                安倍昭恵氏

 ◆【写真】昭恵氏 イエロージャケットに膝丈ワンピースでキメキメ

 「桜-」の問題が大炎上して以降、初めての投稿。「ひとり親家庭で育った子どもの声を届けたい」とのプロジェクトのサイトを紹介する内容だったが、この投稿には「桜-」の問題を批判したり、揶揄するコメントが集まり、荒れ模様となった。 

 元稿:デイリースポーツ新聞社 主要ニュース 社会 【話題・首相主催の「桜を見る会」を巡る疑惑】 2018年11月27日  23:29:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【HUNTER】:一線越えた三反園県政 知事ラグビー観戦の文書を隠蔽

2019-11-27 09:15:20 | 【地方自治・都道府県市町村・地方議会・議員年金・デジタル田園構想・地方地盤沈下】

【HUNTER】:一線越えた三反園県政 知事ラグビー観戦の文書を隠蔽

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER】:一線越えた三反園県政 知事ラグビー観戦の文書を隠蔽 

 三反園訓知事が、裏ルートで入手した無償チケットを利用してラグビーワールドカップ準々決勝「日本対南アフリカ」の試合を観戦していた問題を巡り、HUNTERの情報公開請求を受けた鹿児島県が、複数の文書があるにもかかわらず、1枚の「招待状」だけを開示して事案の隠蔽を図ろうとしていることが分かった。
 たった1枚の文書を開示するか否かの判断をするのにかかったのは、県情報公開条例の期限いっぱいとなる30日間。同条例を恣意的に運用し、都合の悪い情報を隠そうとする三反園県政が、ついに役所としての一線を越えた。 

047e10dfa49129965d6a242de99adcd4146268ad-thumb-220xauto-25187.jpg 

 ■露骨に隠蔽したが……
 三反園知事が県の職員に「チケットを準備しろ」という命令を出したのは10月5日以降。すでに一般席が完売していた時期で、正規ルートでのチケット入手は不可能だった。

 困った職員らが頼ったのは、県の諮問組織「かごしま幸せプロジェクト委員会」で委員を務めている溝畑宏氏鹿児島県特別顧問。溝畑氏は、W杯のスポンサーで鹿児島市内に営業所を構える東京の民間企業H社の代表を県に紹介し、県はH社の代表からチケット1枚を無償でもらっていた。

 知事も県もH社からの「招待」だったとして問題の矮小化を図ったため、先月21日、県に対し『三反園知事が観戦したラグビーワールドカップ準々決勝日本対南アフリカ戦のチケットを入手した経緯が分かる文書』を開示請求していた。

 これに対し、県が開示決定を出したのが今月20日。確認したところ、条例上の開示決定期限である30日いっぱいをかけて交付される文書は、たった1枚の「招待状」だということが分かった。

 47都道府県の中で、開示決定期限を他の自治体の2倍となる「30日」に定めているのは千葉県と鹿児島県だけ。もともと情報公開に後ろ向きの県ではあるが、1枚きりの文書を開示するかどうかの判断に、30日もかけるのは単なる嫌がらせか、あるいは“時間稼ぎ”でしかない。

 結論から述べると、鹿児島県の行為は極めて悪質な隠蔽。開示すべき情報を隠して、知事にとって都合の悪い事実を葬り去ろうということだろう。だが、HUNTERが確認している知事のラグビー観戦に関する文書は最低でも3枚。その現物を、次週の配信記事で明らかにする。 

 元稿:HUNTER 主要ニュース 政治・社会 【社会ニュース】  2019年11月22日  08:50:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【HUNTER】:ラグビーW杯公務観戦 三反園鹿児島県知事「一般席」の真っ赤な嘘

2019-11-27 09:15:10 | 【地方自治・都道府県市町村・地方議会・議員年金・デジタル田園構想・地方地盤沈下】

【HUNTER】:ラグビーW杯公務観戦 三反園鹿児島県知事「一般席」の真っ赤な嘘

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER】:ラグビーW杯公務観戦 三反園鹿児島県知事「一般席」の真っ赤な嘘 

 はじめに嘘をついたばかりに引っ込みがつかなくなったのか、あるいは世間をなめているのか――。三反園訓鹿児島県知事が、ラグビーワールドカップ準々決勝「日本対南アフリカ」の試合を、大会スポンサー企業から無償でもらった高額なチケットを利用して観戦していた問題で、報道機関の取材に対し「招待された一般席」と断言し、問題はないとする姿勢を示していることが分かった。
 「一般席」は真っ赤な嘘。問題の終息を図りたいペテン師知事が、追い込まれて墓穴を掘った格好だ。

047e10dfa49129965d6a242de99adcd4146268ad-thumb-220xauto-25187.jpg

 ■「ご招待」は形だけ ― 不適切公務の実態
 ラグビーワールドカップの公務観戦について報道各社のぶら下がり取材を受けた三反園知事は、記者団との短いやり取りの中で、「招待」と「一般席」を強調していた。

mitazono1 (2).jpgmitazono2 (2).jpg

 これまで報じてきた通り、すでに入手困難となっていた日本対南アフリカ戦のチケットを、「おねだり」(県関係者)したのは知事の方だ。形として招待されたことになっているだけで、チケットを「ただでもらった」(同)事実は揺るがない。

 知事はさらに、自腹で行くべき試合観戦を“公務”に仕立て、特等席で熱戦を楽しんでいた。試合の前後に、県の溝畑宏特別顧問らと飲酒・飲食を楽しんでいたことも明らかとなっている。記者団とのやり取りの最後に、“公務として適切だったか?”と聞かれた知事は、「招待されて行ったんですよ、そこはご理解下さい」とコメントしたが、「ご理解」する県民は皆無に近いだろう。
(*下の写真は、チケットを仲介した鹿児島県顧問・溝畑宏氏(左端)のフェイスブック投稿より)

溝畑.png

 ■「一般席」には県職員もあ然
 しかし、一番理解できないのは、試合観戦の実態が暴かれた後だというのに「一般席」と断言できる知事の神経だ。三反園訓という男が希代のペテン師であることは多くの人が認めるところだが、ここまで平然と嘘をつけるものなのか――。改めて、知事が“無償”でもらったチケットと「席」について確認しておきたい。

 知事が試合を楽しんだのは、屋根付きで“カテゴリーA”と呼ばれる席だ。ラグビーワールドカップ日本大会の公式サイトにある座席表(下、参照)によれば、知事が観戦を楽しんだ席は、赤い書き込みで示したあたりになる。ある県関係者は、「特等席だった」と証言している。
(*座席表の下は、チケット料金表。赤い書き込みはHUNTER)

座席表.png

料金表.png

 通常のチケットだと4万円だが、高級な飲食が付く「ホスピタリティパッケージ」になると、準々決勝なら最低でも17万円という額に跳ね上がる。ただしここに来て、知事が座った席が、知事にチケットを贈った大会スポンサー企業が保有していた特定枠だったことが分かってきた。そうなると非売品。定価が決まっていない特別なチケットであり、20万円と言われれば20万円、30万円と言われれば30万円の値段が付くチケットだったということになる。一般人が入手できない席が「一般席」と言えるのか――?答えが「NO」であることは、子供でも分かる話である。

 ある鹿児島県職員の話。
「知事がテレビのニュースで『一般席』だと断言したのを見て、あ然となりました。それまでのHUNTERの報道で、知事がもらったチケットが、一般人では入手できない特別なものであることが明らかとなっていたからです。県庁内部でも、ほとんどの職員が呆れているのが実情です。こんな嘘つきが鹿児島県の知事なんですから、モチベーションは下がる一方です」

  28日には知事の定例会見が予定されている。おそらく知事は、「スポーツ振興課に聞け」「招待だ」と言って姑息な責任回避に走るはずだ。しかし誰がどう言い訳しても、三反園氏が“個人的に”“一般人が入手できない特別なチケットをもらい”、“ラグビー観戦を楽しんだ”という事実を曲げることはできない。

 元稿:HUNTER 主要ニュース 政治・社会 【社会ニュース】  2019年10月28日  09:05:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【HUNTER】:ラグビーW杯裏ルートチケット問題 ■矮小化図る鹿児島県への反論

2019-11-27 09:15:00 | 【地方自治・都道府県市町村・地方議会・議員年金・デジタル田園構想・地方地盤沈下】

【HUNTER】:ラグビーW杯裏ルートチケット問題 ■矮小化図る鹿児島県への反論

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER】:ラグビーW杯裏ルートチケット問題 ■矮小化図る鹿児島県への反論 

 三反園訓鹿児島県知事が裏ルートでチケットを入手し、今月20日に東京スタジアム(東京都調布市)で行われたラグビーワールドカップ準々決勝「日本対南アフリカ」の試合を観戦していた件を巡り、真相をねじ曲げて問題を矮小化しようとする県側の姑息な姿勢が露わとなっている。
 県の担当課は、知事主導の試合観戦だったことを否定した上で、「招待だから、チケットの価格を調べなかった」と強弁。違法性が問われかねない高額チケットの無償譲渡を、なかったことにする構えだ。(写真は、チケットを仲介した鹿児島県顧問・溝畑宏氏(左端)のフェイスブック投稿より)

溝畑.png

 ■真相ゆがめて知事擁護
 知事のラグビー観戦について、これまでの経緯を説明してほしい――。24日、HUNTERの問いに応えた県スポーツ振興課長は、一連の流れについて次のように回答した。

・南アフリカチームが事前キャンプに来ていた頃から同チームの応援に行くという話があった。

・関係先から「南アフリカ対ニュージーランド」と「南アフリカ対イタリア」のチケットが届いていたが、知事が行けないので東京事務所の所長に行ってもらった。

・県の顧問である溝畑宏氏からも、南アフリカチームの応援に行くべきだとの誘いがあったが、日程が合わなかった。

・10月になって20日ならなんとか応援に行けそうだということになり、溝畑氏にその旨を伝えた。

・溝畑氏から大会スポンサーの企業を紹介してもらい、そこから招待された。

・チケット代金については、招待なので調べなかった。オフィシャルスポンサーの枠チケットだと考えている。 

 一方、HUNTERが入手した県関係者の告発内容はこうだ。

10月に入って、知事から南ア戦のチケットを準備するよう、急な指示が出た。

・入手困難な時期だったため、困ったスポーツ振興課が、溝畑氏が委員を務める県の諮問組織「かごしま幸せプロジェクト委員会」を所管する企画課に相談した。

・溝畑氏から大会のスポンサー企業を紹介され、1枚だけの入手が決まった。 

 担当課長の話は肝心なところで脚色されている。県側の主張は、南アフリカチームの試合観戦は早くから検討していたことで、知事の発案あるいは指示ではないとする筋立てだ。この点について、ある県関係者はこう解説する。
「南アフリカチーム側から観戦の誘いがあったのは確かですが、それは断っているんです。その時点では、まだ日本チームが勝ち進むとは思われていなかったからです。9月28日に行われた初戦の相手は、世界ランク2位のアイルランド。大方の人は負けを覚悟してたんじゃないですか。それが勝って、決勝トーナメント進出に希望が出てきた。知事は、(日本チームが)10月5日にサモアにも勝ったことで、とたんに目の色が変わった。そこで『チケットを3枚用意しろ』という指示を出したんです。1枚は自分のもので、残りは東京事務所長と秘書の分。役所の人間を連れていき、公務になるよう仕組んだんです。せこい話ですが、それが真相ですよ。スポーツ振興課は知事に忖度しているだけ。“おねだり”の色を薄めるため、懸命にごまかしているだけです」

 役所として“知事のおねだり”を否定するしかない苦しい事情は理解できるが、そこを強調するあまり、課長は問題の本質を見落としている。

 知事の主導か否かにかかわらず、チケット入手を溝畑氏に頼んだ形になっているのは事実。その甲斐あって、知事は特別なチケットを無償でもらい、溝畑氏らとともに優雅な時を過ごしていた。その証拠が、溝畑氏自身がフェイスブックに投稿した下の写真である。20日の試合観戦終了後、特別なチケットを入手した人だけが集まる「ホスピタリティーラウンジ」で鈴木大地スポーツ庁長官(中央)らとともに、三反園知事と溝畑氏が写っている。

溝畑.png

 ■チケット代「調べなかった」と強弁
 “知事主導”の否定に余念のない県だが、一番のこだわりを見せているのは、“チケット代金については、招待なので調べなかった”という点。高額なチケットを「ただでもらった」(県関係者)ことをごまかしたいらしく、調べなかったことを「別におかしくない」と言い張る。

 記者:チケットの代金を調べなかったのは何故か?
 課長:招待だから、調べなかった。

 記者:招待なら、チケット代が100万円だろうが200万だろうが1,000万円だろうが、問題ないということか?県はいつもそんなことをやっているのか?
 課長:それは、ちょっと極端でしょう。

 記者:極端ではない。課長が言っているのは、そういうことだ。
 課長:だって、招待なんですから。
 
 国の役所も他の自治体も、民間からの贈り物には厳しい対応をするのが当たり前になっている。霞が関官僚なら、一定額以上のもらいものなら届け出る義務があるほどだ。県の課長がいう「招待だから、チケットの金額は調べる必要がない」がまかり通れば、鹿児島では賄賂が横行することになる。そんなバカな話が、通用するはずがない。
 
 ■県民からは厳しい批判
 知事のW杯観戦問題は、HUNTERの記事配信後、地元紙の報道もあって波紋が広がる一方だ。事情を知ったある財界関係者は、次のように話している。
「私は仕事柄、県の歴史文化関係者とよく話を致しますが、昨年の明治維新150年絡みでは、本来、歴史研究や文化財補修維持などに使われるべき歴史文化予算が、仮装パレードや西郷さんそっくりさんコンテストなどのパフォーマンスに使われてしまったそうです。
 仮装パレードなんか5月の雨で中止になったのに、三反園知事がどうしてもやりたいと言って当日朝まで引っ張り、キャンセル料金が発生したと聞いています。パレードは11月にやり直しになったので、実質2回分の費用がかかってしまったそうです。
 今回のラグビー観戦の話も、公私混同ということでは同じ。三反園さんは、知事失格です。鹿児島の政治・経済に明るい人は皆、『三反園が2期やったら鹿児島は財政も行政も崩壊する』と心配しております。

 鹿児島市在住の40代公務員男性は、三反園県政の酷さに憤る。
「ここまで私欲にまみれた知事がいただろうか?普通に考えれば、公務員がこのような形でチケットを手に入れれば、“便宜許与”あるいは“利益供与”として、厳しく罰せられるはずだ。金額の多寡ではない。
 もともと知事は、目立ちたい、手柄にしたいという気持がミエミエで、言葉にも行動にも中身がない。挙句の果てに、権力を使ってラグビーのプラチナチケットを手に入れ、酒を飲みながら観戦しようとは……。情けないと言うしかない。
 政治理念なし。信念なし。人を平気で裏切る。厚顔無恥。三反園氏の頭の中にあるのは、損得勘定だけだろう」

 40代の会社経営者も、呆れ顔だ。 
「ブラジルでの添乗員イジメ、自分勝手な会合ドタキャン、今回のラグビー観戦――。それらは、氷山の一角なのかもしれません。こうした異常事態が繰り返されてるのが、三反園県政なんですね。そのことは付き合いのある多数の県庁関係者からも聞いております。鹿児島県の財政と行政が崩壊する前に、三反園さんは分不相応な地位から降りて欲しいものです」

 別の会社社長も、呆れ顔で語る。
「知事のラグビー観戦は、公務ではない。日本が上位進出したということで、無理矢理チケットを手に入れて行っただけ。自分が楽しみたかったということだ。お子ちゃま。駄々っ子。知事の器ではない」

 ■県庁内部からも怒りの声  
 就任から3年を経て、三反園氏への評価は下がりっ放し。ついには、県党内部からも怒りの声が上がり始めている。

「知事の豪遊を尻目に、今日、人事課から超過勤務、いわゆる残業をするなと通知があったそうな。血税なのだそうだ。残業しないと仕事は終わらない状況なのに、どこを向いて人事課も仕事してるのか呆れます」(匿名)

「鹿児島県知事を掘り下げていただきありがとうございます。内部関係者ですが、知事は外面が良い反面、日頃の内部への横柄な態度には執行部も、もう我慢ならないと思っている人は沢山いると思います。土日を返上しての選挙活動など、目に余る行為は知事としての資質がないと思われます」(匿名)

 ■やっぱり嘘つき
 知事は、試合観戦についての報道機関の取材に対し「一般席だった」と明言し、問題はないとの見解を示したという。特別な飲食などのサービスが付く「ホスピタリティパッケージ」が付いた高額チケットの席を、「一般席」と呼ぶのか――。三反園訓は、やっぱり嘘つきだ。

 元稿:HUNTER 主要ニュース 政治・社会 【政治・社会ニュース】  2019年10月25日  08:40:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【HUNTER】:三反園鹿児島県知事・ラグビーW杯高額裏チケットで問われる違法性

2019-11-27 09:14:50 | 【地方自治・都道府県市町村・地方議会・議員年金・デジタル田園構想・地方地盤沈下】

【HUNTER】:三反園鹿児島県知事・ラグビーW杯高額裏チケットで問われる違法性

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER】:三反園鹿児島県知事・ラグビーW杯高額裏チケットで問われる違法性 

 今月20日、東京で行われたラグビーワールドカップ準々決勝「日本対南アフリカ」の試合を観戦した三反園訓鹿児島県知事が使ったチケットは、県職員に命じ裏ルートで入手させたものだった。
 民間企業から「ただでもらった」(県関係者の証言)というチケットは、最低でも17万円はするというセレブ専用。「公務」とかけ離れた愚行によって、歪む県政の実態が浮き彫りになった格好だ。
 問題は他にも――。県が「ご招待」と胸を張るチケットの無償譲渡は、政治資金規正法が禁じる「企業から政治家個人への寄附」にあたる可能性がある。

047e10dfa49129965d6a242de99adcd4146268ad-thumb-220xauto-25187.jpg

 ■「ご招待」では済まない高額チケット
 知事がもらったチケットは、特別な飲食などのサービスが付く「ホスピタリティパッケージ」という特別なもの。今月20日の南アフリカ戦のチケットは、最低でも税抜きで17万円だったという。
(*下は、日本対南アフリカ戦以外の準々決勝の、知事がもらったものと同じ観戦チケット。「170,000円から(消費税抜き))」とある)

チケット.png 

 官僚がモノをもらった場合、5,000円を超えるものについては届出が必要になるように、役所が高額な物品や金券を簡単にもらうことはできないはずだ。「ご招待」なら対価がいくら高額でもかまわないというなら、賄賂の横行が容認されることになる。鹿児島県の「ご招待だから(問題ない)」という姿勢は、醜い自己弁護に過ぎない。

 ■政治資金規正法違反の疑い
 問題は、プレミアチケットをもらい使用したのが“三反園訓個人”という点だ。チケットは明らかに知事あてに贈られたもの。すると、知事個人への「寄附」という見立てが成り立つ。

 県の担当課は23日になって、チケットとともにワールドカップ組織委員会公認の「ネクタイ1本」が送られてきたことを明かしている。“知事に使って欲しい”という意味合いがあるのは言うまでもあるまい。これは、チケット譲渡が、組織としての「県」ではなく、三反園知事個人へのプレゼントであることの証左だろう。

 一方、知事を「ご招待」したのは、今年4月から鹿児島県の顧問に就任している溝畑宏元観光庁長官が紹介した東京の人材派遣会社だ。ラグビーワールドカップのスポンサー企業でもある同社は、鹿児島県内に営業所を有していることが分かっている。チケットとネクタイは、県内に拠点を持つ「企業」が、知事に寄附したということだ。

 政治資金規正法は、政党と政党支部及び政党の政治資金団体以外の政治団体や政治家個人が、企業・団体から寄附をもらうことを禁じており、三反園知事へのチケット贈与は、この規定に抵触する可能性がある。チケットの価格は、報じてきた通り最低170,000円。儀礼の範囲を、はるかに超える金額なのである。 

 元稿:HUNTER 主要ニュース 政治・社会 【社会ニュース】  2019年10月24日  08:25:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【HUNTER】:鹿児島県知事ラグビー観戦疑惑 ■「ご招待」とセレブ向けチケットの実態

2019-11-27 09:14:40 | 【地方自治・都道府県市町村・地方議会・議員年金・デジタル田園構想・地方地盤沈下】

【HUNTER】:鹿児島県知事ラグビー観戦疑惑 ■「ご招待」とセレブ向けチケットの実態

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER】:鹿児島県知事ラグビー観戦疑惑 ■「ご招待」とセレブ向けチケットの実態 

 「ラグビーの試合が見たい」と駄々をこねたバカ殿の面倒をみるために、普通なら手に入れることのできないチケットを裏ルートでもらい、事が露見するや隠蔽に走らされる――。鹿児島県職員のため息が聞こえてきそうな話だが、一番被害を被っているのは県民。バカ殿の私的な試合観戦を公務に仕立てたため、無駄な経費が血税で賄われていた。
 三反園訓鹿児島県知事が不正としか思えない手口でチケットを入手し、今月20日に東京スタジアム(東京都調布市)で行われたラグビーワールドカップ準々決勝「日本対南アフリカ」の試合を観戦していた問題が波紋を広げている。(右の写真は、元政府関係者のフェイスブック投稿より)

みたぞの2-1.jpg

 ■県がすがる「ご招待」の実態 
 三反園知事が、県職員に命じて南アフリカ戦のチケットを入手させ、観戦していたことが分かった。チケット入手は完全な裏ルート。しかも、20万円近くするというチケットは「ただでもらった」(県関係者)ものだった(参照記事⇒「三反園鹿児島県知事 裏ルートチケットでラグビーW杯観戦」)。知事が試合を楽しんだのは特別な席で、決して一般席ではない
 
 21日午前、改めて県の担当課にチケット入手の経緯について確認を求めたところ、午後になって連絡してきた課長の答えは「ご招待です」。招待状でもあるのかと突っ込むと、「ありますよ」と断言する。どうやら、「ご招待だから問題ない」という筋書きらしい。だが、残念ながら、この言い訳は通用しない。

 県の職員が、三反園知事から「チケットを準備しろ」という命令を受けたのは10月5日以降。すでに一般席が完売していた時期で、正規ルートでのチケット入手は不可能だったという。

 困った職員らは、県の諮問組織「かごしま幸せプロジェクト委員会」で委員を務めている元政府関係者にチケット入手を依頼。元政府関係者は、W杯のスポンサーで鹿児島市内に営業所を構える東京の民間企業H社の代表を県に紹介し、県はH社の代表からチケット1枚を無償でもらっていた。

 県が主張するように、H社側が、三反園氏を招待するという主旨のペーパーを添えてチケットを提供したのは確かだろう。だが、それは形だけのこと。きっかけが“知事のおねだり”だったのは、報じてきた通りだ。県側の「チケットが欲しい」という依頼があったのが事の始まりで、常識のある大人なら、H社の「ご招待」が儀礼上のものだと気付くはずだ。H社側は、自発的にチケットを提供したわけではない。「ご招待」とはつまり、“ただでもらった”ということなのである。

 ■飲食してはしゃいでいた知事
 そもそも、知事であれ職員であれ、公務員が20万円近い額のプラチナチケットを無償でもらっていいはずがない。「鹿児島県職員倫理規程」は、利害関係者の費用負担による『飲食等の供応接待』や『ゴルフ、釣り、旅行、マージャン、スポーツ観戦その他これらに類する遊技等の接待又は招待』禁じており、職員なら一発アウトのケースなのだ。

 「知事は職員ではない」という強弁が聞こえてきそうだが、規範になるべき県政トップが、堂々とこの規定を破っていては示しがつくまい。まずいことに、問題のチケットは飲食接待付きのセレブ向け商品なのだ。

 じつは、ここに来て知事がもらったチケットの種類と購入価格が分かってきた。下は、日本対南アフリカ戦以外の準々決勝の、知事がもらったものと同じ観戦チケット。「170,000円から(消費税抜き))」とある。

チケット.png 

 知事がもらったチケットは、「ホスピタリティパッケージ」という特別なものだった。スポーツホスピタリティは欧米ではよく知られている観戦方法で、観戦チケットの他に専用空間での試合前後の飲食、エンターテインメントなどが提供される商品なのだという。従って、価格も特別。知事は最低でも17万円(消費税抜き)はするセレブ向きのチケットを、ただでもらったということだ。

 知事は、よほど嬉しかったらしく、飲酒に及んではしゃいでいた証拠が残っている。下は、知事のホスピタリティパッケージチケットを仲介した元政府関係者が、フェイスブックに投稿した写真。20日の試合観戦終了後、ホスピタリティーラウンジで談笑する鈴木大地スポーツ庁長官らとともに、赤ら顔の三反園知事が写り込んでいた。

みたぞの2.jpg

 「ご招待」(県側説明)であれ“おねだり”であれ、県知事ともあろうものが、ただで高額なチケットをもらい、はしゃいで飲酒までしていたというのだから呆れるしかない。まさにバカ殿の所業だろう。前代未聞の“事件”といえそうだが、問題はこれだけではない。
                                                       (以下、次稿)

 元稿:HUNTER 主要ニュース 政治・社会 【社会ニュース】  2019年10月23日  08:15:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【首相主催の「桜を見る会」】:名簿廃棄、資料要求後 「別の担当課、知らず」

2019-11-27 06:15:56 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【首相主催の「桜を見る会」】:名簿廃棄、資料要求後 「別の担当課、知らず」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【首相主催の「桜を見る会」】:名簿廃棄、資料要求後 「別の担当課、知らず」 

 安倍晋三首相が主催した「桜を見る会」の今年の招待者名簿を巡り、内閣府は二十六日、野党の追及本部が国会内で開いた会合で、五月九日に名簿を廃棄した時間帯が、共産党の宮本徹衆院議員による関連資料要求よりも後だったことを明らかにした。廃棄と資料要求を担当した課が別だったため「廃棄の時点で、資料要求は知らなかった」と説明した。野党は「証拠隠滅だ」と改めて批判した。

 内閣府によると、名簿の廃棄は大臣官房人事課が担当し、五月九日午後の早い時間帯に行った。一方、宮本氏の資料要求は同日正午すぎに大臣官房総務課が把握した。総務課は資料要求について速やかに人事課に伝えず、人事課の担当者が要求を知らないまま名簿を廃棄したという。

 今年の招待者名簿については、内閣府が宮本氏から資料要求があった五月九日に廃棄したことを明らかにしていたが、廃棄の時間帯が資料要求よりも前か後かには言及していなかった。

 自民党の二階俊博幹事長は二十六日の記者会見で招待者名簿について「後々の記録、来年の参考にもなるから、いちいち廃棄する必要はない」と苦言を呈した。

 菅義偉(すがよしひで)官房長官は記者会見で、桜を見る会の招待客を巡り、首相や官房長官らの推薦が二〇一四年の約三千四百人から今年は約二千人に減っているのは過少説明との野党の指摘に対し「招待者名簿を既に廃棄しており、確認できていない」と釈明した。菅氏は、首相や官房長官らの推薦について「自民党関係者からの推薦も多く入っていたのではないか」との見方も示した。 (中根政人、井上峻輔)

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・首相主催の「桜を見る会」を巡る疑惑】  2019年11月27日  06:15:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【自民党】:二階氏、女系天皇を容認? 「男女平等念頭に」 党内は反対根強く

2019-11-27 06:15:52 | 【皇室・天皇・褒章・皇后・皇太子・元号・宮家・皇室財産・皇族の戦争責任】...

【自民党】:二階氏、女系天皇を容認? 「男女平等念頭に」 党内は反対根強く

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【自民党】:二階氏、女系天皇を容認? 「男女平等念頭に」 党内は反対根強く 

 自民党の二階俊博幹事長は二十六日の記者会見で、皇位継承のあり方に関連し「男女平等、民主主義の社会を念頭に置いて考えていけば、おのずから結論は出るだろう」と話した。女性天皇や、母方が天皇の血筋を引く女系天皇を容認するとも受け取れる発言。党内には反対意見も根強く、波紋を広げそうだ。

 同党では甘利明税制調査会長が二十四日のフジテレビ番組で「男系を中心に順位を付け、最終的選択としては女系も容認すべきだ」と発言した。

 一方、党内の保守系グループ「日本の尊厳と国益を護(まも)る会」は十九日、男系継承を維持するために旧宮家(旧皇族)の皇籍復帰を可能とするよう求める提言を安倍晋三首相に手渡した。

 首相は「男系継承が古来例外なく維持されてきたことの重みも踏まえ、慎重かつ丁寧に検討を行う必要がある」と話した。「女性天皇と女系天皇の違いに国民の理解が進んでいない」とも指摘したという。

 皇室典範は、皇位継承資格者を「男系の男子」に限定。歴代天皇のうち女性天皇は八人いるが、女系天皇は一人もいない。女性・女系天皇を認めるには、皇室典範の改正が必要になる。 (井上峻輔)

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・皇室・女性天皇や、母方が天皇の血筋を引く女系天皇を容認する発言】  2019年11月27日  06:15:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【社説①】:インフル流行 感染を広げないために

2019-11-27 06:10:57 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【社説①】:インフル流行 感染を広げないために

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①】:インフル流行 感染を広げないために 

 今季のインフルエンザの全国的な流行期に入った。例年並みだった昨年より一カ月ほど早い。これから来年春にかけ流行は続く。感染症への対策の柱は予防である。社会や個人で備えたい。

 流行は、全国の医療機関から寄せられる患者数で判断される。十一月上旬に基準を超えた。

 直近の期間に検出されたウイルスは二〇〇九年に新型として流行したA型が多い。

 ただ、複数の型が流行する可能性がある。一度、感染し発症しても警戒は怠れない。

 今年は九月から沖縄県で患者が増えだした。新学期が始まって感染が広がったようだ。夏でも感染する地域があることにも注意を払う必要がある。

 個人でまずできる予防は周囲への気遣いだ。インフルエンザウイルスは感染した人のせきやくしゃみの飛沫(ひまつ)に乗って周囲に広がる。せきをしている人はマスク使用はもちろん、手でせきを受け止めた際には、その手でドアノブなどを触って感染を広げないようすぐに手洗いをしてほしい。日々の丁寧な手洗いも大切になる。

 予防接種も有効だ。感染自体は防げないが、発症をある程度抑えたり重症化を防ぐ効果がある。接種を受ければ数カ月は効果があるといわれる。

 高齢者や慢性疾患を持つ人は感染すると肺炎など重症化する場合がある。接種を受けた高齢者は死亡の危険を五分の一に減らせることが期待できるという。自治体によっては費用の一部を助成している。積極的に受けたい。

 季節性のインフルエンザとは別に新型はいつどこで発生するか分からない。ひとたび発生すると、多くの国民が免疫を持っていないため感染が一気に拡大し命や健康を脅かしかねない。

 政府は新型発生を想定した対策をつくっているが、国民への周知を引き続き行うべきだ。

 冬季はインフルエンザの流行だけではない。手足や食品を介してノロウイルスなどに感染し、激しい下痢や嘔吐(おうと)に苦しむ感染性胃腸炎も発生する。

 どちらも介護施設や学校、保育所などで集団発生することがある。施設側も正確な知識を基に対策を取ってほしい。

 来年の東京五輪・パラリンピックでは、今年のラグビー・ワールドカップ以上に海外から多くの人が訪れるだろう。インフルエンザに限らず、はしかや風疹など感染症全般の対策を考えたい。 

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2019年11月27日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【社説②】:相次ぐ風水害 反省を次に生かしたい

2019-11-27 06:10:54 | 【災害・地震・津波・台風・竜巻・噴火・落雷・豪雪・大雪・暴風・土石流・気象状況】

【社説②】:相次ぐ風水害 反省を次に生かしたい

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説②】:相次ぐ風水害 反省を次に生かしたい 

 今年は台風が首都圏を相次いで直撃した。大規模で長期間の停電が発生し、車が水没するトラブルも多発した。自然災害は毎年、どこかで起きる。この教訓を次に生かしたい。

 九月に台風15号が房総半島に上陸、十月には19号が静岡県の伊豆半島に上陸して関東地方を通過。さらに21号が接近して、大雨を降らせた。千葉県は三度とも被災。15号では大規模な停電が発生した。19号では東京都心などでも浸水被害が出た。

 都市化、情報化で災害の様相も変わった。携帯電話を通じて情報を集めることから、通信網や電力の重要性が高くなった。避難で車を使う人も多かった。対応策も時代に応じて変わる。

 経済産業省で停電をテーマにしたワーキンググループの会合が開かれている。

 15号では全国で百万戸近い停電が起きた。風で飛ばされた大きなシートが電線に引っ掛かったり、倒木に巻き込まれたりしたケースもあった。

 実は昨年も台風21号によって、関西電力で百七十万戸、中部電力で七十万戸が停電した。今回と同じワーキンググループは昨年「復旧作業の妨げとなる倒木等の撤去を迅速に行える仕組みの構築」を提言していた。だが、東京電力は倒木の撤去に手間取り、99%復旧まで約二百八十時間かかった。教訓は生かされなかった。一方、ドローンで被害状況の把握に努めた。次につながる工夫である。

 多摩川沿いの十一自治体の首長らでつくる多摩川流域連携会議は、各地で避難所がパンク状態になるなどの経験から、反省点や改善点を共有して次の災害に備えるという。都県境を越えたつながりで、災害対応力を高めてほしい。

 移動中に冠水して動けなくなる車が多く、亡くなる人もいた。日本自動車連盟(JAF)は栃木、千葉、長野、福島の四県で冠水に関するサービスが少なくとも千二百二十五件あったという。車はマフラーまで冠水するとエンジンが止まる。水量が多くなると、浮き上がって流され、脱出が困難になる。ギリギリで助かった人もいたはずだ。注意が必要だ。

 千葉県茂原市内の中学校では、学校にある備蓄食を生徒に食べさせるかどうかの判断が、学校によって分かれたという。マニュアルですべてを想定するのは難しい。マニュアルの最後に「責任者が最善と考える行動を取れ」と入れるべきではないか。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2019年11月27日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【筆洗】:男がたった一人で、無人島に流れ着いたとしよう。

2019-11-27 06:10:51 | 【学校等の陰惨ないじめ・暴力・体罰・自死・家庭での虐待・不登校・児相】

【筆洗】:男がたった一人で、無人島に流れ着いたとしよう。

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【筆洗】:男がたった一人で、無人島に流れ着いたとしよう。

 どんなに待っても、助けてくれる船は通らない▼誰も来ない。それよりも大きな絶望があるとしたら、こんなケースかもしれぬ。無人島に漂着して数カ月後、一隻の船が島の近くを通る。船は男に気がつき、島に近づいてくる。男は「助けて」と叫ぶが、船長は男を見てこういう。「大丈夫そうですね。あなたはこの島で十分暮らしていけますよ」。船は男を残したまま去っていく▼助けが来たが、助けてくれぬ。一瞬、希望を見る分、その絶望はより大きいかもしれぬ。報告書から見えてくるのはそういう悲しい「漂流記」だろう。千葉県野田市の栗原心愛(みあ)さんが虐待死した事件をめぐる県検証委員会の報告書である▼児童相談所は心愛さんを一時保護したものの、その後、祖父母宅で生活することを条件に、その保護をうかつにも解除している。父親の暴力や性的虐待の可能性を児童心理司や問診した精神科医が指摘していたにもかかわらずである▼どんな言い訳をしようとも、助けを求める心愛さんを、その船は虐待という名の怪物の棲(す)む島におきざりにしたのである。そして亡くなった▼自分を残し去って行く船。それを見つめる十歳の孤独と絶望の深さを思う。報告書に「救える命だった」とある。だがミスを重ね、救えなかった。救わなかったと何が違うというのだろう。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【筆洗】  2019年11月27日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【私設・論説室から】:台風の日の「恩送り」

2019-11-27 06:10:48 | 【医療・診療報酬・病気・地域・オンライン診療・マイナ保険証・薬価・医療過誤】

【私設・論説室から】:台風の日の「恩送り」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【私設・論説室から】:台風の日の「恩送り」 

 「恩送り」という言葉がある。受けた親切を相手に返すのでなく、別の誰かに送ることだ。東京都世田谷区の池末有貴生(いけすえゆきお)さん(42)の話を聞き、脳裏に浮かんだ。

 池末さんは、娘(6つ)が重い脳の病気と闘っている。痰(たん)の吸引に投薬…。在宅での医療ケアは終わりがない。「孤独で長いトンネルを歩いているようだった」と振り返る。

 三年前、近くの国立成育医療研究センターに「もみじの家」ができた。重症児と家族のの短期滞在施設で、医療ケアをスタッフが代行してくれる。キッズファム財団のボランティアも支援してくれる。

 何度か利用し、池末さんは「助けてくれる人がいる。守られている」と思うようになった。いつしか心に余裕ができていた。

 台風19号に襲われた先月十二日。増水する多摩川沿いに住む知人一家が、行政の避難所に向かうことを知る。「うちに来てもらおう」。思い切って誘い、1LDKのマンションで二家族が一晩過ごした。

 支えられる側から、支える側へ。池末さんに新しい感覚が生まれたという。「弱々しかった私たち一家は、もみじの家のおかげで強くなれた」

 ささやかな一歩かもしれない。でも、将来誰かが受け取る「恩」は限りないと感じる。こうした善意の連鎖が人の絆を豊かにし、社会を強くすると信じるから。 (臼井康兆)

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【私設・論説室から】  2019年11月27日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【首相の一日】:11月26日(火)

2019-11-27 06:10:45 | 【政策・閣議決定・財政・予算・地方創生・優生訴訟・年収「103万円」の壁】

【首相の一日】:11月26日(火)

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【首相の一日】:11月26日(火) 

 【午前】8時52分、官邸。58分、閣議。9時17分、ハンセン病元患者の家族らと面会。40分、西村康稔全世代型社会保障改革担当相、田和宏内閣府審議官、太田充財務省主計局長、伊原和人厚生労働省政策統括官、新原浩朗経済産業省経済産業政策局長。54分、西村全世代型社会保障改革担当相、多田明弘内閣府政策統括官、太田財務省主計局長。10時18分、麻生太郎副総理兼財務相、財務省の岡本薫明事務次官、太田主計局長、可部哲生理財局長。50分、麻生副総理兼財務相。

 【午後】0時26分、JR東京駅。奈良県、京都府を訪問される天皇、皇后両陛下を見送り。1時6分、官邸。21分、高鳥修一自民党筆頭副幹事長。2時5分、茂木敏充外相、外務省の山田重夫総合外交政策局長、山上信吾経済局長。24分、茂木外相。35分、就職氷河期世代の支援に関する会議。4時12分、北村滋国家安全保障局長、林肇官房副長官補、今井尚哉首相補佐官、外務省の秋葉剛男事務次官、高橋克彦中東アフリカ局長。39分、北村国家安全保障局長、林官房副長官補、今井首相補佐官、秋葉外務事務次官。5時17分、全世代型社会保障検討会議。6時22分、公邸。元大リーガーのイチロー(本名鈴木一朗)氏、井上亮オリックス社長、高島誠三井住友銀行頭取と会食。8時23分、全員出る。宿泊。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・首相の一日】  2019年11月27日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【社説①】:香港民主派勝利 区議選の民意尊重せよ

2019-11-27 06:10:40 | 【中国・共産党・香港・一国二制度・台湾・一帯一路、残留孤児、国家による抑圧統治】

【社説①】:香港民主派勝利 区議選の民意尊重せよ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①】:香港民主派勝利 区議選の民意尊重せよ 

 香港区議選は中国、香港政府に批判的な民主派が圧勝した。市民による直接投票で最も民意を反映する選挙である。両政府は民主化を求める民意を尊重し、デモ隊の要求に耳を傾けるべきである。

 四年に一度の区議選(計十八区)は二十四日に投開票が行われ、民主派が計四百五十二議席のうち85%超の三百八十八議席を獲得し、歴史的な圧勝を収めた。

 香港では六月から「逃亡犯条例」改正反対を発端に民主化を求める住民デモが続き、香港警察は強硬策で制圧を図ってきた。

 改選前に議席の約七割を占めていた親中派は大敗し、一九九七年の香港返還以降、初めて民主派が総数で過半数を占めた。「一国二制度」を踏みにじる中国の姿勢に「ノー」を突きつける香港の民意が明確に示されたといえる。

 投票率も前回の47%をはるかに上回る71・2%と返還後最高を記録した。二〇一四年の雨傘運動の挫折以降、顕著となった香港での民主化後退への市民の危機感や関心の高さが浮き彫りになった。

 デモ隊の訴えは、民主的な選挙制度の実現やデモを「暴動」と認定したことの取り消しなど「五大要求」へとすでに変化している。

 条例案撤回以外は応じなかった林鄭月娥行政長官は区議選で示された民意に謙虚に耳を傾けるべきだ。要求の全てに応えることは無理でも、妥協点を探る対話に乗り出すことが政治の知恵である。

 林鄭長官は抗議行動が収まらない場合、区議選延期も示唆していた。デモ隊が選挙前に過激な抗議を控え、民意を測る試金石である区議選を実施させたことは「高度な自治」を守る選択であった。

 香港高等法院(高裁)は、「事実上の戒厳令」といわれる緊急状況規則条例の発動による「マスク禁止規則」を香港基本法違反とする判断を示した。これも、香港では真の法治が生きていることを国際社会に示したものである。

 注目すべきは中国の対応だ。習近平国家主席は十一月中旬、デモを「暴力犯罪行為」と呼び、制圧する姿勢を示した。

 中国の全国人民代表大会(国会)常務委員会は、香港基本法の解釈権を持つことを理由に、法院判断を覆す可能性すら示唆した。

 香港の民意や司法がこうして「高度な自治」を守る姿勢を示したのに、中国が基本法の解釈権をたてにそれを踏みにじるなら、「一国二制度」の順守は口先だけだと批判されても仕方がない。 

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2019年11月26日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【社説②】:巨額補正予算案 赤字国債増発は必要か

2019-11-27 06:10:36 | 【金融・金融庁・日銀・株式・為替・投資・投機・FRB・「ドル円」・マーケット】

【社説②】:巨額補正予算案 赤字国債増発は必要か

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説②】:巨額補正予算案 赤字国債増発は必要か 

 台風被害の復興対策などを盛り込んだ巨額補正予算案が編成される見通しだ。税収不足が確実視される中、赤字国債も検討中だ。借金を増やしてまで景気対策が必要なのか冷静に議論すべきだろう。

 大型補正を求める声は自民、公明の与党幹部から相次いでいる。十兆円規模の財政支出が必要との意見で一致し政府も前向きだ。

 確かに米中貿易対立の行方が予断を許さず、景気の行方は楽観視できない。ただ政府は国内景気の総括判断について十一月の月例経済報告で「緩やかに回復している」を維持している。

 雇用情勢や株式市場、為替水準など国内経済を診断する上で欠かせない指標もおおむね安定している。消費税増税の影響も現段階では顕在化していない。このタイミングで巨額財政をつぎ込む対策がなぜ必要なのか大いに疑問だ。

 さらに赤字国債を増発する流れが強くなっていることも心配だ。政府は当初、二〇一九年度税収見通しを六十二兆五千億円としていた。だが米中の対立が深刻化したために輸出が伸びず、法人税が大幅に減った。この結果、政府は税収見通しを一兆~二兆円下方修正せざるを得なくなっている。

 大型補正を組めば税収が足りず、赤字国債で穴埋めする形となる。それは国の借金が国内総生産(GDP)の約二倍に当たる一千兆円を超える中、新たな借金を背負って財政支出を増やすことにもなる。

 国債の多くは銀行を経由して日銀が引き受ける状態が続いている。日銀の財務状況の悪化による債務超過を指摘する声さえ出ている状況だ。日銀を「打ち出の小づち」のように用いる財政手法は健全性からは程遠い。

 消費税増税は、社会保障の再構築とそれに伴う財政の健全化を念頭に「将来への備え」として踏み切ったはずだ。国債増発は足元の経済への不安を払拭(ふっしょく)するために、借金を若い世代にツケ回しすることにほかならない。

 補正は災害対応のためのインフラ整備や教育現場でのIT投資が軸という。来年度に向けた税制改正では、大企業によるベンチャー企業投資や第五世代移動通信システム(5G)導入を早く進める携帯電話会社などへの減税が議論されている。

 消費税増税で家計の支出は確実に増え、実質賃金は依然、伸び悩んでいる。アベノミクスが国民負担だけを強いるのであれば、とても容認することはできない。 

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2019年11月26日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする