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●『朝日新聞』が「アベ様の犬HK」化しないことを望む: 相対的に「大変にマシな報道機関」はどこか?

2014年09月14日 00時00分26秒 | Weblog


孫引きですいません。CMLに出ていた記事【[CML 033720] 慰安所を設置した「産経」のドン】(http://list.jca.apc.org/public/cml/2014-September/033779.html)。

 同所のもう一つの記事【[CML 033767] 「産経のドン」が証言する集団レイプ】(http://list.jca.apc.org/public/cml/2014-September/033828.html)も、是非、御覧ください。一部のみココにコピペ:

   「・・・・・・太平洋戦争時、日本陸軍経理課の軍人として慰安所設置の
    任務に就いた「産経のドン」故・鹿内信隆産経新聞からリベラル色を
    一掃し、極右タカ派の論調でこの新聞を塗り固め自民党政権と
    深く結びつくことでマスコミ業界の大物として君臨した鹿内が、
    さらに驚くべきことを「自慢話」として得意げに語っていたことが
    判りました。太平洋戦争の初期、日本は当時アメリカの植民地だった
    フィリピンを占領しました。その直後マニラ大学に在学していた
    フィリピン人女学生を、日本軍の高級将校たちが「山分け」して
    レイプした、と鹿内はさも痛快そうに語っていたのです・・・・・・
    以下の対話は、鹿内信隆氏が桜田武氏との共に書いた
    『いま明かす戦後秘史(上)』(サンケイ出版、1983年、29-30頁)
    からの引用である・・・・・・「産経」は従軍慰安婦の証言は間違いや
    嘘が多いので信用できない、と・・・・・・これは、自社を日本有数の
    全国紙に育て上げた「中興の祖」が言ったことですので
    信用できるでしょう」

 全文をコピペしませんが、nikkan-gendaiの記事【安倍首相の遺恨…「吉田調書」スクープ合戦の裏に“朝日潰し”】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/153202)に・・・・・・、

   「朝日の自滅に安倍政権はほくそ笑んでいるだろう。首相の安倍自身、
    05年に朝日に「NHKの慰安婦番組に圧力をかけた」と書かれて以降、
    長年の遺恨を抱えてきた・・・・・・安倍首相が日頃から朝日に
    私怨ムキ出しだからこそ。ライバル紙も叩く相手を間違えている」

とある。アベ様の思うツボな『産経』や『新潮』、『文春』などの異常さ。『朝日新聞』が良いとは言わない。た~くさんの欠点があることは承知。消費税の記事など酷い。でも、相対的に『産経』や『新潮』、『文春』、そして、『読売』などと比較して、『東京新聞』や『日刊ゲンダイ』よりは劣るものの、ブログ主は『朝日の方が大変に大変に大変にマシな報道機関」だと思います。いまや、『産経』や『新潮』、『文春』は「戦時性奴隷」の存在そのものを全否定している、あるいは、全否定しようとしているのですから、報道機関を名乗ることさえ恥ずかしい。そして、「NHKの慰安婦番組に圧力をかけた」事件の意趣返しに負けず、『朝日新聞』には、くれぐれも「アベ様の犬HK化しないことを望む。

   『●「ヘイトの深層」 『週刊金曜日』
      (2014年8月29日号、1005号)についてのつぶやき

    「■⑯『週刊金曜日』(2014年8月29日号、1005号) /
      
北原みのり氏【メディア仕分け人Vol.97/『朝日』「慰安婦」記事の
      「責任」を問う人たち――本当に記事を読んで、理解しているのか?】、
      写真キャプション「古屋圭司国家公安委員長
      ・・・・・・
下村博文文部科学相・・・・・・櫻井よしこ
     「特意気な調子で「『朝日新聞』が白旗を上げた」(by橋下徹)などと、
      はしゃぐような論調・・」
     「・・・・・・石破茂などは〝『朝日新聞』を証人喚問しろ〟と言っている
      ・・・・・・今回の『朝日新聞』の検証で重要なのは・・・・・・」
     「「慰安婦問題」が国のメンツの話などではなく、女性の問題であると、
      明言していること
だ。橋下徹石破茂は、本当に、記事を読んだの
      だろうか? 読んだとして、理解しているのだろうか?」
     ■⑳『週刊金曜日』(2014年8月29日号、1005号) /
      
山口正紀さん【「慰安婦」もなかったことに? 『朝日』検証報道
      バッシング】、「これで「日本の名誉」が取り戻せた? 軍慰安所に
      軟禁され、毎日日本兵に強姦されて心身に深い傷を負った女性たち。
      
その痛切な訴えを無視する保守政治家と・・・・・・」
     「・・・・・・右派メディア。彼らは『朝日』叩きにかこつけ、
      「
慰安婦の存在そのものまでなかったことにしようとしている」。
      アベ様どころか、下村文科相までが
歴史修正主義者の情けなさ
      (
http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/672a336de9a85ffa6921deecc7bc5f5c
     ■(22)『週刊金曜日』(2014年8月29日号、1005号) /
      
高嶋伸欣氏【『朝日』叩きに踊る『産経』文化人 その浅はかさを突く】、
     「まるで鬼の首でも取ったかのように舞い上がっているのが『
産経新聞』や
      『
週刊新潮』・・・・・・櫻井よしこ氏や秦郁彦氏たちなどだ。彼らの
      共通点は自分には何も非はないとしていることにある」
     「『産経』にはモラルが決定的に欠落した人物のコメントが掲載
      されている。藤岡信勝氏のものだ・・・・・・同紙でなければ載せない暴論だ。
      ・・・・・・
櫻井よしこ氏は・・・・・・だが同氏は・・・・・・」
     「(櫻井よしこ氏は)・・・・・・96年10月3日の横浜市教委による
      講演会での虚偽説明問題で、頬被りをなお続けている」。
      所詮自民党派マスゴミ人
      (
http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/7ae94f2835be70d2b3773b23f146fbf6)」

   『●「パレスチナ」 『週刊金曜日』
      (2014年9月5日号、1006号)についてのつぶやき
     「■③『週刊金曜日』(2014年9月5日号、1006号) / 編集部
      【「
慰安婦」問題の次は「南京事件」の否定か 藤岡信勝氏に本誌
      「公開質問」】(リンクは
ココ
)、「『朝日』叩きに邁進する雑誌も急増中で、
      次の矛先は・・「南京事件」の否定に」」
 

 さて、本題。その産経の浅ましさが暴露されました・・・・・・「極右新聞の産経が、執拗に従軍慰安婦を叩く報道をする理由がわかりました。自社の経営者が慰安所を設置して、日本軍将兵に利用させていたことを追求されるのを恐れているから・・・・・・「戦後を糾する」が産経のキャッチコピーですが、その言葉はそっくり産経に返すべきです」・・・・・・。「慰安所を設置した「産経」のドン」!、「産経新聞の総帥が語っていた軍の慰安所作り」!!
 加えて、ツイッターでも拡散されていましたし、記事の中にもあるように、青年将校・ナチ曽根氏も「戦時性奴隷」に関わっていたわけです。

 『朝日』を叩きまくり、謝罪を求めまくり、反省を求めまくった、あさましき『産経』。さて、『産経』は、『産経』のドン=産経新聞の総帥氏の縁者や存命のナチ曽根氏に取材した上で、世間や「戦時性奴隷」被害者にどのような申し開きをするのでしょうか?

   『●「証拠が出てくれば反省しなければならない」のだから
                               反省してください
   『●無節操の図: 橋下元大阪〝ト〟知事も十分に〝ト〟、
                      そして自民党も同じ穴のムジナ


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http://list.jca.apc.org/public/cml/2014-September/033779.html

[CML 033722] 慰安所を設置した「産経」のドン

donko ・・・・・・
2014年 9月 9日 (火) 00:00:51 JST

 ・・・・・・です。

 極右新聞の産経が、執拗に従軍慰安婦を叩く報道をする理由がわかりました。

 自社の経営者が慰安所を設置して、日本軍将兵に利用させていたことを追求されるのを恐れているからです。

 産経新聞のドンと言われた同社のトップだった故・鹿内信隆が、太平洋戦争中に軍人として慰安所を設置する任務に就いていたことが明らかになりました。

 戦後、ある対談で、自ら得意げにそのことを語っている本が見つかりました。


(ここから)
【堺からのアピール】教育基本条例を撤回せよ
「女の耐久度」チェックも! 産経新聞の総帥が語っていた軍の慰安所作り
 http://blog.livedoor.jp/woodgate1313-sakaiappeal/archives/40078344.html

 朝日新聞の慰安婦報道の失態で勢いづいている右派・保守陣営だが、中でも、一番大はしゃぎしているのが産経新聞だろう。産経は慰安婦が政治問題化した1990年初頭から、慰安婦の強制連行はなかったと否定し、河野談話や村山談話を批判、慰安婦を記述した教科書を糾弾するキャンペーンを展開してきた。

 さらに同紙の社説にあたる「主張」や月刊オピニオン誌「正論」では、強制連行の否定だけでなく、慰安婦は「民間業者が行っていた商行為」で、「自ら志願した娼婦」。日本軍は従軍慰安婦に「性病予防対策などで関与していた」だけ、「公衆衛生面で関与していた」にすぎないという主張を繰り広げてきた

 そして今回、朝日が「吉田証言」の間違いを認めた事で、こうした自分たちの主張がすべて正しかったと勝ちどきをあげているのだ。

 97年に結論が出ていた「吉田証言」の虚偽を朝日が今になって認めたというだけで、どうしてそういう結論になるのかさっぱりわからないが、とにかく産経は自信満々で、日本軍に慰安婦の責任はまったくないかのような論調を繰り広げている。

 だが、彼らは自分たちの会社で中興の祖とあおがれている人物が、その「軍は公衆衛生面で関与していただけ」という主張をくつがえすような衝撃的発言をしていたことを知っているのだろうか

 その人物とは元産経新聞社長で、フジサンケイグループ会議議長だった故・鹿内信隆。鹿内は日経連専務理事からニッポン放送、フジテレビを開局して社長を歴任した後、産経新聞の経営権を握り社長に就任。現在、フジサンケイグループの原形を築き上げた人物だ。その権力と政治力は絶大なものがあり、1990年になくなるまで、事実上のオーナーとして同グループを独裁支配。経営方針だけでなく、現在の同グループのタカ派的な姿勢もすべて鹿内がつくりあげたものだ。

   「鹿内さんは産経新聞社長に就任時するや同紙を反共タカ派の拠点に
    する方針を掲げ、自分にさからうリベラルなスタンスの社員のクビを
    片っ端から切っていった。800人に及ぶそのリストラの凄まじさは当時、
    マスコミ界でも“産経残酷物語”といわれたほどです。こういうことがあって、
    産経は今のゴリゴリの右派一色に染まった訳です。この鹿内さんの
    DNAはもちろん、現在の経営陣、編集幹部にも
引き継がれています」
    (産経新聞OB)

 その鹿内は戦中、陸軍経理部に招集されていたのだが、産経新聞社長就任後に桜田武・元日経連会長との対談集『いま明かす戦後秘史』(サンケイ出版/絶版)を出版。陸軍時代の思い出話をこんなふうに語っている。


 「鹿内 (前略)軍隊でなけりゃありえないことだろうけど、戦地に行きますとピー屋が……。

   桜田  そう、慰安所の開設

   鹿内  そうなんです。そのときに調弁する女の耐久度とか消耗度、それにどこの女がいいとか悪いとか、それからムシロをくぐってから出て来るまでの“持ち時間”が将校は何分、下士官は何分、兵は何分……といったことまで決めなければならない(笑)。料金にも等級をつける。こんなことを規定しているのが「ピー屋設置要綱」というんで、これも経理学校で教わった


 鹿内は召集後、1939年4月から9月にかけて陸軍経理学校で軍の後方支援のノウハウを学んでいたのだが、そのときに、慰安所の作り方も叩き込まれたというのだ。しかも、その内容は今、右派メディアがしきりに喧伝している「公衆衛生の管理だけ」というようなレベルではない。鹿内の発言に「調弁する女」という表現が出てくるが、「調弁」というのは軍隊用語で兵馬の糧食などを現地で調達するという意味。つまり、これは陸軍が慰安婦の調達に関与していたということではないのか。

 さらに衝撃的なのが「女の耐久度とか消耗度、それにどこの女がいいとか悪いとか(中略)といったことまで決めなければならない」という発言だ。当時の日本軍が現地の女性を完全にモノ扱いし、どんな女がいいのかを品定めする作業までをも士官に命じていたことを証明するものだ。

 断っておくが、この鹿内発言は老人の妄想でも記憶違いでもない。靖国神社の一角に靖国偕行文庫という図書館があるのだが、そこにこの鹿内発言を裏付ける一冊の本が所蔵されている。

 300ページ以上はあろうかという分厚いその本のタイトルは『初級作戦給養百題』。昭和16年に陸軍主計団記事発行部が発行した、いわば経理将校のための教科書だ。

 表紙はハードカバーで、「日本将校ノ外閲覧ヲ禁ス」という文字。その9ページ目、第一章総説に、師団規模の部隊が作戦する際に経理将校が担当する15項目の「作戦給養業務」が解説されているのだが、その最後の項目「其他」の解説に以下の任務が列挙されていたのだ。

   1 酒保ノ開設

   2 慰安所ノ設置、慰問団ノ招致、演藝會ノ開催

   3 恤兵品ノ補給及分配

   4 商人ノ監視

 ようするに、陸軍の経理将校向け教科書に任務として「慰安所ノ設置」が掲載されていたのである。が関与したのは衛生面の管理だけという保守派の主張が、明らかな嘘だということがよくわかるだろう。

 もちろん、こうした事実を産経新聞をはじめとする右派、保守派が知らなかったわけはない。少し前に中曽根康弘元首相が「土人女を集め慰安所開設」していたという戦時記録を紹介したが、今回は自分たちが中興の祖とあおいでいる人物が自社の単行本で軍の組織的な関与を認めていたのだ。

 しかも、中曽根元首相の証言でも明らかになったように、は現地で娼婦でない女性たちも徴収している。これでほんとうに、従軍慰安婦のことを「自ら志願した高級娼婦」などと信じているとしたら、どこかおかしいとしか思えない。

 ようするに、保守系メディアはこうした事実を知っていながらそれをネグり、あらかじめ強制連行の定義を「軍が銃剣を慰安婦に直接突きつけて連行した」という非常に狭いものに限定し、それを否定することで、巧妙に情報を誘導してきたのである。朝日が歴史を捏造したというなら、産経をはじめとする保守メディアもまったく同罪なのだ。

 しかも、中曽根首相、今回の鹿内信隆フジサンケイグループ元議長の発言でもうひとつはっきりしたことがある。それは、彼らが従軍慰安婦に対していささかも自責の念を抱いていない事だ。それどころか、まるで笑い話のように、「慰安所をつくってやった」「女の耐久度とか消耗度、それにどこの女がいいとか悪いとかまで決めなきゃならない」と語っている。

 狂気のるつぼだった戦中ならともかく、戦後20年以上たってもこんな発言を嬉々としてできるというのは、そのベースに「女性はセックスのための使い捨ての道具」という差別意識が横たわっているという事に他ならない。そして、このメンタリティは、従軍慰安婦像に紙袋をかぶせるような性差別ギャグを嬉々としてほめたたえる今の右派メディアや嫌韓本、百田尚樹などの右派言論人にもしっかりと引き継がれている

 彼らの姿が今の日本人を代表するものだと思われているとしたら、それこそが「日本の恥」ではないか。

(エンジョウトオル)

(ここまで)



「戦後を糾する」が産経のキャッチコピーですが、その言葉はそっくり産経に返すべきです。

・・・・・・・・・。
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●「「アイドル」を守れ!」 『週刊金曜日』(2014年6月6日、994号)についてのつぶやき

2014年06月10日 00時00分51秒 | Weblog


『週刊金曜日』(2014年6月6日、994号)について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge。

 今週のブログ主のお薦めは、【佐高信の新・政経外科第4回/信じていいのか、創価学会】。

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■①『週刊金曜日』(2014年6月6日、994号) / なぜか「「アイドル」を守れ!」・・・・・・。編集部+及川健二氏【市民、有識者、議員らから抗議続出 解釈改憲は〝泥棒〟の論理だ】、「伊藤真弁護士が「・・・・・・『正当性はあるわけない』と認めている。民主的な正当性もない人々の意見だけを聞いて・・・・・・」・・・・・・」

■②『週刊金曜日』(2014年6月6日、994号) / 「「・・・・・・国民的な議論もないまま閣議決定するというのは許せない」と怒りを表明」「小林節教授は・・「自衛隊が海外へ米軍の代替軍として飛んでいくというのはどう考えても枠外で、憲法違反だ」と批判」。平和憲法が壊死http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/237410d1ba170d66ecd8447f01eae975

■③『週刊金曜日』(2014年6月6日、994号) / 取材班【漁業補償に5年間で約36億円か 政府、「辺野古」移設強行へ】、「民意を無視する新基地建設の強硬は、新たな「島ぐるみ闘争」への始まりになる」。松下竜一さんは「海は誰のものか?」を問うた。そして、今、沖縄と各地の原発問題で

■④『週刊金曜日』(2014年6月6日、994号) / 野中大樹氏【規制委に「原子力ムラ重鎮 原発再稼働の布石】、「安倍政権が示した人事案は、田中知・・・・・・石渡明・・・・・・の二人。田中氏は元日本原子力学会会長で、・・・・・・推進派の重鎮」。原子力「ムラ寄生」委員会へ驀進(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/4e7e6fa40f669fc6b35834ea2751dbc3

■⑤『週刊金曜日』(2014年6月6日、994号) / 【黒島美奈子の政治時評/安倍首相を先頭に放言連発 歴史的事実を変更したい者を許容する社会でいいのか】、アベ様が「首相になるたびに盛り上がる問題がある。「河野談話」の見直しだ」。首相からして歴史修正主義者な悲劇な国(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/672a336de9a85ffa6921deecc7bc5f5c

■⑥『週刊金曜日』(2014年6月6日、994号) / 【谷村智康の経済私考/儲からない上にもかきそうな東京オリンピック 国立競技場取り壊しの一時延期と簡素化のすすめ】。東京電力原発人災では「完全にブロック」されているなんてとんでもなくて「ダダ漏れ」、そもそも開催返上が筋http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/79b5e323c0b83a66e3f416ff0b901456

■⑦『週刊金曜日』(2014年6月6日、994号) / 【佐高信の新・政経外科第4回/信じていいのか、創価学会】、「・・・・・・今度こそ信じていいんでしょうね。自衛隊を海外に出すPKO法案に公明党は最初反対していましたが、「最後まで反対するという無責任な態度は取れない」という無責任な態度で、方向転換・・・・・・」

■⑧『週刊金曜日』(2014年6月6日、994号) / 【佐高信の新・政経外科第4回/信じていいのか、創価学会】、「それを非難されるや・・・・・・市川雄一氏は、「変わったのではなく、成長したと御理解いただきたい」と開き直り・・・・・・それで私は「コウモリも成長はするだろう。しかし、成長してもコウモリはコウモリだ」と皮肉ったのです」

■⑨『週刊金曜日』(2014年6月6日、994号) / 【佐高信の新・政経外科第4回/信じていいのか、創価学会】、「創価学会は反対したのだが、公明党が裏切ったという使い分けもこの人たちの得意とするところです。今度はそんなことはないのでしょうね。私は盗聴法の時のことも忘れられません」

■⑩『週刊金曜日』(2014年6月6日、994号) / 【前民主党副代表増子輝彦参議院議員インタビュー/原発で稼ぐという発想はもうやめるべき】、「原発輸出を可能とする原子力協定の採決に・・・・・・増子輝彦氏は棄権し、副代表を解任された。党福島県連の代表でもある増子氏は、何を思ったのか、見解を問うた」

■⑪『週刊金曜日』(2014年6月6日、994号) / 北原みのり氏【メディア仕分け人Vol.92/国と国との戦争を「俺の友だち」の喧嘩に譬えるような陳腐なこと もうやめません?】、「そもそも国って、「わが家」に譬えられるものなんでしょうか・・・・・・百田尚樹氏・・・・・・「軍隊は家に譬えると防犯用の鍵」・・・・・・」

■⑫『週刊金曜日』(2014年6月6日、994号) / 北原みのり氏【メディア仕分け人Vol.92/国と国との戦争を「俺の友だち」の喧嘩に譬えるような陳腐なこと もうやめません?】、「石破茂・・・・・・などと発言・・・・・・戦争をヤンキー同士のケンカレベルで語っていませんか・・・・・・戦争、舐めすぎてるでしょ

■⑬『週刊金曜日』(2014年6月6日、994号) / 中嶋啓明さん【「一刻も早く再審開始決定を」 福井女子中学生殺人】、「逮捕から28年が過ぎた・・・・・・前川彰司さん・・・・・・指紋や目撃者など、前川さんと犯行を結び付ける直接証拠が一切ない」。青木理さん前川さんの身になってほしい!」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/ca83f2704bc78a7bb761bce9ac5e4877
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●首相からして歴史修正主義者な国の文科大臣の「食言」

2014年05月09日 00時00分40秒 | Weblog


CMLの記事【[CML 030591] 下村大臣の食言の意味について(村山談話関連)】(http://list.jca.apc.org/public/cml/2014-April/030606.html)。

   『●一国の首相が歴史修正主義者なんて恥ずかしいし、
                 羞恥心の無さと自覚の無さという救いの無さ


 首相からして歴史修正主義者な国なのですが、その文科省下村博文大臣が村山談話について「食言」したそうです・・・・・・「「自虐史観」などというあいまいな造語でしか主張を展開できない人、組織の共通点の一つが、苦しまぎれに事実を二の次とした出まかせウソをまき散らして恥じない、ということです」。この「食言」も当然の結果だと頷けるのは、以下のような経緯があったからです。

   『●「僕らは「戦争」を知らない?」 『週刊金曜日』
                (2014年4月25日・5月2日合併号、989号)

     ■⑤『週刊金曜日』(2014年4月25日・5月2日合併号、989号) /
       【
村岡和博の政治時評/「閣議決定はされていない」 村山談話
       めぐり虚偽の答弁 下村文科大臣の訂正と誤算】、「「政府の
       統一見的な見解」には当たらないと答弁・・断言」。歴史修正首相でも
       否定できず
   (http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/・・

   『●「闘うアート」 『週刊金曜日』(2014年4月18日、988号)
                       についてのつぶやき

     ■⑬『週刊金曜日』(2014年4月18日、988号) / 
       高嶋伸欣さん【大臣の事実誤認発言を2度も見逃した記者の怠慢
       なぜ?】、「下村博文・文部科学大臣が・・
       「
村山内閣総理大臣談話河野官房長官談話自体は、
       これは閣議決定されたものではありません・・」」という誤認

   『●呆れた!! 自公議員が、どの口で「憲法違反」を叫ぶのか!?
               そして、国会は一体何をやってきたのか?

    「下村博文文部科学相も「議員辞職ものだ。これを認めれば、
       いろんな行事で天皇陛下に手紙を渡すことを認めることになる。
       政治利用そのもので、(足尾銅山鉱毒事件で明治天皇に直訴を試みた)
       
田中正造に匹敵する」と批判した」

   『●情けないオトナ達: コドモへの『はだしのゲン』閲覧制限事件
    「下村文科相、閲覧制限を容認 はだしのゲン「配慮必要」

   『●無節操の図: 橋下元大阪〝ト〟知事も十分に〝ト〟、
                 そして自民党も同じ穴のムジナ
    「橋下に対して「党を代表する人の発言ではない」と非難した下村博文
       文科相も、第1次安倍内閣の官房副長官だった07年、ラジオ番組で
       「従軍看護婦や従軍記者はいたが、
従軍慰安婦はいなかった
       「親が娘を売ったことはあったと思うが、
       
日本軍が関与していたわけではない」などと発言して物議を醸した。
       翌日の記者会見で「個人的な見解」と釈明していた」
      「安倍内閣には極右的な思想の閣僚が多い。昨年11月に米国の
       新聞に掲載された慰安婦問題を否定する意見広告には、
       安倍首相はじめ、稲田行革相、下村文科相、新藤総務相、
       古屋国家公安委員長の4閣僚が名を連ねています
       この意見広告は『彼女たちは当時世界中のどこにでもある
       公娼制度の下で働いていた』などと主張するもの。
       この大臣たちの歴史認識について、国会で追及することも
       考えています」(民主党関係者)

   『●原発推進: 国民が見えているとは思えない政権
      「■孤立招く歴史見直し
        新政権の要職には、下村氏をはじめ、安倍氏がかつて事務局長を
       務めた「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」の
       メンバーが並ぶ。この会は、歴史教科書の慰安婦をめぐる記述を
       「自虐史観」と批判し、慰安婦への謝罪と反省を表明した河野談話の
       見直しを求めてきた
        また、行政改革相に就いた稲田朋美氏は「南京大虐殺」を否定し、
       東京裁判を「不法無効な裁判」と批判してきた。
        河野談話や村山談話の見直しは「戦後レジームからの脱却」を
       唱える安倍氏の持論だ」

==============================================================================
http://list.jca.apc.org/public/cml/2014-April/030606.html

[CML 030591] 下村大臣の食言の意味について(村山談話関連)
maeda at zokei.ac.jp
2014年 4月 1日 (火) 10:06:38 JST

前田朗です。
4月1日

[net21]からの転送です。

下村文科相答弁の虚偽は、いくつかのMLで指摘されていますが、高嶋伸欣さん
が、過去の経過も踏まええてきちんと分析しています。

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皆様    高嶋伸欣です

1 下村博文大臣は26日の無償措置法改正案の審議の場で、共産党の
議員に対する答弁で、「村山内閣総理大臣談話、河野官房長官談話
自体は閣議決定されたものではありません。検定基準における『政
府の統一的な見解』には当たらないものであります」と明確に断定
しました(国会の議事録「議事速報」で確認できます)。

2 でも、”村山談話が閣議決定ではない”という発言は、明らかに誤り
です。「朝日」の縮刷版で見ると。1995年8月15日夕刊のトップ記事
で詳しく報道されている中、何度も閣議で決定したとあります。さらに
はよく16日朝刊の第1社会面の記事紙面の半分を費やして、自民党
議員が大半である大臣たちから異論を出させないようにするために、事
前の準備をどのようにしていたのかということや、実際に一切の異論が
なく全員が賛成した経過を詳しく伝える記事が、掲載されています。

3 大臣が基本的な事実の認識を誤っていることが、明確になったのです。
質問した議員からは「驚くべきことだと言わなければなりません。」な
どと追及されても、なお大臣は「私は事実関係を申し上げているわけで
ありまして、閣議決定されていないということは、これは事実でありま
」と、発言しています。

4 大臣の勉強不足(?)は、責められるべきですが、不思議なのは大臣の
後ろに控えているはずの文科省の局長などは、村山談話が閣議決定されて
いることを知らないはずはないのに、そのことをすかさず大臣に囁いて発
言を訂正するように進言していないことです。議員からの質問項目は事前
に通告されているのですから、少なくとも事務方は関連情報を確認してい
て、大臣発言の誤りにはすぐに気付いたはずです。

5 このあたり、八重山教科書問題を含め、これまでの自民党政権でも自制
していた教育への政治的介入への限度を超えて「暴走」を続ける安倍政権
に対する文科省官僚たちが表明し始めた「反乱」・サボタージュの一端で
もありそうです。

6 ところで、これだけ明確な大臣の「食言」であるのに、ほとんどのメデ
ィアが報道していません

7 わずかに、「朝日」の記者が、その後に改めて下村大臣に対し再確認の
取材をしたところ、大臣が「閣議決定されていないという事実の説明をし
た」と答えたという経過を、27日朝刊の第4面右下に横書きの囲み記事
という目立つ扱いで、伝えています。
 けれどもこれは、大臣の事実誤認を問題にしたのではなく、河野談話と
村山談話を検定基準に言う「政府見解」に該当しないとする解釈の根拠の
再確認をしただけです。肝心の事実誤認の問題に記者が気付いていないの
明らかです。

8 上記のように、「朝日」は村山談話が閣議決定されたことを特筆大書の
報道で世の中に印象付けているのです。それなのに27日の4面下囲み記事
を書いた記者もこの紙面担当のデスクも、その事実について全く気付いてい
ないで、事実よりも解釈の論争のほうにこだわってしまった、ということの
ようです。

9 もともと、検定基準に「政府見解の記載を義務付ける」という規定を加え
ると下村大臣が昨年11月15日に明らかにした際、もっとも強く批判した
のも「朝日」でした。翌16日の朝刊では第1・2面で大々的に批判し、
そこには「政府見解といえば、1995年に村山富市首相がアジア諸国へ
の植民地支配を公式に認め、『心からのおわび』を表明した『村山談話』も
そうだ」と、いち早く言及しているのです。

10 この記事などで『村山談話』のことに気付いた八木秀次氏たちは、最近、
ことあるごとに同談話の無視や貶める情報の拡散を画策しています。そうし
小細工に同調する意識が根強い下村大臣が、河野談話が閣議決定されて
いないということにかこつけて政府見解とみなさないという論理に結びつけ
て、目障りな村山談話も教科書に載せるべきではない、ということにしよう
としたのではないか、などとも推測できます。

11 因みに、「村山談話」はすでに実教出版の『日本史B』の現行版に、引用
されて載っています。それも明確に謝罪している後半部分の全文がです。
 そして、新版のこの4月から高校2年生までが使用する新課程用の「高校日
本史B」にも全く同じ形で載っています。当然、この新版も検定に合格してい
ますし、検定に合格というお墨付きを同教科書に2013年3月に与えたのは、
かならぬ下村博文・文科大臣だったのです。

12 この新版の実教「日本史B」は都教委と神奈川教委が採択妨害をした「高校
日本史B」とは別のものです。けれども、この「日本史B」も「自虐的」である
として、保守派は批判の対象にしています。その分、同署の内容をそれなりに
チェックをしているようで、批判の根拠として『村山談話』の記載を挙げてい
ます。挙句に、八木氏は自分が責任者である「日本教育再生機構」の会報『教
育再生』2013年12月号の座談会で、この「日本史B」も「東京と神奈川では」
「採択がゼロになりました」という、これまた事実無根の発言をしています。
 東京都と神奈川県の採択結果はどちらも教育委員会のHPで検索が可能で、各
5校で採択されている事実の確認できます。このウソ発言はその後も訂正され
ていません。明らかに、営業妨害の発言です。

13 「自虐史観」などというあいまいな造語でしか主張を展開できない人、組織
共通点の一つが、苦しまぎれに事実を二の次とした出まかせ、ウソをまき散ら
して恥じない、ということです。 この反社会的な特性を持つ人物たちが次々
と安倍政権では登用され問題発言を繰り返しているのは、周知のことですが、
とうとうそれが文科大臣にまで及んだことを事実をもって自ら示したのが、今
回の下村発言でもある、と私は受け止めています。

14 これで、下村大臣は夏の内閣改造で留任になる可能性は薄れたといえそうで
す。それとも、さらに「名誉挽回」のためにさらなる「暴走」をするのでしょ
か。とばっちりが竹富町やその他の人々に及ばないようにと願うばかりです。

以上 文責は高嶋です     拡散・転送は自由です
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●『最後に思わずYESと言わせる最強の交渉術』を持つ人達は反省してくれるでしょうか?

2014年04月15日 00時00分16秒 | Weblog


琉球新報の社説【河野談話の継承 歴史と向き合う覚悟持て】(http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-221533-storytopic-11.html)。
東京新聞の記事【「慰安所隠蔽 軍が資金」元日本兵供述の資料 専門家「河野談話裏付け」】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014032302000122.html)。
最後に、橋下徹元大阪「ト」知事について、魚住昭さんの『魚の目』(http://uonome.jp/)に出ていた記事【わき道をゆく第34回 YESとは言えない交渉術】(http://uonome.jp/article/uozumi-wakimichi/2776)。

 一国の首相が歴史修正主義者なんてことになると、国際的な大恥である。「安倍晋三首相が従軍慰安婦問題をめぐり旧日本軍の関与と強制性を認めた1993年の河野談話を継承する方針を示した。だが日本の歴史認識に対する国際社会の不信が消えたわけではない。首相はそれを自覚する必要がある」。

   『●一国の首相が歴史修正主義者なんて恥ずかしいし、
                羞恥心の無さと自覚の無さという救いの無さ


 ニセ右翼がどんどんと墓穴を掘っている。「旧日本軍の従軍慰安婦問題で、太平洋戦争中にインドネシアのバリ島に海軍兵曹長として駐屯していた男性が、一九六二年の法務省の調査に「終戦後(慰安所を戦争犯罪の対象に問われないよう)から資金をもらい、住民の懐柔工作をした」と供述していたことが分かった。元兵曹長は「(慰安婦として)現地人など約七十人を連れてきた」「他にも約二百人を部隊の命で連れ込んだ」などと連行の実態も説明していた」・・・・・・そうだ。証拠が出てきている。さて?

   『●「証拠が出てくれば反省しなければならない」のだから、反省してください

 ちなみに、ハシズム氏には「『最後に思わずYESと言わせる最強の交渉術』(日本文芸社刊)という本がある。橋下徹氏が10年前に書いたものだ。「黒を白といわせるレトリックや”うそを駆使して相手を丸め込む方法をかなり詳しく記している」そうです。


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http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-221533-storytopic-11.html

社説
河野談話の継承 歴史と向き合う覚悟持て
2014年3月18日

 安倍晋三首相が従軍慰安婦問題をめぐり旧日本軍の関与と強制性を認めた1993年の河野談話を継承する方針を示した。だが日本の歴史認識に対する国際社会の不信が消えたわけではない。首相はそれを自覚する必要がある。

 問題をめぐっては菅義偉官房長官が2月末、談話の作成経緯を調べるチームを政府内に新設する方針を表明。談話の根拠となった元慰安婦の証言内容に関し「もう一度確認することが必要だ」と述べていた。

 これに先立ち安倍首相も2月下旬、河野談話に批判的な日本維新の会の山田宏氏に対し「時機を逸せずに、議論を真剣にやる必要がある」と呼び掛け、談話検証への意欲を示していた。

 だが韓国は「談話の見直しにつながる」と激しく反発し、米国も不快感を表明した。頼みの米国も韓国寄りの姿勢を示したことで、首相も談話の見直しを慌てて否定せざるを得なかったのだろう。

 だが両国は「見直しは考えていない」という首相の言葉を額面通りに受け取ってはいまい。なぜなら首相が過去に、談話の修正に何度も意欲を示しているからだ

 慰安婦問題で第1次安倍内閣は2007年、「軍や官憲による強制連行を直接示す記述は見当たらなかった」との答弁書を閣議決定。安倍氏は12年の自民党総裁選の討論会で「談話により日本は不名誉を背負っている。閣議決定が国内外で共有されていない」と語った。

 河野談話の批判論者はその閣議決定などを引用し、強制性の証拠にこだわるが、欧米などは強制性の有無にかかわらず、慰安婦の存在自体を「人道に対する罪」と問題視していることを直視すべきだ。

 首相が談話継承を表明した背景には4月下旬のオバマ米大統領の日韓訪問を前に、日韓関係改善を強く求める米側の意向がある。安倍政権は保守層を念頭に、談話の検証作業は続けるとの方針を示す。

 談話継承に対する首相の不承不承の態度が透けて見える。日本側が求める今月下旬の日米韓3カ国首脳会談の開催に対し、韓国は「歴史問題などで誠意ある措置を早く取るべきだ」として依然慎重な姿勢だ。

 この問題で日本に厳しい視線を送るのは米韓両国だけでなく、今のままでは歴史修正主義の国として孤立しかねない。歴史を直視し、国際社会からの不信の連鎖を直ちに断ち切らなければならない
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014032302000122.html

慰安所隠蔽 軍が資金」元日本兵供述の資料 専門家「河野談話裏付け
2014年3月23日 朝刊

 旧日本軍の従軍慰安婦問題で、太平洋戦争中にインドネシアのバリ島に海軍兵曹長として駐屯していた男性が、一九六二年の法務省の調査に「終戦後(慰安所を戦争犯罪の対象に問われないよう)軍から資金をもらい、住民の懐柔工作をした」と供述していたことが分かった。

 元兵曹長は「(慰安婦として)現地人など約七十人を連れてきた」「他にも約二百人を部隊の命で連れ込んだ」などと連行の実態も説明していた。

 関東学院大の林博史教授(日本近現代史)の研究室が国立公文書館(東京)保管の資料で見つけた。林教授は「河野洋平官房長官談話が認めた軍の関与を裏付けるもので重要だ」と評価している。

 安倍政権は、旧日本軍の関与と強制性を認定した河野談話の作成経緯を検証する方針を示している。

 法務省の担当者は、男性の供述について「既に公文書館に資料を移管していて確認できず、責任を持って答えられない」と回答した。

 法務省の資料によると、元兵曹長は四七年八月、オランダ軍がBC級戦犯を裁いたインドネシア・バタビア(現在のジャカルタ)の軍法会議で、住民への暴行などに問われ、懲役十二年(求刑懲役十五年)の判決を受けた。

 元兵曹長は六二年八月の調査に、罪に問われた十件余りは「殴った蹴った程度の事件ばかり」と振り返り「(発覚を)一番恐れたのは慰安所事件だった」と告白した。

 強制売春は戦犯行為に問われる。元兵曹長は「軍需部などに強硬談判して約七十万円をもらい、各村長を通じて住民の懐柔工作に使った」と述べ、組織的な隠蔽(いんぺい)を示唆した。「これが完全に功を奏したと見え(慰安婦関連では)一件も訴えが出なかった」と話した。

<河野官房長官談話> 宮沢内閣の河野洋平官房長官が1993年に従軍慰安婦問題の政府認識について発表した談話。「甘言、強圧により本人たちの意思に反して集められた事例が数多くある。官憲などが直接加担したこともあった」と旧日本軍の関与と強制性を認め、慰安婦に謝罪した。歴代内閣は談話を継承してきたが、菅義偉官房長官は談話作成の経緯を検証する方針を表明。安倍晋三首相は3月「安倍内閣で見直すことは考えていない」と述べた。
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http://uonome.jp/article/uozumi-wakimichi/2776

わき道をゆく第34回 YESとは言えない交渉術
2013 年 8 月 30 日
魚住昭

『最後に思わずYESと言わせる最強の交渉術』(日本文芸社刊)という本がある。橋下徹氏が10年前に書いたものだ。「黒を白といわせる」レトリック”うそ”を駆使して「相手を丸め込」む方法をかなり詳しく記している。

 相手を思い通り動かすには〈合法的に脅す〉〈利益を与える〉〈ひたすらお願いする〉の3通りしかない。なかでも有効なのが〈利益を与える〉で、とくに〈仮想の利益〉が重要なのだそうだ。

 たとえば「私の主張にのらなければこんな不利益がある」と言って、相手方にデメリット回避による〈仮想の利益〉を与える。あるいは、こちらにとって譲歩にあたらない些細なことでも、大きな譲歩と見せかけ、相手方の得る利益が大きいものだと錯覚させる。

 橋下氏は さらに「もつれにもつれた案件」では「これまでの発言や約束ごとを覆す」のが重要といい、そのノウハウをふたつ明かす。①自分の言ったことに無理矢理前提条件をつける一度オーケーした意味内容を狭める、である。

 ①は「AをオーケーしたのはBという条件が必要だったんですよ」とあとから無理やり付け足す。そのうえで「確かにオーケーしましたが、Bという条件が整っていないから、約束は果たせません」という論法で逃げるやり方だ。

  ②は、たとえば交通事故で双方の過失割合が5対5なのに、相手の損害額100万円を”全額払う”との念書を書いた場合、”全額”の意味を狭め「無制限に払 うといったのではなく、法律の範囲(5対5で決められた50万円)で全額を払うということ です」といってひっくり返すのだという。

 他にもいろんなテクニックがあるが、いちいち紹介する必要はあるまい。橋下流交渉術の核心は、舌先三寸で相手の目をくらまして、論点をすりかえてしまうことだ。

 では、その交渉術は実戦でどれほど威力を発揮するのか。従軍慰安婦発言などの釈明のため、彼が日本外国特派員協会に現れると聞いたので取材しに行った。

 冒頭、橋下氏は「私の一つのワードが抜き取られて報じられたのが、今回の騒動のきっかけ。断片のみが伝えられることで、私の真意と正反対の意味の報道が世界中を駆け巡った」と述べた。

 自分は「『戦時においては』『世界各国の軍が』(慰安婦の)女性を必要としていたのではないかと発言したところ、『私が』容認してい ると誤報された」のだという。

 これが、先に紹介した橋下流交渉術①<これまでの発言を覆すために自分の言ったことに無理やり前提条件をつける>だということはもう言うまでもないだろう。

  だが、このテクニックは功を奏さなかったようだ。私が確認した範囲で橋下氏の言葉を真に受けた特派員はひとりもいない。それもそのはず、彼は2週間前の朝 「精神的に高ぶっている猛者集団に休息を与えようとすると慰安婦制度が必要なことは誰だって分かる」と記者団にはっきり述べている。

 しかも、その日午後のツイッターには「『歴史認識と慰安婦問題について』批判の急先鋒に立つ朝日新聞も、僕の発言を比較的正確に引用してくれていた」「毎日新聞も僕に対する批判の急先鋒だが、かなりフ ェアに発言要旨を出している」と書きこんでいる。

 さらに同じ日の午後の会見で「沖縄の米軍司令官に『もっと風俗業を活用してほしい』と言った。『そうしないと海兵隊の猛者の性的エネルギーをコントロールできない』とも伝えた」と語った。

 ところが、国内外から非難が殺到すると、一転「朝日新聞なんか最低だ。『当時』という言葉も全部外して。毎日新聞、あのタブロイド紙も最低だ。今回は大誤報をやられた」と言い出した。品格を疑いたくなる豹変ぶりである。

 橋下氏のこうした言動を痛烈に批判したのは琉球新報だ。

  社説で「彼に何より足りなかったのは人権感覚だ。人間認識の根本的な誤りに気づいていないのが問題なのだ。(中略)『海兵隊の猛者の性的エネルギーをコン ト ロール』するはけ口として、生身の女性をあてがおうとする発想そのものがおぞましいのだ。『あてがわれる』立場に自分が置かれたら、と想像してみるがい い」と指弾していたが、その通りだと思う。

 もうひとつ、特派員協会での発言で私が気になったのは河野談話についての見解だ。彼は「従軍慰安婦に 対する軍の一定の関与はあります。だが国家の意思として組織的に女性を拉致・人身売買したという点を裏付ける証拠はありません。河野談話はそこが曖昧だか ら、今も日韓両国の核心的論点になっている」と繰り返し強調した。

 もっともらしく聞こえるが、のせられてはいけない。これは「これまでの発言や約束ごとを覆す」橋下流交渉術②「一度オーケーした意味内容を狭める」やり口だ。

  河野談話を出すにあたって政府は元慰安婦の女性らへの聞き取り調査を行い、彼女らの証言を徹底的に分析した。その結果「どう考えても彼女たちが作り話を 言っているとは思えない。本当の体験に基づく証言としか考えられないものがかなりの数あった」(石原信雄元官房副長官の証言。『慰安婦問題という問い』 (大沼保昭・岸俊光編、勁草書房刊)より。以下同じ)ため、軍の組織的関与と強制性を明確に認める河野談話を発表した

 強制連行を直接裏付ける通達などの物的証拠は見つからなかったが、元慰安婦らの証言に証拠としての価値を認めたのである

 橋下氏はそうした経緯を無視した。物証が見つからなかったのを「証拠がなかった」と言い換えることで河野談話の「意味内容を狭め」たいや、貶めた法律家としてあるまじき行為だろう。

 河野談話は橋下氏が言うような曖昧なものではない。その重みを端的に物語るのは、アジア女性基金で台湾の元慰安婦への償い事業を担当した岡檀(おか・まゆみ)さんの話だ

 岡さんは『償い金』と一緒に総理のお詫びの手紙を女性たちに手渡したとき、総理のメッセージがどこまで伝わるか心配だった。だがそれは杞憂だったと言う。

   「手紙が伝えようとしていることを、おばあさんたちは正確に受け止めた
    という印象をもちました。『こんな日が来るとは思わなかった』と言って、
    手紙を胸に抱きしめて、泣かれて…。

     なぜ泣かれたのか。

     おばあさんたちは、戦後ずっと罪悪感にさいなまれてきたきたんですね。
    (中略)子どもを身 ごもってしまったこととか、夫に嘘をつき通したこととか。

      そういう自分に対して、あなたのせいじゃなくて悪かったのはこちらです、
    申し訳なかったと言われるのは、思いもよらない出来事だったのです。
    部屋に戻って からも、また手紙を取り出して、何回も何回も読まれて。
    『わかりますか?』とお尋ねしたら、『わかりますよ。許してくれって
    書いてあるでしょう』『うれし くて涙がとまりません』とおっしゃいました」(了)

(編集者注・これは週刊現代連載『わき道をゆく』の再録です)
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●「新社会人の憂鬱」 『週刊金曜日』(2014年4月4日、986号)についてのつぶやき

2014年04月10日 00時00分38秒 | Weblog


週刊金曜日』(2014年4月4日、986号)について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge。

 今週のブログ主のお薦めは、小石勝朗氏【これ以上の拘置は、「正義に反する」 再審決定で、袴田さん釈放!!】と林博史氏【『産経新聞』のキャンペーンに反論する 「河野談話見直し」の策動を許してはならない】。

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※冒頭のオマケ①: 【『週刊金曜日』編集委員のご紹介/雨宮処凛(あまみや かりん)】(http://www.kinyobi.co.jp/intro/intro_amamiya.php) 「今のこの国では、大切なことが隠され、日々「知らないこと」「知らされていないこと」の怖さを痛感します。そんな中、『週刊金曜日』の取り組みを通して、みなさまとともに様々な事実を突き付けながら「これでいいのか?と世に問う、そんなことができたらと思っています。」

■①『週刊金曜日』(2014年4月4日、986号) / ようやく到着。「新社会人の憂鬱」。小石勝朗氏【これ以上の拘置は、「正義に反する」 再審決定で、袴田さん釈放!!】、「弁護団が「よくここまで踏み込んだ」と驚くほど画期的な内容だった」。捏造袴田事件(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/049357a4c458aa9a0094191c2b363e56

■②『週刊金曜日』(2014年4月4日、986号) / 渡辺仁氏【岡山県労働委がセブンに裁定 オーナーは労働者だ】、「フランチャイズ契約で縛られた加盟店経営者は独立の事業者ではなく、労働組合法上の団体交渉権を持った「労働者だとの画期的な判断」。鈴木帝国の落日か?(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/6c8bd66d6e20d032e6d5338be9962ef9

■③『週刊金曜日』(2014年4月4日、986号) / 落合恵子さん【風速計/怒】、「そもそも消費税アップは「社会保障と税の一体改革」と喧伝・・「年金、医療、介護の社会保障給付と少子化に対処するための施策に要する経費充てる」は、どこに消えた?」。自公投票者の無関心・無自覚の責任http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/0d77c2ede488f4ed9364bb261496b4b0

■④『週刊金曜日』(2014年4月4日、986号) / 【黒島美奈子の政治時評/国が育鵬社教科書をごり押し 「教育の政治的利用」の姿を明確にした八重山教科書問題】、「不正まがいで採択された教科書を、国がここまで強力に押し付けることに違和感を・・」。「ト」な教科書を使わされる子供が哀れhttp://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/d92dfb2834d9b1c533560c511be9c3af

■⑤『週刊金曜日』(2014年4月4日、986号) / 【黒島美奈子の政治時評/国が育鵬社教科書をごり押し 「教育の政治的利用」の姿を明確にした八重山教科書問題】、「文科省の役人でさえ「政権交代の後、より強い指導を行うようになったのは事実」」。この自公政権のトンデモ度(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/5efcef79061544849f5460eccd29fab3

■⑥『週刊金曜日』(2014年4月4日、986号) / 林博史氏【『産経新聞』のキャンペーンに反論する 「河野談話見直し」の策動を許してはならない】、「『産経』を中心に・・安倍首相は見直しはしないと国会で発言したが、自民党や「維新」の談話攻撃もやむ気配はない」。ニセ右翼・ニセ保守(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/c9f38caddd98084b42de0513c704945a

■⑦『週刊金曜日』(2014年4月4日、986号) / 横田一さん【「みんな」と「維新」の存在感急低下の一方で 集団的自衛権行使めぐり連立の意味を問われる公明党】、「溝が横たわる自公」 平和を愛するらしい公明党・学会さん、大きな疑問だ。もはやアクセルの役割のみ(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/74678d48c6b9380cad2dcf2095b4e197

■⑧『週刊金曜日』(2014年4月4日、986号) / まさのあつこ氏【報道されない国際会議の議論の中身 放射線の影響を否定できない福島の甲状腺がん増加】、「確定、または疑い・・子は75人。事故前、100万人に一人・・36万人中・・27万人しか検査していない段階でだ」。「比例する」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/2fd5905ed20d114b50d41a0395d0773b

■⑨『週刊金曜日』(2014年4月4日、986号) / 藤倉善郎氏【研修の場で繰り広げられる異常な興奮 社会人が断れない勧誘“自己啓発セミナー”】、「マルチ商法や詐欺まがいの自己啓発セミナーが新たに目をつけた市場の一つが企業研修」「泣いたり踊ったりけなしあったり」・・・う~ん、気持ち悪い

■⑩『週刊金曜日』(2014年4月4日、986号) / 木下昌明さん(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/3aa14f857a33a8df6740e40de8ab7b59)【大西巨人さんを悼む ―― 『神聖喜劇』連載の頃】、「・・が掲載された当時、編集者を務め、その後も半世紀にわたって親交のあった木下昌明さんに・・」

■⑪『週刊金曜日』(2014年4月4日、986号) / 宇都宮健児さん【黒風白雨27/集団的自衛権行使は9条改憲である】、「わが国を米国とともに戦争ができる国しようとしている・・憲法は、国の基本的な在り方を定める最高法規」。壊憲であり、「平和憲法が泣いているhttp://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/237410d1ba170d66ecd8447f01eae975

■⑫『週刊金曜日』(2014年4月4日、986号) / 山口正紀さん【再審請求棄却も詳しい報道を 北陵クリニック事件】、「仙台地裁(河村俊哉裁判長)は・・守さんの再審請求を棄却する決定を行った」。「「耐え難いほど正義に反する状況」を認めれない仙台地裁 ~筋弛緩剤混入事件守大助さん~」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/e3abc3c0caba32e215a8668db737231e
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●『自然と人間』(2014年4月号、Vol.214)についてのつぶやき

2014年04月06日 00時00分30秒 | Weblog


自然と人間』(2014年4月号、Vol.214)の最新号について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge。

 最も注目の記事は、浅野健一さん【「村山談話」が切り拓く新生日本 89歳村山元首相訪韓の意義】と【大谷昭宏の言いたい放題/公共放送トップのトンデモ発言 NHKは政府の御用機関か 外堀の小さな穴 いずれ本丸の安倍政権にガタがくる】。

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■①『自然と人間』(2014年4月号、Vol.214) / 森達也さん【第97回つぶやくニッポンの街角 誰が誰に何を言ってんの?】、「福岡の飯塚に行った・・講演会・・親鸞が残した思想・・「九条の会・筑豊」・・「兵士・庶民の戦争資料館」・・の特徴は、手を触れることを積極的に進めていること・・」

■②『自然と人間』(2014年4月号、Vol.214) / 森達也さん【第97回つぶやくニッポンの街角 誰が誰に何を言ってんの?】、「ガラス越しに見るだけでは戦争を実感できない・・絵空事でない戦争をイメージしてほしい・・いろいろ考える。いろいろ思う。小さな小さな資料館」。「ゲームやコミックスで知っている戦争ではないか?」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/e95d6a4773794f8a70d4a7822034f58c

■③『自然と人間』(2014年4月号、Vol.214) / 鎌田慧さん【事故から3年 ウソとカネと脅しで支えられた原発を止めよう】、「原発が必要というウソ」「核武装の技術的潜在力」「暮らしと安全を脅かす根源」。「たかが電気のために」「発電機能付き湯沸かし装置」を再稼働し、輸出までする愚(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/2d6cd96b0f17151029f173753e33fc0c

■④『自然と人間』(2014年4月号、Vol.214) / 米倉外昭氏【試練続く〈オール沖縄〉「植民地主義」からの脱却を目指して】、「名護市長選勝利、決選・県知事選へ」「無視することの暴力」「沖縄と連帯するということ」。2010年11月の沖縄知事選の選択はやはり誤りだった(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/fa4f1b36ec9d09183b008c6bb2a40681

■⑤『自然と人間』(2014年4月号、Vol.214) / 今中哲二さん(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/a080a51651137c1b4b19f7d15ac80aa0)【放射能汚染とどう向かい合うのか 後編 自分の被ばく量を知るところからはじめよう】、「心配なのは被ばくの晩発的影響」「被ばくによる健康被害は何十年も続く」「被ばく量とガンの発生率は比例する」「ガマンの目盛り方」

■⑥『自然と人間』(2014年4月号、Vol.214) / 浅野健一さん【「村山談話」が切り拓く新生日本 89歳村山元首相訪韓の意義】、「安倍首相が村山・河野談話継承を明言」「どんな内閣も談話を否定できない」。産経系の暴走(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/8a49c7023d15d6173bdac043082ac207

■⑦『自然と人間』(2014年4月号、Vol.214) / 吉村秀實氏【籾井会長らは即時退陣を NHKは権力の介入を許してはならない】、「放送内容の自主規制につながる」「安倍首相の〝お友達〟差し金か」「中立性を揺るがす経営委員の言動」。「アベ様のNHK」暴走人事(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/737c23d0297b4152809503f0632ddf21

■⑧『自然と人間』(2014年4月号、Vol.214) / 【大谷昭宏の言いたい放題/公共放送トップのトンデモ発言 NHKは政府の御用機関か 外堀の小さな穴 いずれ本丸の安倍政権にガタがくる】、「政府が右ということを左というわけには」「安倍総理が推薦、類は友を呼ぶ」。暴走人事(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/f6bbd3835abda9a159fb58a062089547

■⑨『自然と人間』(2014年4月号、Vol.214) / 秋山豊寛氏【京都竹やぶ日記 第28回 悲しい春もあります。】、「原発銀座は歴史遺産の宝庫」「政府・自民党・公明党・通産省、そして電力会社は、何としてでも現在休止中の原発を再稼働させたい・・若狭湾の原発も」。「若狭の海」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/0bfb4e6ca52211e0c2cc69427331d2bc
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●「消費税増税の悪夢」 『週刊金曜日』(2014年3月21日、984号)についてのつぶやき

2014年03月24日 00時00分19秒 | Weblog


週刊金曜日』(2014年3月21日、984号)について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge。

 今週のブログ主のお薦めは、なんと言ってもこれでしょう、山口正紀さん【学生を無視して浅野教授を追放 同志社大学】、驚き、そして、呆れました。

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■①『週刊金曜日』(2014年3月21日、984号) / 「消費増税の悪夢」。渡辺睦美氏【ヘイトスピーチに「人間の壁」 豊島区が差別集会許可で波紋】、「在特会・・特段の議論を経ず、貸し出した実態が見える」。アジアの井戸を濁らせるものhttp://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/e4fff2e56d3ac71449d6db42a0892483

■②『週刊金曜日』(2014年3月21日、984号) / 桐島瞬氏【日本原子力学会が原発事故の調査書を発表 過去の反省見えぬ報告会に】、「小出裕章助教はこう話す。「学会が反省しない姿勢は昔から何も変わっていない。提言と言うが、まずは自ら実行すべきだ」」

■③『週刊金曜日』(2014年3月21日、984号) / 田中優子さん【風速計/原子力市民委員会のこと】、「委員やアドヴァイザーには海渡雄一さんや金子勝さん、アイリーン・美緒子・スミスさん、上原公子さんなどおなじみの方々もいる。敷居は高くない」

■④『週刊金曜日』(2014年3月21日、984号) / まさのあつこ氏【日本共産党小池晃政策委員長に聞く 保守としての〝節度すら捨てた杜撰な議論が安倍政権の特徴】、「非正規雇用拡大は最大の賃下げ要因」。労働者いじめ(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/3fe7b4ad69737ba150ab67f5cb5f7345

■⑤『週刊金曜日』(2014年3月21日、984号) / 勝野正章氏【ナショナリズムと市場主義グローバリズムを背景に安倍政権が急ピッチで進める「教育再生」のめざすもの】、「格差縮減に向かう世界の流れに逆行」。「教育破壊」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/38fef8e43cb96129b5209ba4f5be0214

■⑥『週刊金曜日』(2014年3月21日、984号) / 【佐々木実の経済私考/労働者派遣法生みの親・高梨昌の遺言「労働は商品ではない」】、「人はモノじゃありませんから」。働くとは?生業とは??http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/4b136028c1dc9c90c065e8854f11f9c1

■⑦『週刊金曜日』(2014年3月21日、984号) / 呆れた!、驚いた!! 山口正紀さん【学生を無視して浅野教授を追放 同志社大学】。渡辺武達教授と『週刊文春』に対する名誉棄損訴訟で全面勝訴した件に対する腹いせか?(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/0a8f46ce37de09139b8577a801ae8b7e) それにしても無茶苦茶だ

■⑧『週刊金曜日』(2014年3月21日、984号) / 岩本太郎さん【記者会や県警がフリー記者に対して締め出し・差別!】、「寺澤有さん・・「フリーランス連絡会」・・「回答する記者団」運営者のフリー記者・佐藤裕一氏」。記者会の横暴(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/75a7a7fc5d14256e68b1597e4059f04b

■⑨『週刊金曜日』(2014年3月21日、984号) / 高嶋伸欣氏【『産経』と安倍側近が連携プレーで演じたヤブヘビのお粗末!】、「〝韓国叩き〟の急先鋒の『産経新聞』も焦りが目立つ・・「河野談話」・・「見直さず」発言でダウン」。いまに始まったことではないが差別的な酷い記事ばかり
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●それでも自公政権が支持されるのはいったいなぜ? 信じ難い現実・・・

2013年06月27日 00時00分36秒 | Weblog


gendai.netの記事(http://gendai.net/articles/view/syakai/142948)、asahi.comの社説(http://www.asahi.com/paper/editorial.html?ref=com_top_pickup#Edit2、6月18日)、東京新聞の記事(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2013061902000107.html)、そして神保哲生さんのvideonews.comの記事(http://www.videonews.com/news-commentary/0001_3/002818.php)。

 「元外務審議官の田中均氏のインタビュー記事(12日付毎日新聞)に激高し、フェイスブックに「彼に外交を語る資格はありません」と書き込んだ」そうだ。また、以前にもブログで取り上げましたが、「渋谷で都議選の応援演説を行った安倍首相は9日、自身のフェイスブックとツイッターに「聴衆の中に左翼の人達が入って来ていて、マイクと太鼓で憎しみ込めて(笑)がなって一生懸命演説妨害してましたが、かえってみんなファイトが湧いて盛り上がりました」などと投稿」しています。

  『●原発推進派がやっていることこそ「恥」
  
    「エネルギー「白書は政府が毎年度出す「公式の記録」だが、
     東日本大震災後の脱原発の動きをほぼ消し去っている」そうだ。
     まったく「」とか、「恥ずかしい」とかいう概念は無いのかな? 
     「TPPや原発に反対していた人たち」と、
     一体どっちが「恥ずかしい大人の代表たち」だ?」

 なんか、安倍首相や自公政権の言っていることは支離滅裂だと思うんですが・・・・・・でも、都議選の結果などを眺めていると、それが支持されているようなのですから、ますます意味が分かりません。

 昔、NHKに圧力をかけるという事件があって、そのことを思い出しました。

  『●『創(2009年12月号)』読了(1/2)
  
    「綿井健陽さん・・・「報道やジャーナリズムに携わる者が、
     「言論・報道の自由」という言葉を抵抗手段として公に訴える場合は、
     それは対国家、対公権力に向けて使うべきだと私は考えている。
     たとえばNHKの「ETV番組改編問題」のときの
     安倍晋三や故・中川昭一ら国会議員(当時)の対応、古くは毎日新聞
     西山太吉記者(当時)の沖縄返還密約記事での逮捕・有罪、
     最近では映画『靖国』上映中止問題のときに国会議員らが試写要求と
     文化庁に口出しや取材対象者に接触する行為など、これらは
     「言論・報道の自由」の問題として、それこそ良い意味での
    〝メディア・スクラム〟でもって対応すべき出来事だった」

  『●『官僚とメディア』読了(3/3)
   
    「朝日新聞の誤報などでは決してない「番組改変が政治的圧力によって
     行われた」間違いのない事実(p.150、『国家とメディア』)。
     「NHK・・・らが中川昭一・経産相(当時)、
     安倍晋三自民党幹事長代理(当時)内閣総理大臣に呼ばれ、
     ・・・などと放送中止を求める発言もした」。
     「中川NHKに事前に圧力をかけたことをはっきり認めている
     これだけはっきりしゃべったことを後でひっくり返すのは、
     無責任極まりない態度だと言うほかない」(p.167)。
     辰濃哲郎記者の〝無断〟録音〝事件〟。「・・・辰濃の名誉は
     どうなるのだろう。ことの真相を伏せられ、必要以上の汚名を
     着せられたまま退社処分になった彼の人権はどうなるのか」(p.170)」

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http://gendai.net/articles/view/syakai/142948

安倍首相 異常で異様な言論弾圧

野党はなぜ黙っているのか!?

<元外交官の論評に逆ギレ>

 コイツ、大丈夫なのか。誰もが唖然としたのが安倍首相のフェイスブックだ。元外務審議官の田中均氏のインタビュー記事(12日付毎日新聞)に激高し、フェイスブックに「彼に外交を語る資格はありません」と書き込んだ一件である。

 田中均氏といえば、2002年の小泉訪朝の際に、北とのパイプ役になった人物だ。北との融和路線を模索し、日朝共同宣言を後押しした。強硬路線だった安倍とは当時から対立しているのだが、それにしたって、安倍の過剰反応にはビックリしてしまう。田中氏が語ったのはごくごく当たり前の論評だからだ。

   「安倍晋三首相の侵略の定義や河野談話村山談話
    そのまま継承するわけではないという発言や、麻生副総理らの
    靖国参拝、日本維新の会の橋下徹共同代表の従軍慰安婦についての
    発言などで、(日本は)いわゆる右傾化が進んでいると思われだしている

   「飯島さんの訪朝がスタンドプレーだとは言わないが、そう見られてはいけない」

   「日本が自己中心的な、偏狭なナショナリズムによって動く国だ
    というレッテルを貼られかねない

 別に田中氏の肩を持つわけじゃないが、主張はいちいち、もっともだし、的外れであったとしても、言論の自由だ。なのに、安倍は「外交を語る資格がない」と田中の言論活動そのものを否定した。「外交官として決定的判断ミス(をした)」とも書き込み、ヒステリックに騒いだ。これはどう考えたって異常だ。

   「安倍さんは興奮すると、抑えられなくなってしまう。とくに中国、
    北朝鮮にはナーバスで、“脅しに屈しない”などと騒いだりする。
    今度も、そんな危うさが見えてしまった」

 与党関係者ですら、こう言っているのだ。当の田中氏にコメントを求めると、「この件では取材に対応しないことにしている」とスタッフが答えた。元外交官の天木直人氏はこう言った。

   「言論を否定するような書き込みは論外ですが、安倍首相に
    してみれば、痛いところを突かれたのも間違いない。本当は飯島訪朝で
    拉致問題を進展させたかったのに米国に釘を刺されて、動けなくなった。
    そこをよりによって拉致問題で対立してきた田中氏に突かれたものだから、
    余計に冷静さを失ったのでしょう」

 いずれにしたって、安倍の書き込みは致命傷だ。世界はますます、奇異の目で見るだろうし、野党は国会で徹底追及し、平気で言論弾圧する最高権力者を追放しなければウソである。================================================================================

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http://www.asahi.com/paper/editorial.html?ref=com_top_pickup#Edit2、6月18日】

2013年6月18日(火)付
首相の反論―異論受けとめる度量を

 「彼に外交を語る資格はありません」

 安倍首相がフェイスブック(FB)に書き込んだ一言が波紋を広げている。
 「彼」とは、日本人拉致問題で北朝鮮との交渉経験をもつ田中均元外務審議官のことだ。
 元外交官とはいえ、いまは民間人である。一国の首相がネットで個人攻撃を繰り広げる光景は、尋常ではない
 発端は毎日新聞に掲載された田中氏のインタビューだ。
 田中氏は、河野談話や村山談話をめぐる首相の発言や、閣僚の靖国参拝、橋下徹・大阪市長の慰安婦発言などを挙げ、「(日本は海外から)右傾化が進んでいると思われ出している」と懸念を示した。
 首相のFBは、これへの反論として書かれたものだ。ただし、右傾化問題には触れず、02年にあった田中氏との意見対立を紹介している。
 北朝鮮から一時帰国した拉致被害者5人を送り返すかどうかをめぐり、当時、外務省で交渉当事者だった田中氏は「返すべきだ」と主張した。一方、官房副長官だった安倍氏は「日本に残すべきだ」と判断。結局、小泉首相の決断で日本にとどまることになった――。
 安倍氏は「外交官として決定的判断ミス」と指摘し、田中氏に外交を語る資格はない、と決めつけた。
 だが、この批判は筋違いだ。
 田中氏は外交官として、政治家が決断するための選択肢を示したのであり、小泉首相が下した最終的な結論にはもちろん従っている。
 そもそも、この問題と田中氏が指摘した右傾化問題とどういう関係があるのか。
 安倍政権になってから日本を見る海外の目が厳しくなったという指摘は、首相にとって愉快ではなかろう。
 だが、首相がこんな態度をとれば、耳に痛い意見は届きにくくなる。それで正しい判断ができるだろうか。
 外交に限らず、政策論議は自由闊達(かったつ)に行う。民間の意見にも耳を傾ける。その上で最終決断は首相が下す。それこそ、民主主義国の強さだろう。
 首相は5月の国会答弁で、特定の集団をおとしめたり暴力や差別をあおったりするヘイトスピーチ(憎悪表現)が増えていることについて「どんなときも礼儀正しく、寛容で謙虚でなければならないと考えるのが日本人だ」と語った。
 異論も取り込んで政策の厚みを増していく。首相にはそんな度量がほしい。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2013061902000107.html

首相、元外務官僚をFBで非難 党内外から批判相次ぐ
2013年6月19日 朝刊

 安倍晋三首相が交流サイト「フェイスブック」で元官僚を名指しで非難する異例の書き込みを行い、民主党の細野豪志幹事長との批判合戦に波及している。与党内からは首相に自制を求める声が出ている。
 首相は十二日、フェイスブックへの書き込みで、二〇〇二年に拉致被害者五人が「一時帰国」した際、北朝鮮に帰すべきだと主張した田中均・元外務審議官を「外交官として決定的判断ミスと言える。それ以前の問題かもしれない。彼に外交を語る資格はない」と厳しく非難した。
 細野氏は十五日、フェイスブックで、首相の田中氏批判を取り上げ、「最高権力者が持つ強大な権力を考えた時に、あのような発信は自制すべきだ」と求めた。「自民党には首相の発信をいさめる人すらいない」とも書き込んだ。
 すると、首相は細野氏への批判をまたもフェイスブックで展開。細野氏について「的外れな批判。私の厳しく的確な反論を封じようとの意図だ」と書き込むと、今度は細野氏が「首相自身が的外れな回答をしている。私が懸念するのは表現の自由だ」と反発した。
 首相は以前にもフェイスブックの書き込みで、記者や街頭活動中の市民団体を非難したことがある。田中氏をめぐる応酬も収まる気配はない。
 自民党の小泉進次郎青年局長は十八日、首相の田中氏に関する書き込みについて「個人の名前を挙げて反論、批判はすべきでない」と記者団に強調。「首相が何をやっても批判されるのは宿命。(首相としての)結果を出すことに専念した方がいい」と求めた。
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http://www.videonews.com/news-commentary/0001_3/002818.php

ニュース・コメンタリー (2013年06月15日)
左翼のクソ」に「シャラップ
日本で要人の失言が相次ぐわけ


 数週間前に橋下徹大阪市長の従軍慰安婦発言が波紋を広げたことは記憶に新しいが、今週もまた政府要人の失言が相次いだ。しかも、今回のその内容は、少々次元が違う。次元が低いのだ。
 まずは安倍首相。渋谷で都議選の応援演説を行った安倍首相は9日、自身のフェイスブックとツイッターに「聴衆の中に左翼の人達が入って来ていて、マイクと太鼓で憎しみ込めて(笑)がなって一生懸命演説妨害してましたが、かえってみんなファイトが湧いて盛り上がりました」などと投稿した。首相の隣で演説をしていた団体は左翼団体ではなく、TPP交渉参加に反対する市民団体だったと言われている
 首相はその書き込みを一旦は削除したが、既にそれがリツイートなどで広がっていることを知ったためか、再びそれをあげなおしたという。
 続いて、復興庁の水野靖久参事官が、福島県の被曝対策に取り組む市民団体の集会に出席後、「左翼のクソどもから、ひたすら罵声を浴びせられる集会に出席。感じるのは、相手の知性の欠如に対する哀れみのみ」と匿名のアカウントでツイッターに投稿していることが明らかになり、13日、復興庁は水野氏を被災者支援担当から外す処分を行った。
 そして極めつけは、先月22日にジュネーブで開かれた国連の拷問禁止委員会でのこと。日本が行っている死刑や被疑者の長期勾留などにアフリカ・モーリシャスの委員から、「日本は中世か」と問われたことに対し、外務省から派遣されている上田秀明人権人道大使が「shut up!(黙れ!)日本は人権先進国の一つだ。」と発言していたことが明らかになった。
 失言にもいろいろあろうが、今週はTPPに反対したり、被曝対策に取り組む市民を「左翼のクソ」呼ばわりしたかと思うと、日本の前時代的な刑事司法制度を笑われて「シャラップ」と言い放つ始末である。
 なぜ要人の失言が後を絶たないのか。そしてまた、なぜ失言の中身がこうも低次元なのか。ジャーナリストの神保哲生と社会学者の宮台真司が議論した。
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●無節操の図: 橋下元大阪〝ト〟知事も十分に〝ト〟、そして自民党も同じ穴のムジナ

2013年05月31日 00時00分58秒 | Weblog


gendai.netの4つの記事(http://gendai.net/articles/view/syakai/142465http://gendai.net/articles/view/syakai/142439http://gendai.net/articles/view/syakai/142513http://gendai.net/articles/view/syakai/142582)、そして山岡俊介さんのアクセスジャーナルの記事(http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/、5月28日)。

   『●府知事の懲戒請求絡み(?)のとある事件
   『●犬がワンと鳴き、飼い主が喝采する、というお話
   『●対橋下元〝ト〟知事、どうすべきか?

 タイトルの通りです。「無節操の図: 橋下元大阪〝ト〟知事も十分に〝ト〟、そして自民党も同じ穴のムジナ」。

 橋下元大阪〝ト〟知事といい、西村真悟衆院議員といい、稲田朋美行革相といい、(元?)弁護士というのはいったいどういうこと? どんな人権感覚?

 日本外国特派員協会での記者会見、やはり藪蛇だったようです。イタリア人記者から「『料理』組合の顧問」の件について問われたそうです。でも、田中龍作さんに、その「「『料理』組合」の実情について、「「・・で買春できることは、ませた中学生なら誰でも知っている」と指摘」されてしまったようです(腰の引けたマスコミはいったい何をしているのでしょう!!)。これまでの〝ト〟氏の発言は、正に「どの口で言うか」!?、である。

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http://gendai.net/articles/view/syakai/142465

論点ずらし」「責任転嫁」7連発橋下市長“天賦の才”
2013年5月21日掲載

絵に描いたような無節操

 橋下徹大阪市長が20日、一度は「やめる」と宣言していた囲み取材を再開した。「日本人がこれだけ(従軍慰安婦に)意識を持つことになったので、いい方向に向かっていけばいい」と何か良いことをしたかのような言い草だ。

 そもそも、「従軍慰安婦は必要だった」「在沖縄米軍の風俗業の活用を」と失言し、批判されたのは自分の責任。しかし、橋下市長は「今回はもう、大誤報をやられたんでね」とマスコミに責任を転嫁していた。

 橋下はもともとそういう人物だ。論点のすり替えにかけては天賦の才がある。旗色が悪くなれば話を微妙にずらし、時には平気でウソもつける。これを世間では支離滅裂とか屁理屈と呼ぶが、と~っても柔軟性のある政治家なのだ。

 そもそも、大阪府知事選への出馬を「2万パーセントあり得ない」と否定したのに、わずか数日後の出馬会見で「ウソと言えばウソだった」と言える。変幻自在ぶりは舌を巻くほどで、大飯原発の再稼働も断固反対の立場だったのに、先の衆院選で「建前論ばかり言っても仕方ない」とあっさり変質している。

 国歌斉唱で先生の口元までチェックするのはおかしいと質問されれば、「国歌斉唱は誰が誰に命じたものですか。言ってみなさい!」と逆質問で切り返す。

はぐらかし論法は昔から>

 維新選出の府議や市議が、政務調査費でダイソン掃除機7万4800円やエアコン8万4000円を購入したことが発覚すると、「選挙活動に使う横断幕まで規制するルールはおかしい」と問題点を変えて切り抜けている。

 大阪の高校のバスケ部員が自殺した問題も当初は、「正直、僕はクラブ活動の中でビンタをすることはあり得ると思っている」と答えていた。橋下が最初に所属した樺島法律事務所の樺島正法弁護士(神戸学院大教授)がこう言う。

   「出会ってすぐは誰にでも愛想がよく、私にも〈妻と乳飲み子がいて
    生活が大変なんですよ〉なんて陽気に話していた。論点をずらして
    話をはぐらかすやり方は昔からで、不幸な生い立ちをしてきたからか、
    逆に従軍慰安婦のような弱者を憎んでしまう。〈自分は努力で
    這い上がってきた〉という自負が屈折した形で出てしまうのでしょう」

 ホステスとのコスプレ不倫疑惑では、「家庭内のことですから」のフレーズを17回も連発。こんな人物が政党の顔だというのだから、海外の人から日本人はヘンだと思われるのも仕方ない。
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http://gendai.net/articles/view/syakai/142439

日本維新 西村の暴言で党消滅のカウントダウン
2013年5月18日掲載

橋下は「大誤報」とブチ切れ

 日本維新の会が「消滅」するのも時間の問題ではないか。維新の会共同代表の橋下徹・大阪市長が「慰安婦は必要だった」と発言して国内外から猛反発を食らったのに続き、今度は西村真悟衆院議員(比例近畿)からトンデモ発言が飛び出した。

 西村は17日の代議士会で、橋下の慰安婦発言に触れた際、何をトチ狂ったのか、「日本には、まだうようよ売春婦がいる。韓国人。大阪の繁華街で『おまえ韓国人、慰安婦やろ』と言うたらよろしい」と発言。直後に撤回したものの、同僚議員からも批判の声が続出し、離党届を提出する事態になった。これに対し、幹事長の松井一郎・大阪府知事は「全く理解できない」とカンカン。西村の離党届を受理せず、「除名」を明言し、さらに議員辞職を求めたのだ。

   「西村議員といえば、防衛政務次官だった99年、週刊誌で
    『核とは抑止力。強姦して罰せられなければ、俺らはみんな強姦魔
    なっている』と発言し、更迭された。05年には弁護士法違反容疑で
    逮捕され、国会で議員辞職勧告決議を受けている。つまり、もともと
    国会議員としての資質に問題ありなのです」(永田町事情通)

 そんな西村を比例候補にスカウトした橋下。西村の除名方針を認めた一方で、自身の報道については「大誤報とブチ切れ。今後、「囲み取材」には一切応じない考えを明らかにした。
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http://gendai.net/articles/view/syakai/142513

橋下「慰安婦」発言 自民党に飛び火
2013年5月23日

野党が狙う極右閣僚

 「慰安婦騒動」が飛び火しそうだ。日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)が、お得意の責任転嫁で自民党に怒りの矛先を向け始めた。

 21日の大阪市議会で、自民党市議から「慰安婦は必要だった」という発言について問いただされた橋下は「本当は自民党が言わなきゃいけない」と逆ギレ。記者団にも「保守を旗印にしてきた閣僚たちも、口をつぐんでしまった」と不満をブチまけた。

 もっとも、橋下の言い分には一理ある。例えば、「慰安婦制度は女性の人権に対する大変な侵害だ」と厳しく橋下発言を批判した稲田朋美行革相。彼女が昨年8月31日の産経新聞に寄稿した論文では、こんなことを書いているのだ。

   〈「慰安婦」問題については、日本の政府や軍が強制連行した事実はない
    と明確に主張しなければならない。問題の核心にある「強制連行」が
    なかったのだから、謝罪も補償も必要ではない。
    当時は「慰安婦」業は合法だった〉

   〈戦後補償であれ「慰安婦」であれ、言うべきことを勇気を
    もって主張する外交へと方向を転換することである〉

 橋下に対して「党を代表する人の発言ではない」と非難した下村博文文科相も、第1次安倍内閣の官房副長官だった07年、ラジオ番組で「従軍看護婦や従軍記者はいたが、従軍慰安婦はいなかった」「親が娘を売ったことはあったと思うが、日本軍が関与していたわけではない」などと発言して物議を醸した。翌日の記者会見で「個人的な見解」と釈明していた。

   「安倍内閣には極右的な思想の閣僚が多い。昨年11月に米国の
    新聞に掲載された慰安婦問題を否定する意見広告には、
    安倍首相はじめ、稲田行革相、下村文科相、新藤総務相、
    古屋国家公安委員長の4閣僚が名を連ねています
    この意見広告は『彼女たちは当時世界中のどこにでもある
    公娼制度の下で働いていた』などと主張するもの。
    この大臣たちの歴史認識について、国会で追及することも
    考えています」(民主党関係者)

 自民党はいつまで知らん顔していられるか。
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http://gendai.net/articles/view/syakai/142582

どの口で言うか! 橋下が向き合わない飛田新地との過去
2013年5月28日掲載

「各国も女性蹂躙の事実を直視せよ」

<イタリア人記者の追及はぐらかし…>

 ある外国人記者は会見20分後にメモを取るのをやめ、1時間後には途中退席する記者が相次いだ。27日、日本外国特派員協会で行われた日本維新の会の橋下徹共同代表(43)の記者会見の一コマだ。

 300人超の報道陣を前に、橋下は慰安婦発言の「真意」を延々しゃべり倒した。会見は実に3時間にも及んだが、中身はスカスカ。質問には正面から答えず、得意の論点すり替えの連発に外国人記者もドッチラケ。恐らく「聞く価値なし」と判断したのだろう。冒頭のように、うんざりムードが漂っていた。

   「何を聞かれても、〈慰安婦問題を正当化する意図はない〉
    〈だが、日本以外の国々も、(戦場で)女性の人権を蹂躙(じゅうりん)
    した過去と向き合わなければいけない〉〈河野談話は強制連行の
    有無が曖昧で、きちんと明確に表現すべき〉という『3点セット』を
    繰り返すばかり。とにかく持論をまくし立てるだけで、まるで
    質疑応答が成り立たなかった」(参加した香港メディアの記者)

 かみ合わない問答を象徴したのが、イタリア人ジャーナリストのピオ・デミリア氏とのやりとりである。

 ピオ氏が橋下にブツけたのは、茶髪弁護士時代の過去だ。かつて大阪・飛田新地にある150軒ほどの「ちょんの間」を束ねる組合の顧問をしていたという一部報道を取り上げ、「あなたも違法な売春シンジケートに関与していたのではないか」と問いただした。

 すると、橋下は「顧問弁護士だったのは事実」と認めた上で、不敵な笑みを浮かべながら、こうはぐらかした。

   「ただ、あくまで飛田の『料理』組合の顧問です。日本において
    (組織売春のような)違法なことがあれば、捜査機関が適正に
    処理する。料理組合自体は違法な組織ではありません」

 ジャーナリストの田中龍作氏が「飛田が売春の街であることは、大阪のマセた中学生なら誰でも知っている。なぜ詭弁(きべん)を弄するのか」と追及しても、「違法であれば捜査機関が適正に処理する。以上です」とマトモに取り合おうとしなかった。改めて田中氏は言う。

   「自分の過去を直視できない政治家が、どの口で『世界各国も
    女性を蹂躙した過去と向き合え』などと言えるのか。あんな不実な
    態度では、慰安婦発言の見解も『単なる言い逃れ』と外国人記者に
    見透かされてしまう。世界中に『日本の政治家はこの程度か』と
    見下され、ひいては日本人全員への不信にもつながりかねません

 頼むから橋下はこれ以上、世界に恥をさらすのをやめてくれ
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http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/、5月28日】

2013/05/28
橋下徹氏、「飛田新地」顧問弁護士だった認める報道で、まだ報じられていないこと
執筆者: Yamaoka (11:50 pm)

 例の「慰安婦必要」発言の延長で5月27日、「日本外国特派員協会」で記者会見を行ったところ、イタリア人記者に「飛田新地」の顧問弁護士をかつて務めていたのは事実か旨の質問を受け、これを認めざるを得ず、さらにダメージを負った感のある橋下徹「日本維新の会」共同代表(大阪市長)ーー(冒頭写真=「毎日」5月28日)。
 3大紙では「朝日」しか報じていないが、イタリア人記者が、飛田新地の顧問弁護士だったかどうか質問したのは決して悪意からではなく、今回の慰安婦必要発言と根っこのところで繋がった問題と見てのことだろう。
 飛田新地は、大阪市西成区にいまもあるわが国最大級の実質、遊郭だ。
 表向きは料亭街とされ、「飛田新地料理組合」が実質、ここでの売春を管理している。そこの顧問弁護士に橋下氏が就いていたとの指摘は以前からあったが、橋下氏が公人になってから公に質問されたことはなかった。
 橋下氏は顧問弁護士だったことを認めながらも、「料理組合自体は違法でない」とかわしたところ、その場にいたフリー記者(日本人)が「飛田で買春できることは、ませた中学生なら誰でも知っている」と指摘したが、まさにそれが事実だ。
 以前から銭ゲバ弁護士で知られ商工ローン、また本紙指摘のように反社といっていい問題企業の顧問を務めていたことに加え、「買春OK」の発言をしていた(上写真=『アサ芸』07年12月27日号)橋下氏は、何のためらいもなく飛田新地の顧問にも就いていたということだろう。

・・・・・・・・・。
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コメント (1)
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●「証拠が出てくれば反省しなければならない」のだから、反省してください

2013年05月26日 00時00分02秒 | Weblog


CMLの記事(http://list.jca.apc.org/public/cml/2013-May/024095.htmlと東京新聞の社説(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2013051602000167.html)、国会議員が橋下氏に抗議したという記事(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2013051702000124.html)。おぞましい限りだ、という記事(http://www.asahi.com/opinion/articles/TKY201305210154.html?ref=comtop_fbox_d1)。世界に恥をさらしているという記事(http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013052402000144.html。最後に、因果応報記事(http://gendai.net/news/view/106391)。最後の最後に、とても引用先を示す気になれない〝ト〟な人の記事をいくつか。

 米軍の司令官をドン引きさせた橋下元大阪〝ト〟知事。さらに、それを後押しして、アホの上塗りをする石原元東京〝ト〟知事。

   『●思い込みの激しい老人: 大阪元〝ト〟知事に「歴史に関しての無知」だってさ!

 さらに輪をかけて〝ト〟な人が出現、というか、再登場。

 橋下元大阪〝ト〟知事は、「証拠が出てくれば反省しなければならない」と言ったそうなので、既に証拠は出ていましたから、氏には反省していただかなければなりません。「日本の公権力によって暴力的に拉致された人たち」がいたそうなので、安倍首相の主張も間違っていたことになります。

 あの事件の頃から、もともと橋下氏は本当に弁護士なのか(だったのか?)、というのが私の感覚でした。

   『●元大阪〝ト〟知事の懲戒請求TV舌禍事件: 弁護士も弁護士なら、裁判所も裁判所

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http://list.jca.apc.org/public/cml/2013-May/024095.html

[CML 024217] 公権力によって暴力的に拉致された被害女性
伊藤孝司写真事務所 ・・・・・・・・・
2013年 5月 14日 (火) 14:02:13 JST



伊藤孝司です。いくつかのメーリングリストと友人・知人に送ります。[転載歓迎]

 橋下徹大阪市長が5月13日に日本軍性奴隷被害者(日本軍「慰安婦」)に関して発言した中に「国を挙げて暴行、脅迫、拉致した証拠が出てくれば反省しなければならないが(2007年に第1次安部政権が)証拠はないと閣議決定している」(「中日新聞」より)とあります。
 安倍首相は「官憲が家に押し入って人さらいのごとく連れて行くという強制性はなかった」と主張してきました。しかし私が取材した被害女性の中には、日本の公権力によって暴力的に拉致された人たちがいます。その典型的なケースを、1997年に『週刊金曜日』へ掲載しました。改めてご紹介します。

 「奪われた記憶を求めて」(日本語) http://www.jca.apc.org/~earth/sub10.htm
 「奪われた記憶を求めて」(英語) http://www.jca.apc.org/~earth/sub11.htm
 「伊藤孝司の仕事」内の「日本軍性奴隷」 http://www.jca.apc.org/~earth/sab2e.html
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2013051602000167.html

【社説】
橋下市長発言 あまりにも非常識
2013年5月16日

 日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長が、旧日本軍の慰安婦は「必要だった」と述べたことは女性の人権を否定する暴言だ。政党代表としての認識欠如と責任を厳しく問わねばならない。
 橋下氏は戦時中には軍の規律を維持し、兵士たちに休息を与える慰安婦制度は必要だったという見解を示した。こういう主張だ。
 従軍慰安婦制度は各国にあったが、日本だけが非難される。慰安婦を集めるのに、日本が国家として暴行、脅迫して拉致したという証拠は見つかっていない。韓国などの宣伝により、欧米社会では「日本はレイプ国家」のように見られている-。
 戦時中ならどこでも起きたことだ、と抗弁するが、米国で奴隷制度を当時の基準なら正しかったと言うのと同じではないか。国連の諸会議では女性に対する性暴力の根絶を目指す動きが活発で、国際社会から強い反発を招くだろう。
 話はさらに脱線した。沖縄で米軍司令官と会い、「海兵隊の性欲をコントロールするために、風俗業を活用した方がよい」とまで発言した。
 太平洋戦争末期、沖縄には日本兵のための慰安所が置かれ、日本人や朝鮮人女性が集められた。沖縄は戦後も朝鮮戦争、ベトナム戦争の出撃基地になった。今も米兵による性被害は続く
 橋下氏の発言は過去の戦争を反省して平和を構築する、被害者の苦しみを受け止め語り継ぐという普遍的な価値観に完全に逆行するものだ。沖縄が置かれた現実に無神経であり、軍隊の暴力性にも関心がないようにみえる
 日本政府は一九九三年、当時の河野洋平官房長官の談話で、従軍慰安婦問題への旧日本軍の関与を認めて、謝罪し反省を表明した。慰安所は中国から東南アジアまで広範囲に存在し、旧軍が管理や慰安婦らの移送に関与したことは国内外の証言で確認されている。
 日本は民間募金と政府も出資した「アジア女性基金」をつくり、元慰安婦への謝罪と償いに取り組んだ。韓国とはまだ議論が続いているという事実を、国際社会に対し地道に説明する必要があろう。
 政府、自民党からは橋下発言への批判が相次いだが、党内では慰安婦制度への旧軍の関与を否定する声がある。韓国、中国との関係修復のためにも、安倍晋三首相は閣僚や党幹部に対し、歴史認識も含めて慎重な発言を徹底させるべきだ。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2013051702000124.html

橋下氏発言 「人権感覚ない
2013年5月17日 朝刊

 野党の女性議員有志十一人が十六日、日本維新の会共同代表の橋下徹共同代表の従軍慰安婦発言などに抗議する記者会見を国会内で開いた。橋下氏はこの日、慰安婦を容認したわけではないなどと釈明したが、女性議員らは橋下氏に政界引退を突き付けるなど怒りは収まらなかった。
 沖縄選出の糸数慶子参院議員(無所属)は、沖縄に約百四十カ所の慰安所があったとする調査結果を挙げ「生きている元慰安婦の人がいるのに許せない」と憤った。
 民主党の辻元清美衆院議員は「グローバルな人権感覚がないことを世界に知らしめた」と橋下氏を批判。生活の党の森裕子代表代行は「時代錯誤も甚だしい妄言で許せない」と語り、社民党の福島瑞穂党首は「公党の党首、大阪市長として適任なのか」と訴えた。
 出席議員の追及は、安倍晋三首相の歴史認識をめぐる一連の発言にも波及。みどりの風の谷岡郁子代表は「橋下氏のようなひどい発言が出ると穏健であるかのように見えてしまうが、世界からはおかしな国だと見なされる」と懸念を示した。
 他の出席者は以下の通り=敬称略。(衆)は衆院、(参)は参院

 【民主】菊田真紀子(衆)、郡和子(衆)、蓮舫(参)、林久美子(参)【生活】小宮山泰子(衆)【共産】田村智子(参)
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http://www.asahi.com/opinion/articles/TKY201305210154.html?ref=comtop_fbox_d1

2013年5月22日0時8分
(新ポリティカにっぽん)橋下徹氏の人間観を問う

 橋下徹大阪市長の言動は何だか危なっかしいとは思っていたが、「慰安婦制度は必要だった」に始まる一連の発言は、おぞましい限りだった大阪市民も肩身が狭かろう
 橋下氏の人間観への疑問符は後述するとして、そもそもの発端は安倍晋三首相の「侵略の定義は学界的にも国際的にも定まっていない」という国会答弁だった
 橋下氏は、安倍答弁を「その通り」と認めつつ、「日本は敗戦国。敗戦の結果として侵略だということはしっかりと受け止めないといけない」と述べた。戦争に負けたから「侵略」を認めるというのも妙な議論だが、そこから「ただ、事実と違うことで日本国が不当に侮辱を受けていることにはしっかりと主張しなければいけない」と従軍慰安婦問題を持ち出したのだった。

・・・・・・。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013052402000144.html

事実を認め世界の範に 橋下発言 米下院議員に聞く
2013年5月24日 朝刊

 旧日本軍の従軍慰安婦をめぐる日本維新の会共同代表、橋下徹大阪市長の発言に、米政府、議会に嫌悪感が広がっている。米国は女性の人権と尊厳を重視し、慰安婦制度を正当化するような発言にはとりわけ厳しい。二〇〇七年に米下院で対日謝罪要求決議を主導したマイク・ホンダ議員(71)に聞いた。 (ワシントン・竹内洋一)


 -橋下氏は、当時は各国が慰安婦に似た制度を持っていたのに日本だけが非難されていると主張している。

 「彼の不満は分かる。当時、多くの国が女性を利用していたというのはおそらく正しい。ただ、私の知る限り、性的奴隷を制度にした国はない

 -決議は慰安婦を「性的奴隷」とした。

 「私は慰安婦を売春婦とは理解していない。売春には本人の意思がある。慰安婦にされた女性は、だまされ、さらわれ、強制された。慰安婦というえん曲な表現は、女性たちに与えた恐怖や侮辱を考えずに済ます逃げ道を用意している」

 -安倍晋三首相は慰安婦の強制連行を直接示す証拠は見つかっていないとの立場だ。

 「(日本軍の関与を認めて謝罪した一九九三年の)『河野談話』策定時に多くの証拠が公になった。首相は無視しているか、学びたくないか、うそを言っているかだ。過去と真実の完全な否定だ」

 -安倍自民党は昨年末の総選挙で河野談話の見直しを掲げたが、首相は最近トーンダウンしている。

 「首相に就任して思いとどまったのはいいことだ。だが、首相がまだ内心では見直したいと思っている事実はやっかいな問題だ」

 -河野談話の謝罪は十分ではないのか。

 「不十分だ。官僚に書かせて誰かが読み上げても、謝罪にはならない」

 -橋下発言は日米関係に影響するか。

 「悪影響があるとは思わない。日本の指導的な政治家が慰安婦の歴史的事実を認めれば、日米関係はさらに強固になる」

 -人権問題に対処する日本の能力を疑問視する声が出ている。

 「日本は韓国との歴史問題に対処し、成熟した関係になったと示すべきだ。それを避けては、世界の範となる国とは誰も思わない。米国にも人権問題の汚点はある。戦時中の日系人の強制収容もそうだ。われわれは責任を認め、次世代に教えている


<マイク・ホンダ氏> 1941年、米カリフォルニア州生まれの日系3世。生後間もなく日系人強制収容所に家族とともに収容される。州立サンノゼ大卒。2001年から米下院議員。
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http://gendai.net/news/view/106391

大阪弁護士会グループ、橋下氏に懲戒請求
2013年05月22日 09:25

 橋下徹日本維新の会共同代表(大阪市長)に大阪弁護士会のグループが懲戒を請求することになった。従軍慰安婦や米兵のフウゾク利用を巡る発言が「基本的人権を無視、女性を差別している」というのが理由で、市長の弁護士の品位をおとしめているとしている。弁護士会は請求を受けると審査すべきか審議し、業務停止や退会命令などの処分を決める。
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 最後にリンクは貼りません。
 まだ議員でいたことに驚きを感じます。橋下元大阪〝ト〟知事が失言し、石原慎太郎元東京〝ト〟知事がアホの上塗りをし、西村議員がトドメを刺した訳です。頭の回路が〝ト〟です。
 自公、民主、維新・・・まともな政党がない。まともな政治家が少なすぎる。

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2013年5月17日13時55分
「○○○売春婦うようよいる」 維新・西村氏、すぐ撤回

 「日本維新の会の西村真悟衆院議員は17日の同党代議士会で「○○○の売春婦はまだ日本にうようよいる」と発言した。党は発言を問題視し、西村氏はすぐ撤回した。同氏は代議士会で「外国報道では、慰安婦が性奴隷と捏造(ねつぞう)されている。これが広がれば反日暴動、謀略が成功しかねない」などと訴えた」


西村氏「○○○売春婦うようよ」 維新・衆院議員、直後に撤回
2013年5月17日 15時06分

 日本維新の会国会議員団の西村真悟衆院議員は17日の党代議士会で、共同代表の橋下徹大阪市長の従軍慰安婦発言に関連し「日本には○○○の売春婦がうようよいる」と発言した。その後の記者会見で「○○○○○を挙げたのは不穏当だった」として発言を撤回した。日本維新は橋下氏発言の沈静化に努めているが、所属議員による再度の問題発言として批判されそうだ。
 西村氏は、従軍慰安婦発言をめぐる海外報道に関し「従軍慰安婦がセックス・スレイブ(性奴隷)に転換されている。これが国際的に広がれば、謀略が成功しかねない」と強調。その上で「反撃に転じた方がよい」と述べた。


「橋下発言は捏造。反日運動、暴力が成功」で西村議員また撤回
2013年05月17日 14:5

 日本維新の会の西村真悟衆院議員は党代議士会で橋下発言にふれ、「外電では橋下氏の報道が捏造され始めている。慰安婦がセックスレイブ(性奴隷)と転換されている。これが広がれば反日運動、暴力が成功しかねない。反撃に転じた方がいい」と述べた。得意になって言ったあと、20分後に「不穏当なので撤回する」と話したが、幹部からまた怒られたのだろう。何とかにつける薬はないというが・・・・。
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●「世界が見ている」/『週刊金曜日』(2013年2月15日、931号)についてのつぶやき

2013年02月18日 00時00分51秒 | Weblog


週刊金曜日』(2013年2月15日、931号)、「世界が見ている/「慰安婦」で安倍首相は針のムリロ!?」についてのつぶやきから、AS@ActSludge

 中国軍艦のレーダー照射「事件」については、Inti-solさんのブログ(http://plaza.rakuten.co.jp/intisol/diaryall/)にたくさんの情報が(この二つ: 「戦争を招き寄せているのは誰かhttp://plaza.rakuten.co.jp/intisol/diary/201302140000/、「続・戦争を招き寄せているのは誰かhttp://plaza.rakuten.co.jp/intisol/diary/201302160000/)。

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■『週刊金曜日』(2013年2月15日、931号) / 昨日到着、いま漸く開く。「世界が見ている/「慰安婦」で安倍首相は針のムリロ!?」。田岡俊次氏「中国軍艦のレーダー照射への日本政府の対応は整合性を欠く/海上事故防止協定では禁止せず」

■『週刊金曜日』(2013年2月15日、931号) / 野中大樹氏「「生業を返せ、地域を返せ!」原発訴訟」、東電と国を被告に。明石昇二郎さん「勝俣氏・清水氏・武藤氏など東電幹部を続々と/東電刑事告訴で進む聴取」。樫田秀樹氏「元同僚が都教委の主張を否定も 土肥元校長が敗訴」

■『週刊金曜日』(2013年2月15日、931号) / 山秋真氏「上関原発、中電の免許執行を引き延ばす県」、祝島島民の会代表の抗議。「二人の「キャパ」 ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー」。武田知弘氏「安倍政権の景気対策は〝アベコベミクス〟である/デフレ脱却にはまず賃上げを!

■『週刊金曜日』(2013年2月15日、931号) / 藤田孝典氏「「まず就労ありき」で生活保護が危ないなぜ生活困窮者対策に予算を割けないのか」。屋良朝博氏「ハワイではオスプレイ訓練飛行を断念振興策で沖縄をなだめる安倍政権の愚昧」、本当にそうだ!

■『週刊金曜日』(2013年2月15日、931号) / 「青島顕の政治時評 「最低でも県外、と言っただけ 鳩山元首相は他の人よりまし」 沖縄の人の言葉が重く響く」。例の丸刈り「事件」も含めて、「竹信三恵子の経済私考/AKB48とアベノミクスをつなぐもの 復古趣味と現実拒否、将来先食いの時代精神」

■『週刊金曜日』(2013年2月15日、931号) / 英「インディペンデント」紙特派員インタビュー「「河野談話見直しは破局的事態を招く」。こういう発言(http://uonome.jp/article/tougo2/2627)を見るとなんだかな~だけれども・・・東郷和彦氏「政府の予算を使って「慰安婦」に道義的補償を」

■『週刊金曜日』(2013年2月15日、931号) / 「雨宮処凛のらんきりゅう/〝国による子どもの虐待〟」。境分万純氏「グラミン銀行が危ない 世界最大の社会的企業をバングラディシュ政府が「乗っ取り」?!」、肝心のムハマド・ユヌス氏が総裁職を解任されたようだ。MC(マイクロクレジット)

■『週刊金曜日』(2013年2月15日、931号) / 本多勝一さんの「貧困なる精神」は、「イルカ殺し問題」について。矢崎泰久さん「発言2013」、「二度あることは三度ある。この謂に倣えば日中戦争は勃発する。・・・もし戦争が日本側の理由で起きたら、世界の孤児になってしまうに違いない」

■『週刊金曜日』(2013年2月15日、931号) / 首相と「LINE友だち」の畠山理仁さん「「LINE」で語る安倍首相の本気度 公式アカウントからの返信はたったの4パターン」・・・、畠山さんからのお願い。関係ないけど、私、折角の日本発の技術なんでしょうが、LINEが気持ち悪くてしょうがありません

■『週刊金曜日』(2013年2月15日、931号) / 山口正紀さん「「可視化」なんてもんじゃない 法制審「基本構想」」。岩本太郎氏「マスコミが伝えない「建国記念日」前後の「在特会」らの動き」。元「ト」知事子分の猪瀬氏、八木秀次氏・・・高嶋伸欣氏「見て見ぬふりで政権の本性隠蔽に手を貸すマスコミ」
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●原発推進: 国民が見えているとは思えない政権

2013年01月06日 00時00分48秒 | Weblog


東京新聞の社説(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012122790070447.html)、記事2つ(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012122701000483.htmlhttp://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012122701000483.html)とコラム「筆洗」(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2012122702000098.html)。

 福島に何の責任も感じていないらしい。パブリックコメントで国民の意思(あれだけ前政権が調べたのに)を無視。「「総理大臣になると、見えなくなるものが三つある」。・・・「そして最後には国民が見えなくなる」)」そうだ。「再登板する安倍首相は六十五代前の先達の言葉を胸に刻み、国民の声に謙虚に耳を傾けてほしい」と言っても、原発問題一つをとっても本人には全くその気がない。

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http://www.asahi.com/paper/editorial20121227.html

2012年12月27日(木)付
安倍内閣発足―再登板への期待と不安

 2度目の安倍晋三内閣が船出した。
 混迷続きだった民主党政権の3年余をへて、日本の政治に安定を取り戻せるか。
 突然の政権投げ出しから5年。挫折のなかから首相に再登板した安倍氏は、自民党への「政権再交代」を支持した民意に今度こそ応えられるのか。
 この間、日本を取り巻く環境はいっそう複雑さを増した。
 東日本大震災と原発事故。出口の見えないデフレ不況。1千兆円にも及ぶ国の借金。中国や韓国との領土対立、宙に浮く米軍普天間基地の移設……。
 だれが政権を担っても、簡単に答えは出ない。

■バラマキの排除を
 求められるのは、派手なパフォーマンスや掛け声ではない。
 地に足をつけ、一歩ずつ問題を解きほぐす。そんな現実的な政策判断にほかならない。
 たとえば経済政策である。
 副総理に麻生太郎元首相をあて、財務相と金融相を兼務させる。新設の経済再生相の甘利明・前政調会長とともに、景気対策の司令塔にする狙いだ。
 「デフレ脱却」への国民の期待は強い。政権が最優先課題に掲げるのは当然の判断だろう。
 一方で、中央銀行を財布代わりにお金をばらまき、公共事業を積み増していけば、国債金利の急騰から財政破綻(はたん)を招く危険な道につながりかねない。
 10兆円規模の大型補正予算。10年で200兆円の公共投資。
 自公両党からは威勢の良い呼び声が先行するが、そんな大盤振る舞いをする余裕が、いまの日本にあるはずがない。
 将来の原発・エネルギー政策をどう描くかも、最重要課題のひとつである。
 自公両党は、連立合意で「可能な限り原発依存度を減らす」ことを確認した。
 「原発ゼロ」の公明党と「原発ゼロは無責任」と批判する自民党。最終目標の違いは棚上げにしたということだろうが、両党が「脱原発依存」で足並みをそろえた意義は大きい。

■外交立て直す好機だ
 ただ、安倍氏は新増設に含みをもたせるなど真意が不明な部分もある。公明党は、安倍氏を引っ張ってでも脱原発を着実に進める責任を自覚すべきだ。
 領土問題できしむ近隣外交の立て直しも、民主党政権から引き継いだ懸案である。
 日中韓の指導者がそろって交代するいまこそ、むしろ関係改善のチャンスだ。
 安倍氏自身、そのことは十分意識しているようだ。
 来年2月22日の「竹島の日」を政府主催の式典に格上げすることはとりやめた。靖国参拝や尖閣諸島への公務員の常駐についても明言を避けている。
 外交の試金石は、年明けの訪米である。民主党政権下で揺らいだ日米同盟の再構築を急がねばならない。環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉参加の是非についても、結論を出す時期が迫っている。
 期待の半面、心配もある。
 安倍総裁直属の教育再生実行本部の本部長として、党の教育分野の公約をまとめた下村博文氏が文部科学相に就いた。
 公約は、歴史教科書の検定で近隣国に配慮するとした「近隣諸国条項」の見直しをうたっている。
 近隣国との信頼を築くうえでこの条項の存在意義は重い。これを引き継がないとなれば、中韓との関係はさらに悪化する。

■孤立招く歴史見直し
 新政権の要職には、下村氏をはじめ、安倍氏がかつて事務局長を務めた「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」のメンバーが並ぶ。この会は、歴史教科書の慰安婦をめぐる記述を「自虐史観」と批判し、慰安婦への謝罪と反省を表明した河野談話の見直しを求めてきた。
 また、行政改革相に就いた稲田朋美氏は「南京大虐殺」を否定し、東京裁判を「不法無効な裁判」と批判してきた。
 河野談話や村山談話の見直しは「戦後レジームからの脱却」を唱える安倍氏の持論だ。
 だが、そうした歴史の見直しは戦前の軍国主義の正当化につながる。戦後日本が国際社会に復帰する際の基本的な合意に背く行為と受け取られかねない。実行すれば、中韓のみならず欧米からも厳しい批判は避けられない。
 前回の安倍政権は、愛国心を盛り込んだ改正教育基本法など「安倍カラー」の法律の成立を急いだ。その強引な手法が世論の反発を招き、参院選の大敗と退陣につながった面もある。
 その教訓と「ねじれ国会」の現実をふまえてのことだろう。今回は、来夏の参院選までは憲法改正をはじめ「安倍カラー」は封印し、経済政策などに集中する。それが新政権の基本方針のようだ。
 現実的な選択である。
 そのうえで、新政権に改めて指摘しておきたい。
 世界の中で孤立しては、日本の経済も外交も立ちゆかない。
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012122790070447.html

原発維持シフト鮮明 第2次安倍内閣発足
2012年12月27日 07時04分

 自民党の安倍晋三総裁は二十六日午後の衆参両院本会議で、第九十六代首相に選出された。これを受け、自民、公明両党連立の第二次安倍内閣が同日夜、発足した。原子力規制委員会を所管する環境相には、原発維持派の石原伸晃前幹事長を起用。政権の原発維持の姿勢が鮮明になった。一方、防災対策に取り組む「国土強靱(きょうじん)化」担当相を新設。公共事業を積極的に進める方針を打ち出したことで、バラマキ色が強まる見通しだ。
 安倍氏は二〇〇六年に首相に就任したが一年で辞任。退陣後に再登板するのは故吉田茂元首相以来六十四年ぶりで、戦後二人目。自民、公明両党は〇九年衆院選で民主党に敗れた麻生内閣以来、三年三カ月ぶりに政権に復帰した。
 就任後初の記者会見で、安倍氏は「デフレ脱却が政権に課せられた使命だ。大型の一二年度補正予算を組む」と述べた。この後の初閣議で経済政策の司令塔となる「日本経済再生本部」の新設を決定。一二年度補正予算の編成を指示した。また民主党政権下で設置された行政刷新会議や国家戦略会議などの廃止を決めた。
 主要閣僚の人事をめぐっては、麻生太郎副総理兼財務・金融相、菅義偉官房長官、甘利明経済再生担当相ら安倍氏に近い有力議員で固め、経済再生を重視する姿勢を示した。さらに側近の古屋圭司氏を国土強靱化担当相、連立のパートナーである公明党の太田昭宏前代表を国土交通相にそれぞれ起用。公共事業を大幅に増やす意向だが、事業のチェックが不十分だと税金の無駄遣いになりかねない。
 一方、下村博文文部科学相には「教育再生」、山本一太沖縄北方担当相には「領土問題」の担当相を兼務させるなど、安倍氏が重視する政策へのこだわりを示した。稲田朋美行政改革担当相が担う「再チャレンジ」は〇六年の安倍内閣時に新設されたものだ。

(東京新聞)
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012122701000483.html

経産相、30年代原発ゼロ見直し 核燃サイクル継続も
2012年12月27日 05時44分

 茂木敏充経済産業相は27日未明の記者会見で、2030年代に原発稼働ゼロにする前政権の方針は「再検討が必要」と述べ、原発ゼロ目標を見直す方針を明言した。原発から出る使用済み核燃料を再処理する核燃料サイクル政策は「完全に放棄する選択肢はない」と、継続する意向も表明した。
 新政権の閣僚が原発ゼロ目標の見直しを言明したのは初めて。麻生太郎財務相は13年度予算編成で、財政規律を守るための新たなルールを策定する考えを表明。第2次安倍内閣の閣僚からは前政権の主要政策からの転換を鮮明にする発言が相次いだ。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2012122702000098.html

【コラム】
筆洗
2012年12月27日

 「総理大臣になると、見えなくなるものが三つある」。二・二六事件で首相官邸を襲撃され、義弟が身代わりとなって、辛うじて難を逃れた岡田啓介首相が語っていた▼何が首相の目をふさぐのか。一つは「カネ」だ。権力を手にすることで金には不自由をしなくなるという。次に見えなくなるのは「人間」だ。取り入る側近に囲まれ、本当の人材を見失う。「そして最後には国民が見えなくなる」という(アスペクト編『総理の名言』)▼自民党の安倍晋三内閣がきのう、発足した。首相の再登板は戦後では吉田茂以来二人目。実に六十四年ぶりだ。閣僚には、麻生太郎元首相、谷垣禎一前総裁ら実力者を起用し、挙党態勢への配慮をにじませた▼来夏の参院選で衆参のねじれを解消するまで、憲法改正などのタカ派色は抑え、デフレ脱却などの経済政策に専念するとみられるが、気になるのは石原伸晃前幹事長を環境・原子力防災担当相で起用したことだ▼総裁選で国会議員から多くの支持を得ながら相次ぐ失言で失速した。閣僚の失言がどれだけ政権の体力を奪うのか、これまで十分に学んできたのではないか▼日米開戦後、東条内閣の倒閣を水面下で主導した岡田啓介の「国民が見えなくなる」という述懐は重く響く。再登板する安倍首相は六十五代前の先達の言葉を胸に刻み、国民の声に謙虚に耳を傾けてほしい。
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