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●〝前川喜平になるな佐川宣寿になれ〟!? 「官邸べったり」藤原誠官房長の文科事務次官への昇格人事

2018年10月23日 00時00分49秒 | Weblog

[『学校が教えないほんとうの政治の話』(斎藤美奈子著、ちくまプリマ―新書257)↑]



リテラの記事【「面従腹背やめよう」宣言の藤原文科事務次官は官邸べったり! 安倍首相と一緒に加計学園式典出席、前川喜平に“口封じ”画策】(https://lite-ra.com/2018/10/post-4320.html)。

 《戸谷一夫・前事務次官の後任にとして、藤原誠官房長を抜擢する人事…「面従腹背はやめましょう」…ようするに、藤原事務次官は就任早々、あてこすりのように“反・前川”を打ち出したのである》。

   『●霞が関: 「佐川になるな前川になれ」…
      《佐川のような官僚ばかりだったら絶望するしかないだろう》
    「日刊ゲンダイの佐高信さんによる書評【週末オススメ本ミシュラン/
     「面従腹背前川喜平著/毎日新聞出版】…。《落語家の立川談四楼が
     ツイッターで、いま霞が関では<佐川(宣寿前国税庁長官)になるな
     前川になれ>が合言葉になっているとつぶやいたらしい。
     もちろん皮肉である。/…佐川のような官僚ばかりだったら
     絶望するしかないだろう》」

 日刊ゲンダイの記事【また“官邸のご意向”…加計問題のキーマンが文科次官に就任】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/239678)にも、《新たな事務次官に、「加計問題」でも名前が挙がった藤原誠官房長の昇格人事を発表した。ロコツな官邸人事ともっぱらだ。実際、職員向けの就任挨拶で早速、藤原新次官は、政権批判を繰り返す前川喜平元次官の著書「面従腹背」を念頭に、「『面従腹背はやめようと皮肉たっぷりに言い放っている》。《しかも、藤原氏は、なんと加計学園とも“接点”をもっている》…そんなゲスな人が文科省の事務次官。

 「前川喜平になるな佐川宣寿になれ」ってこと!?  つまり、《政権・官邸の意向に服従しろ》。文部科学省内で《安倍首相が力を入れる教育の国家主義化、愛国主義化の強化》してくれそうな、《官邸べったり》《官邸のイエスマン》藤原誠官房長の文科事務次官への昇格人事。こんな好き勝手な人事、《ロコツな官邸人事》で各省がズタズタに…。
 それでも少しはましな「人物」ならまだしもね…。下足番紙にデマをリークした官邸の意を受け、《和泉洋人首相補佐官の代理人として前川氏を黙らせるために暗躍》。それに、続・大惨事アベ様内閣の文科相がアレですものねぇ。

 「面従腹背」な前川喜平さん、自身ではヒーローでもなんでもないと言います。その謙虚な姿や言説を見ても、アベ様や新事務次官氏は足元にも及ばない。彼我の差。

   『●偶然は通用しない、アベ様のオトモダチ獣医学部開設…
      前川喜平さん「規制緩和ではない。特権の付与です」
   『●大見得・啖呵「議員辞職」を有言実行しない
       《病的な嘘つき》アベ様…前川喜平氏の人間性と彼我の差
   『●前川喜平前文科次官、「本来、できてはいけないものが
             完成した。見たくないものを見たという感じだ」
   『●前川喜平さん授業…検閲と恫喝、《意に沿わない人物は潰す――。
                       …安倍政権のやり口は、まさに恐怖政治》
   『●隗より始めよ: 「この国をガタガタにし、
      支持率3割は取れる」高プロとして、「自分らができてから…」

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https://lite-ra.com/2018/10/post-4320.html

「面従腹背やめよう」宣言の藤原文科事務次官は官邸べったり! 安倍首相と一緒に加計学園式典出席、前川喜平に“口封じ”画策
2018.10.19

     (藤原氏の事務次官抜擢で物議を醸す文科省(公式HP))

 文科省の汚職接待事件で今年9月に辞職した戸谷一夫・前事務次官の後任にとして、藤原誠官房長を抜擢する人事が16日に決定したが、この人事がいま物議を醸している

 まず、藤原事務次官は人事が閣議で決まった同日におこなわれた職員向けの就任挨拶で、「議論すべき時はきちんと意見を言っていただき、組織が決めたことには従う決めた後、議論のプロセスをむやみに外に流さない」(朝日新聞デジタル16日付)ことを求めた上で、こう述べたのだ。

   「面従腹背はやめましょう

 「面従腹背」といえば、前川喜平・元事務次官が「座右の銘」として挙げ、今年6月に同名タイトルの著書を発売したばかり。ようするに、藤原事務次官は就任早々、あてこすりのように“反・前川”を打ち出したのである。

 そもそも、藤原事務次官は「議論のプロセスをむやみに外に流すな」と言うが、これもあきらかに加計学園問題で文科省から「政府のご意向」文書をはじめとする内部文書が流出したことを指しているのはあきらか。決定にいたるプロセスを国民に積極的に情報公開せずして政府の説明責任は果たされないが、それを事務方トップの次官自らが公然と締め付けるとは……。

 しかも、この藤原氏の事務次官抜擢が注目を集めている理由は、もうひとつある。じつは、藤原事務次官は前川氏の出会い系バー通い報道に直接かかわっていた人物だからだ。

 ご存じの通り、総理のご意向」「官邸の最高レベルが言っていること文書が飛び出た昨年5月、前川氏の実名告発の動きがあるなかで、読売新聞は同月22日付で「前川前次官 出会い系バー通い 文科省在職中、平日夜」と報道。本サイトでも繰り返し伝えてきたが、これは官邸が、前川氏の告発を潰す目的で読売にリークして書かせたものだ。

 そして、読売に記事が出る前日、前川氏に揺さぶりをかけたのが、当時、初等中等教育局長の藤原氏だった。前川氏はインタビューでこのように話している。

   「21日に和泉補佐官からのアプローチもあった。文科省の藤原誠
    初等中等教育局長からのショートメールだった。(自分の携帯から
    着信記録を示して)これです。『和泉さんから話を聞きたいと言われたら、
    対応される意向はありますか?』。それに対しては、
    『ちょっと考えさせて』と返信した」
   「和泉さんが私の口を封じたかったのではないか、と思っている。
    ちょうど私が加計関係の文科省内部文書について、メディアの取材を
    受け始めた時だ。前川がしゃべっているとの情報が伝わったのではないか」
    (「サンデー毎日」2017年12月10日号/毎日新聞出版)

 和泉洋人首相補佐官の代理人として前川氏を黙らせるために暗躍した、そんな人物が今回、事務次官に抜擢されたというわけなのだ。

 しかも、藤原氏は、なんと加計学園とも“接点”をもっている

 安倍首相が「どんなときも心の奥でつながっている友人、私と加計さんもまさに腹心の友だ」と挨拶したことで有名な2014年に千葉科学大学でおこなわれた開学10周年の記念式典。当時、大臣官房審議官だった藤原氏は、この記念式典に来賓として出席し、加計孝太郎理事長や安倍首相らとともに鏡開きまで一緒におこなっていたのだ。

 官邸との接点が次々ともち上がる、藤原事務次官。実際、今回の人事について、文科省関係者は「完全に官邸の意向に沿ったもの」だと話す。


■安倍政権の極右教育政策を推進、前川氏授業圧力事件にも関与

   「藤原氏は官邸ベッタリで、なかでも和泉首相秘書官の手下のように
    動いてきた人物。藤原氏は2016年に天下り問題で減給処分を受けて
    いるが、翌年の人事では過去に就いたことのある官房長に出戻るという
    異例の処遇がおこなわれた。このときも、官邸が加計問題の対応のために
    パイプ役として官房長に戻したのではないかといわれていた。だいたい、
    本来ならば、藤原氏より入省が1年早い小松親次郎・審議官
    (初等中等教育局長事務取扱に異動)が事務次官になるのが順当だったが、
    小松氏は藤原氏とは対照的に官邸と距離を取ってきた。小松氏でなく
    藤原氏のほうを事務次官に引き上げたのは、
    官邸の強い意向がはたらいた結果でしょう」

 官邸のイエスマンを事務次官に昇格させることで文科省を掌握する──。その目的には、もちろん加計問題での引き締めもあるが、それ以上に大きいのは、安倍首相が力を入れる教育の国家主義化愛国主義化の強化だ。

 そして、藤原事務次官は、安倍政権による教育の右傾化を官邸の意に沿って粛々と押し進めてきた人物でもある。

 たとえば、昨年3月、小学校1年生の道徳教科書の検定において、文科省が「扱いが不適切」「指導要領にある『我が国や郷土の文化と生活に親しみ、愛着をもつ』という点が足りない」などと修正指示を出した結果、「パン屋」を「和菓子屋」などに差し替えていたこと発覚したが、この所管は初等中等教育局であり、藤原氏が同局長を務めていた間の出来事だ。

 また、今年3月、前川・元次官の授業に自民党の赤池誠章議員らが圧力をかけた一件でも、赤池議員らから指示され、名古屋市教育委員会に恫喝質問状を送るなど対応したのも、当時官房長だった藤原氏だ。

 第4次安倍改造内閣で文科大臣に起用された柴山昌彦氏は、就任会見で、教育勅語について普遍性をもっている部分が見て取れる」「(教育勅語の『同胞を大切に』の部分など)基本的な記載内容について現代的にアレンジして教えていこうと検討する動きがあると聞いており、検討に値するなどと発言、具体的に“教育勅語の復活”を唱えてみせた。──このような大臣の登用もさることながら、事務次官に藤原氏を抜擢したことは、軍国主義的イデオロギーや愛国心、歴史修正などを教育に反映させていこうという安倍首相の方針の表れでもあるはずだ。

 藤原事務次官が「面従腹背をやめろ」と文科省職員に命じた言葉は、実際のところ、「政権・官邸の意向に服従しろ」と言っているにすぎない。この調子では、第2の加計問題がいつ起こっても不思議ではないが、安倍首相による“偏向教育”の動きにもさらなる注視が必要だろう。

(編集部)
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コメント
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●必然的に「私腹を肥やしてきた」学商・竹中平蔵氏…大学は、利益相反の調査はしなかったのかな?

2018年06月26日 00時00分51秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]



1年ほど前のリテラの記事【加計だけじゃない、国家戦略特区は安倍首相のお友達優遇の巣窟だった! 竹中平蔵が役員の会社、成田の医学部新設も】(http://lite-ra.com/2017/06/post-3229.html)と、
日刊ゲンダイの記事【利権の巣窟 国家戦略特区の闇を暴く/「ミスター特区」竹中平蔵氏が諮問会議議員の利益相反】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/207453)。
リテラの記事【「高プロ法案」強行採決を許していいのか!/“高プロの旗振り役”竹中平蔵がグロテスクな本音全開!「残業代は補助金」「高プロ対象はもっと拡大しないと」】(http://lite-ra.com/2018/06/post-4082.html)。

 《安倍応援団たちや新自由主義者たちはこの犬も食わないような話のすり替えに丸乗りし、「結局、文科省は既得権益にしがみついているだけ」「足を引っ張るから規制改革は進まない」などと安倍首相に加勢…安倍首相が民間議員に選んだお友だちである竹中氏もやりたい放題…もうひとつ安倍首相には“アベ友特区”疑惑が浮上…国際医療福祉大学も…加計そっくりの医学部開設認可の経緯》。
 《それを、わずか4人の閣僚と、5人の民間議員がトップダウンで決めてしまうのだ。実に問題の多い制度なのだが、“ミスター特区”ともいえる存在が、東洋大教授の竹中平蔵氏である》。
 《実際、その高プロ創設の「本音」は、この男がすでに暴露している。経団連とともに高プロ創設の旗振り役となってきた、竹中平蔵だ。竹中は21日付の東京新聞の記事でインタビューに応じ、「時間に縛られない働き方を認めるのは自然なこと」などとデタラメな高プロの必要性を強調する一方で、平然と、こんなことを述べているのだ。「時間内に仕事を終えられない、生産性の低い人に残業代という補助金を出すのも一般論としておかしい」》。

   『●「残業代ゼロ法案」: お零れが滴り落ちてくるどころか
                    対象が下へ下へと『トリクルダウン』
   『●「安く労働者を使うために裁量労働制を悪用…。
       裁量がない人に適用すれば、働く人を使いつぶす制度に…」
   『●高度プロフェッショナル制度導入の
     社会的事実「立法事実」を支えるのは…たった1人の調査対象者の声!?

 これも1年ほど前の記事ですが、アクセスジャーナルの山岡俊介さんの【<記事紹介>「官邸の後押しで医学部新設『第2の加計疑惑』が急浮上」(情報誌『ベルダ』6月号。本紙・山岡)】(http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=8098)によると、《今年4月、「国際医療福祉大学」(高木邦格理事長)の医学部が千葉県成田市に開設されたが、これは首相官邸の意向を直接反映できる国家戦略特区として認可されたもの。いま安倍政権を揺さぶっている加計学園同様の構図で、国際医療福祉大学医学部にも、数々の疑惑が」。

   『●アベ様のオトモダチへの依怙贔屓…
      呆れるほどの「屁理屈」も辞さずの「異例の「滅公奉私」」(東京新聞)
    「最後に、第3か、第4の森友か、第2の加計か知らないが、まだ弾けていない
     「国際医療福祉大学」問題について、アクセスジャーナルの山岡俊介さんの
     記事【「ポスト加計」報道などで本紙と係争中ーー「国際医療福祉大学」の
     創立時から10年以上、代表権持つ理事に就いていた渡辺喜美参議院議員】」

 「特区ビジネス」でも、「私腹を肥やしてきた」学商の利益相反。
 学商=竹中平蔵氏…「自分が関わったところで自分が利益を得るという構図」…それは、偶然ではない。《コネや肩書を利用した非・自由競争》、ヤラセ。《竹中氏は一体、どういう立場で諮問会議に参加しているのか学者なのか、企業の代表者なのか》? つまり、『学商』。大学は利益相反のチェックしていないの?、あるいは、チェックしなかったの??

   『●竹中平蔵氏のパソナによる「自分が関わったところで
       自分が利益を得るという構図」に乗っかって大丈夫か?


 すいません、ツイッターからコピペさせていた画像:


[https://twitter.com/yohei_tsushima/status/1009649260697038848]

 パソナの学商・竹中平蔵氏による一人PDCAサイクル。小泉純一郎氏の政権以来、こんな学商を有難がり、未だに露骨に「偶然に利益を得る」こんな学商を有難がる腐りきった自公政権。PASONA (P プランから A アクションまで御一人で 、SONA ソンナの関係ねぇ…な状態)がニッポンを侵食・浸蝕。

 《労働者を命のない使い捨ての道具として搾取しようとする理性のない人間》そんな方が唱える「高プロ万歳!!」…どうやって信じろと?

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http://lite-ra.com/2017/06/post-3229.html

加計だけじゃない、国家戦略特区は安倍首相のお友達優遇の巣窟だった! 竹中平蔵が役員の会社、成田の医学部新設も
2017.06.09

     (自由民主党HPより)

 「実際にこのメールを見た」──前川喜平・前文科事務次官の証言につづき、今度は「現役」たちが口を開いた。複数の文科省職員が、「官邸の最高レベルが言っている」と書かれた文書を文科省の職員たちがメールで共有していたことを示すメールの写しは実在したものだと証言したのだ。
 さすがにここまでくると「怪文書」と呼べるはずがないが、安倍政権の姿勢は相変わらず「再調査の必要なし」と責任を放棄したままで、松野博一文科相は“実名で顔出しすれば検討する”などと言い出す始末。そんなことをすれば前川氏に行ったような官邸による報復が待っているのは確実で、またも恫喝で真実を隠蔽しようとしているのだ。
 しかも、呆れかえるのは、疑惑の中心人物である安倍首相の放言だ。野党からの問題追及に対し、安倍首相は恥ずかしげもなくこんな主張を繰り返している。

   「岩盤規制改革をスピード感をもって進めるように、つねに指示してきた」
   「既得権益を握る勢力の抵抗は避けられない。安倍政権は絶対に屈しない」
   「加計学園の問題の本質は岩盤規制にどう穴を開けていくかだ」

 問題の本質が「岩盤規制に穴を開けること」……? そうならばさっさと文書の調査をして潔白を晴らせばいいだけで、それもやらずに「岩盤規制」を連呼するとは笑止千万。だが、この主張でどうやら安倍首相は押し切るつもりらしい
 実際、安倍応援団たちや新自由主義者たちはこの犬も食わないような話のすり替えに丸乗りし、「結局、文科省は既得権益にしがみついているだけ」「足を引っ張るから規制改革は進まない」などと安倍首相に加勢している。
 しかし、はっきり言って「獣医学部の新設」は、「岩盤規制にドリルで穴を開ける」ようなものではまったくない。いや、安倍首相が大義名分のように掲げる国家戦略特区という制度自体が、私物化の温床となっていると言うべきなのだ。しかもそれは、安倍首相のみならず、政権のお友だちグルになっている腐敗っぷりなのである。


パソナ、オリックス、特区事業に諮問会議議員の竹中平蔵が役員の企業が

 その「お友だち」のひとりが、国家戦略特区諮問会議の民間議員である竹中平蔵氏だ。昨年、国家戦略特区で神奈川県において家事支援外国人受入事業の実施を認めたが、この事業者に選ばれた企業にパソナがある。いわずもがな、竹中氏はパソナグループの取締役会長である。
 さらに、2014年に国家戦略特区に選ばれた兵庫県養父市では、企業による農地の所有を認めるなどの規制緩和が行われたが、そこにもオリックスが100%出資する子会社のオリックス農業が参入している。オリックスといえば、こちらも竹中氏が社外取締役を務める企業である。
 安倍首相が選んだ民間議員が国家戦略特区を利用して、自らの会社に利益をもたらしている──。しかも、竹中氏は、2016年2月5日の国家戦略特区諮問会議において、農業生産法法人の出資・事業要件の緩和を強く訴え、こう述べている。

   「(養父市が)ここまでやりたいと言っているものを万が一にも国ができない
    ということになれば、これは国家戦略特区の仕組みそのものの信任が
    揺らぎますし、地方創生を否定することにもなると思います」
   「この農業生産法人の問題こそが岩盤中の岩盤、ザ・岩盤だと思います。
    このザ・岩盤の背後にはザ・抵抗勢力とザ・既得権益者がいて、これをどう
    突破できるかというのが本当にいろいろな意味での象徴になろうかと思います」

 まったく何が「ザ・既得権益者」だ。結局、その「ザ・岩盤」に穴を開けた結果といえば、自身の関係する企業が参入して甘い汁を吸うというマッチポンプの利益供与ではないか。つまり、安倍首相が主張する「岩盤」とやらは「自分たちにとって目障りなもの」でしかなく、権力というドリルで強引に新たな権益をつくり出しているにすぎない
 安倍首相が民間議員に選んだお友だちである竹中氏もやりたい放題。別の意味でも国家戦略特区はまさに“アベ友特区”だらけだったわけだが、しかも、もうひとつ安倍首相には“アベ友特区”疑惑が浮上している。それは国家戦略特区によって前年の東北医科薬科大学に続きじつに約40年ぶりに医学部新設が認められ、事業者となった千葉県成田市の国際医療福祉大学の問題だ。


国際医療福祉大学も…加計そっくりの医学部開設認可の経緯

 この問題はなぜか、安倍応援団やネオリベ学者が報道される前から「関係ない」と喚いているが、その経緯は明らかに不透明だ。
 国際医療福祉大学の場合も、新設理由に医師不足などが挙げられていたが、厚労省の医療従事者の需給に関する検討会で〈中位推計からいきますと2024年に需給が均衡する〉と報告されており、日本医師会をはじめとして医学部を新設する必要はないという批判があがっていた。にもかかわらず、あっさりと認められてしまった
 さらに、事業者の公募は2015年11月12日からたったの1週間で締め切られ、国際医療福祉大学の1校のみが応募。また、キャンパスの土地は成田市が約23億円で買い上げ同大に無償貸与し、建設費用も半分にあたる約80億円を成田市と千葉県が負担。その上、隣接地に開学した看護学部と保健医療学部の用地取得や校舎建設にも50億円の補助が行われている。──何から何まで加計学園の問題とそっくりなのである
 なぜ、加計学園と同じように国際医療福祉大による医学部新設はゴリ押しされたのか。やはりここでも浮かび上がってくるのは、官邸の暗躍と、同大を運営する学校法人国際医療福祉大の高木邦格理事長と安倍首相の“接点”だ。
 高木理事長は、病院経営者としては〈02年に旧国立の熱海病院、05年に日本たばこ産業東京専売病院、08年にJA栃木塩谷総合病院、と病院を次々と買収した際は、その豪腕ぶりに批判が噴出した〉人物。一方、高木氏は自見庄三郎元議員の秘書を務めた経験をもっており、政界に強いパイプがある。また、同法人には谷修一・元厚生省健康政策局長や松谷有希雄・元厚生労働省医政局長が「天下り」しており、官庁とのつながりも深い(「FACTA」2016年8月号)。
 そんななかで、安倍首相と高木理事長を繋いだといわれているのが、黒岩祐治・神奈川県知事だ。黒岩氏といえば、安倍氏の下野時代にDHC『晋ちゃん&黒ちゃんのシンクロナイストーク』(DHCシアター)という番組で共演するほどの仲。他方、黒岩氏は2009年9月いっぱいでフジテレビを退社したが、同年10月1日には国際医療福祉大の大学院教授に就任。それだけでなく、同大学が株主であるコンテンツ制作会社・医療福祉総合研究所の副社長まで務めていたのだ。
 一方、ジャーナリストの山岡俊介氏は、「アクセスジャーナル」の記事のなかで渡辺喜美・日本維新の会副代表が繋いだ可能性も指摘している。


当時から、国家戦略特区の決定に官邸が動いていたとの報道が!

 どちらにせよ、医学部新設にいたるなかで何らかの力が働いたのではという疑惑は変わらないが、この国家戦略特区の強引な決定に、当時、「エコノミスト」(毎日新聞社)2016年9月20日号も「裏がある」ことを示唆し、このようにまとめている。

   〈形式上は特区の公募に応じた形だが、当初から高木理事長が
    特区のあり方を検討する区域会議の構成員に選ばれるなど
    あからさまな出来レースだった〉
   〈国家戦略特区を取り仕切る官邸から強い後押しがあった
    とされるのは公然の秘密だ〉

 「第3の森友」問題である国際医療福祉大医学部新設についてはさらなる追跡を行いたいが、ともかく、竹中氏のケースを含め、国家戦略特区というシステムはいくらでも私物化ができるかたちになっていることはたしかだ。安倍首相は国家戦略特区について、「私の意向は入りようがない」などと宣ったが、そんな見え透いた嘘は通用するはずがないだろう。

(編集部)
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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/207453

利権の巣窟 国家戦略特区の闇を暴く
「ミスター特区」竹中平蔵氏が諮問会議議員の利益相反
2017年6月16日

     (自民党ブレーンの竹中平蔵氏(央)/(C)日刊ゲンダイ)

 加計学園問題をきっかけに、国家戦略特区の実態が明らかになってきた。「岩盤規制の打破」を名目に、仲間内や特定企業に利益を分配してきた疑惑である。それを、わずか4人の閣僚と、5人の民間議員がトップダウンで決めてしまうのだ。

 実に問題の多い制度なのだが、“ミスター特区”ともいえる存在が、東洋大教授の竹中平蔵氏である。

   「小泉政権の構造改革特区の時代から、常に特区制度に寄り添い、
    レントシーカー利権屋)として暗躍してきた。安倍首相に特区制度を
    提言した張本人ともいわれ、もちろん国家戦略特区の諮問会議にも
    名を連ねています」(自民党関係者)

 昨年7月、神奈川県の特区で「家事支援外国人受入事業」が規制緩和された。その事業者に認定されたのが、大手人材派遣会社のパソナだ。竹中氏はパソナグループの会長を務めている。諮問会議のメンバーが、自分の会社に有利になるような規制改革をし、実際に受注しているわけだ。

 「国家戦略特区の正体」の著者で立教大教授の郭洋春氏が言う。

   「神奈川県の家事支援外国人受け入れは、これまでにダスキンや
    ポピンズ、ニチイ学館など6社が認定されていますが、パソナは
    最初から決まっていて、受け入れ予定人数も多い。
    李下に冠を正さずということからすると、お手盛り感は否めず、
    利益相反に見えます。竹中氏は強硬な新自由主義者で、
    『完全自由競争が最も経済を発展させる』が口癖ですが、
    実際にやっていることは、コネや肩書を利用した非・自由競争
    によるビジネスです」

 竹中氏は一体、どういう立場で諮問会議に参加しているのか学者なのか、企業の代表者なのか。内閣府に質問状を送ったが、期限までに回答はなかった。 


■与党議員も問題視

 農業特区に指定された兵庫県養父市でも、竹中氏が社外取締役を務めるオリックスの子会社「オリックス農業」が参入している。この企業による農地所有は加計学園と同様、内閣府が「官邸の意向」をチラつかせて、かなり強引に進めたようで、農水省は不満をため込んでいるという。

 今国会で成立の国家戦略特区改正案は、多分に竹中氏の“特区ビジネス”を意識したものだ。民進党議員が「竹中外しの声は与党からも上がった」と明かす。

 改正案の付則には「民間議員が私的な利益の実現を図って議論を誘導し、または利益相反行為に当たる発言を行うことを防止」「民間企業の役員等を務めまたは大量の株式を保有する議員が、会議に付議される事項について直接の利害関係を有するときは、議決に参加させない」と明記された。特区ビジネスで私腹を肥やしてきた政商への退場勧告といえる。
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http://lite-ra.com/2018/06/post-4082.html

「高プロ法案」強行採決を許していいのか!
“高プロの旗振り役”竹中平蔵がグロテスクな本音全開!「残業代は補助金」「高プロ対象はもっと拡大しないと」
2018.06.22

     (竹中平蔵公式ウェブサイト)

 「残業代ゼロで定額働かせ放題」にする高度プロフェッショナル制度の創設を含む「働き方改革」一括関連法案の参院での採決が近づいている。高プロをめぐっては、労働問題の専門家を中心に激しい批判が殺到しているうえ、次から次へとインチキやデタラメが明らかになっている。

 高プロの必要性について、安倍首相は「労働者のニーズに応えるもの」と主張し、加藤勝信厚労相も「私もいろいろお話を聞くなかで要望をいただいた」と答弁していた。ところが、実際はわずか12人に聞き取りしただけで、しかも法案要綱が示される前におこなわれた聞き取り件数はゼロだったことが判明。聞き取りのほとんどが、この加藤厚労相の答弁後に慌てておこなわれていたことまでわかった。ようするに、「立法事実なき法案」なのに、安倍政権はまたしても数の力でゴリ押ししようとしているのだ。

 高プロは、企業が残業や休日労働に対して割増賃金を一切払わず、労働者を上限なく働かせることができるようになるもので、過重労働や過労死を増加させることは火を見るより明らか。そしてこの法案が恐ろしいのは、対象者が拡大していくことが確実という点だ。実際、その高プロ創設の「本音」は、この男がすでに暴露している。経団連とともに高プロ創設の旗振り役となってきた、竹中平蔵だ。

 竹中は21日付の東京新聞の記事でインタビューに応じ、「時間に縛られない働き方を認めるのは自然なこと」などとデタラメな高プロの必要性を強調する一方で、平然と、こんなことを述べているのだ。

   「時間内に仕事を終えられない、生産性の低い人に残業代という
    補助金を出すのも一般論としておかしい

 時間内に仕事を終えられない生産性の低い人……? そもそも、残業しなければ終わらないような仕事を課していることがおかしいのであって、問題は雇用者側にある。それを労働者に問題があると責任を押し付け、「生産性の低い人」と断罪した挙げ句、竹中は労働対価として当然の残業代さえ「補助金」と呼ぶ。つまり、竹中にとって残業代とは、「仕事のできない奴のために仕方なく会社が補助金を出してやっている」という認識なのだ。

 もうこの発言だけで高プロ推進派の本音が十二分に理解できるというものだが、当然、高プロが過労死を増加させてしまうのではないかという指摘に竹中は耳を貸さない。「過労死促進法案との批判がある」という質問に、竹中は「全く理解していない」と言ってのけた後、「過労死を防止するための法案だ。その精神がすごく織り込まれている」などと述べて、その理由を「年間百四日以上の休日をとれと。(適用には)本人の同意も要る」と答えている。

 何が「過労死を防止する精神がすごく織り込まれている」だ。じつは竹中は、5月30日に出演した『クローズアップ現代+』(NHK)でも「ほとんど完全週休2日制」などと喧伝していたが、それはまったくの嘘で、法案は「年104日以上、4週間で4日以上」の休日を与えるというだけ。ようするに、月に4日間休ませれば、そのあとの26日間はずっと連続で働かせることが可能であり、次の4週間の最後の4日間に休みを取らせれば、連続して48日間、1日24時間労働をさせても合法となる法案なのだ。


■竹中平蔵は高プロの適用対象拡大を明言「もっともっと増えていかないと」

 しかも、竹中は「本人の同意も要る」などと言うが、力関係を考えれば企業からの要求に労働者が突っぱねることは容易ではない。さらに、労働者が同意を撤回したり、同意しなかった場合に解雇されたり不利益な扱いを受けたとき、労働基準監督署は指導をおこなうことも罰則を科すこともできない仕組みであることも明らかになっている。労働者の保護など露ほども考えられていないのだ。

 これでよく「過労死を防止する精神」と言ったものだが、竹中はこうした制度の穴には触れず、「なぜこんなに反対が出るのか、不思議だ」とシラを切り、「適用されるのはごく一部のプロフェッショナル。労働者の1%くらいで、高い技能と交渉力のある人たちだ」と畳みかける。だが、これも大嘘で、「年収1075万円以上の一部専門職」を対象とすると言いながら、実質的には年収300万円台の労働者も対象にすることが可能だ(詳しくは既報)。

 労働者のうち1%の人たちの問題ではなく、多くの人が「残業代なし・定額働かせ放題」が適用される恐れがある高プロ制度。実際、竹中は前出の『クロ現+』でも、「(いまの対象範囲は)まだまだ極めて不十分」「これ(高プロ)を適用する人が1%ではなく、もっともっと増えてかないと日本経済は強くならない」と述べており、今回のインタビューでも、本音をこうオープンにしている。

   「個人的には、結果的に(対象が)拡大していくことを期待している」

 ようするに、実質的に年収300万円台の労働者に高プロ制度を適用できるだけでなく、法案が成立すれば、さらなる対象の拡大を狙っているのである。しかも、竹中は「(具体的には)将来の判断だが、世の中の理性を信じれば、そんな(二十四時間働かされるかのような)変な議論は出てこない」とまで言っている。

 本サイトのブラック企業被害対策弁護団の連載でも多数レポートされている通り、現状でも過労死や残業代不払いは多発している。それなのに、規制を取り払い対象を拡大しても、「世の中の理性を信じればって……よくもまあこんなことをヌケヌケと言ったものだが、竹中のように労働者を命のない使い捨ての道具として搾取しようとする理性のない人間が世の中にはいるからこそ、労働者は強く警戒しなければならないのだ。


■学者ヅラして高プロを語る竹中平蔵の正体は、高プロで利益を得る企業の役員

 だいたい、竹中はこの東京新聞のインタビューや前出の『クロ現』では「東洋大学教授」などといったアカデミズムの人間であることを示す肩書きで登場しているが、実態は人材派遣大手のパソナグループの取締役会長やオリックス社外取締役であり、雇用者側の立場だ。しかも、高プロ制度が提案されたのは「経済財政諮問会議産業競争力会議合同会議」だが、竹中はこの産業競争力会議の民間議員を務めている。

 つまり、竹中は大学教授という肩書きで「日本経済のために」などともっともらしく語っているもののようは“自分のため”だ。だいたい長時間労働がむしろ生産性を低下させることは多くの専門家が指摘していることで、長い目で見れば「日本経済のために」もならない。労働派遣法改悪のときもそうだったが、この人は、規制緩和を提案して“自分の目先の利益”を得ることしか頭にないのだ。

 そう考えれば、竹中が「個人的には、結果的に(対象が)拡大していくことを期待している」と言っている意味もよくわかる。法案成立後、派遣労働者にまで高プロの適用範囲が広がれば、竹中が「補助金」と憚らずケチっている残業代を気にせず、いくらでも派遣労働者を働かせることができるからだ。派遣労働にまで高プロが適用されれば、それこそ派遣労働者が同意を蹴ることなどできないだろう。

 このように、竹中の隠そうともしない欲望を見れば一目瞭然のように、高プロは働くすべての人にかかわる地獄の法案だ。竹中は、自身が推進した小泉構造改革によって非正規社員切りを横行させ、ワーキングプアを生み出し、現在の格差社会をつくり上げた張本人だが、今度は高プロによって労働者を搾取し尽くし、過労死しても「自己責任」だと押し付けられる社会にしようとしている。いま、そんな危険な法案が可決されそうになっている。それが現状なのだ。

(編集部)
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●加計学園を巡る「狸賽」イカサマ話…「悪巧み」しておいて「2017年1月20日まで…知らなかった」?

2018年04月18日 00時00分31秒 | Weblog

[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]



日刊ゲンダイの記事【加計獣医学部新設 柳瀬首相秘書官が「首相案件」と発言】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/226867)。
東京新聞のコラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2018041102000133.html)。

 《「本件は首相案件だ」――学校法人加計学園の獣医学部新設をめぐり、愛媛県と今治市の職員、学園幹部が2015年4月2日柳瀬唯夫首相秘書官(当時)らと首相官邸で面会。その際の具体的な発言内容を記載した記録文書が存在…藤原豊内閣府地方創生推進室次長(現経済産業審議官)にも面会。その際に藤原氏が「要請の内容は首相官邸から聞いている」などと発言》。
 《落語の「狸賽(たぬさい)」…▼まことに懇切丁寧な助言である。国家戦略特区の活用を勧めた上に「既存の獣医大学との差別化や卒業後の見通しを明らかにするのがいい」「自治体が熱意を見せて仕方ないと思わせるようにするのがいい」。特区で認可されるための「賽の目を首相周辺が教えてくれる▼学園理事長は首相の友人であり、これでは「首相案件」として、最初から「加計ありき」だった疑惑は深まるばかりである…事実解明のため、記憶の限界に挑んでいただくしかあるまい。もう化かされたくない》。


   『●前川喜平前文科次官、「本来、できてはいけないものが完成した。
                          見たくないものを見たという感じだ」
    《「本来、できてはいけないものが完成した見たくないものを見た
     という感じだ」――。加計学園岡山理科大獣医学部の問題で、
     「総理のご意向で行政が歪められた」と“告発”した前川喜平前文科次官》
    《今治市と加計学園は構造改革特区へ15回申請して却下されていた。
     2015年4月2日に、今治市企画課の課長、課長補佐、愛媛県職員、
     加計学園事務局長らが首相官邸を1時間半訪れている
     本人は記憶にないと国会で答弁したが、柳瀬唯夫首相秘書官
     (現在、経産省審議官)に間違いないと思う。官邸での会合は
     安倍首相の指示で、ここで国家戦略特区での認可の道筋が決まった

 《記憶の限りでは、愛媛県や今治市の方にお会いしたことはない》…記憶の限りでは、会っていない、だって? 会ってるじゃん。やはり《首相案件》だった訳ね。《記憶の限界に挑んで》下さいな。早く思い出せばよかったのにね、柳瀬唯夫首相秘書官殿。証人喚問では、佐川宣寿・財務省前理財局長のような《刑事訴追の恐れ…》という言い訳はできませんょ。

   『●国家戦略特区諮問会議議長・アベ様は、 
      2017年1月20日まで、オトモダチの関与を知らなかった?
    《決定権者である安倍首相が加計理事長とゴルフや会食をともに
     しているだけでも常識的に考えて大問題だ。しかも、安倍首相は…
     食事代については「加計氏にごちそうになることもある」と
     饗応を受けたことを、平然と認める発言までした》
    《安倍首相は、「加計孝太郎理事長から獣医学部新設について
     話を聞いたことはない」と、バレバレの嘘をついた…加計理事長と
     頻繁に会食やゴルフに繰り出し、加計学園が運営する千葉県銚子市の
     千葉科学大の開学10周年イベントに遠路はるばる参加し、奇しくも
     国家戦略特区に今治市が指定された9日後の2015年12月15日には
     仲良く乾杯するかのようにグラスを傾けている、昭恵夫人いわく
     「男たちの悪巧み」写真まで公になっているにもかかわらず、
     “大学の学部・学科新設の話はいままでしたことがないから、
     総理のご意向は入りようもないシラを切ったのだ》》

   『●国家戦略特区諮問会議議長・アベ様、そりゃぁ~ないでしょ! 
                           質問主意書による「急な質問」?

 一方、アベ様曰く「2017年1月20日まで、オトモダチの関与を知らなかった」だってぇ~?
 リテラの記事【首相案件文書で安倍首相の虚偽答弁が決定的に! 安倍首相と加計理事長が会食で獣医学部新設を相談していた】(http://lite-ra.com/2018/04/post-3943.html)によると、《愛媛県の中村時広知事は…「…しっかりと、報告のために記述したものであることは間違いない」と明言して、逆に「国が正直に言ったらいいのではないか」と返した。文書の信ぴょう性は確実になったといっていいだろう。朝日が畳み掛けたのは、この知事会見のあとだった。…〈加計学園から、先日安倍総理と同学園理事長が会食した際に、下村文科大臣が加計学園は課題への回答もなくけしからんといっているとの発言があったとのことであり、その対応策について意見を求めたところ、今後、策定する国家戦略特区の提案書と併せて課題への取組状況を整理して、文科省に説明するのがよいとの助言があった。〉》…そうだ。
 な~んだ、アベ様もオトモダチの関与を知っていたんじゃん。

 《まことに懇切丁寧な助言である。国家戦略特区…で認可されるための「賽の目を首相周辺が教えてくれる》…次々に露見する「男たちの悪だくみ」。

   『●「“ぼくたちの友情は潔白”などとよくもまあ言えたものだ」…
                  ズブズブでダークなオトモダチとの友情
    《今回の選挙動員疑惑によって、そうした安倍首相と加計理事長の
     「悪巧み関係の真実の姿が、またひとつ暴かれた。籠池氏に
     対してそうしたように、加計理事長の証人喚問が絶対に必要だ》

 加計学園を巡る「狸賽」イカサマ話…「男たちの悪巧み」しておいて、「2017年1月20日まで、オトモダチの関与を知らなかった」なんて、よくも言えたものである。

 リテラの記事【これが「首相案件」の始まりだった? 柳瀬唯夫首相秘書官が、安倍首相、加計理事長と一緒にゴルフに興じた日】(http://lite-ra.com/2018/04/post-3945.html)によると、《「4月からすでに開校しているという事実もある」 開校しているから不正はないって何を言っているのだろう無理やり開校させたのはあんたじゃないか。…安倍首相と官邸スタッフ勢揃いのゴルフに加計理事長がなぜか参加…じつは、2013年5月6日柳瀬首相秘書官、加計理事長、安倍首相がともにゴルフに興じているのである》。

 さらに日付は遡ること、《2013年5月6日》。そこでも、「男たちの悪だくみ」が行われていた訳。

   『●菅義偉・最低の官房長官は、今なぜ、アベ様に向かって
          「地位に恋々としがみつく」とは言わないのですか?

 《安倍首相の“腹心の友”である加計孝太郎氏が運営する加計学園の獣医学部新設について、首相官邸と内閣府が結託して事をゴリ押ししたのは明らかだ。また一つ、安倍“お友達優遇政治の実態が暴露された形だ》…オトモダチ「利権」塗れ。さて、菅義偉・最低の官房長官殿、「地位に恋々としがみついているのはアベ様、それとも前川喜平さん? 
 日刊ゲンダイの記事【しがみつきの醜悪 2007年の政権ぶん投げと酷似の展開】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/226947)によると、《「官邸の意向」どころか「主導」していたに等しい。厚労省による裁量労働制のデータ捏造、森友学園への国有地売却をめぐる財務省の決裁文書改ざん、業者への「口裏合わせ」、防衛省の陸自日報隠蔽……。相次ぐ不祥事発覚で八方ふさがりの安倍政権に朝日新聞がトドメの一撃だ》。

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/226867

加計獣医学部新設 柳瀬首相秘書官が「首相案件」と発言
2018年4月10日

 「本件は首相案件だ」――学校法人加計学園の獣医学部新設をめぐり、愛媛県と今治市の職員、学園幹部が2015年4月2日、柳瀬唯夫首相秘書官(当時)らと首相官邸で面会。その際の具体的な発言内容を記載した記録文書が存在することが分かった。10日の朝日新聞が報じた。

 愛媛県が作成したとされるこの文書には、柳瀬氏の発言として「本件(獣医学部新設)は首相案件となっている」「内閣府藤原次長の公式ヒアリングを受けるという形で進めていただきたい」「国家戦略特区でいくか構造改革特区でいくか、実現すればどちらでもいい」「現在は国家戦略特区の方が勢いがある」「自治体が死ぬほど実現したいという意識を持つことが最低条件」などと、生々しいやりとりが記されている

 さらに、10日の東京新聞によると、愛媛県の職員らは同じ日、文書に名前が挙がっている藤原豊内閣府地方創生推進室次長(現経済産業審議官)にも面会。その際に藤原氏が「要請の内容は首相官邸から聞いている」などと発言していたことも分かった。

 面会で藤原氏は「政府としてきちんと対応しなければならない」「国家戦略特区の手法を使って突破口を開きたい」などと発言。学部開設の申請書の書き方まで指示したという。実際に県と市は約2カ月後、藤原氏の指示に沿った申請書を内閣府に提出した。

 藤原氏はその後、内閣府審議官に出世。翌16年9月、獣医学部新設について文部科学省の担当課長に「平成30年4月開学が大前提これは官邸の最高レベルが言っていること」「早くやらないと責任を取ることになる」などと圧力をかけたとされる人物だ。

 安倍首相の“腹心の友”である加計孝太郎氏が運営する加計学園の獣医学部新設について、首相官邸と内閣府が結託して事をゴリ押ししたのは明らかだ。

 また一つ、安倍“お友達優遇政治の実態が暴露された形だ。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2018041102000133.html

【コラム】
筆洗
2018年4月11日

 落語の「狸賽(たぬさい)」は子どもたちにいじめられているところを助けられたタヌキが博打(ばくち)打ちの男に恩返しする話なのだが、その方法が少々変わっている▼タヌキが博打で使うサイコロに変身する。おかげで、男は思うがままに賽の目を出せる。これなら負けるはずのない、「賭け」である▼「狸賽」のイカサマめいた話だが、こっちの話には、タヌキのかわいさなどはみじんもない。学校法人「加計学園」が愛媛県今治市に国家戦略特区で開設した獣医学部をめぐる問題である。新設申請に当たって当時の首相秘書官が学園や自治体に対して、認可に向けてのアドバイスをしていたことが分かった▼まことに懇切丁寧な助言である。国家戦略特区の活用を勧めた上に「既存の獣医大学との差別化や卒業後の見通しを明らかにするのがいい」「自治体が熱意を見せて仕方ないと思わせるようにするのがいい」。特区で認可されるための賽の目を首相周辺が教えてくれる▼学園理事長は首相の友人であり、これでは「首相案件」として、最初から「加計ありき」だった疑惑は深まるばかりである▼当時の秘書官は「記憶の限りでは、愛媛県や今治市の方にお会いしたことはない」とおっしゃっているが、面会記録が愛媛県職員の備忘録に残っている。事実解明のため、記憶の限界に挑んでいただくしかあるまい。もう化かされたくない。
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●アベ様の秋と『官僚たちの夏』: 「「総理のご意向」を理由に行政が歪められたことは紛れもない事実」

2017年06月11日 00時00分12秒 | Weblog

[※ 日刊ゲンダイ(2017年3月4日)↑]



videonews.comの記事【マル激トーク・オン・ディマンド 第842回(2017年5月27日) ゲスト 前川喜平氏(前文部科学事務次官)/官僚は政治に一方的に押し切られてはダメだ】(http://www.videonews.com/marugeki-talk/842/)。

 《一人の元官僚が、権力の頂点に君臨する首相官邸に公然と歯向かっている。そして問題は、なぜ彼がそのようなことをしなければならないかにある…前川氏は自分が強大な権力に歯向かうヒーローのように描かれることには抵抗を感じるという》。

 デンデン王国「裸の王様」アベ様、大見得・啖呵の実行の秋。でも、「裸の王様」の耳はロバ耳東風…。寝首を掻く家来は無し。自民党に自浄能力など無し。最低の官房長官や読売新聞は、前川氏を必死で潰そうとしているようだ。「怪文書だ」デンデンと言うのなら、ビンセン供与など無かったと「レンメン」と言うのなら、前川氏を証人喚問して、それらを立証すればいい。何を怖れているのか?

   『●アベ様、「総理大臣も国会議員も辞める」という
       大見得・たんかを実行すべき秋、その責任を果たすべき秋
   『●アベ様のオトモダチのオトモダチを最高裁判事に任命?  
               「政治判断」乱発の最「低」裁からも忖度?
    「どこまでオトモダチに便宜図ってんだか…。第2の森友事件
     =加計学園事件に絡んで、アベ様のオトモダチのオトモダチ
     最高裁判事にゴリ押ししたのではないかとの疑惑。あるいは、
     内閣がアベ様のお気持ちを「忖度」した最高裁判事の人事を
     ごり押し? となると、三権分立権力分立は完全に崩壊し、
     「政治判断」乱発の最「低」裁からもアベ様の「政」忖度して
     もらっているのではないか、と疑いたくもなる。
      壊され行くニッポン。「人治主義国家」「独裁国家」である
     デンデン王国「裸の王様」のアベ様には、大見得たんか
     実行してもらい、《間違いなく総理大臣も国会議員も辞め
     て頂くしかありません」

 アベ様の大見得・啖呵の秋、そして、『官僚たちの夏』。《首相自身が直接これを命じたかどうかはわからないが少なくとも「総理のご意向」を理由に行政が歪められたことは紛れもない事実》…。

   『●「ミスター通産省」と「ミスター文科省」:
     「総理のご意向」に沿う形で、「行政が歪められた」

    《高度経済成長を支えた官僚らの姿を活写した城山三郎さんの小説
     『官僚たちの夏』の主人公・風越信吾は、巧みに天下り先まで
     見つけて人心を握り、「ミスター通産省」と呼ばれた男だ。
     …「ミスター文科省」…「総理のご意向」に沿う形で、「行政が
     (ゆが)められた」と衝撃の告白ぜひ、国会で真相を
     語っていただきたいが、自民党は国会への参考人招致を
     拒んでいるという。それが「まっとうな政治なのか》。

   『●『官僚たちの夏』読了
    「「ミスター通産省」こと、風越信吾佐橋滋さんがモデル)。
     …《…風越は自分からは決して主計局に出向かなかったし、
     もちろん頭を下げることもしない。「予算は国の金だ。
     主計局の連中の金じゃない。…」》」

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http://www.videonews.com/marugeki-talk/842/

2017年5月27日
官僚は政治に一方的に押し切られてはダメだ
ゲスト 前川喜平氏(前文部科学事務次官)
番 組 マル激トーク・オン・ディマンド 第842回(2017年5月27日)


 一人の元官僚が、権力の頂点に君臨する首相官邸に公然と歯向かっている。そして問題は、なぜ彼がそのようなことをしなければならないかにある。

 先週、ビデオニュース・ドットコムでは、一橋大学大学院の中北浩爾教授と、なぜ安倍政権にこれだけの権力が一極集中するようになったのかについて議論した。小選挙区制政党助成金の導入など一連の「政治改革」が個々の議員の権限を党に移行させ、内閣人事局制度を始めとする「政治主導改革が各省庁の権限を首相官邸に集中させた結果、官邸の権力が極度に強大化している現状が指摘された。

 今、まさにそれを象徴するような出来事が、現在進行形で起きている。

 ある大学の獣医学部新設を巡り、首相官邸が各省庁に対して、首相の権限を盾に取りごり押しを行っていた疑惑が表面化している。

 安倍首相の「腹心の友」が代表を務める加計学園が愛媛県今治市で計画している新たな獣医学部の許認可を巡っては、学校の認可権限を持つ文科省のみならず、獣医を管轄する農水省や厚労省までもが、問題が多く許認可基準を満たしていないことを懸念していながら、計画だけは着々と進むという異常な状態が続いていた。

 しかし、そうした中、内閣府が「官邸の最高レベルが言っていること」、「これは総理のご意向」などの文言を使い、許認可権を持つ文科省に認可を急ぐよう催促する働きかけを行っていたことを裏付ける内部文書が流出し、獣医学部の許認可への首相官邸の関与の有無が政局の焦点となる事態にまで発展していた。

 もしこの文書が本物でその中身が事実であれば、「総理のご意向」によって、本来であれば認可されるべきではない獣医学部の新設が、政治の力を背景にごり押しされたことになる。しかも、許認可を申請している運営者側のトップは首相自らが「腹心の友」と呼んで憚らない大親友だ首相自身が直接これを命じたかどうかはわからないが少なくとも「総理のご意向」を理由に行政が歪められたことは紛れもない事実となる。特に今回は、土地の取得や助成金などで愛媛県や今治市から133億円の公金が拠出されることが決まっている。しかも、大学は一度認可されれば毎年、私学助成金の名目で多額の税金が投入されることになる。不要の獣医学部が作られたために将来的に獣医の数がだぶつくだけの話では済まされない。詳細な事実関係の解明は必至だ。

 そして、何よりもこれは、一旦「総理のご意向」なるものが示されれば、各省庁が長い歴史の中で蓄積してきた知識や公共的な判断基準が簡単に歪められてしまうほどまでに首相官邸の権限が肥大化ていることの反映に他ならない。

 今年1月に天下り問題の責任を取る形で文科次官を辞任している前川氏は、古巣の文科省が文書の存在を調査した結果、「存在は確認できなかった」と回答したことが、今回、資料の真正を証言しようと決心した直接のきっかけだったと語る。省内の関係者は誰もが件の文書の存在を知っていながら官邸の意を汲んで虚偽の報告をしていることが明らかだからだ。「あるものをないことにはできない」と言う前川氏は、露骨に行政が歪められているのを黙視することができなかったと言う。

 しかし、前川氏は自分が強大な権力に歯向かうヒーローのように描かれることには抵抗を感じるという。行政官僚というものは表では政治を立てつつ、自分たちに与えられた権限の範囲内で、できる限り国民のためになる政策を実行する「面従腹背」の精神が必要だというのが前川氏の持論だ。後輩官僚たちには、官僚は国民から選挙で選ばれた政治家は尊重しなければならないが魂までは明け渡してはならないと言いたいと語る。

 元々日本は規制が多く、それが経済や社会の停滞を招いているとして、規制緩和や政治主導が叫ばれてきた。確かに、とかく官僚は過去の事例に捉われやすく、現状を維持しようとする傾向が強い。また、国民よりも業界の方を向いていることが多いとも言われる。国民から選ばれた政治家の権限を強化して、国民のためになる政策をより実行しやすくすることが、政治主導の主眼だったはずだ。しかし、果たして先の森友学園や今回の加計学園に見られるような形の政治の関与が、国民が望んできた真の「政治主導」だったのだろうか。ここは一度立ち止まって考える必要がありそうだ。

 なぜ、官僚のトップに登りつめた前川氏は、ここであえて出る杭となる決心をしたのか。既に始まっている、そしてこれからも予想される官邸からの報復をどう受け止めているのか。後輩の官僚たちに何を残し、何を伝えたいのか。渦中の前川氏と、ジャーナリストの神保哲生と社会学者の宮台真司が議論した。


PROFILE
前川喜平 (まえかわ きへい)
前文部科学事務次官
1955年奈良県生まれ。79年東京大学法学部卒業。同年文部省入省。文部大臣秘書官、大臣官房長、初等中等教育局長、文部科学審議官などを経て、2016年文部科学事務次官。17年1月退官。
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