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●幕は引かれていなかった。やりたい放題…公お維コミや #自民党に投票するからこうなる。この間、差別禁止どころか差別増進法が成立

2023年07月22日 00時00分13秒 | Weblog

[※ 「自民党と旧統一教会の闇」(週刊金曜日 1386号、2022年07月22日) ↑]


(2023年07月06日[木])
総理事務秘書官・荒井勝喜氏の馘首で幕引き? …いや、幕は引かれていなかった。やりたい放題…公お維コミや #自民党に投票するからこうなる

   『●〈こちら特報部〉《であれば、今はLGBT法整備に政策転換を。荒井
     氏の発言が内閣の考えでなく、「多様性」があることを証明できる》
   『●適菜収さん《誤解と言うなら、この短い発言の正しい解釈は何なのか?》
       …ことごとくヅボヅボ自民党議員の「誤解を招いたなら謝罪する」
   『●カルトとヅボヅボな自民党には《差別解消》など無理というもの…。
     馘首で幕引き? 《問われているのは首相自身の人権意識だ》(東京新聞)
   『●《理解増進》ではなく、差別禁止を…《今の日本に必要なのは曖昧な
     LGBT理解増進法ではなく、明確な差別禁止法です》(小島慶子さん)
   『●《…という都合のいい思惑がある。時代に逆らい差別し続けたい自民党
     と政府とは…。地方自治体選挙はまさに「差別との闘い」の選挙になる》
   『●差別禁止法どころか…《それでなくても酷かった与党案よりも法案内容が
     さらに後退。…“理解増進法案”ではなく“差別増進法案”》(リテラ)
   『●あとの祭り、《「差別との闘い」の選挙になる》はずだったのに…「不当
       な差別は許されない」って、《不当》でない《差別》とは一体何?
   『●悪法《防衛費増額の財源を確保する特別措置法…貴重な財源は少子化
      対策や物価高への対応など国民にとっての喫緊の課題に充てるべき》

 この間、差別禁止が骨抜きにされて理解増進に、さらには、差別禁止どころか差別増進法が成立。あの元財務省理財局長・佐川宣寿氏が第48代国税庁長官になった程とは言わないが、あの荒井勝喜氏が通商政策局担当の官房審議官にカムバックねぇ? 《官房付になっていた》というのも驚きだね。
 日刊スポーツ【政界地獄耳/痴漢なら退職だが差別や偏見は許されるのか? 秘書官更迭の荒井勝喜が古巣復帰】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202307060000105.html)によると、《経産省も全幅の信頼を寄せていただろうが、不祥事と言っても事件事故ではない。彼の持論の開陳だ。それで官房付になっていたが国会が閉じてからすぐ同省は、こっそりと通商政策局担当の官房審議官の人事を発表した。5カ月の謹慎で古巣への復帰は首相の「大変深刻に受け止めている」に合致しているのか。》

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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202307060000105.html

コラム
政界地獄耳
2023年7月6日8時45分
痴漢なら退職だが差別や偏見は許されるのか? 秘書官更迭の荒井勝喜が古巣復帰

★そもそもは首相・岸田文雄が2月1日、国会で選択的夫婦別姓や同性婚制度に関し「社会が変わってしまう」と発言したことについて、経産省出身で答弁書なども書いていた側近の首相秘書官・荒井勝喜が3日に官邸で記者たちに話した中身が問題になった。荒井は「僕だって見るのも嫌だ。隣に住んでいるのもちょっと嫌だ」「社会に与える影響が大きい。マイナスだ。秘書官室もみんな反対する」「同性婚を認めたら国を捨てる人が出てくる」「LGBTも好きでなっているわけじゃない。サポートしたり救ってあげたりしないといけない」とブリーフというより、極めて差別的な持論を展開した。

★オフレコとはいえ秘書官の発言は差別的で人権意識に問題ありと毎日新聞は社内でもみ、荒井に通告して記事にした。同夜、荒井が釈明を各紙にしたが「誤解を与えるような表現で大変申し訳ない」「差別的なことを思っていると捉えられたとしたら撤回する」「首相に申し訳ない」と説明。いずれも釈明にはなっておらず、翌日、首相は「今の内閣の考え方には全くそぐわない言語道断の発言だ。『性的指向』や『性自認』を理由とする不当な差別や偏見はあってはならない」「大変深刻に受け止めており、秘書官の職務を解く判断をした。本人からも辞意があった」と同日付で更迭した。

★閣僚などの秘書官は各省のエース級の課長クラスが登用されるが、荒井は秘書官のポストとしては商務情報政策局長と大物。経産省も全幅の信頼を寄せていただろうが、不祥事と言っても事件事故ではない。彼の持論の開陳だ。それで官房付になっていた国会が閉じてからすぐ同省は、こっそりと通商政策局担当の官房審議官の人事を発表した。5カ月の謹慎で古巣への復帰は首相の「大変深刻に受け止めている」に合致しているのか。痴漢なら退職だが差別や偏見は許されるのが経産省や官邸の見識か。(K)※敬称略
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●あぁ、ニッポン…《国の在り方を変えかねない重要な法律が、まともな審議もなく次々と成立した。国会の形骸化が一層浮き彫りになっている》

2023年07月08日 00時00分41秒 | Weblog

[↑ 雑誌「TIME」(2023.5.22・29)… (TBS NEWS DIG)《「日本を軍事大国に変えようとしている」との見出しは政府の申し入れのあと、変更》(https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/481736?display=1)]


(2023年06月22日[木])
最低、最悪の国会でした。年々加速度的に酷くなる。

 差別禁止法がミソのはずが、理解増進にレベルダウンし…でも、結果としては差別増進…。
 沖縄タイムスのコラム【[大弦小弦]LGBTヘイトデマ法】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1172174)によると、《これほど誰も喜べない法律も珍しいLGBT理解増進法。強い批判にさらされながら強引に成立させた自民党の国会議員からも、なぜか弁解が相次いでいる ▼いわく、単なる理念法だから大丈夫。いわく、議員連盟をつくって法律がもたらす「不安と恐怖」を取り除く。G7広島サミットで高まった外圧に苦慮し、嫌々制定した情けない事情が伝わる ▼性的少数者が、差別の被害に遭っている必要なのは差別を禁止する法律だった。それが与野党折衝で「理解を増進」する法律になり、不十分だがわずかに前進か、というレベルまで落ちた…》。

   『●〈こちら特報部〉《であれば、今はLGBT法整備に政策転換を。荒井氏
       の発言が内閣の考えでなく、「多様性」があることを証明できる》
   『●適菜収さん《誤解と言うなら、この短い発言の正しい解釈は何なのか?》
         …ことごとくヅボヅボ自民党議員の「誤解を招いたなら謝罪する」
   『●カルトとヅボヅボな自民党には《差別解消》など無理というもの…。
     馘首で幕引き? 《問われているのは首相自身の人権意識だ》(東京新聞)
   『●《理解増進》ではなく、差別禁止を…《今の日本に必要なのは曖昧な
     LGBT理解増進法ではなく、明確な差別禁止法です》(小島慶子さん)
   『●《西田昌司は「差別の禁止や法的な措置を強化すると…人権侵害など逆の
     問題が出てくる」…。つまり差別する側の主張も守れというわけだ》
   『●《「明日も太陽は昇るし、世界はそのままだ。影響のある人には素晴ら
     しいことで、他の人には何も変わらない」…自公政権との落差は大きい》
   『●《…という都合のいい思惑がある。時代に逆らい差別し続けたい自民党と
      政府とは…。地方自治体選挙はまさに「差別との闘い」の選挙になる》
   『●あとの祭り、《「差別との闘い」の選挙になる》はずだったのに…
     「不当な差別は許されない」って、《不当》でない《差別》とは一体何?

 #自民党に投票するからこうなる …自公お維コミに投票した無残な結果。選挙に行かず自公お維を間接的に支持した結果。なんで我々が働いたお金が、番犬様・軍需産業に吸い上げられなければならないのか。
 沖縄タイムスの【[社説]通常国会閉会 審議の形骸化 危機的だ】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1173975)によると、《国の在り方を変えかねない重要な法律が、まともな審議もなく次々と成立した国会の形骸化が一層浮き彫りになっている。最大の焦点は、政府が昨年末決定した反撃能力敵基地攻撃能力)を含む歴史的な防衛力強化だった。憲法9条の下、「専守防衛」を掲げてきた戦後日本の安保政策を転換させる内容だ。防衛力整備計画では今年度から5年間で約43兆円を注ぎ込むというが、政府が示した財源確保の手立てはどれも不確定要素が大きい。共同通信の世論調査では防衛力増税について「支持しない」との回答が8割だった。そもそもこれほどまでの防衛強化が必要なのか根本の議論が求められたが深まらなかった》。

   『●ニッポンの国会の惨状、キシダメ政権のデタラメ乱発…そんな悲惨な
     さ中、かすかなかすかな希望は ⇨《世界的なミュニシパリズムの潮流…》
   『●細田衆院議長《…したり、統一教会とズブズブだったりと品位やモラル
     の欠片もないわけで、それはもうプラカードの比ではないほど破廉恥》

 話は変わるが、以下のような記事を見つけた。
 琉球新報の記事【護郷隊長に「なぜ生きている」 帰らぬ15歳、母が見せた怒り 慰霊祭で戦闘是認の歌詞 元隊長の「人格者」像に抱える違和感】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1733231.html)によると、《「ヌーガ、イャーガ、生きトーガ(なぜあなたが生きているのか)」―。突然聞こえてきた大声の先をたどると、庭先で母・ミトさんが小柄な男と向き合っていた。男につかみかかろうとする母、必死で止める周りの大人たち。母は構わず、方言で「お前も死ななかったのか」と続けた。漁師の父が釣った魚を籠に乗せて集落を売り歩く魚商で、いつも明るかった母。その母がぶつけた強烈な怒りに衝撃を受けた》、《■自慢の息子は山中のゲリラ戦へ 久高栄一さん(75)=金武町=は、本部町崎本部の実家で幼少期に経験した出来事を今も鮮明に覚えている。この日、実家を訪ねていたのは、陸軍中野学校出身の村上治夫元隊長。沖縄戦当時、本島北部地域で少年らで組織した第一護郷隊(第3遊撃隊)の隊長を務めた人物だった。1956年3月、戦後初めて沖縄の地を踏み、約2カ月間、元隊員の遺族を訪ね歩いた。久高家の長男・良夫さんは44年10月、15歳で第3遊撃隊に入隊した。集落で知られた「でぃきやー(優秀な人)」で、スポーツ万能、成績も優秀。だが、自慢の息子は自宅に戻ることはなかった。良夫さんの行方が親族に知らされたのは、58年6月のことだった。厚生省援護局長の報告で、45年5月27日に自宅近くの真部山で戦死したとされ、戸籍から除籍された。ユタ(民間巫者)嫌いだった母は、ユタを頼り「靴がないと言っている」と伝えられると山に向かい、靴をあぶって遺骨が見つかるよう願った。しかし、戦後78年が経過した今…》。

   『●『沖縄スパイ戦史』と《記憶の澱》…
     「護郷隊…中高生の年頃の少年たち…スパイと疑われた仲間の処刑…」

    《▼日本軍第32軍の周辺で起きた本島中南部の激戦を「表の沖縄戦」と
     すれば、映画が描くのは北部の少年ゲリラ兵部隊護郷隊」や八重山
     戦争マラリアなどの「裏の沖縄戦」。綿密な取材による証言と資料映像で、
     6月23日以降も続いた遊撃戦の実相をつづる》

   『●【<金口木舌>差別を乗り越える】…《アイヌ民族…差別を乗り越え固有
      の歴史、文化を守るすべを模索する状況は沖縄にも通じている》(1/2)
    《香山リカ×三上智恵対談…》《ただ、遺族感情はそれとは別です。
     久高良夫さんという戦死した少年兵のお母さんが唯一、村上さんに
     食って掛かった人でした。「何でおまえが生きているんだ」とつかみ
     かかったという話を、映画の中で弟さんがしています》

   『●《「慰霊の日」を迎えた。…鉄血勤皇隊やひめゆり学徒隊の悲劇が
      伝わる一方、護郷隊の過酷な運命は長年ほとんど知られていなかった》
   『●「戦争マラリア」…いま再び自衛隊配備で先島諸島住民を分断し、
                 「戦争や軍隊の本質」の記憶を蘇らせる…
   『●《戦争体験の継承はどうして必要》? 大矢英代さん《二度と同じ手段で
      国家に殺されないように、生活を奪われないように、知恵をつけること》

 キシダメ政権や自公お維コミ同様に、〝台湾有事〟なるものを煽るマスコミ報道。台湾の誰もが望まず、大半が現状維持。中国さいども〝台湾有事〟なるものを引き起こすメリットがない。それに、日本もアメリカも台湾は中国に帰属すると公言してきたではないか。何を一体煽っているのか? 軍事要塞化=《標的の島…《「集団的自衛権の行使」容認や「敵基地攻撃能力の保有」によって、沖縄が再び戦場となる危険性》が日に日に…高まっている、煽られることで。
 琉球新報のコラム【<金口木舌>本末転倒の報道に思う】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1732470.html)によると、《目的と手段、大事なこととどうでもいいことを取り違えることを「本末転倒」と言う。防衛省の「南西シフト」を巡る動きと昨今の報道をどう呼べば良いか ▼中国を敵視し、戦争準備と思わせるような動きが目立つ。報道もそれを支えているかのよう危機をつくっているのは誰か。この道はいつか来た道である》、《▼5年後の沖縄戦で戦争報道も破綻した。県民を死に追いやった新聞の責任は大きい。だからこそ他国を敵視する軍備増強にはあらがいたい。戦死者を英雄視する風潮にも。いつか来た道を歩むわけにはいかない》。

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https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1173975

[社説]通常国会閉会 審議の形骸化 危機的だ
2023年6月22日 5:01

 通常国会が閉会した。

 国の在り方を変えかねない重要な法律が、まともな審議もなく次々と成立した国会の形骸化が一層浮き彫りになっている。

 最大の焦点は、政府が昨年末決定した反撃能力敵基地攻撃能力)を含む歴史的な防衛力強化だった。憲法9条の下、「専守防衛」を掲げてきた戦後日本の安保政策を転換させる内容だ。

 防衛力整備計画では今年度から5年間で約43兆円を注ぎ込むというが、政府が示した財源確保の手立てはどれも不確定要素が大きい。

 共同通信の世論調査では防衛力増税について「支持しない」との回答が8割だった。そもそもこれほどまでの防衛強化が必要なのか根本の議論が求められたが深まらなかった。

 エネルギー関連の五つの法改正をまとめた「GX(グリーントランスフォーメーション)脱炭素電源法」も成立した。東京電力福島第1原発事故後の規制から、原発推進への大転換である。

 岸田文雄首相が「原発依存度の可能な限りの低減」を撤回したのは2022年8月だ。その後、意見公募の機会も政府の説明も不十分なまま、経産省を中心に法案作成が進められた。

 原発事故が再び起きるのではないかという国民の不安や疑問に首相は答えようとしなかった。

 政府や与野党の議論がかみ合わないまま日程が消化され、数の力で強引に押し切られる-の繰り返しだ。党首討論も開かれず、議論で政策を練り上げる立法府の役割を果たしたとは言えない

■    ■

 野党の足並みの乱れも目立った。

 外国人の送還を強化する改正入管法や、健康保険証を廃止してマイナンバーカードに統一する改正法は、自民・公明両党のほか、日本維新の会と国民民主党も賛成した。

 どちらも反対の声が根強い。法が人権や生活の安心を脅かすのではないかとの国民の不安を置き去りにしたもので政府や与党だけでなく一部野党の姿勢も問われる。

 マイナンバーカードのトラブルは後を絶たず、立憲民主党は閉会中審査を要求した。

 首相も国会閉会後の会見で「(健康保険証の廃止は)国民の不安を払拭するための措置完了が大前提」と述べており、少なくとも来年秋の廃止は撤回すべきだ

 その上で速やかに臨時国会を開き、再度、改正法の妥当性などを集中的に議論する必要がある。

■    ■

 防衛力強化方針を受けて沖縄を含む南西諸島の「ミサイル要塞(ようさい)」が進んでいる。そうした中、今国会での米軍基地負担軽減の議論は置き去りにされた。

 国境を接する地域の軍備増強が、そこに住む人々を守れるのかという新たな懸念に対する議論も深まらなかった。

 法律をつくる国会では与野党の熟議が求められる。

 「異次元の少子化対策」や「防衛財源確保」など国の転換期を示すテーマの課題も積み残されたままで、正面からの議論が必要だ。
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●差別禁止法どころか…《それでなくても酷かった与党案よりも法案内容がさらに後退。…“理解増進法案”ではなく“差別増進法案”》(リテラ)

2023年06月28日 00時00分43秒 | Weblog

[※ 「自民党と旧統一教会の闇」(週刊金曜日 1386号、2022年07月22日) ↑]


(2023年06月13日[火])
《理解増進》でさえ、《内容を薄めようと躍起》とはねぇ、と呆れていましたが…。とてもシンプルな願い。「差別するな」「差別禁止」ということ。ところが、差別禁止法どころか…《“理解増進法案”ではなく“差別増進法案”》。《「理解増進」のための議論が差別と憎悪を加速させるという、非常に危険な状況をつくり出しているのだ。だが、今回、自民が丸のみした維新・国民民主との修正案は、これに輪をかけて下劣な内容だった》、《2021年に法案をまとめた超党派議連には維新も国民民主も加わっていた。にもかかわらず、当初あった理念をぶち壊し、極右に目配せした自民をも上回る“差別増進”の法案を国会提出し、最後には自民に要求をのませたのだ》(リテラ)。

   『●〈こちら特報部〉《であれば、今はLGBT法整備に政策転換を。荒井氏
       の発言が内閣の考えでなく、「多様性」があることを証明できる》
   『●適菜収さん《誤解と言うなら、この短い発言の正しい解釈は何なのか?》
         …ことごとくヅボヅボ自民党議員の「誤解を招いたなら謝罪する」
   『●カルトとヅボヅボな自民党には《差別解消》など無理というもの…。
     馘首で幕引き? 《問われているのは首相自身の人権意識だ》(東京新聞)
   『●《理解増進》ではなく、差別禁止を…《今の日本に必要なのは曖昧な
     LGBT理解増進法ではなく、明確な差別禁止法です》(小島慶子さん)
   『●《西田昌司は「差別の禁止や法的な措置を強化すると…人権侵害など逆の
     問題が出てくる」…。つまり差別する側の主張も守れというわけだ》
   『●《「明日も太陽は昇るし、世界はそのままだ。影響のある人には素晴ら
     しいことで、他の人には何も変わらない」…自公政権との落差は大きい》
   『●《…という都合のいい思惑がある。時代に逆らい差別し続けたい自民党
     と政府とは…。地方自治体選挙はまさに「差別との闘い」の選挙になる》
   『●あとの祭り、《「差別との闘い」の選挙になる》はずだったのに…
     「不当な差別は許されない」って、《不当》でない《差別》とは一体何?
    《★結局統一地方選と衆参の補選が終われば、元の木阿弥だ。自民党は
     超党派議員連盟がまとめたLGBT理解増進法案内容を薄めようと
     躍起だ。…同性婚も認めず差別禁止法すら持たないG7議長国は
     世界の批判の的にされるはずだ

 それもこれも、選挙で自公お維コミに投票した結果だ。《政権監視という野党の重要な役割担えるはずがあるわけない》《野党として問題法案に待ったをかけるのではなく、自民の補完勢力として法案を後押し、あるいは改悪させる──》お維やコミ。癒着党・ゆ党どころか、自民党そのもの。自民党に入れてもらえばいいんじゃないの? 醜悪の極みだ。《今回のLGBT法案や入管法改正、改正マイナ法での立ち回りからも、維新と国民民主が人権を軽視するだけでなく差別を増長させ、人々の生活を無視するという自民と同じ体質にあることははっきりとしただろう》。
 リテラの記事【まるで“反人権翼賛会”! 自民・維新・国民民主の修正でLGBT法案が差別増進法に…入管法やマイナ制度でも結託】(https://lite-ra.com/2023/06/post-6282.html)によると、《…というのも、土壇場でおこなわれた修正協議で自民が維新と国民民主の要求を「丸のみ」した結果、それでなくても酷かった与党案よりも法案内容がさらに後退。「これでは“理解増進法案”ではなく“差別増進法案”ではないか」という声まであがるシロモノになってしまったからだ》。

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https://lite-ra.com/2023/06/post-6282.html

まるで“反人権翼賛会”! 自民・維新・国民民主の修正でLGBT法案が差別増進法に…入管法やマイナ制度でも結託
2023.06.13 08:00

     (首相官邸HPより)

 9日、衆院で審議入りしたLGBT理解増進法案が即日採決され、与党と日本維新の会、国民民主党などの賛成により可決された。同法案をめぐってはトランスヘイトを巻き散らかしている自民極右議員やネトウヨたちが強硬に反対百田尚樹が「LGBT法案が成立したら保守政党を新たに立ち上げる」と表明するなどの騒ぎとなっているが、差別を振りまく極右議員やネトウヨたちとはまったく違う理由で、この法案に賛成することは到底できない。

 というのも、土壇場でおこなわれた修正協議で自民が維新と国民民主の要求を「丸のみ」した結果、それでなくても酷かった与党案よりも法案内容がさらに後退。「これでは“理解増進法案”ではなく“差別増進法案”ではないか」という声まであがるシロモノになってしまったからだ。

 そもそも、2021年に超党派議員連盟がまとめた法案にあった「差別は許されない」という文言を、与党修正案では「不当な差別はあってはならない」に変更。超党派案にあった「性自認」も、「『性自認』だと男性が女性だと言い張れば女子トイレに入る恐れがある」などとして「性同一性」に変更された。

 言わずもがな、「『性自認』だと男性が女性だと言い張って女子トイレに入る」などという言説は、犯罪とトランスジェンダーを繋げる明確なトランス差別だ。そもそも、極右・ネトウヨ連中はこの間、トランスヘイトを振りまくと同時に「女性の権利・安全を守らなくていいのか」などと叫び、一部フェミニストもそれに同調しているが、この極右政治家たちは家父長制に基づいて女性の権利を阻害しつづけ、たとえば伊藤詩織氏に対する性暴力事件でも伊藤氏を攻撃・誹謗中傷してきたような連中だ。ようするに、極右政治家たちはトランス差別を正当化するために女性の権利や安全を持ち出しているにすぎず、これに同調することは差別への加担にほかならない

 しかも、こうして極右議員らが公然と差別を煽ってきた結果、トランスジェンダーであると公表している弁護士に殺害予告のメッセージが寄せられるというヘイトクライムまで発生。「理解増進」のための議論が差別と憎悪を加速させるという、非常に危険な状況をつくり出しているのだ。

 だが、今回、自民が丸のみした維新・国民民主との修正案は、これに輪をかけて下劣な内容だった。

 まず、今回の修正案では「不当な差別はあってはならない」という文言はそのままに、「性同一性」を「ジェンダーアイデンティティ」に変更。この言い換えに対しては、「すでに『性自認』を使っている自治体の条例や計画などにも影響を与え、混乱は必至だ」(鈴木秀洋・日本大学大学院教授)といった指摘がなされている。

 さらに酷いことに、修正案では学校設置者がおこなう教育・啓発にかんする条文に「家庭および地域住民その他の関係者の協力を得つつ行う」という文言を追加。これでは、たとえば地域の極右やネトウヨ連中、あるいは統一教会関係者などが反対の声をあげれば、学校で性的少数者への理解を広げる教育にストップをかけることが可能になってしまうだろう


■LGBT理解増進どころか差別増進の維新・国民民主案にあのネトウヨ記者も丸乗りを提案

 しかし、維新・国民民主が自民以上に下劣なのは、「ジェンダーアイデンティティにかかわらず、全ての国民が安心して生活することができるよう留意する」という項目を加えさせたことだ。つまり、不当なトランスヘイト言説を前提にして、マジョリティであるシスジェンダーに配慮することを加えさせたのである。一体、これのどこが「理解増進」法案といえるのか。

 しかも、重要なのは、学校教育にストップをかけたり、トランス差別を前提にした一文があったからこそ、自民は維新・国民民主の要求に丸乗りしたという事実だ

 というのも、維新・国民民主の独自案が公表されると、極右連中もその内容を評価。産経新聞のネトウヨ記者・阿比留瑠比氏も〈いっそのこと、自民党はこの維国案に乗ったらどうか〉とコラムで展開したほどだった。朝日新聞の9日付記事によると、岸田文雄首相は8日に萩生田光一政調会長に「維新と国民民主も巻き込んでやってほしい」と指示したというが、形として法案を通したいだけで内容にはまったく頓着していない岸田首相にしてみれば、維新・国民民主案のほうが党内の反発を抑えられると踏んだのだろう。

 現に、今回の自民と維新・国民民主の修正案がまとまると〈維新の遠藤敬・国会対策委員長のもとには、自民の保守派からありがとうございますとお礼の電話が相次いだ〉(前出・朝日新聞9日付)という。

 言っておくが、2021年に法案をまとめた超党派議連には維新も国民民主も加わっていた。にもかかわらず、当初あった理念をぶち壊し、極右に目配せした自民をも上回る“差別増進”の法案を国会提出し、最後には自民に要求をのませたのだ

 ようするに、維新と国民民主は存在感を高めるという党勢拡大以外は頭になく、そのためには進んで自民の別働隊」「自民の補完勢力となっているのだ。これで政権監視という野党の重要な役割を担えるはずがあるわけない

 野党として問題法案に待ったをかけるではなく、自民の補完勢力として法案を後押し、あるいは改悪させる──。実際、こうした維新と国民民主の立ち回りによる弊害は、LGBT法案以外でも発生している。


■入管法でもマイナンバー法でも改悪に協力 維新・国民民主も自民党と同じ反人権体質

 たとえば、9日に参院本会議で可決・成立してしまった国際法違反の入管法“改悪”案でも維新と国民は衆院で与党と修正協議に応じて賛成に回ったが、そればかりか維新は2021年に名古屋入管で死亡したウィシュマ・サンダマリさんの遺族や支援者を冒涜する発言を連発。また、齋藤健法相が大阪入管の“酒酔い診察”問題を隠蔽していた事実まで明らかになったというのに、この問題を維新と国民民主は不問に付し、9日の参院本会議でおこなわれた討論に賛成派として立ったのは自民の議員ではなく維新の音喜多駿政調会長のみ。その内容は、外国人と犯罪を結びつけることで差別を煽るかのようなものだった。

 さらに、健康保険証を廃止してマイナンバーカードに一本化する改正マイナンバー法の審議においても、建前上はカード取得を任意とする政府に対し、維新の中司宏・衆院議員は「政府の動きは鈍い」などとして早期の義務化を主張。法案審議の最中にマイナ保険証に別人の情報が紐付けられていた事例が7312件もあった事実を岸田政権が“隠蔽”していたことが発覚したにもかかわらず、維新と国民民主はこの法案を賛成した。法案の可決・成立後も、新たに他人の年金記録が閲覧できるミスが判明するなど次々にマイナカードにトラブルが発覚しているのはご存知のとおりだが、こうした危険性を無視し、やはりここでも維新と国民民主は自民の補完勢力として後押ししたのである。

 法案の問題点を追及することもなく、修正協議という茶番によって存在感をアピールしつつ、悪法の可決に手を貸す維新と国民民主。今回のLGBT法案や入管法改正、改正マイナ法での立ち回りからも、維新と国民民主が人権を軽視するだけでなく差別を増長させ、人々の生活を無視するという自民と同じ体質にあることははっきりとしただろう

 5月におこなわれた毎日新聞の世論調査では「野党第一党にふさわしいのは立憲ではなく維新」という回答が47%にものぼっている。もしそのようなことが現実化すれば、大政翼賛会の再来となるのは火を見るより明らかだと指摘しておきたい。

(編集部)
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●あとの祭り、《「差別との闘い」の選挙になる》はずだったのに…「不当な差別は許されない」って、《不当》でない《差別》とは一体何?

2023年05月18日 00時00分41秒 | Weblog

[※ 「自民党と旧統一教会の闇」(週刊金曜日 1386号、2022年07月22日) ↑]


(2023年05月01日[月])
あとの祭り、《「差別との闘い」の選挙になる》はずだったのに…「不当な差別は許されない」って、《不当》でない《差別》とはいったい何? そこまでして、《差別》したいものかね? ヘイト吐きしたいものかね? 
 (政界地獄耳)《時代に逆らい差別し続けたい自民党と政府とは…。》 統一地方選のアノ惨状。酷い低投票率。「1/4」どころか、6~7%の投票で、ヅボヅボ壺壺自民党が過半数以上を占める惨状…。そして、お維の〝躍進〟。政府や自公お維コミから、投票率を上げましょう!、という声が出てこない訳だ。(政界地獄耳)《結局統一地方選と衆参の補選が終われば、元の木阿弥だ》…壮大な「あとの祭り」だ。

   『●《…という都合のいい思惑がある。時代に逆らい差別し続けたい自民党
     と政府とは…。地方自治体選挙はまさに「差別との闘い」の選挙になる》

 《理解増進》でさえ、《内容を薄めようと躍起》とはねぇ、呆れます。とてもシンプルな願い。「差別するな」「差別禁止」ということ。
 日刊ゲンダイのコラム【政界地獄耳/選挙が終われば多様性尊重に後ろ向き 世界の批判の的に】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202304290000041.html)によると、《★結局統一地方選と衆参の補選が終われば、元の木阿弥だ。自民党は超党派議員連盟がまとめたLGBT理解増進法案内容を薄めようと躍起だ。…同性婚も認めず差別禁止法すら持たないG7議長国は世界の批判の的にされるはずだ》。

   『●〈こちら特報部〉《であれば、今はLGBT法整備に政策転換を。荒井氏
       の発言が内閣の考えでなく、「多様性」があることを証明できる》
   『●適菜収さん《誤解と言うなら、この短い発言の正しい解釈は何なのか?》
         …ことごとくヅボヅボ自民党議員の「誤解を招いたなら謝罪する」
   『●カルトとヅボヅボな自民党には《差別解消》など無理というもの…。
     馘首で幕引き? 《問われているのは首相自身の人権意識だ》(東京新聞)
   『●《理解増進》ではなく、差別禁止を…《今の日本に必要なのは曖昧な
     LGBT理解増進法ではなく、明確な差別禁止法です》(小島慶子さん)
   『●《西田昌司は「差別の禁止や法的な措置を強化すると…人権侵害など逆の
     問題が出てくる」…。つまり差別する側の主張も守れというわけだ》
   『●《「明日も太陽は昇るし、世界はそのままだ。影響のある人には素晴ら
     しいことで、他の人には何も変わらない」…自公政権との落差は大きい》
   『●《…という都合のいい思惑がある。時代に逆らい差別し続けたい自民党
     と政府とは…。地方自治体選挙はまさに「差別との闘い」の選挙になる》

 《理解増進》ではなく、差別禁止を…《今の日本に必要なのは曖昧なLGBT理解増進法ではなく、明確な差別禁止法です》(小島慶子さん)。なのに、自民党や自公政権は一体何を? どんだけ「差別大好き」「ヘイト大好き」ヅボヅボ壺壺な自民党なの?

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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202304290000041.html

コラム
政界地獄耳
2023年4月29日7時21分
選挙が終われば多様性尊重に後ろ向き 世界の批判の的に

結局統一地方選と衆参の補選が終われば、元の木阿弥だ。自民党は超党派議員連盟がまとめたLGBT理解増進法案内容を薄めようと躍起だ。「差別は許されない」という表現を「不当な差別は許されない」。「許されない」という表現を「あってはならない」と弱めていく。これでは理解増進法案自体が差別禁止法を弱めた道徳論に矮小(わいしょう)されかねない。それどころかいまだに差別禁止法がない我が国が議長国として多様性を尊重する社会の実現に前向きな姿勢を示し、先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)前に国会に提出、可決させたいのは自民党幹部なら承知のはず。

★自民党政調会長・萩生田光一は26日、与党政策責任者会議後に記者団に対して「サミットで時間を切るのは筋が違うのではないか」と言い出した。続けて「あくまで性的マイノリティーの皆さんのためにどうあるべきか、ということだ」「理解を深めるための一定のルール作りが必要なのであれば、速やかに進めなければならない」とした。それならば増進法などではなく徹底的な差別禁止法を作るかと思えば、先に述べた様に曖昧で理念を薄める作業に余念がない。そもそも時間がないのは萩生田らを中心とする旧統一教会の考えと一にする党内保守系と呼ばれる議員たちの妨害法案を2年余り棚ざらしにしたからだ。

★公明党はこの増進法案の修正案を議員立法で自民党と共同提出するが、萩生田の後ろ向きな姿勢に不快感を隠さない。公明党政調会長・高木陽介は「サミットまでに法案を成立するのが望ましいという態度に変わりはない」とする。自民党総務会長・遠藤利明も27日、派閥の会合で「少なくとも今国会で早く提出し、そして成立をはかるべきだ」「自民には多様な意見があり、そのたびごとに大きな議論をするが、最後はしっかりと政調会長のもとでとりまとめていきたい」と萩生田を強くけん制した。同性婚も認めず差別禁止法すら持たないG7議長国は世界の批判の的にされるはずだ。(K)※敬称略
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●《…という都合のいい思惑がある。時代に逆らい差別し続けたい自民党と政府とは…。地方自治体選挙はまさに「差別との闘い」の選挙になる》

2023年04月16日 00時00分00秒 | Weblog

[※ 「自民党と旧統一教会の闇」(週刊金曜日 1386号、2022年07月22日) ↑]


(20230402[])
(政界地獄耳)《時代に逆らい差別し続けたい自民党と政府とは…。》 統一地方選前半のアノ惨状。酷い低投票率。「1/4」どころか、6~7%の投票で、ヅボヅボ壺壺自民党が過半数以上を占める惨状…。そして、お維の〝躍進〟。政府や自公お維コミから、投票率を上げましょう!、という声が出てこない訳だ。

   『●〈こちら特報部〉《であれば、今はLGBT法整備に政策転換を。荒井氏
       の発言が内閣の考えでなく、「多様性」があることを証明できる》
   『●適菜収さん《誤解と言うなら、この短い発言の正しい解釈は何なのか?》
         …ことごとくヅボヅボ自民党議員の「誤解を招いたなら謝罪する」
   『●カルトとヅボヅボな自民党には《差別解消》など無理というもの…。
     馘首で幕引き? 《問われているのは首相自身の人権意識だ》(東京新聞)
   『●《理解増進》ではなく、差別禁止を…《今の日本に必要なのは曖昧な
     LGBT理解増進法ではなく、明確な差別禁止法です》(小島慶子さん)
   『●《西田昌司は「差別の禁止や法的な措置を強化すると…人権侵害など逆の
     問題が出てくる」…。つまり差別する側の主張も守れというわけだ》
   『●《「明日も太陽は昇るし、世界はそのままだ。影響のある人には素晴ら
     しいことで、他の人には何も変わらない」…自公政権との落差は大きい》

 《理解増進》ではなく、差別禁止を…《今の日本に必要なのは曖昧なLGBT理解増進法ではなく、明確な差別禁止法です》(小島慶子さん)。なのに、自民党や自公政権は一体何を? 
 日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/差別し続けたい自民と政府 地方自治体選挙は「差別との闘い」】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202302220000070.html)によると、《★世論が先行するこの議論に首相は女性活躍担当首相補佐官・森雅子にLGBT担当の兼務を命じた。森は旧統一教会との関係が取りざたされたこともあり、萩生田同様、この問題を前進させる担当者としてふさわしいとは言い難い首相は関係を断つと言いながら教団との関係がある人物ばかりにこの問題を扱わせて実態は推進を止めているといわれてもしようがないだろう》、⦅政権内には統一地方選挙前の法案提出には難色を示すものの、玉虫色の法案をサミット前には上げたいという都合のいい思惑がある。時代に逆らい差別し続けたい自民党と政府とは…。地方自治体選挙はまさに「差別との闘いの選挙になる⦆。
 《メディアコントロール》の頚木からか、最近ほとんど報じられなくなった統一協会問題。ヅボヅボ壺壺な関係がこれだけ明らかになったというのに、よくも自民党を支持できるものです。特に地方議員の「汚染」具合は深刻。なのに、統一地方選挙でも、そんなヅボヅボ壺壺な候補者に投票する、選挙に行かないことで自公お維を間接的に支持する。いつまでこんなことが続くのだろうか…。《…という都合のいい思惑がある。時代に逆らい差別し続けたい自民党と政府とは…。地方自治体選挙はまさに「差別との闘いの選挙になる》はずだったのに…。

 カルトとヅボヅボな自民党には《差別解消》など無理というもの。《問われているのは首相自身の人権意識だ》(東京新聞)。一体どんなホシュ政党なのかね、《保守政党としての責任》(政界地獄耳)。《首相自身や政府・自民党が差別解消に後ろ向き》ということの現れ。《極めて差別指向に寛容》なキシダメ氏ら。《首相は国会で同性婚の法制化について「家族観や価値観、社会が変わってしまう課題」と答弁しており、答弁内容に荒井氏の差別意識が反映されたと疑われても仕方がない》。ヅボヅボ党は「理解増進法案」でさえ反対って、そもそも差別禁止法が必要だというのに…。
 《西田昌司は「差別の禁止や法的な措置を強化すると、一見よさそうに見えても人権侵害など逆の問題が出てくる」と差別を禁止すると逆差別になるという理屈を言い出している。つまり差別する側の主張も守れというわけだ》…唖然としてしまう。
 ニュージーランドのモーリス・ウィリアムソン議員《法案成立後、息子から同性愛者だったと打ち明けられたとして「私の息子や他の何千人もの生活が改善した」と述べ、同性婚の法制化の際に抱いていた懸念が誤りで法律は有益だったと認めた》…そんなことはヅボヅボ党の議員には望めないでしょうね…。

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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202302220000070.html

コラム
政界地獄耳
2023年2月22日8時3分
差別し続けたい自民と政府 地方自治体選挙は「差別との闘い」

★今国会で首相・岸田文雄は同性婚の法制化について「極めて慎重に検討すべき課題」「家族観や価値観、社会が変わってしまう課題」と極めて慎重な論調を崩していない。今月3日には総理事務秘書官・荒井勝喜LGBTなどに対し「隣に住んでいたら嫌だ。見るのも嫌だ」と述べ更迭された。自民党政調会長・萩生田光一は「不当な差別や偏見はあってはならない。党内のコンセンサスを得て議論を前に進めたい」と一見前向きな発言をしたかに思えるが、野党議員はいぶかる。「差別に不当や正当があるだろうかそこが自民党の『差別は許されない』を受け入れられない、重大な弱点だ」。

★世論が先行するこの議論に首相は女性活躍担当首相補佐官・森雅子にLGBT担当の兼務を命じた。森は旧統一教会との関係が取りざたされたこともあり、萩生田同様、この問題を前進させる担当者としてふさわしいとは言い難い首相は関係を断つと言いながら教団との関係がある人物ばかりにこの問題を扱わせて実態は推進を止めているといわれてもしようがないだろう。同性婚に関しては朝日新聞社が電話での全国世論調査で、同性婚を法律で認めるべきか問うと「認めるべきだ」が72、「認めるべきではない」は18%との結果になった。同性婚の法制度に「賛成」は8年前には41%で、「反対」(37%)とほぼ同じだったが、2年前の調査では「賛成」が65%に増加していた。

★20日には全国の知事有志が会見し、LGBTなど性の多様性を尊重する社会づくりを求め「多様性への理解促進と誰もが安心して暮らし、活躍できる社会づくりを求める緊急共同声明」を発表した。政権内には統一地方選挙前の法案提出には難色を示すものの、玉虫色の法案をサミット前には上げたいという都合のいい思惑がある。時代に逆らい差別し続けたい自民党と政府とは…。地方自治体選挙はまさに「差別との闘いの選挙になる。(K)※敬称略
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●#赤木俊夫さんを忘れない …《雅子さんによると、今年の命日は、マスコミの取材がほぼゼロだという…ここにも「風化」が忍び寄る。》

2023年03月24日 00時00分15秒 | Weblog

[※ 2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日というトリガー(『報道特集』、2021年06月26日)↑]


(2023年03月07日[火])
総務省からはアベ様案件の「膿」が噴出。高市元総務相がタンカ…。「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」…「2023年3月3日は高市早苗元総務相のタンカ記念日」。アベ様や元最低の官房長官による《メディアコントロール》下で、「報道の自由」「知る権利」「権力の監視」を委縮させた問題。総務官僚は「」を出す、内部告発。

   『●「電波」な「凶器」高市総務相の暴走と
     「報道現場の声」: 「自粛」「忖度」「委縮」…が「内部から」
   『●「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」…さて、高市早苗氏の
     「タンカ」も、アベ様同様、有耶無耶になってしまうのだろうか、それとも…
   『●「2023年3月3日は高市早苗元総務相のタンカ記念日」…《「捏造文書
     でなければ大臣も議員も辞職するか」と問われて「結構ですよ」と答弁》

 日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/安倍政権と高市が萎縮させた日本メディア】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202303070000030.html)によると、《安倍内閣が14年から一部の民放番組を問題視し、放送法が規定する「政治的公平」の解釈変更を試みていたことは当時から国会でも議論になっていた。16年2月8日、当時の総務相・高市早苗は衆院予算委員会で「国は政治的公平性を欠く放送を繰り返した放送局に対して電波停止できる」と言い放ち、12日にはこれは「政府の統一見解」と強調した》。

 一方、財務省はどうか? 古賀茂明さん《財務省では多くの人がかかわっていたのに、何故誰も異論を唱えなかったのか、官僚の倫理観はどうなっているのか》? 古賀茂明さん、アベ様という頚木は朽ち…《しかし、もうその恐れはない。今まで赤木家を避けていた財務省関係者も何らかの形で俊夫さんへの気持ちを表すことができるはず》なのに…。前川喜平さん《五年かかろうと十年かかろうと真実は明るみに出さなければならない僕は最後まで雅子さんに味方する》。
 週刊朝日のコラム【官僚が赤木さんに手を合わせる日 古賀茂明】(https://dot.asahi.com/wa/2023030200082.html)によると、《3月7日は赤木俊夫さんの命日だ。2018年のこの日、森友学園事件公文書改ざんを強要された元近畿財務局職員の赤木俊夫さんが自ら命を絶った。安倍晋三総理(当時)の不祥事のもみ消しのために行われた公文書改ざんという犯罪行為にただ一人涙ながらに抗議したが、無視されたうえに、改ざん作業を強要された赤木さん。最後は一人責任を負わされそうになって、メモに「最後は下部がしっぽを切られるなんて世の中だ」という言葉を残してこの世を去った》。
 赤木俊夫さんの《「手記」と題した遺書》には、「元は、すべて、佐川理財局長の指示です」「刑事罰、懲戒処分を受けるべき者 佐川理財局長」と。当然、その時の行政府の長財務相最低の官房長官にも大きな責任。数多のアベ様案件の中でも、決して忘れてはいけないもの。

   『●《近畿財務局元職員の妻が…佐川宣寿氏と国を相手に…大阪地裁に
     提訴》…《前代未聞の改ざんなのに、最高責任者の麻生太郎財務相》は?
    《刮目すべきは、「手記」の中で佐川氏以下、改ざんを主導した財務省
     幹部らの実名を〈刑事罰、懲戒処分を受けるべき者〉として、
     次のように記していることだ。
      〈佐川理財局長、当時の理財局次長、中村総務課長、企画課長、
     田村国有財産審理室長ほか幹部 担当窓口の杉田補佐
     (悪い事をぬけぬけとやることができる役人失格の職員)〉
      佐川氏をはじめ幹部職員らは、国有地を8億円もダンピングして
     売却した背任や公文書を改ざんした虚偽公文書作成の疑いで告発
     されたものの大阪地検は不起訴誰も刑事責任を負っていない

   『●森友公文書改ざんという犯罪を強要…《誰のために何をまげて何を
     守ったか》? 《自分たちはこの件の犠牲者だ…》気取りの犯罪者たち
   『●大阪地裁・中尾彰裁判長は、赤木雅子さんが申請していた「…証人
     尋問はすべて必要ないと判断します」と…どうしたらそんな判断に?
   『●もう一つの裁判《財務省に情報開示を求める裁判》…前川喜平さん
     《五年かかろうと十年かかろうと真実は明るみに出さなければならない》
   『●#赤木俊夫さんを忘れない…《私たちは、声を上げ続けなければならない
      …希望を捨てず、雅子さんを支え続けようではないか》(古賀茂明さん)
   『●【赤木俊夫さんを忘れない/前川喜平】《公文書改竄事件…菅官房長官
       の指示があったと思うし、…安倍首相も了解していたと見ている》
   『●《財務省では多くの人がかかわっていたのに、何故誰も異論を唱え
     なかったのか、官僚の倫理観はどうなっているのか》?(古賀茂明さん)

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https://dot.asahi.com/wa/2023030200082.html

官僚が赤木さんに手を合わせる日 古賀茂明
政官財の罪と罰
古賀茂明 2023/03/07 06:00

 3月7日は赤木俊夫さんの命日だ。2018年のこの日、森友学園事件公文書改ざんを強要された元近畿財務局職員の赤木俊夫さんが自ら命を絶った。安倍晋三総理(当時)の不祥事のもみ消しのために行われた公文書改ざんという犯罪行為にただ一人涙ながらに抗議したが、無視されたうえに、改ざん作業を強要された赤木さん。最後は一人責任を負わされそうになって、メモに「最後は下部がしっぽを切られるなんて世の中だ」という言葉を残してこの世を去った。

 赤木さんの妻・雅子さんによると、今年の命日は、マスコミの取材がほぼゼロだという(3月1日現在)。ここにも「風化」が忍び寄る

 ただ今回は、安倍氏が殺害されてから初の命日。「財務省関係者の何人かが赤木さんの墓参に来たり、そこまで行かなくても雅子さんに花やお線香を贈るということがあるかもしれない」という淡い期待を私はもっている。

 雅子さんによれば、俊夫さんが亡くなって最初のうちは数人ではあるが、墓参などで弔意を表わす官僚もいたが、その後はぱったりと音信が途絶えたという。

 財務省は、森友事件について身内の調査を行ったが、詳しい事実関係を明らかにしないまま真相を闇に葬ろうとした。やむを得ず、雅子さんは、一人で財務省とその裏にいる安倍氏という権力者に訴訟という戦いを挑んだ。「真実が知りたいという一念だった。しかし、財務省は徹底して妨害してきた。それは安倍氏が総理を辞めた後も同じ。官僚たちは、安倍氏の怒りに触れることを怖れていたのだろう。

 しかし、もうその恐れはない。今まで赤木家を避けていた財務省関係者も何らかの形で俊夫さんへの気持ちを表すことができるはず。雅子さんは、財務省関係者が悪い人ばかりというわけではないと思うと語っていた。私もそう思う。だから、このような希望を持つのだ。

 ただ、私がインタビューしたあるエリート官僚は私にこう言った。「赤木俊夫さんにお線香をあげるということは、自分がやったことに向き合うということで、そんな強い人間じゃないんですよ。そんな勇気のある官僚は残念ながらいない。臆病で弱くて卑怯な人間なんですよ」。これを聞いた人は、落胆するだろう。

     (近畿財務局職員だった赤木俊夫さん(雅子さん提供))

 折しも、最近、『安倍晋三回顧録』(中央公論出版社)という本が出版された。安倍氏が生前に語ったことが書いてある。森友事件について見てみると、驚いたことに、反省の言葉は皆無赤木さんへの謝罪も同情の言葉もないそもそも赤木さんの名前すら出てこないのだ。極めつけは、「森友学園の国有地売却問題は、私の足を掬うための財務省の策略の可能性がゼロではない」という言葉。呆れてものも言えない。要するに、自分に責任はなく全ては財務省が悪いと責任転嫁し、赤木さんを死に追い込んだことを隠そうとする態度

 雅子さんがどんなに傷つくだろうか。安倍氏は、「人の心を持たない人間だ」とつくづく思った。

 もし、赤木俊夫さんに手を合わせようとする官僚が今年も現れなかったとしたら、どう理解したら良いのか。この国は、今もなお「臆病で弱くて卑怯な」官僚達と「人の心を持たない元総理の『亡霊』」によって動かされているということなのだろうか。

※週刊朝日  2023年3月17日号


古賀茂明(こが・しげあき)/古賀茂明政策ラボ代表、「改革はするが戦争はしない」フォーラム4提唱者。1955年、長崎県生まれ。東大法学部卒。元経済産業省の改革派官僚。産業再生機構執行役員、内閣審議官などを経て2011年退官。近著は『官邸の暴走』(角川新書)など
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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202303070000030.html

コラム
政界地獄耳
2023年3月7日7時17分
安倍政権と高市が萎縮させた日本メディア

★安倍内閣が14年から一部の民放番組を問題視し、放送法が規定する「政治的公平」の解釈変更を試みていたことは当時から国会でも議論になっていた。16年2月8日、当時の総務相・高市早苗は衆院予算委員会で「国は政治的公平性を欠く放送を繰り返した放送局に対して電波停止できる」と言い放ち、12日にはこれは「政府の統一見解」と強調した。

★こちらも多様性を認めないという発想から生まれている。電波を総務省が免許制にしているから起きる介入だ。そもそも電波は国のものだろうか。国民のものではないか政治家や閣僚が意に沿わないことを報じられると政治的偏向になるという発想は、今の自民党が言い張る差別には不当な差別と正当な差別があるの理屈と同根だ差別はすべて不当なもののはずだ。メディアは表現の自由を守る使命がある。一方、公平中立を立脚点にしなくてはならない。批判や論評は政治を深化させるためにも必要な議論の範疇(はんちゅう)だと思うが政権には政治的公平を損じると感じるらしい。そして「停波という禁じ手を繰り出し放送局をどう喝した結果、メディアの報道は萎縮した

★政権・政府に批判的なコメンテーター、影響力のある発言者の選別。政府に厳しい発言をするコメンテーターがこの頃、第一線から消えていった。片や「桜を見る会」にこぞって参加するタレントたちはいなかったか。政府批判につながりかねない企画や記事は<1>扱わない<2>極めてマイルドに<3>両論併記で結論を視聴者や読者に委ねる<4>矛先を別の方向に向けるテレビでは専門家よりも発言が過激な、それでいて政府批判をしない都合のいい人たちが選ばれ司会者にはバラエティー出身者が増えた。新聞記者ですらネットの閲覧数を競う「バズればいい(その場だけ話題になればいい)」の精神がまん延している。安倍政権と高市の役割はそれだけでも日本のメディアを変えたのではないか。(K)※敬称略
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●《京都朝鮮学校事件は…有罪が確定した、れっきとした暴力犯罪》…「歪んだ社会」の歪みは改善されただろうか?

2019年12月31日 00時00分55秒 | Weblog


森田真奈子記者による、東京新聞の記事【絶えぬヘイト、無関心が助長 京都朝鮮学校妨害事件から10年 当時の体験者語る】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201912/CK2019120502000267.html)。

 《在日特権を許さない市民の会(在特会)朝鮮学校の前でヘイトスピーチを行い、授業を妨げた京都朝鮮学校妨害事件…インターネット上などでは今も在日外国人への攻撃が絶えない》。

   『●日本社会は歪んでる: ネオナチやヘイトスピーチ集団に
                「信奉」される議員が取り巻くアベ様

   『●ヘイトスピーチ、自らの言論の自由を狭めている
   『●「とある暴力集団」による「暴力犯罪」、
           そして「歪んだ社会」ニッポン
    《差別的言動を繰り返した「在日特権を許さない市民の会」
     (在特会)によるヘイトスピーチ(憎悪表現)について、
     「人種差別」と断じた大阪高裁の判決が最高裁で確定した。
     在特会側には、計1200万円を超す高額賠償金を支払う義務が生じる》
    「「とある暴力集団」による「暴力犯罪」。社説の言う通り、
     「社会も問われている」。だって、ネオナチや「とある暴力集団」に
     「信奉」されて平気な議員がいるくらいですから、世界から
     「歪んだ社会」と見られても仕方のないニッポン。…また、
     「ヘイトスピーチ」ではなく、それは「暴力犯罪」だそうです
     「威力業務妨害罪と器物損壊罪」》

 《京都朝鮮学校事件は威力業務妨害罪と器物損壊罪で有罪が確定した、れっきとした暴力犯罪》でした。在特会という名の「とある暴力集団」による「暴力犯罪」。在りもしない〝在日特権〟という幻想でヘイトスピーチをまき散らし、「暴力犯罪」を行う一方で、明確に存在する「在日米軍特権」にはヘタレぶり。何がホシュ、ウヨクか。
 いま、「歪んだ社会」の歪みは改善されただろうか?

   『●(政界地獄耳)《一方、日本では一体何が起きているか。
      官製嫌韓ヘイトをメディアがあおっているお粗末さだ》
   『●《記者…個人に140万円の損害賠償》SLAPP訴訟…
      川崎市議選元候補者が《「差別する自由」を求めている》?
    「阿部岳さんによる、沖縄タイムスの記事【「在日コリアンを
     誹謗中傷」と批判した記者を提訴 川崎市議選の元候補者】…と、
     阿部岳さんのコラム【【記者の視点】「差別する自由」など存在しない】」

 《「差別する自由」など存在しない》。
 東京新聞の記事【ヘイト罰金条例案 川崎市文教委可決 全国初、12日成立の見通し】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201912/CK2019121002000131.html)によると、《川崎市議会の文教委員会は九日、外国人や外国出身者へのヘイトスピーチ(憎悪表現)に、全国で初めて罰金の刑事罰を科す差別禁止条例案を全会一致で可決した。十二日の本会議で可決、成立する見通し。来年七月一日に全面施行される》。

 同じく東京新聞の記事【ヘイト罰金条例成立 川崎市 全国初 共生の街だからこそ】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201912/CK2019121302000152.html)によると、《川崎市議会は十二日、外国人や外国出身者へのヘイトスピーチ(憎悪表現)に罰金の刑事罰を科す全国初の差別禁止条例案を、賛成多数で可決した。来年七月一日に全面施行される》。

 さらに、安田栄治記者による記事【「私たちを守る 市が宣言」川崎ヘイト罰金条例 規制求め4年、在日コリアン安堵】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201912/CK2019121302000141.html)によると、《川崎市で十二日に成立した差別禁止条例は、全国で初めてヘイトスピーチに罰金刑を科しヘイト規制に踏み込んだ。差別表現が飛び交うデモの標的にされ続けてきた市内の在日コリアンたちからは歓迎の声が上がった。罰則規定も含めた規制を求めてきた在日三世の…は、市内で開いた記者会見で「条例の成立は川崎市が私たちを守ると宣言してくれたということ。本当にうれしい」と涙ながらに話した。(安田栄治)》。

 最後も、社説【ヘイト禁止条例 共生の土台を築くには】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019121302000157.html)によると、《公共の場所でのヘイトスピーチ(憎悪表現)を罰則付きで禁止する全国初の条例が川崎市議会で成立した。人の尊厳を守る実効性とともに、運用には過度な制約とならぬ歯止めも必要だ。川崎市では、激しいヘイトスピーチやデモが繰り返され、二〇一六年に国のヘイトスピーチ対策法が成立する契機となった。条例では、市内の道路や公園などの公共の場所で、特定の国や地域の出身であることを理由としての、不当な差別的な言動を禁じている。具体的には住んでいる場所から出ていくことや、生命などに危害を加えることをあおったり、人以外のものに例えるなどして著しく侮辱したりすることを指す。市は違反者に勧告や命令を行い、命令から六カ月以内に三回目の違反をした場合は学識者で構成する審査会に意見を聞いた上で氏名を公表、捜査機関に告発する。裁判で有罪が確定すれば五十万円以下の罰金が科される。インターネット上での書き込みは刑事罰の対象外だが、拡散防止に必要な措置を講ずることを市に求めている》。

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201912/CK2019120502000267.html

絶えぬヘイト、無関心が助長 京都朝鮮学校妨害事件から10年 当時の体験者語る
2019年12月5日 夕刊

     (「無知が差別に加担していることを知ってほしい」と
       話す南智仁さん=京都市上京区の同志社大で)

 在日特権を許さない市民の会(在特会)朝鮮学校の前でヘイトスピーチを行い、授業を妨げた京都朝鮮学校妨害事件は今月、発生から十年を迎えた。この間、ヘイトスピーチ対策法が成立するなど法整備も進んだが、インターネット上などでは今も在日外国人への攻撃が絶えない。事件当時、学校にいた同志社大三年の南智仁(ナムチイン)さん(20)は「差別は今も続いている無知が当事者を苦しめていることを知ってほしい」と訴えている。(森田真奈子)

 妨害は二〇〇九年十二月四日に発生。在特会のメンバーらが旧京都朝鮮第一初級学校(京都市南区)の前で拡声器を使い、約一時間にわたり「密入国の子孫」「日本に住ましてやってんねん」などと連呼した。

 学校では当時、近隣三校の児童らも参加して交流授業が行われていた。滋賀朝鮮初級学校(大津市)から訪れていた南さんは「当時は何があったのか分からなかったが、講堂のカーテンが突然閉められて、窓際がざわついていたのを覚えている」と振り返る。

 南さんは事件後、動画を通して妨害の詳細な様子を知った。「いくら根拠がないことを言っていても、自分たちに向けて暴言を吐かれるのはしんどい怖くて悲しかった」と話す。

 事件後、出自を表に出すのを怖く感じることも。出身校を聞かれても「地元の学校」と受け流したり、「朝鮮」が持つ否定的なイメージを避けようと自らを「在日韓国人」とごまかして説明したこともあった。

 ただ、事件を特別な出来事ではなく「ずっと続いてきた朝鮮人への攻撃の一つ」だと捉えている。ネット上では、「不逞(ふてい)鮮人」「犯罪朝鮮人」といった差別的な書き込みを目にすることは、日常茶飯事だ

 妨害事件後も在特会などによるヘイトスピーチは各地で続き、一六年にはヘイトスピーチを規制する対策法が成立。こうした動きを通し、南さんは「ヘイトスピーチはあかんという意識が世間的に広がった」と受け止めるが、一方で「朝鮮人に対する偏見はなくなっていない」とも断じる。

 大学で在日コリアンのサークルの勧誘活動をしていた時には、通り掛かった学生から国に帰れやと吐き捨てるように言われたこともあったという。

 南さんは「そもそも在日がどういう歴史的背景で(日本に)いるのか、知らない人が多過ぎる無知や無関心が差別を助長していることを自覚してほしい」と話す。

京都朝鮮学校妨害事件> 妨害の中心メンバー4人は2011年に京都地裁で威力業務妨害や侮辱の罪で有罪判決を受けた。学校側は、損害賠償などを求めて在特会などを提訴。京都地裁は13年、この事件を含む09~10年の3件の妨害行為を「人種差別」と認め、学校周辺での街宣禁止や約1200万円の賠償を在特会に命じた
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●《平和なアジアという井戸…先人の掘った井戸の水を濁らせている》人々…企画展「表現の不自由展・その後」を破壊

2019年08月06日 00時00分07秒 | Weblog


沖縄タイムスの【社説[愛知芸術祭 企画展中止]脅迫こそ批判すべきだ】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/454271)。
阿部岳記者による、沖縄タイムスのコラム【[大弦小弦]あらがう限り、自由は死なず】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/454268)。

 《憲法が保障する表現の自由不寛容な現在の日本の空気を映し出すことになった》。
 《▼名古屋市の河村たかし市長には不快だったようだ。作品の評価は人それぞれ、自由である。しかし、芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」会場から撤去を要求するのは鑑賞や議論の機会を根こそぎ奪う行為で、間違いだった…そして表現の自由は、圧迫にあらがう者がいる限り死なない何度でも声を上げよう生きるために。(阿部岳)》。

   『●『「反日」とは何か ~中国人活動家は語る~』読了(3/3)
    「彼らや元戦犯が、格言 (p.137) に云う「井戸を掘った」。しかし、
     「小泉純一郎や安倍晋三など、…アジア諸国民からの批判に開き直る
     一群の政治家…、日本人として空しい。
     彼らに、そもそも平和なアジアという井戸を掘る意思があるのかどうか、
     疑わしい。むしろ、…彼らは先人の掘った井戸の水を濁らせているのだ、と」」

   『●「平和なアジアという井戸を掘る意思があるのかどうか、疑わしい」
    《河村たかし市長は、友好都市である南京市の共産党幹部が
     訪問した際に「南京大虐殺は無かったのではないかと発言した

 「平和なアジアという井戸を掘る意思」など微塵も無し。「平和なアジアという井戸…先人の掘った井戸の水を濁らせている」醜悪な人々。脅迫者・テロリスト、お維なヒト名古屋市長最低の官房長官、そして、札幌など参院選ではあれだけアベ様に〝忖度〟して大活躍だったのに、今回は、な~んにもしない警察。市民の表現の自由言論の自由を踏みにじって止まない愚者たち。

 リテラの記事【「あいちトリエンナーレ」“慰安婦像展示”への攻撃・圧力は、表現の自由の侵害であり、作品の本質を歪曲するフェイクだ】(https://lite-ra.com/2019/08/post-4880.html)によると、《河村たかし名古屋市長といえば、慰安婦問題を否定する言動を繰り返すほか「いわゆる南京事件はなかったのではないか」と発言するなど、バリバリの歴史修正主義者だ。松井代表から連絡を受けた河村市長は2日、「表現の不自由展・その後」を視察した後、「平和の少女像」の展示を即刻中止するよう大村秀章愛知県知事に申し入れると…》
 大阪市長を含め、元大阪「ト」知事や現「ト」知事など、本件でも、お維関係者のあまりの酷さ…。

   『●コノ「お維」話は際限が無いな…自民党のウルトラ差別主義者に
                      呆れつつ、お維の《差別主義者》も酷いね

   『●《○○しかいない》お維の《言論の自由…憲法に反する発言を
              言論府が放置することこそ自らの首を絞める行為》

 日刊スポーツの記事【大村知事、河村市長の展示中止発言は憲法違反の疑い】(https://www.nikkansports.com/general/news/201908050000369.html)によると、《河村たかし名古屋市長が求めたことに関し、「表現の自由を保障した憲法21条に違反する疑いが極めて濃厚ではないか」と批判した。知事は「公権力を行使する人が内容にいい悪いと言うことは検閲ととられても仕方ない」と市長の対応に苦言を呈した。また、「税金を使っているから(やっていいことの)範囲が限られるというのが最近の論調だが、全く逆ではないか」と指摘。公権力こそ表現の自由を守るべきだとした上で「気に入らない表現であっても受け止めるのが憲法の原則ではないか」と話した》。
 ならば、《中止》してはいけなかった。《中止》せずに、踏ん張っていれば、知事をもっと見直したのにな…。

   『●相変わらず辛辣な・・・
    「…〝影の内閣〟に取り込もうとしている「若い世代の論客」って、
     まさか小泉ジュニア山本一太氏、大村秀章氏…なんて言わないでしょうね?」

   『●正気ですか?
    《大村氏公約に「中京都構想」 県と市を再編 愛知知事選 
     …愛知県知事選に立候補するため自民党に離党届を提出した
     大村秀章衆院議員》

   『●小皇帝知事と連携を模索する政治家のセンスを疑う
    《また、石原新党が大阪維新の会を率いる橋下徹大阪市長や、
     大村秀章愛知県知事と連携する可能性についても…》

   『●東京電力人災が続く中、なに寝ぼけてんだか!?
   『●アベ様や自公お維も厭、小池氏やトファ・キトも嫌…
       民主主義・平和主義を愛する「こんな人」達が結集を!
    「東京新聞の記事【衆院選の連携で3知事が会見へ 
     30日夕、小池、松井、大村氏】…によると、《松井一郎大阪府知事
     大村秀章愛知県知事…。希望の党の細野豪志元環境相は日本維新
     ついて「政策的な部分での親和性は相当ある」と共同歩調を取る可能性
     に言及》。…それにしても、「親和性の相当ある」癒党お維や大村知事、
     ここに名前は出ていませんが、河村たかし市長…と共同歩調。先に、
     匂い・腐臭を嗅ぎつけて寄ってきた(あえて差別する…真の意味で
     「キ」「ト」な)中山恭子氏や中山成彬元文部科学相…。」

 根っこは一緒。リテラの記事【まるで戦争前夜! 安倍政権「韓国ホワイト国除外」に快哉叫ぶマスコミ、八代弁護士は朝日と韓国2紙を「反日三羽烏」と攻撃】(https://lite-ra.com/2019/08/post-4882.html)によると、《「語弊があるかも」どころの話ではない。アメリカが仲裁に動いているという情報を伝えただけで反日呼ばわりとは、完全にネトウヨ脳みそが戦前に戻っているとしか思えない。が、さらに八代氏は続けて安倍政権を賞賛した》。
 韓国とのケンカでアベ様の内閣支持率は上がった模様。クダラナイ。北朝鮮のミサイル騒動では、Jアラートなどで支持率を集め、どこぞの誰かがおカネ儲けをしたのでしょう。アタマを抱えてしゃがみこまされ、竹やり的発想で笑いもの。今回は、北朝鮮から、ターゲットを韓国にチェンジ。なぜかって? トランプ様のご機嫌伺い。でも、韓国とのケンカでは経済的にニッポン市民やニッポン企業が痛い目にあうことでしょう。虚しい。愚かな政府。愚かな取り巻き連中。世界の物笑いだ。

   『●イラク人女性: 「自衛隊を派遣した日本にも、
           (この事態を引き起こした)責任がある」
    「『マガジン9』…【この人に聞きたい/綿井健陽さんに聞いた日本が
     支持したあの戦争はイラクに何をもたらしたのか】」
    《綿井 特に、「いまいる場所から声をあげること」、それが大事です。
     一事が万事だと思っています。
       今、仲間と「表現の不自由展」という催しを企画しています(来年1月に
     都内ギャラリーで開催)。映画でも写真でも、過去に上映中止、展示中止に
     なったさまざまな作品を集めて、それを公開しよう、という試み…》

 レイバーネットの記事【「表現の不自由展・その後」の一方的中止に抗議する〜実行委員会の声明】(http://www.labornetjp.org/news/2019/1564882888967staff01)によると、《あいちトリエンナーレ2019実行委員会会長の大村秀章知事と津田大介芸術監督が、「表現の不自由展・その後」を本日8月3日で展示中止と発表したことに対して、私たち「表現の不自由展・その後」実行委員会一同は強く反対し、抗議します。本展は、ジャーナリストである津田大介芸術監督が2015年に私たちが開催した「表現の不自由展」を見て、あいちトリエンナーレ2019でぜひ「その後」したいという意欲的な呼びかけに共感し、企画・キュレーションを担ってきました。今回、電話などでの攻撃やハラスメントがあり、トリエンナーレ事務局が苦悩されたことに、私たちも心を痛め、ともに打開策を模索してきました。しかし、開始からわずか3日で中止するとは到底信じられません。16組の参加作家のみなさん、そして企画趣旨に理解を示してくださる観客のみなさんに対する責任を、どのように考えての判断なのでしょうか。今回の中止決定は、私たちに向けて一方的に通告されたものです。疑義があれば誠実に協議して解決を図るという契約書の趣旨にも反する行為です。(実行委員会の声明) 続き日本ペンクラブ声明VAWW RAC抗議文中止への疑問MICの声明》。

 脅迫者・テロリストに便乗し、《圧力をかけ攻撃を煽った》醜悪な政治屋。
 再び、リテラの記事【「表現の不自由展」中止で謝るのは津田大介じゃない! 圧力をかけ攻撃を煽った菅官房長官と河村たかし市長だ】(https://lite-ra.com/2019/08/post-4884.html)より、《芸術監督を務める津田大介も会見を開き、こう謝罪した…「電凸で文化事業を潰すことができてしまうという成功体験、悪しき事例を今回、作ってしまった表現の自由が後退する事例を作ってしまったという責任は重く受け止めている」 一方、この突然の中止決定を受け、「表現の不自由展・その後」実行委員会(アライ=ヒロユキ、岩崎貞明、岡本有佳、小倉利丸永田浩三)が3日夜に会見。中止決定が「一方的に通告されたもの」と明かしたうえで、こう強く抗議した。「圧力によって人々の目の前から消された表現を集めて現代日本の表現の不自由状況を考えるという企画を、その主催者が自ら弾圧するということは、歴史的暴挙と言わざるを得ません。戦後日本最大の検閲事件となるでしょう。私たちは、あくまで本展を会期末まで継続することを強く希望します。」(声明文より)…。しかし、だとしても、一番の問題は大村知事や津田氏ではない。ネットでは、津田氏に対して「覚悟が足りない」などとしたり顔で批判する声が溢れているが、そもそも「ガソリンで火をつけられる覚悟や対策をしないと自由にものが言えない国」なんて、まともな民主主義国家ではないだろう。今回の問題でもっとも批判されなければならないのは、卑劣なテロ予告者であり、検閲をちらつかせてそうした動きを煽った、政治家連中ではないのか…■河村市長、菅官房長官の扇動、そしてテロ予告を放置した警察 …■テロを非難しなかった安倍、菅、逆に主催者に謝罪を要求した河村》。


 以下は、弁護士・渡辺輝人さんの一連のツイート(午前10:04 · 2019年8月5日):

・ - ・ - ・ - ・ - ・ - ・ - ・ - ・ - ・ - ・ - ・ - ・
渡辺輝人@nabeteru1Q78
表現の自由は、本質的に、個人(国民に限らない)が国家に対して有するものだ。個人対個人や、権力を持たない団体対個人の言論の応酬は、むしろ、表現の自由によって守られるべきもの。

以下は事実関係が確定しない仮の話。
官房長官が支給決定済みの補助金についてあれこれ言う→表現の自由侵害
市長が展示内容にクレームを付け謝罪を求める→表現の自由侵害
脅迫を受けた知事が毅然とした対応をとらず主催者に中止を促す→表現の自由侵害の疑い

これに対して、民間人が展示内容を酷評したり、主催者にクレームを入れたり、反対するデモをしたり、ボイコットを呼びかけたりするのは、すべて表現の自由の範疇。しかし、ガソリンを撒くと予告するのは、脅迫罪という立派な犯罪。

特定の作家の作品の不買運動も、女性団体がミリタリー化した児童書について、出版社にクレームを入れるのも、全て表現の自由の範疇。

限界事例は、ヘイトスピーチのデモをカウンターが路上で圧倒する事例。正当な表現活動に対する抗議(これも表現活動)が度を過ぎれば、脅迫や威力業務妨害になる可能性はある。一方、ヘイトスピーチは違法行為なので、そもそも正当な表現行為として保護されない可能性が高い。

あと、派生する話題だが、自衛隊の広報展示には、表現の自由はない。行政=権力そのものだから。

一方、そういう展示をする自衛隊に対して市民がクレームを入れる表現の自由は最大限に保障される。

ヘイトスピーチについては、後ろに続けて書いてあるのでそちらを読んでください。ヘイトスピーチのヘイトスピーチたる所以は、それが違法行為であることです。名誉毀損にわたる作品と同様に、表現の自由の範疇から除外されます。もちろん、線引きは微妙なので、難しい問題を含んでいます。

我が国におけるヘイトスピーチの定義は「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律」で以下のように定義されている。

「この法律において「本邦外出身者に対する不当な差別的言動」とは、専ら本邦の域外にある国若しくは地域の出身である者又はその子孫であって適法に居住するもの(以下この条において「本邦外出身者」という。)に対する差別的意識を助長し又は誘発する目的で公然とその生命、身体、自由、名誉若しくは財産に危害を加える旨を告知し又は本邦外出身者を著しく侮蔑するなど、本邦の域外にある国又は地域の出身であることを理由として、本邦外出身者を地域社会から排除することを煽動する不当な差別的言動をいう。」

これ以外の文脈の言論を、自分が気にくわないからと言って「ヘイトスピーチ」と言ってみても、それはヘイトスピーチではない。
・ - ・ - ・ - ・ - ・ - ・ - ・ - ・ - ・ - ・ - ・ - ・


 最後に、東京新聞のコラム【筆洗】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2019080502000156.html)によると、《▼革新的な芸術は世間に対し、いつだって挑発的で見る人によっては不快なものかもしれない。そうでなければ新しさも衝撃も生まれない。「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」。わずか三日で中止に追い込まれた▼旧日本軍の慰安婦を象徴する少女像などの展示への批判が続出。テロをにおわせる脅迫を前にし、幕を下ろさざるを得なかったか▼物議を醸す作品に対して見る者の賛否が分かれるのは自然なことである。気に入らぬ作品を批判するのも自由だが、卑劣な手段で展示そのものを妨害するやり方は一方的な口封じに他ならぬやすやすと表現の自由が傷つけられた。そういう時代が息苦しい▼この顛末(てんまつ)自体が日本という画布に描いた一つの作品なのだろう。不気味な色調の作品の題名は不寛容か。二度と見たくない。》
 醜悪な政治屋と脅迫者・テロリスト。あれだけアベ様に忖度するのに、今回、何もしようとしない警察。アベ様らの言論には大いに《寛容》で、警察が過剰に忖度して〝取り締まる〟。北朝鮮の「キ」の字、中国の「チ」の字、韓国の「カ」の字…でもニッポン市民が口にしようものなら、大変な《不寛容》な仕打ちが待っている、《二度と見たくない》醜悪な社会。

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https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/454271

社説[愛知芸術祭 企画展中止]脅迫こそ批判すべきだ
2019年8月5日 07:27

 憲法が保障する表現の自由に不寛容な現在の日本の空気を映し出すことになった

 愛知県で1日から始まった国内最大規模の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の実行委員会は、企画展「表現の不自由展・その後」を中止すると発表した。

 企画展では元「従軍慰安婦」を象徴した「平和の少女像」や昭和天皇とみられる人物、憲法9条をテーマにした俳句など国内の美術館などで撤去されたりした作品群を展示。表現の自由を巡る現状を考え、議論のきっかけにしようというのが趣旨だ。

 2017年にうるま市で開かれたイベントで、米軍機墜落事故をモチーフにし、一時非公開になった「落米のおそれあり」も含まれていた。

 開幕から2日間で抗議の電話やメールは計約1400件に上ったという。主催する実行委会長の大村秀章愛知県知事は「テロや脅迫ともとれる抗議があり、安全な運営が危ぶまれる状況だ」と説明。「ガソリン携行缶を持って(会場の)美術館に行く」と、京都アニメーション放火殺人事件を連想させる内容のファクスも届いたという。

 抗議の半数が平和の少女像に関するもので、泥沼化に陥っている日韓関係が影響しているとみられる。

 表現の自由は民主主義を支える基盤だ意見の違いを尊重し合うのが民主主義社会のあるべき姿である

 暴力的な言葉を投げつけ、企画展を中止に追い込むのは卑劣極まりない。とうてい許されるものではない。

    ■    ■

 自由な表現活動を抗議や脅迫から守るのが本来の行政や政治家の責務である。

 逆に会長代行の河村たかし名古屋市長は企画展の視察後、大村知事に抗議文を出し、少女像などの展示中止を求めた。政治的圧力である。

 芸術祭は文化庁の補助事業で、菅義偉官房長官は慎重に判断する考えを示した。憲法の検閲は、これをしてはならないに反しかねない。菅氏はテロ予告や抗議に対してこそ強く批判すべきである。

 芸術祭の芸術監督でジャーナリストの津田大介さんが話すように、行政は「表現の現在を問う」という趣旨を認めたものだ。内容に介入するのは好ましくないとの大村知事の立場は当然である。

 津田さんは「物議をあえて醸す」と言っており、抗議は予想できたはずだ。警察に依頼するなど万全な対策をした上で、大村知事も毅然(きぜん)と対応すべきだったのではないか。

    ■    ■

 「表現の不自由展・その後」は15年に東京で開かれた小規模な展覧会「表現の不自由展」が原形である。日本の「言論と表現の自由」が脅かされているのではないか、との危機感から始まった。

 今回の企画展は、その続編の位置付けだ。中止になったことで不自由展がまた一つ重ねられ、日本における表現の自由の後退が国際社会に示されたと言わざるを得ない。

 主義主張は違っても、作品によって喚起される問題を自由闊達(かったつ)に議論すること。これこそが健全で民主的な社会だ。表現の自由を萎縮(いしゅく)させ、奪う社会は極めて危険だ
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https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/454268

[大弦小弦]あらがう限り、自由は死なず
2019年8月5日 07:29

 「平和の少女像」のまなざしを、なぜこれほどまでに恐れるのか。日本軍「慰安婦」の加害に向き合う勇気さえあれば、その理由はない

▼名古屋市の河村たかし市長には不快だったようだ。作品の評価は人それぞれ、自由である。しかし、芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」会場から撤去を要求するのは鑑賞や議論の機会を根こそぎ奪う行為で、間違いだった

▼河村氏は税金投入を挙げ、「日本の主張と違う」と述べた。税金はみんなのお金で、公職はみんなを代表する。だから他者の人権を脅かさない限り、意見の多様性をむしろ奨励する義務がある。社会を時の政権の主張一色に染めるのは危険なだけで、公益ではない

▼事務局には匿名の脅迫が相次いだ。河村氏はそれを批判するのではなく、逆に唱和するように振る舞っ。少女像を含む企画展の中止が決まった後も、展示関係者に謝罪を求めた

▼企画展のタイトルは「表現の不自由展・その後」。権力と匿名の悪意が結びついた現代日本の息苦しい言論状況を可視化することになった

▼開催は無謀だったという論評もある。だが、予定調和の芸術が人の心を揺さぶることはまずない。批判や挑戦は芸術の大切な要素である。そして表現の自由は、圧迫にあらがう者がいる限り死なない何度でも声を上げよう生きるために。(阿部岳
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