こんばんは。
今回は、塾のチラシについて書いてみます。
昨今は、新聞を取っているご家庭の割合が低く、そのため塾チラシをお手元に確実にお届けする手段としては、これは従来のような機能を果たしていないと思います。
そこで、学習塾では、これに代わるさまざま周知・宣伝活動に苦戦しています。
そうしてやっとの思いでご家庭にお届けするチラシは(いろいろな塾のそれを参考にしますと)、危機感を煽るようなものや、反対に「塾に入れば(すぐにも、または「確実に」こうなるよ)とでも言うような、ばら色の未来を暗示するものまで、まさに千差万別といった観があります。
いまどきは、「成績保証」と銘打った塾も散見されますが、細かくは書きませんが、そうした「おお!」と思うようなキャッチも、それを文言どおりに実現するには二重三重に課された条件をすべてクリアしていることが前提であったりしますから、そのシステム自体は素晴らしいものではあっても、チラシを見て、無条件にもろ手を挙げて飛びついてよいものかどうかは、意見の分かれるところではあります。
正直なところを申せば、塾に入れば相当の確率で、それまで苦手であった科目の理解が進み、その結果、点数や成績が上がることは十分にありますものの、しかしそれは全てにおいてそのとおりになるということではありません。
やってもできない子は現実にいますし、そういう子を伸ばしていくためには、そうでない子の指導法とは別個のものがそこでは必要になるでしょう。
別の見方をすれば、「勉強が苦手でも、それ以外の分野で光る才能がある」ようなときに、そちらを押さえ込んで勉強にのみ尻叩きすることがベストであるのかどうか。
塾のチラシは、そういった細かい部分に立ち入らない、大まかな部分のみで言いたいこと・伝えたいことを表現するものです。
そこで、たとえば私たちACSでは、こうした制約の幅を広げるために、小刻みに内容を変えたメッセージ性の強いポスティングを行ったり(三ツ境校などはこれを多用しています)、適宜ホームページや、あるいはこのブログでお伝えいたしております。
この次、それがお手元に届きましたら、是非そんな見方でこれをお読み下されば幸いです。