どちらのタイプでいきますか?

2012-12-12 17:21:26 | 学習塾・勉強の仕方

先日ある生徒がこのように言っていました。「学校の授業はほとんど聞いてないです。」、と。

聞いていない理由としては先生に対する不満や内容に興味が持てないということらしいですが、その根底には「どうせ塾で教えてもらえるんだから。」との考えがあるようです。

その一方で、きちんと授業を受けて聞いてきている生徒もいます。学校の授業を聞いたうえで、塾で分からないところを教えてもらおう、という姿勢です。

ACSのような個別指導では、どちらのタイプの生徒を教えるのにも適してはいます。あくまで「個別」ですから、生徒それぞれの能力に応じて教え方を変えることができるからです。

では、これら2パターンの生徒に対する指導はどのように違ってくるでしょうか。

まず、前者の「授業を聞いてこないタイプ」は、塾の授業内で1から説明を受けることになります。もし仮にその授業が週1回80分であるならば、説明で授業時間の半分以上は使うことになります。つまり、授業内で問題を解く時間が少なくなってしまいます。(もちろん、生徒の理解力によって異なります) 塾で問題を解く練習をつめないと、きちんと定着して家に帰れず、結果として出された宿題をやろうにも出来ない、という状態にもなりかねません。

後者の「学校で聞いて分からなかったところを塾でやってもらいたいタイプ」の場合はどうでしょうか。塾の授業ではいきなり問題に入れます。それで、解いてもらった中で出来てなかったもの、分からなかったものを中心に解説をしていくので、授業自体は演習中心スタイルとなります。そうすることによって、授業時間でしっかりと習ったことを身につけて帰ることができます。ですから、自宅でも出された宿題を解いたり、他の問題集を解いたり、と自主的な学習を進めていくことが出来ます。

 この様に書くと後者のほうが勝っていることは否めませんが、上記のことはあくまで週1回の授業でということが前提の上での話です。

前者のタイプは、基本的には中身の濃いものになりますので、1回の授業時間を長くする、または、週に複数回授業を取る場合に最も効果的と言えます。

後者のタイプは週に1回の授業で進めていく場合に向いています。しかし、生徒の能力によっては(たとえば、授業を聞いても何を言っているか分からない場合)、1から説明を加えていかなくてはならない状態になりますので、週1回ではあまり進みませんし、効果的とはいえないので前者タイプと同様の進め方のほうが適している場合もあります。

どちらにしても、基本はまず学校の授業で勉強してくることです。

その上で塾があることをどうか生徒の皆さんには忘れないでいて欲しいと思います。


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