とある貴重な経験とは

2010-04-03 15:20:02 | 日記
相手が子供だという油断から、細かい話をしてもどうせ理解してくれないだろうとタカをくくってそれを省略し、そのために本当に伝えたいことがなかなか伝わらないことがあります。

誰しもそういう経験があるかと思います。

今日、とある保護者から頂いたあるクレームの話の際、このことを改めて強く思いました。

その保護者の方とはその前に電話でもお話をしていたのですが、お互い顔を見ずに話していたことや、その他いくつかの行き違いなどもあって、理解して頂けないこと(勿論、こちらがお詫びしなければならないことはそれとしてありましたが)、に歯がゆさのようなものを感じていました。

保護者の方もその辺りを感じておられたのでしょう、お休みである筈の今日、わざわざ教室まで来て頂いて、そこで問題となっている件の資料などをお見せしてお話したところ、幾つかの重要な点でご理解頂けたことは、とても貴重な経験でした。


大切なことは、良い情報もそうでない情報も、総てをつまびらかにして日頃のコミュニケートを行うことが誤解や本来不要なすれ違い、行き違いを防ぐのだということ普段から心がけ、励行するべきであって、この辺りのことは理解してくれているだろう、こんなことを言ったら押し付けがましいだろうなどという先入観を持ってはいけないということです。

オトナに対してですらこういうことですので、相手が子供であったら尚のこと、これは言えます。

また、同時に大切なことは、このときに誰々がこう言った、などといった伝聞のような言い方を用いないことでしょう。

伝聞或いは伝言の場合、言わんとすることが100パーセント伝わらないというだけでなく、誤った情報がそこに入り込み、益々事態を複雑にしてしまうというマイナスすら発生させます。

というわけで、貴重な体験でした。

その保護者の方にお詫びとお礼を申し上げたいと思います。



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