息子と月山へ

9月23日（月）秋分の日。
小2の息子と二人で月山へ行ってきました。

本当は・・・・。
家族全員で行く予定だったのですが、
金曜日の夕方、娘が交通事故に遭い
こんな姿に・・・。



幸いにして大事には至らず
今のところ大きな外傷といえば
右足首ぐらいですが、ヘルメットが割れるぐらい
頭を撃ちつけているので今後も経過を見守る必要が。

左足首に関しても子供の骨は異常が見つからない
ケースもあるということで、経過観察中。

他にもなんやかんやあり、少々めんどくさそうです。

ということで、今回は息子と二人で月山へ。

姥沢到着が７：４０。
リフトに乗り、上駅出発８：２０。
予定ルートは、
上駅～姥ヶ岳～金姥～牛首～鍛冶小屋～頂上。
登りは３時間半と見ていたのでお昼に着けば万々歳。

スタート

この子はいつもそうなのですが、
ペースが速い。

体力の分配がニガテなタイプ。

案の定、速攻で疲労したらしく、
疲労の原因は準備運動不足と思ったようで
ラジオ体操第一を始める息子。


他の登山者に迷惑なので休憩場でやってもらう。


上空にある雲がけっこう頑固者な様子で
月山頂上付近は雲の中。


こちら側もそろそろ雲高度に突入で
良い展望は望めなさそうでガッカリ。


間もなく姥の頂上。

姥の頂上付近雲の中で、このガスがまたえらく寒い。
そして強風。

（姥頂上）

「ねぇねぇ身の危険は感じないの？今日は危険だから
　撤退したほうがいいんじゃないの？」と、息子。
イッテＱでイモトの登山部観てるのでそういうセリフが出る。



金姥付近で紅葉が始まっていた。
ガスがなけりゃ最高なんだけどなぁ。

金姥～牛首は濃いガスの中。




が、牛首の合流が近づくころ、
青空が見えるようになり、


ときおり頂上も見えるように！

そして視界が突然晴れ、庄内平野＆鳥海山クッキリ～◎


どうやら牛首から上は雲の上に出ているようだ。

突然晴れた視界に気分は最高！

紅葉と濃い青空。これを見たくて来たのです。


ふと後ろを振り返ると・・・


すごい光景が広がってました。

南側の雲海が・・・



牛首の稜線を越えて、庄内側にすごい速さで
吸い込まれていく。


稜線を越えた雲は、谷に沿って下降するのですが、
あっという間に消えてなくなる。

下山時に分かったのですが、この雲の層
ものすごく冷たいのです。

それが庄内側に吸い込まれていたようです。

この雲の中以外は風も気温も穏やかなもんでした。
空気の層というのは面白いもんです。

息子は
「龍の巣だよあれはパパ～。龍の巣の外だから
ここはラピュタだよね、パパ～」と
しきりに言ってました。


相変わらずペース配分の下手な息子なんですが、
これがまたエライ速い。



ガッと登っては数秒立ち止まり、またガッと登る
という繰り返しですが、速い速い。




思っていたより全然速いペースで鍛冶小屋跡に到着。

ずしーんとバテてるのですが、
３０秒も経たずに立ち上がって、
また一人スタスタと登り始める。
なんなんでしょう、この強さ。笑

そして最後の急斜面を登り切って、


ゴール☆（11：00）

なんと２時間４０分で登っちゃいました。


庄内側以外はグルっと雲海広がる絶景。




なのに鳥海山はキレーに見えてるという。


せっかくここまで来たのだから、
真の頂上も踏みましょう、ということで

三角点でパチリ。

鳥海山が近い！


頂上踏んだ後は、覇者のラーメンを頂いて


下山開始。

お昼めがけて登ってくる人が多いので、
頂上広場？は人でごった返しておりました。

やっぱり山は早め行動が良いようです。






物凄いたくさんの登山者とすれ違いながら下山。
老若男女とはまさにこのこと。

その下山中、思わぬ人と遭遇。
なんと！
息子が年少さんのときの担当保育士さんとバッタリ！

うちの息子は発達障害なので、
担任保育士とは別に個別に担当保育士さんが
付いてくれていたのですが、
その保育士さんとの驚きの再会でした！

こんな風に頑張れるように成長した姿を見てもらえて
親としても嬉しかったですし、先生もそう思って
くれたようでした。

登山は始めたばかりという先生。
初月山とのことでしたから、いつか一緒に行けたら
良いですねー。


そしてまた雲海が牛首も越えて吸い込まれる
光景を見ながら下山。

いつまで見てても飽きない光景でした。









高度を徐々に下げ、この雲海の層に再び戻り


牛首からリフト上駅方向、寒い雲の中を進んで
視界不良の中、夏の名残の植物たちを撮りながら・・




無事下山。
（13：45）

息子はやはり相当疲れたようで、
めったに車で寝ないのに速攻で寝てました。笑

頑張ればこんなことも出来ちゃうんだということを
もっともっと知って貰いたいと願っているのですが、
なかなかそれとこれが結びつかないようです。

素晴らしい景色と驚きの再会、
良い登山となりました。