vai vai vai 2

登るのが好きな43歳。
愛犬2頭との遊び記事や自転車、山登りなど、
日々のことを綴ります。

湯殿山は春の様相

2016-03-07 11:47:29 | BCスキー
日曜日。

当初の予定ではこの3月の天気の良い日に
磐梯山に登る計画があったのだが、
ここ最近の要りようで遠征費を節約せねばならず、
残念ながら今年は断念。(〇〇さん、スミマセン。。)

では近場の山に~
と、フレッカ君連れて湯殿山へ行ってきた。

たっぷりと朝寝坊して、8時出発。(^^;

道中の温度計をみると、平野で6℃(!)
峠に差し掛かってやっと3℃といった状況。

これじゃぁ雪質は相当ヒドイべなぁ。。と
諦めモードだったが、天気は予報に反して
よさげだったので、まぁ由とするかーといった感じ。

志津の先に車を駐めて、
シール貼ったり何だかんだしているうちに、
湯殿山頂上部に陽が当たりはじめた。

あの山はほんと、神々しい。



気温はめっちゃ高いので、
最初から薄着で。


(お約束の一枚。)

が、それでも暑くてさらに脱ぎ、
GW後の残雪期ぐらいの薄着に。


(ネイチャーセンター)

ワタクシ、このシールという物に
全く不慣れでございまして・・。
スノシュに慣れているもんだから、
正直、このシールという物の楽チンさが
あまり分からない!



それともなんだろう?
昨日の雪質が大きく関係していたのかなぁ?
(表面張力ベタベタな雪質。)


(谷を挟んで向うの姥ヶ岳。)

気温が高かったので暑くて体力奪われたことも
あるのかもしれないが、これだったらスノシュで
登ったほうが楽じゃね?
なんてなことをず~~~~っと考えながらの
登りでございました。



ここ湯殿山の森林限界はここ。


最後に太いブナがドンと立っていて、
そこから先、急に太い木が無くなる。


んで、ここから先、
いつも急に風が強くなる。




(朝日連峰方面)

地形がそうなのか、気流がそうなのか分からないが、
こうもピタっと分かれる不思議。



シールで直登出来る斜度ではないので、
トレースを目印にジグザグに登り、稜線の肩に上がる。


(ヤギか!)

トレースそのものが滑るので、
脇を歩いたほうが断然楽。



ここから先は見通しが良いので、
先行者の姿も見えるし、早くも頂上から南側に
ドロップしている10名ほどのグループの姿も見えた。


(ヤギか!)

青と白の世界。





真っ白で距離感と登り角がマヒするのだろう、
なかなか先に進まないし、たぶん意外と急登である。



フレッカ君はやっぱり体力オバケで、
ジグザグと歩いて登ったり下りたり、
私の周りをグルグル回ったり。



すごいねぇ、犬って。


(東にせり出した雪庇)



そしてスタートから2時間45分、
湯殿山頂上に到着~。


今までで一番時間かかった。(^^;

いやぁ参った参った。


(谷の反対、姥ヶ岳。)



風はここにしては弱いほうだし、
気温も高い。





けど、のんびりと休憩するような状況ではないし、
フレッカ君が冷えてしまうので、
シールはがしてメット被ってサッサと下山開始。



フレッカ君いなければ南側にドンと落ちていきたい
ところだけど、ムリはさせられないので
来た道引き返す。

ゲレンデでは足ならしが出来るけど、
BCってそれもなしにいきなり滑るから、
体が動かないねぇ・・・。

美味しい美味しい湯殿の貴重な斜面をかなり雑に
下りてしまいました。(笑


(これは同じエリアにいた方の滑り。私とウェアの色合いが同じなので、
きっと私もこんな感じに滑っているのだろう。笑)

それにしてもワンの持っている走りの
ポテンシャルって人間では計り知れないものがあるね。

あの急斜面をスキーの下り速度と変わらない速度で
走り下りるのだから!
(滑りながらは撮れないので画像はナシ)

全速力で山の中を駆け抜ける犬と同じ速度で
一緒に動けるなんて、そう味わえるものではないから、
これって貴重な経験だと思う。


(春の雪?なので、汚れている。)

勢い的にはこのまま一気に下界へ・・
とも思ったのだが、フレッカ君を
休ませるために休憩タイム。


(覇者のカレーヌードル)

下り大好きフレッカ君なので、
私がちょっとでも動くとピュ!っとフライングするが、
待ちなさいね。


森林限界から下は案の定さらにヒドイ雪質。

下ってるのにスキーが止まるほどの
ベタベタ雪!!

これがBCスキーヤーが良くいう
ストップ雪での修行かぁ、と実感しながらの
下山でございました。

快適なハズの下山でもしっかりと汗を絞られて
まさに修行の4時間だったが、
愛犬と一緒に雪面を駆け下りるという
この素敵な経験が味わえるのはスキーならでは。

また行こうぜフレッカ!


(雪旅籠最終日。)


(エコプロ旅籠は高気温のため残念ながら立ち入り禁止に・・・)