vai vai vai 2

登るのが好きな43歳。
愛犬2頭との遊び記事や自転車、山登りなど、
日々のことを綴ります。

猟師とウサギと落とし穴

2012-01-07 11:12:24 | お山
1月3日に行った月山スノシュ。


(男は直登!笑)

昨年の3月初めに行って以来のエリアだったので、
細かな尾根や急斜面への取り付き場所など
細々忘れていて少々迷ったけど、
おおまかな地形を把握していればなんとかなるもんだ。




(男は直登・2)

尾根に出て金山平まで行き、
適当なところからまずは一段豪快に下ったところに
僕がとても気に入っているブナ林がある。



そこでザックを下ろし、
小休止していると・・・

70mほど向こうでまるで雪玉が
斜面を駆け上がっていくように
ウサギがピョンピョンと。
慌てる様子もなく走ってる姿に癒された。
その前にも他のウサギの姿を見ていたので、
遭遇率高い日だった。

また居ないかなぁとキョロキョロしていたら、
僕が下りて来た斜面とほぼ同じところから
スキーを履いた猟師さんが下りて来た。

僕の居場所より上に下りて行ったので、
さっきのウサギは大丈夫だな・・と思っていたら?
途中で僕の存在に気づいてこっちに下りて来た。

「よし。『ウサギなら向こうへ行っただ!』、とウソつこう」
と考えながら猟師さんを待ち、
お互い挨拶を交わして話を始めたら、
とても気さくなおっちゃんで、訊けば志津の方ではないですか。

元々猟に関して特に嫌悪感はないので、
「ウサギならたった今そこを登って行きましたよ」
と、軽く口を割った。(笑
でもそのときおっちゃんの目がキランとしたのは
見逃しませんでしたよ(笑



その後は距離を保ちながら(150mぐらい)
おっちゃんの狩りを遠くから眺めることに。
だって仕留めたら分け前貰えるかもしんないし。(笑

が、残念ながら銃声は聞こえず、
僕も自分の下山に集中していたその矢先。



大きな雪庇を避けて、風が当たる尾根上を歩いていたら?
空洞を踏み抜き腹まで落ちた。
スノシュが木の根っこに絡まって抜けさせない。
少し気持ちを落ち着けてからこれ以上落ちないように慎重に
ゆっくりと脱出して、ふぃ~っと立ち上がったら?

こんもりと積もった雪の向こうから、
少し大きめのウサギがヒョイっと姿を現した。
距離3m。
ウサギはしばしフリーズ。
おいでおいですれば寄ってくるんじゃないかって状態。笑
フレッカはウサギを見、僕を見、そしてまたウサギを見。笑
クンクンとニオイを嗅ぎながら一歩足を出したら、
ウサギの硬直が解けて、慌てるでもなくピョンピョンと
去って行きました。

こちらは風下で、ついさっきまで埋まってましたから、
存在には全く気づかなかったのでしょうね~。

おかげで良い経験できました。


(行く先はそちらではありません)

逃げてく方向によっては撃たれるな・・と、
しばらく耳を澄ましていましたが、何も聞こえなかったので
大丈夫だったようです。

幸先の良いスノシュ初めとなりました。

周海沼コースよりこっちのほうが動物遭遇率高いなぁ。
あとは今期、皮松谷地エリアを開拓しなくてはっ。