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上野の森美術館 『ブータン ~しあわせに生きるためのヒント』

今日は、先月から上野の森美術館で行われている
『ブータン展』に行ってきました。
しあわせになりたいんでね(笑)

「そんなに混んでいないだろう」と高をくくって、
10:30a.m.頃の到着。
・・・思ったよりも、人が居ます。
って言うか、展覧会場内が、狭いですねorz
展示物の間隔が、めっちゃ詰まっているし、
それは取りも直さず、通路が狭いという意味なので、
それらによって混んでいるように思える様です。
実際の人数的には、まぁ、そうでも無いのかな。

ブータンと言って最初に思い出すのが、
2011年に来日した、イケメン国王と美人王妃。
今年、そのお二人にお子様が生まれたようで、
国王・王妃・お子様(=王太子)の写真パネルも
展示されていましたし、その時に国王と王妃が来ていた
衣装も展示されていました。
王室関連では、それ以外に、初代国王の帽子とか、
第二代国王の衣装とか、そういうものも展示。

いきなり王室関連の事について記述してしまいましたが、
メインは、ブータンという国と、そこに住む人々の民俗。
展示会場内は、原則撮影禁止ですが、1階のみ、
一部作品が撮影可でしたので、写真をはさみながら振り返ります。

これは、アツッラの面と言って、
チャムと言う仮面舞踏の際に付けられるお面。

古代インドの熟達したヨガ行者をイメージしたものだそうです。
出てきた時の舞踏の映像も有ったんですが、
コミカルな役割を担っているようです。

これは、バルド・チャムの面。

仏教の輪廻転生の教えでは、「バルド」と言うのは、
死後49日の中間状態の事を言うそうです。
その49日の間に、閻魔大王とそれに使える神々が
死者を裁く過程を描く舞踏がバルド・チャム。
これらは、そのバルド・チャムに使われる面と言うことですね。

そしてこれが、閻魔大王。

上の一覧で言うと、一番上の列の、真ん中です。
一番大きくて、迫力のある表情ですね。

これは、女性用衣装「キラ」

織機の幅が狭いので、10本の布を縫い合わせて、
この大きさに仕立てあげているそうです。
一枚の布なので、体に巻き付けるように着る様です。
キラを着る様子のデモ映像もありました。

そしてこれは、ブータンの民族衣装。

女・男・女の並びだと思います。

突然出たイラスト(笑)

このブータン展のアートディレクター松尾たいこさんのイラストです。
場内所々に、松尾さんのイラストが飾れていた他、
展覧会のマスコットキャラクターも松尾さんの手によるものだそうです。

こちらは、会場出口に有るマニ車。

女性用民族衣装である"キラ"か、男性用民族衣装"ゴ"を着て、
回すことが出来ます。
着なくても良いかもしれませんが。
結構、回している人が居ました。

今回の展覧会で印象に残ったのは、やはりブータン国王。
2011年に来日された際に衆議院で行われた演説が流れていたんですが、
その中身を聞いて、心打たれました。
あれからたった5年ですが、何か経った年月以上に、
日本人の人心が荒廃してしまったような気がすると言ったら
ダメでしょうか?

あ、今回、音声ガイドを借りたんですが、
いつも定番のアートアンドパートじゃなくて、
初めてのカセットミュージアムとか言う会社でした。
解説が、中々たんぱくです(笑)。
音質はぶっちゃけ何かイマイチだし、値段も600円とちょっとお高め。
全般として、微妙でした。
ナビゲーターは、鶴田真由さんで良かったんですけどねぇ。

冒頭にも書きましたが、会場内が狭いです。
もっと展示物の間隔に余裕があれば、
もっと良かったと思います。







名称日本・ブータン外交関係樹立30周年記念事業 
ブータン~しあわせに生きるためのヒント~
http://www.bhutan2016.jp/
会期2016年5月21日(土)~7月18日(月・祝)
会場上野の森美術館
当日観覧料一般1400円、大学・高校生1000円、中学・小学生600円、未就学児以下無料
開館時間10:00~17:00(※入館は閉館の30分前まで)
休館日会期中無休
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