goo blog サービス終了のお知らせ 

Log Book

日々の日記など

国立西洋美術館 カラヴァッジョ展記念講演会 『カラヴァッジョの真実』

2016-03-13 | 講演会
昨日(2016/03/12)の午前は展覧会を観覧。
そして午後は、展覧会記念講演会の聴講です。

国立西洋美術館の講演会は、いつもは、
そんなに混まないんですが、今日は驚きの激混み。
11:40頃に聴講券配布の行列に向かったんですが、
なんと、睡蓮の入口まで行列が伸びていました。
これにはビックリ。
初めてです。
140席の聴講席が有るんですが、程なく満席に。
トビカンの別の展覧会の講演会も満席になっていましたが、
こう言う講演会、人気が出てきたんですかね?

さて、今日の講演会ですが、
講師は成城大学文芸学部教授の石鍋真澄さんで、
講演テーマは
「カラヴァッジョの真実―カラヴァッジョはどんな男だったのか」

いくつもの裁判記録が残っていて、
果ては、殺人事件まで起こしているカラヴァッジョですので、
確かに、どんな男だったのか気になるところです。
そんなカラヴァッジョを、
(1)カラヴァッジョ犯科帳
(2)カラヴァッジョの剣
(3)カラヴァッジョのライバル
(4)カラヴァッジョの女
(5)騎士カラヴァッジョ
(6)カラヴァッジョとはどんな男だったのか?
と言う切り口で語られます。

(1)の犯科帳は、上記にも書きましたが、
数々の騒動を引き起こしたカラヴァッジョの犯罪記録。
犯罪記録の有る画家か・・・。

(2)のカラヴァッジョの剣ですが、彼の作品には、
剣が描かれていることが多いということの話です。
確かに、彼の残した作品には、剣が描かれているのが多いみたい。
しかも、描き方が上手い。
でも、剣を絵画に描くというのは、彼に限ったものではなく、
他の画家も描くことがあったというオチです。

騎士カラヴァッジョと言うのは、後年、殺人事件を起こしてから、
カラヴァッジョはマルタ騎士団に入って、騎士に序列されるんですが、
そこでも、問題を起こして逃亡するんですよねぇ。
カラヴァッジョって、とんでもない人だったようです。

結局のところ、
カラヴァッジョは類まれなる才能をもった人なわけですが、
そう言う人が、必ずしも人格にも優れているというわけもなく、
むしろ、人格破綻者的な事もあり・・・。

でもさぁ、先日のトビカンのボッティチェリ展記念講演会でも
そうだったんですが、講演者の人・・・酷い。
ちゃんとさぁ、時間を計算して講演しようよ。
まぁ、今日の講演会は、司会者が最初に時間を取り過ぎた
という感も無い訳ではないですが、それでも酷い。
今日は、15分弱の時間超過でした。
それも、時間を超過するということを確信しての
時間超過だからなぁ。

今日の講師は、原稿を書き上げてきて、
それを読み上げるという形態の講演だったので、
臨機応変に中を飛ばすということが困難だった
と言う事情もありますが、あの様子を見ると、
普段の講義もそんな感じなのではないかと・・・。
学生さんが可哀想になりました。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。