NOTEBOOK

なにも ほしがならなぁい なにも きたいしなぁい

02007年007月012日(木)0.37人前の戯言

2007-07-12 | 休み
今朝の朝日の朝刊の特集記事を読んでいて
現実にそぐわない理想主義を振りかざす
一部保守の方々にウンザリする。
男のすべきこと、女のすべきことが
男系社会の要請で構築されたと云うのは
リベラリストの戯言でもなんでもなくて
厳然とした事実としてあるわけで
自然に人間に備わっていないことは
明確だ。

にもかかわらず、ジェンダーを無いものとし
それをこの社会の荒廃のストーリーに還元し
要因の一つとして捏造し、位置づけるあの人たち
は一体何者なのか。
しれっと、さも自分たちは何も悪いことは
していないと、社会荒廃(したとされる)の
要因はリベラリストの度を過ぎた自由の
せいであると云うあの人たちは一体じゃあ
何をしてきたのか。

少なくともこの国ではリベラリストの主張は
全面化出来てはいない。何だかんだ云って
この国は現代においては単なる理想主義
(もうむしろセンチメンタリズムであると
云えるかもしれないが)に変わらない
保守の論理で転がってきている。
どっちに責任がある(そんなことを言うのは本来馬鹿馬鹿しい。
しいて云うなら、どっちにも等しく責任があるが)
のかと問われれば、長く行政を執行して来た側
なのではないかと考えるほうが自然だ。


産経的な下品で身も蓋も無い言葉を使うなら
現実を直視せず、理想主義の欺瞞に気付こうともせず
リベラリストを批判するだけ批判して
人口減少にストップをかけられない
保守の方が余程に売国奴ではないか。
もっと云えば、「死ね死ね団」じゃ無いのか。
人口が減少し続けるこの国で今の発展を維持しようと
するならば、少なくともジェンダーフリーの
考え方は必須だ。基本的に男女の別無く働ける
環境の構築抜きには、保守が拒み続ける
外国人労働者の本格受け入れをする他無い。


まぁ、消費税くらいしか払えていない
非国民が云うような台詞ではない。