NOTEBOOK

なにも ほしがならなぁい なにも きたいしなぁい

モテキ 第3話「恋はいつも幻のように」

2010-07-31 | 休み
走りまくって疲れててテンションが…


「モテキ」(テレビ東京)
モテキ
「だらしないんです、わたし」
この台詞、天然系の可愛らしい台詞かと思ったらねぇ…


はぁ…酷すぎて、痛すぎて、可愛すぎて…夏樹ちゃんに良く似た人を知ってたりする…新井浩文の島田が良い奴気取って実は…松本莉緒は松本恵時代より可愛くなってるなぁ…辛いのう…出会いのショットも可愛いけど、居酒屋で酒が入ったときの「可愛い女の子ため口」とかやばいな。幸世が初めてのデートの別れ際に「抱きついても良いですか?」と頼むシーンの夏樹ちゃんとかやばいな。ホフディランの楽曲とも相俟って。性格の良い女の子だからこそ酒の席でのギャップが痛くて残酷だなぁ。これが初恋だったらまさに地獄だろ。

演出的には幸世が痩せた後、夏樹ちゃんから連絡が来て舞い上がってPerfumeの「Baby cruising Love」がかかるシーンは凄くもったいないなぁと思う。折角ダンサーでもある森山未来が踊ってるのにそのままの音を活かしてる。あれならもっと楽曲の音を強めてポップにした方が良かったような…あと幸世が事故った後の病院からの帰りのシーン。夏樹の言葉に胸を打ち抜かれる幸世だけど、それが銃声だけってもったいないような。カメラを大きく揺らしても良かったのかなぁとも思うなぁ。


「モテキ」は予告の後数分のCMの後の最後の最後に携帯サイトの宣伝があるのだけれど、第1話分は見逃してて落としちゃったよ。。。畜生!!それにしても来週の予告酷すぎて素晴らしかった!!!!

熱海の捜査官

2010-07-31 | 休み
ぜんぜん前情報とか仕入れること無しに観てみる。先週放送されていた「帰ってきた時効警察」最終話も面白かったな。


「熱海の捜査官」(テレビ朝日)
熱海の捜査官


エリック・サティの「グノシエンヌの第3番」からはじまる少女3人の行方不明事件。日本なのに地元警察はアメリカの保安官スタイル。車は四駆。主人公は現実の日本には存在しない広域捜査官、要はFBI捜査官。電動チュッパチャップスをしゃぶっているチュッパチャップスさん。ナンバープレートも明らかに日本のものじゃなくて、アメリカのナンバープレートっぽくなっている。日本っぽいのは旅館ぐらいか。

これは明らかに狙ってる。深読みとかではなくて、もう明らかに、完全にアメリカのドラマを意識してる。具体的に言えば。デヴィッド・リンチの「ツインピークス」だよ、絶対。これ。星崎の登場シーンが熱海に向かう車の中で電話してるって、まんま「ツインピークス」第1話のクーパー捜査官の登場シーンだよ。これは絶対に確信犯だ。他にも思わせぶりな生徒や先生などの地元の登場人物。


そもそも意識したり、オマージュでなければ全く必要でないディティールばっかりだし。ただこれずっこけるな。もちろん観るけど。三木聡に期待されているのは多分シュールな”笑い”だと思うんだけど、これはシュールな”演出”であって決して笑わそうとはしてないんだよな。嫌いじゃないなぁ。無理やりなアメリカンも三木監督が演出すると日本のドラマの芋っぽさが少しだけ減じている気がする。

愛のむきだし、CS放送決定!

2010-07-30 | 休み
『愛のむきだし』(ムービープラス)
love exposure

4時間の映画であるからDVD2枚組みだけど、DVD片面1層式なので画質が悪い『愛のむき出し』がついにHD化!ムービープラスとムービープラスHDで8月に放送決定!でも家はケーブルテレビだ…一応D3で観れるは観れるけど録画はコンポジット…スカパーHDチューナー内蔵レコーダーが欲しいのう…悔しいのう…つうかBDで早いとこ出して欲しいなぁ。実写映画で珍しく初回版が捌けてるんだから。


まさかのRHYMESTER

2010-07-26 | 休み
まさかまさかのご出演。楽しみ、楽しみ。


RHYMESTERが「佐野元春のザ・ソングライターズ」出演(ナタリー)
NHK教育で毎週土曜日23:45よりオンエアされている番組「佐野元春のザ・ソングライターズ」の、8月28日、9月4日の放送にRHYMESTERがゲスト出演することが決定した。
(上記リンクより一部引用)


まさかまさかのRHYMESTER出演!ヒップホップ枠ということなんだろうか。DoragonAshのKJより面白いことに成りそうなのは確実だなぁ。つうか、今期は録画はしてるものの見てないや。でもRHYMESTERは楽しみだなぁ。あとは女性ミュージシャン、女性ミュージシャン♪

脳内ニューヨーク

2010-07-25 | 休み
『アダプテーション』や『エターナルサンシャイン』の脚本をつとめたチャーリー・カウフマン初監督作品なので期待して観る。チャーリー・カウフマン大好き!原題は『Synecdoche, New York』。直訳すると、『提喩、ニューヨーク』。「提喩」って何だよ。どうやら小さな分類で大きな分類を表す比喩らしい。邦題つけた人はすごい頑張ったな。意味は良く分からないけど。


『脳内ニューヨーク』(公式サイト)
脳内ニューヨーク
『マルコビッチの穴』は明らかにフィクションとしての不条理があり、『ヒューマンネイチュア』も荒唐無稽なフィクションがあって、『アダプテーション』では小説と現実が交差し、入れ子になる構造の面白さがあり、『エターナルサンシャイン』でも物語の構造に面白さがあった。主人公は陰気だけど、そこにチャーリー・カウフマンの脚本が不思議な彩を加えてくれて、なんとも華やぐ。


筋だけで言えば、舞台演出家の主人公、ケイデンが倦怠期にあった妻に子供を連れられ逃げられ、劇場の売り子の女性や自身の舞台に出演している女優と関係を持っていく。一方で、マッカーサー・フェロー賞という賞を受賞し、その賞金で自分の実人生を余すところ無く舞台化する。映画のスタジオのような規模で舞台を作り上げ、ケイデンを取り巻く人々からケイデン自身までも登場してくる劇を上演することも無く作り続け17年以上も費やす。

筋に落とせば、こんな感じ。正直言って退屈。退屈なんだけど、これでもかと言うほど純度100パーセントというか、高純度のチャーリー・カウフマン。あの変なダイアローグやらぶつ切りのカット、それが高純度で物語的な山場も構成もさほど無いままに2時間近く続く。実存的な問題意識や強烈なパンチも素晴らしい恋愛も無い。でも強烈ではないけど変でシュールなんだよなぁ。というか何と言えばいいんだろう。

個人的に一番引っかかるのは頻出するシュールな演出。これまでの作品だとシュールな設定や演出には意味があった。少なくとも物語上の意味や魅力があった。でもこの映画のシュールはかなり異なる。娘の便が緑だったり、ケイデン自身の尿や便もおかしかったり、売り子のヘイゼルが購入した家は燃えていたり(そして後にケイデンとヘイゼルが結ばれた夜にヘイゼルはその燃えた家の煙を吸い込んで死んでしまう)だけど、あまり意味は無い。


エンドロールにかかる歌の歌詞でちょっとは理解できたけど、おそらくはケイデン自身が人間の提喩ということなのかな?やたら同音異義語が出てきたり(絶対あれ意味あるだろ)理解できないモヤモヤが残る。いやぁ、モヤモヤする。退屈だけど悪くない。というか、チャーリー・カウフマン好きなら結構。このまま先鋭化してデビット・リンチっぽくなったら、良いなぁ。