NOTEBOOK

なにも ほしがならなぁい なにも きたいしなぁい

二律背反

2009-07-31 | 休み
綺麗なのび太



いやぁー、『ドラえもん』面白い。クスクス面白い。”しずちゃん”よりも”しずかちゃん”の方が馴染み深いくらいにあんまり原作は読んでこなかったけど後悔のような、よかったような。

アニメ版『ドラえもん』は「のぶ代ドラ」はどこか保護者的で「わさびドラ」の方が友達目線なドラえもんとしては原作に近いとかなんとかうんぬん思ってたけど、原作が一番だなぁ。



ドラえもんの狂気がすごい。スネオにも恐れられてたりするし。読み進めたいけど、読み終えたくないアンヴィヴァレンツ。関係ないけど、第2巻のあとがきは勝間和代さんなんだね、びっくり。



わーい♪

2009-07-30 | 休み
用事があったので、ついでにジュンク堂に。もちろん目的は『藤子・F・不二雄ドラえもん』。でもジュンク堂に無くてどこにあるんだ!という思いの元でうきうきと売り場に向かうと、売り切れの文字。『ドラえもん』だけでなく『パーマン』も『おばけのQ太郎』も売り切れで、なんかがっかりだジュンク堂。近辺をちょろっと回ってみてもどこにも売ってない。あぁーあ。

あぁーあと。ジュンク堂に売ってないでどこに売ってるのだと。『藤子不二雄ランド』が未だに売ってる本屋なんてそう多くないだろうし、あすなひろしやオノ・ナツメの同人誌まで売ってた本屋ってなかなか無いだろうと。そんな本屋で売ってないんだから、もうあきらめて近くの本屋で予約をしようか、BK1で買ってしまおうか、ぎりぎり1500円に届かないけど。

とか思ってたところにビジネス書ばかりの書店が。中にはいってみても3分の2がビジネス書で端っこにちょっことコミックコーナー。無いだろうと、あるわきゃ無いだろうと。目を凝らしてみると、何やらひときわ存在を主張する本があって、それは何かと見てみたら、あったー!ドラえもんだけ!マンガ専門店とかそういう”欲しい”人が来る店じゃなくて全く逆方向の店の方が穴なのね。


ドラえもん



う~ん、すごい。LONGMANも結構な厚さだけど…ちょっとドラえもんの方が厚いし。
ドラえもん



でも実物を見るとこれでなんですぐ売り切れになったり、入荷しない店舗があるのか分かるような気がしました。辞書並みにこんなに分厚い場所をとって仕方の無い本を、幾らメジャータイトルといってもあんまり数を取りたくはないだろうなぁ、本屋さん。辞書みたいなサイズでしかもワイド版でかくて仕方がありません、多分。

グレープフルーツ色の空

2009-07-29 | 休み
「佐野元春のザ・ソングライターズ」(NHK)

今更公式を見てみると、「2009年7月から9月にかけての夜11時台に、12回シリーズで放送予定。」と書いてあります。1人あたり2回なので出演するのは6人ということに。今見ると何とシカオちゃんが4人目に。ということは前半古い世代、後半新しい世代ということなのかもしれません。あと足りないのは女性のソングライターのような。若くてセンスオブワンダーで女性といえば…s

前半3人小田和正さん、さだまさしさん、松本隆さんの作詞は非常に物語性が強くて、シカオちゃんは物語性よりも意味性が強い。しかも感情の。でも詩ってそれだけなんだろうかって言う突っ込みはありそうなわけで。言葉遊びだったりとか感性だけで書いてしまった意味の無い詩とかそういう可能性もあって欲しいなぁ。物語性と意味性の外にも詩はありえるわけで。シーズン2に期待です。



そしてさださん2回目。学生との小さなワークショップは面白かった。さださんは歌を歌いたくなる時は?と問いかけて、歌作りのモチベーションを求めました。そこで1人の学生が悲しいときと答え、さださんはその悲しいときを具体的にさせてゆきました。おじいちゃんが亡くなったから悲しい→おじいちゃんから思い出す物→曲がった腰(背中に改変)・大根→大根の花が咲く季節→夏に咲く→夏の空→無理からにグレープフルーツのような雲と連想ゲーム的に詩の外堀を埋めてゆきました。

ただ全てをさださんが手取り足取りやらねばならず、曲作りなどは特に残念な感じになってしまっていました。主体性が足りないのはもちろん、特に季節に関する学生の知識の少なさをさださんが暗に揶揄していたようなところも垣間見られました。でも物語的に作詞を行う場合は情景描写に目を向けねばいけないのでそこへの興味・知識が必要でしょうが、感情が中心となる現代の作詞ではそういった知識への興味が落ちているのは仕方がないようにも思えます。



歌う対象を情景描写で具体的に埋めてゆき、それを感情で纏め上げる、というのが今回示されたさださんのソングライティングの手法でした。何故歌いたいのか、という問いかけからの出発はおそらくはワークショップ向けの手法の簡略化でしょうが、それにしても見事にさださんの詩世界の理由が垣間見れるような素晴らしい手法でした。さださんの詩に感じるあざとさのようなものの正体が分かったような気がします。惜しむらくは散見される”落ち”の多さと落語・小説の関係性への言及があったらもっと良かったかも。


言の端

2009-07-28 | 休み
言葉の端にいろいろな意味があったりすることは多々あり、言外に何かの意味を持たせてるとかじゃなく普通の会話の中に、非常にそっけなくぽつっととんでもないことを言ってたりする人がいます。えぇーっそうなの!?と。ふーーんと思って聞いた言葉をよくよく考えると、昔聞いた話と繋がっていって、おそらくの事実が把握できると思う、という妄想です。


他人があんまり安楽な想像をしているのって不謹慎な気がしてきました。

ドラえもん難民

2009-07-27 | 休み
集めだしたら大変なことになりそうだから、見ない振りを決め込もうと心に誓っていた『藤子・F・不二雄大全集』。新聞の全面広告もテレビCMも全く無視して24日を過ぎたは良いけど、各所に現れ始めた愛あふれた感想文などを読むに付けいかんともしがたい感情が湧き出てきてしまって。

これはアマゾンで買う本じゃなくて本屋で買う本だと区内の近場の本屋を回りまくったけど、どーこにもない。初めから無い店、入れたけど初日完売だとか言うお店。幾ら全集で今まで無いエピソードが掲載されていて、ワイド版だからといってそんなに売れるものなのかと。初日完売するものなのかと。

なけりゃないで、余計に読みたくなります。『おばけのQ太郎』だけかろうじて一冊見かけましたが、やっぱり『ドラえもん』が読みたいのでぐっと我慢。探し回って言うちに大島弓子のワイド版が出ているのを見かけたけど今読みたいのは『ドラえもん』とぐっとこらえる。でも無い。


アマゾンも無い…