NOTEBOOK

なにも ほしがならなぁい なにも きたいしなぁい

世界にひとつのプレイブック(原題;Silver Linings Playbook)

2013-02-23 | 授業
なんという邦題でしょう!意味わかんないよ!原題の『Silver Linings Playbook』のSilver Liningっていうのは直訳すると銀の裏地だけれど、英語の慣用句の表現では「希望の光」の意味とのこと。そしてまた劇中登場するフィラデルフィアのラグビーチームのイーグルスは万年負け犬チームらしいということ。


リトルランボーズ


主人公のパトリックは妻の浮気現場を目撃し、かっとなって浮気相手をボコボコにしてしまったことから彼の持つ精神疾患が露呈。精神病院で8ヶ月をすごす羽目になり、妻とは離婚していないまでも接近禁止令が出されてあえない状態。加えて、教師として勤めていた学校を解雇されてる。それでも妻との復縁を疑わない。とんなパトリックが友達の奥さんの妹のティファニーと出会う。彼女は最愛の夫を失い精神を病み、自傷行為の一種として誰彼かまわず男女の別を問わずに寝てしまう女性だった。町の男たちは彼女に誘われたら、そこに漬け込んでいた。彼女は他の男たちのようにパトリックも誘うが、妻のことしか考えられないパトリックはその誘いを断る。パトリックだけが断る。

他の男たちとは異なり、女の弱みに漬け込まないパトリックに対して、ティファニーは徐々に惹かれていく。でもパトリックには妻しか見えておらず、現在も妻と交流のあるティファニーに復縁の手助けをしてもらうためにティファニーに振り回されることになるが…



前半とってもスロースターターなんだけれど、中盤から徐々に展開が早まりちょこちょこ泣いてしまっていたけれど、ラストは怒涛のクライマックスで涙が止まらなかった。初めにセックスしないから始まるラブストーリーの白眉!そこに『とらドラ!』的三角関係が合わさっていて、キャストやルックはハリウッドメジャー映画なのに、良い意味でハリウッド映画っぽくない。ハリウッドエンディングなんだけれど、ハリウッドエンディングではない感。ジェニファー・ローレンスが可愛くなっていく素敵な映画でした!