わん太夫の迷路

気ままに人生を送りたいな~、との希望的観測と共に

歌舞伎座 芸術祭十月大歌舞伎 夜の部

2019年10月15日 14時13分52秒 | 古典芸能

今月の出し物

 

 

歌舞伎座正面の賑わい

 

東銀座駅の歌舞伎座改札口付近

 

一、三人吉三巴白浪(さんにんきちさともえのしらなみ) 和尚吉三:松 緑 お坊吉三:愛之助 お嬢吉三:松 也

二、二人静(ふたりしずか) 静御前の霊:玉三郎 若菜摘:児太郎  

    ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

三人吉三は菊五郎のお嬢吉三のは前にも何度か見ていて、やはり松也はちと風格が違う感じで迫力がいまいち。 愛之助のお坊吉三はやや品があり過ぎてお行儀が良すぎる。でもそこが愛之助の良いところでしょうね。 松緑の和尚吉三はこの二人に比べどっしりとしていかにも和尚吉三らしい。 この公演では和尚吉三が舞台を仕切っている感がある。

 

二人静は玉三郎による児太郎への芸の伝承。 特に児太郎の後ろに玉三郎が立つ場面では、どっしりとした玉三郎の演技と比べると、児太郎は未だおどおどしているよう。まさに師匠の前で弟子が緊張して演じているといった様子。 特に足の運びは、能の足の運びをするのですが、玉三郎のはす~っと足が流れるように行くのに対し、児太郎のは未だぎくしゃくとしている。 でもこうやって直伝で芸を引き継ぐのは素晴らしいことです。

12月公演では今年も「阿古屋」を玉三郎、児太郎、梅枝がそれぞれ演じます。 見ものですよ!!

 

https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/638/


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