kohは今日も元気です

思うようにブログアップが出来ませんが、俳句のこと、テレビ番組のこと等、日常をぼちぼち書いていきます。

大江山の鬼・酒呑童子…鬼は外~なのか?③

2012-02-09 20:48:55 | 京都

京都には、様々な不思議話があります。

 

「人はまだ,人ならぬものの気配に畏れを懐く時代であった」

                        (平安妖異伝・平岩弓枝)

 

そんな時代ですから…

 

 

その中には、鬼伝説もあり私も多少聴いた事のある、

 

「大江山の鬼伝説~酒呑童子」

 

先月行きました福知山にその大江山があります。

 

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これは~?

 

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これは、大江山の鬼伝説にちなんだ福知山名物の

 

      「鬼饅頭」

 

直径10Cm近くあり、何と言ってもこのあんこの量! 

殆どあんこみたいなもんです。 

甘いあんこですが、おいしいんです! 

6分の1も食べれば、充分1個食べた感!です。

 

ま、鬼饅頭は置いといて…

というか、もうありません。 全部食べました (^^ゞ

 

「大江山鬼伝説」ですが、三つの話が伝わりますが、

一番有名なのが、

 

      「酒呑童子」

 

酒呑童子が、大暴れしたと伝わるのは、平安中期。

藤原の道長が、

 

 

「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の

         欠けたることも なしと思へば」 

 

と詠んだ、藤原家全盛の頃でした。

 

平安京は、病気、飢饉、など世の中が乱れに乱れていた頃

の話です。

 

 

 ストーリーのとても解りやすい唱歌を見つけました。

 

          「おおえやま」  石原和三郎作詞 田村虎蔵作曲

 

             1 むかし、たんばの、おおえやま
               おにどもおおく、こもりいて、
               みやこにでては、人をくい、
               かねやたからを、ぬすみゆく。

 

    

             2 げんじのたいしょう、らいこうは、
               ときのみかどの、みことのり、
               おうけもうして、おにたいじ、
               いきおいよくも、でかけたり。

 

             3 けらいは、なだかき、四天王、
               やまぶしすがたに、みをやつし、
               けわしき山や、ふかき谷、
               みちなきみちを、きりひらき。

 

             4 おおえの山に、きてみれば、
               しゅてんどうじが、かしらにて、
               あおおに、あかおに、あつまって、
    
               まえようたえよの、大さわぎ。

 

             5 かねてよういの、どくのさけ、
               すすめておにを、よいつぶし、
               おいのなかより、とりいだす、
               よろいかぶとに、みをかため。

 

             6 おどろきまどう、おにどもを、
               ひとり、のこさず、きりころし、
               しゅてんどうじの、くびをとり、
               めでたくみやこに、かえりけり。

 

 

        ということじゃったそうなあ~

 

詞の中の「四天王」 とは、

 

渡辺綱(わたなべのつな) 坂田金時(さかたのきんとき)

碓井定光(うすいさだみつ)、卜部季武(うらべのすえたけ)

です。

 

「鬼」は、自然への恐れであったり、また、訳あって、

都から追い出された人達が、都を恨んで鬼と化す。

であったりしたそうです。

 

昔も今も、さほど変わらない政治を司る人達の〇?△※…

そんなものの犠牲になって「鬼」と呼ばれる身の上に…

 

「鬼は外~」 なのか~?

 

 

 

 

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