バッタの原っぱの草地は適度に刈り取りをしてやらないと現状を維持できない。放置するとヨモギやセイタカアワダチソウが優占してしまい、バッタの生息環境としては望ましくない。
しかし、刈り取るのか、抜くのが良いか?どの方法が良いか調べてみた。
調査区画はセイタカアワダチソウやヨモギが優占している区画で、①そのまま放置②刈り取る③抜き取るの3区を6月26日に設定した。
9月4日に現存する群落を刈り取り、生重量を比較した。その結果、放置するとセイタカアワダチソウ・ヨモギの優占状態はかわらない。刈り取ると群落は3分の1ていどに小さくなるが、セイタカ・ヨモギの優占状態は変わらない。抜き取るとセイタカ・ヨモギとも一番少なくなり、代わりにイネ科(エノコログサと思われる)が優占種となる。という結果で、セイタカ・ヨモギ抑制のためには抜き取りが一番効果があるとわかった。