2014年年末に長野へ小旅行に行きました。
12月は天候が悪いことが多かったのですが、往路は珍しく天気が良く、車窓から雪に白く輝く山の姿を楽しむことができました。特に冬のアルプスがこれほどきれいに見えたことは初めての経験ではないかと思います。
写した山がどの山だったのか、調べてみたのですが、これがけっこうおもしろかったのでブログに紹介してみます。
①伊吹山
これはすぐわかりますね。
②常念岳(左)大天井岳(右)
アルプスの山の遠景をネットで探そうと思ってもあまり多くありません。山のガイドは何冊かもっていますが、遠景の写真というのはほとんどありません。登山中に見られる風景の紹介が中心ですからしかたないですね。この写真は松本近辺での撮影ですので、穂高槍の東側の前山アルプスであることは間違いないので、比較的簡単でした。決め手は常念岳の左側に稲妻型に曲がっている尾根でした。
③爺ガ岳(左)鹿島槍ヶ岳(右)
この写真は松本から長野へ向かう篠ノ井線からのものですが、白馬連山のほうが写せたかなと期待しましたが、白馬の南には杓子岳や鑓ガ岳の特徴のある山が連なっていますから、全く山容が違います。決め手は鹿島槍でした。右側の山が双耳峰であることから鹿島槍を想定して山容を確認し決定しました。そこから左の山は爺ガ岳であることがわかりました。
④飯綱山
この写真は篠ノ井線が山をぬけて長野側に出たところで撮影したものです。はじめ広がる平地は千曲川流域で、奥の高い山は浅間山かと想像しました。しかし、浅間山の火山らしい姿ではありません。また、山腹にスキー場が見られるのもおかしいと思いました。平地の左手に大きな道路が見えます。また、そのすぐそばにはコーラ会社の事業所が見られます。この道路ははじめ高速道路と思っていました。これは違いましたが、この道路が決め手になりました。グーグルのストリートビューで調べると撮影場所は姥捨駅付近とわかりました。しかし、そこから見える風景にこの角度で高速道路は走っていません。大きめの道路はバイパス18号線でした。地図上で確認すると歩道橋も確認できましたし、なによりコーラ会社の事業所がありました。このことから長野市の北にある飯綱山とわかりました。スキー場や山肌に見えるY字の谷も確認できました。