海と緑とこどもたち HONDA ECOACT

地域にこどもたちと自然とのふれあいの場をつくろう!

考えないといけないこと

2012-10-01 19:25:49 | 自然

 先日来、自然保護の世界ではいろいろな問題にだれも手を付けないまま放置されたものがたくさんあるなあという経験をしています。
 そのひとつは、自然観察における「採らずに見よう。」が正しいかという問題。それはあたりまえみたいな雰囲気のグループがある一方で反論を試みる人はいるけれど、この件について誰か実証的に検証している人はいるのかという問題。

 ひとつは、ボランティアについての考え方の問題。数年前、行政がコーディネートし、企業が資金を提供し、市民が労力を提供するという3者協同論が提唱された。これはいまどうなっているのか?現時点では景気の冷え込みで企業が資金を提供するというのは難しくなっている。そもそも公共に対しては税金で手当てすべきではという議論もある。先の3者協同論は民活路線にのって行政の都合に合わせた提案のような感じも否めない。・・という点で原論的なものはこの件に関してあるのかという問題。

 ひとつは大阪市の今の施政方針の中でやはり大阪南港野鳥園も俎上にのせられている。昔から生態公園には解説や調査をする人材が不可欠だという議論があったが、こうしたことがいまだに定着していないのは何が足りないのかという問題。

 最後は、こうしたことをだれが考えているのか?誰も考えていないのか?という問題