海と緑とこどもたち HONDA ECOACT

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2010年代のための里山シンポジウム その2

2010-11-01 23:36:21 | 自然

 シンポジウム自体は結論的なものはなかったのだが、大筋としては見えたものもある。里山は自給的かという問がシンポジウムの出発点であったが、satoyamaイニシアチブには「自給」という言葉は見当たらない。同イニシアチブにあるのは「持続可能な社会」ということばだ。里山が持続可能な社会のモデルになるには、資源を安定的に利用するためのルールとそれを維持するガバナンスが問題になるだろう。これは総合討論で草地ネットワークの代表が今後の里山について重要なポイントとして①ガバナンス ②担い手 ③コーディネーターをあげたことと符合する。過去の里山のありかたをこの3点で見ること。そして今後の社会の中でこの3点を維持するために何が必要かを考えること、このあたりがキーかもね。