「池袋防災館」で、災害救出訓練を体験してみて

ある方からお誘いを受け、日曜日に池袋消防署内にある「防災館」で、災害時の人命救出訓練に参加してきた。

「東日本大震災」の〝震度７〟を忠実に再現した起震装置では、その強烈な揺れを体感して凄さには本当に驚かされた。今回は40秒だけだったけど、これが実際は5分も続いたと思うと、その恐怖感は相当だったろうと改めて感じた。
　
　

人命救出訓練では、倒壊したブロック塀の下敷きになった人を、テコの原理を使って負担を少なくしながら安全に救出する方法や、何も無い中で搬出する際に、物干し竿と毛布を使った応急担架を作るコツなどの伝授を受けた。
　

 

今回参加してみて、自分が知らなかったこと、誤解していたことなど沢山あって、本当にイイ勉強になったかな。

たとえば・・・
・テーブルの下へ避難して脚を押さえる時は、下ではなく必ず上をしっかり持つ
→下を持つと、強い揺れで浮いたテーブルに挟まれて危険

・倒壊して圧迫している人を引き出すのは、3時間が限度
→消防や自衛隊は待てず、何よりも近隣住民同士の助け合いが重要

・大声で生存者を捜索するときは、途中で時々全員が一斉に黙る時間を作る
→そうしないと、生存者の助けを求める声が逆にかき消されてしまう・・・など

今回初めてお会いした方も多かったけど、地元で消防団員をされる方、石巻・気仙沼・大槌などで支援に関わる方々など皆さん経験豊かで、アフターミーティングも有意義なひと時だった。