今回は“観光地”と言えるのか微妙だけど、いま静岡の地元TVで、連日話題にされるのが、6月4日開港の「富士山静岡空港」
最近は、“とある理由”から全国的にも話題となり、良くも悪くも有名になった。
の天気の中、きょう午前中に「もも」もクルマに乗せて、見物に行ってきました~。
行って見ると、平日で天気も悪いというのに、意外に見物客が多くビックリ
本当は、今月に開港予定だったので、管制塔や駐機場・滑走路などは、素人目にはほぼ完成してて、周囲の土木工事など、最期の工事をやってる感じだった。
全国的に話題となった“とある理由”とは、反対住民の土地に残る「立ち木問題」。 皆さんも、何となく聞いた事あるのでは
ナント滑走路のスグ先に、航空法で規定された高さを超える木が何本か立っていて、それがネックで本当は2500mの滑走路なのに、やむなく縮小して2200mにするというもの。
お粗末なのは県の対応で、もともと強制収容の際、測量誤りでこの場所を取得しなかった上、それを直前まで県民に公表せず隠し続け、最後の最後で開港延期と発表。そして、3ヶ月遅れで滑走路の縮小利用というおバカな結果となった。
しかも、縮小のための改修費(誘導灯の移設など)に新たに1億円の公費が使われ、辞任も迫られた知事は責任を取ると言って、“ボーナス全額返上”だけで終わらせた・・・という呆れた事態に陥った。
ともあれ、6月には札幌、福岡、沖縄、ソウル、上海などに就航予定。
さらに、7月以降は地元静岡の企業「鈴与グループ」が立ち上げる新規航空会社「フジ・ドリーム・エアラインズ」が、小松、熊本、鹿児島へ就航することになっている。
果たして、搭乗率はどうなるやら・・・
ちなみに、県は「JAL福岡線」のみ、新幹線との競合から、“搭乗率保証”なる制度を作り、搭乗率が70%以下だったら、1席あたり15,800円をJALへ支払うと発表し、ライバルの「ANA」から猛抗議を受け、県税投入に県議会でも多いに物議を醸し、さらなる問題勃発の事態にもなっている。
←展望台からの眺め。管制塔、滑走路とも、見た目は完成してる感じ。