
今回、タイプライターを探して欲しいという依頼を受けて蚤の市を探し廻っていた時に、偶然見掛けた''ステノタイプ:速記用タイプライター黒アイボリー''は、そのデザインに一目惚れしてしまいました。その場で業者さんからは、タイプライターの一種で、行政等で使われるモノと説明を受けていました。気になってサイト上で色々調べてみました。簡単に言うと、同じ音を省略し記号化する速記型のタイプライターというところでしょうか。裁判所や、同時筆記や表示の必要な場で、現在では電子式のモノに変わっておりますが、現役で使われているようです。フランスで最初のモデルは1827年に考案されたようです。更に詳しい内容を知りたい方は、ウィキペディアhttp://fr.wikipedia.org/wiki/Sténotypeを参考にしてみて下さい。こちらのモデルの製造年はわかりませんが、フランスのStenosypeメーカー「Grandjean」のモノで1910年から製造が始まったそうです。http://brocante8869.transvente.com/11469_stenotype-grandjean.shtmlに似たモノが見られます。いずれにせよ、一般のタイプライターよりキーが少なく、ピアノの鍵盤に近い作りとデザイン性の良さは、例えうんちくを知らなくても目を見張るものがあります。使い方がわからなくても、飾っておくだけで満足出来る代物です。色目も黒ボディーにアイボリーのキーが渋いです。革製の収納ケース、印刷用テープも付属しておりました。ブランドロゴやプレートも格好良いです。皆さんは、Stenotypeステノタイプ、ご存知でしたか?個人的には、初めて見るモノで驚きでした。まだまだ、世の中には知らないモノやことが多いことを、改めて感じさせられました。













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